内海新聞のブログ

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2047:健康食品の塩にこだわるのは正しいか?

 読者から次の質問がきました。

京都のOと申します。

いつも有益な情報、ありがとうございます。
また、『武田式で動脈硬化狭心症は「治せる」可能性が高』そうで、よかったですね!
是非お元気になられて、正しかったことを証明して下さいませ。

さて、『また、質問あったらどうぞ。』とあったので、させていただきます。
それは、武田式にも大いに関係がある『お塩』についてです。

体に良いと聞き、ず~っとミネラル豊富なにがりを含んだ高いお塩を使っているんですが、『自然塩、にがりで死ぬ』(https://amzn.to/49AJldw)なる本を見つけ、読むとなるほど~っと思える内容で、どちらが正しいのか私にはわからなく、武田先生に『解』をお願いいたします。

きっと、私のように、わざわざ高いお金を出してミネラル豊富なにがりを含んだお塩を使ってる健康志向の方が多いと思うので、よろしくお願いいたします。

そして、オペせず一日も早く回復に向かわれること、お祈りしています♪

■みんなが勘違いしてしまうポイント
 武田式は、ちゃんとした総合病院の管理栄養士のしかも「マネージャークラス」の人と毎月「内容をみてもらって」「問題なし」というジャッジの上で構築しています。

つまり「現代医学・科学のエビデンス」「医学者も認める」「ベース」で「見事に芸術的に構築」しています。

ただ「栄養医学」「計量分子栄養学」みたいなレベルに……どんどんなっていくのです。そして、こういう学問領域に突入していくと「医師」「栄養士」も「ギブアップ」します。

これが……現実です。でも、私は患者だし、現場で戦っている身なので「常に思考や判断を迫られ」「試行錯誤でブレークスルー」していかないといけません。死んじゃいますからね。

必死なんです。そこが、医師や栄養士とスタンスが違うところです。

おかげで「現場、最前線での」「実戦経験」がたまりましたよ。

それゆえ「世間の健康本」「アナリスト」「専門外のくせに医師の肩書で栄養や健康法を言う人」の「ウソ」も見抜けるようになりました。

■結論をいっておくと
 皆さんの中には「自然」「ロハス」「アレルギーへの健康食」などで、必死になって「信者」として信じている「著者」「先生」……いると思います。

私のところにも全国の読者から「この先生の本はいい」とか「おすすめ」あります。

しかし、現場の戦闘で「真に使える」「本当の話」は「そことは別に」あるのです。

私はビジネス界では実務家でした。社長や役員、事業本部長クラスの人と一緒に「会社自体の巨大な命題」「大きな案件」を生み出して、確実に進めていく仕事をしていました。

それゆえ、チンピラ社員、口だけの「できます」レベルの話は生意気に言ったら「ぶんなぐられる」世界でした。

どなられますよ。というか……その日から「左遷」「消えろ」と言われるレベルです。それぐらい厳しい現場にいましたので。

だからこそ「本当の話」「確実に勝てる内容」で情報や思考をしないといけない。

同じことが医療でも使えるわけです。それでやっているので「その辺の医師も」「文句言えない」レベルで理論、内容を構築して「どうよ」ってやるから……そりゃ、大学医学部の教授連中でも「うわ」ってなるわけ。

ということで、今回の塩の話……

簡単に言っておくと
「ただの塩です」
「高い値段だして、ミネラルやら健康食品無理して買う必要はない」
こうなる。

あーあ、今までこだわりの塩……とか言って……一生懸命高い健康食品買っていた人たち……「アウト」ですね。

■みんなが錯覚してしまうポイント
 それで、こうした健康食品、食材で、みなさんが「錯覚」してしまうトラップ、ポイントを教えます。

これ以上、Oさんみたいな「迷える羊」増やさないようにしたほうがいいね。

それは、私もでしたが間違いのポイントは
「食品の定性的な面しかみない」
「定性的な面だけで評価してしまう」
ことなんです。

さて、「定性」なんて言い方……ここで「わからない」ワードが出ると、みなさん「思考」できなくなるね。眠りだした人の沈没から助けるわ。

■みなさんが勉強が苦手になる理由
 実は学校とか習い事の「勉強ができない」というのは「その教科書のキーワードの意味がわかっていない」ことが100%なのです。

勉強の仕方があって、これは……どの分野でも使えるけど。教えますね。

それは、教科書やテキスト読んで「わからない単語」「フレーズ」「キーワード」あったら、まずその意味をきちんと調べて理解して頭の中で自分で「説明できる」ようになると、難しい教科書もテキストも……理解できるようになるんだよ。

ここで、もう一ついいこと教えておこうか。
調べたこと、理解したことを「鉛筆やペンで」「ノートに」「手書きで書いていく」んだよ。

この作業……人間の認知として大事なポイントなのね。私は中学生から「PCに打ち込んで思考」するくせしてきたけど、手で文章を文字で書いていくと「頭に入る」んだよ。

これ、人類って「手で字を書くと覚えるように脳ができている」のね。
その能力が大事で。

だから、変な話なんだけど、俺も実験してみたんだけど「教科書や学術書を、鉛筆で手でノートに書き写していく」と「覚えちゃう」んだよね。
これ面白いね。もうひとつ、自分で「本を手で」「書き直す」んだよ。

そうしたら……覚えるんだ。偏差値ゼロのアホでもできるぜ。頭良くなるよ。

■テレビや動画を見るだけの勉強は「頭に入らない」
 ところがテレビの番組を見ても「覚えない」んだよね。良くいい例が「クイズ番組」だね。あれ、いくら見ても「やったこと覚えていなくなる」
ぜんぜん学習に……役に立たないね。

むしろ、ちゃんと教科書を「書き写した方が」覚えるよ。

これ、勉強のしかたね。

たいていの人は「難しい本を読んで」「書いてあるキーワードの意味がわからないまま」「読んでしまう」から「わからなくなる」

だけど、読み出してぶつかったキーワード「ひとつ」でも「意味を調べて」「なるほど」って理解してから「読み進む」ようにしたら……読めるようになる。

変な話だけど、この勉強法でやったら、幼稚園児でも小学生でも「大学医学部の内容」理解できるように……なるよ。

あー、物理だろうが、難しい理科系の本でも読めるようになる。文系の人が理系を勉強しなおすことも楽にできるようになる。

それぐらい強力な勉強法です。やってみそ。

■「定性」だけしか言わないところにウソがある
ということで「定性」って、あなた意味わからないでしょ?
「ものの性質」のことね。

これ、私、16歳で高専で化学やったときに最初にやったんだけど「定性分析」その次が「定量分析」

最初は、一番簡単な「物質が何よ?」だけで区別・判断する。そのときは「薬剤の特性だけ」に注目して……結果をみる。だから量はあんまこだわらない。

さらに「その薬剤がどういう量でどれぐらいだと」「どういう量になる」って細かく量とかで計算してやるようになるのが「定量分析」だね。

で、今のみなさん、健康本、自分の専攻や専門外の医者たちが「本とか」「講演会」「セミナー」でいう「豆腐はからだにいい」「バナナはからだにいい」と……いうのが100%だよね。

だけど「豆腐を」「どういうレベルの健康状態の人は」「1日」「何グラム」「どういう調理で」「食べたらいいのか」って細かくやれる人は……いないね。

これ……管理栄養士の連中も……できないんだよね。

だって「計量栄養医学」になるから。分子レベル……分子レベルで血管・血液と接続されている肝臓や腎臓、各種臓器での代謝までを細かく計算して「モデル化」して「シミュレーションまでして」言える人……私、みたことないよ。

実は、私……それもしようとしているけど(爆笑)。あー、俺のほうが得意なんだよ。だって私はITの専門家で、理系の人間や研究者のためにコンピュータソフトウェアを書いていた人間だから。

あらゆるジャンルの理系の「モデル」「システム」をPC空間に構築する能力がある。

その点、有利だね。だけど、大規模なプログラムを書く必要はないよ。私が愛用しているのは「エクセル」程度。

エクセルは……マイクロソフトがつくった傑作でありレジェンドだね。これひとつで相当の計算やシミュレーションが簡単にできるから。グラフもパッと出せるしね。

しかも、みんなが使える。だから内容も共有できる。

なので世間の大部分の「栄養」「健康食」「健康法」とかしゃべって、セミナーや本、動画で稼いでいる商売人たちは……「全員ウソ」だと思っていいよ。

大爆笑……残念だけど……そうなる。

いくら、東大の医学部出た和田だろうが……あの人「ひどい」よね。プレジデントとかダイヤモンド、……気を付けてほしいね。

だいたい和田って「精神科医」だよ。なんでその人が「糖尿病内科」「消化器内科」「循環器内科」の話をわかったようにいうわけ?

だけど「医師免許がある医師」だからでとおるし……世間の無知な人たちは「医者だから正しい」って……信じちゃう。

マジックだよね。脳神経外科や脳神経内科の治療もしたことがない、皮膚科の医師が「脳の病気の治し方」とかいう時点で……「ぶー」「アウト」なんだけど、それがなぜか……「正しいんじゃないか?」ってなりだす。

マスコミが悪いよね。「専攻や専門外の医師の発言を」「正論のようにとりあげてあおる」

同様に東大の中川って放射線医師のコメントも読売とか大好きで流すようだけど……あの人、福島原発大爆発時「放射線は安全」って言いまくって政府寄りの人だった。けっこう市民運動家らから非難されたよ。

10年以上たったので「知らない人が増えた」から抜け抜けと言ってるよね。しかも門外漢の「がん」自体の話までする。

自分もがんになったらしいけど……「なんでなったのか」「自分で説明できない」……マヌケじゃん。

なのに「東大医学部卒」で「だまされる人が圧倒的」なんだ。

いくら、東大医学部だろうが、阪大だろうが……「間違うやつは間違う」ので。

■病院管理栄養士の見解「オリーブオイル」
 それで、この件と同じ話で「オリーブオイルは健康にいい」「いっぱい飲んでもいい」という「命題」があった。

世間ではそう言ってるでしょ?それで、私も信じて「オリーブオイルなら」「がんがん料理に使って」「食べて飲んでもだいじょうぶ」って……やった。

毎度の食事に大さじ1~2杯のオリーブオイルをたんまりつかって「スパゲッティ」「オイリー」「よく味が出ている」なんて飲み干していた。

そうしたら「LDL上がるじゃないか」

栄養士に言われた。
「いくら、オリーブオイルが不飽和脂肪酸だからいいではないのです。」
「油なんです。」
「カロリーに直してみてください。」
「それが多いだけでLDL上がるだけなんです。なのでオリーブオイルといえど、毎度の料理で使う量は厳格に計って決めてとりすぎないようにしないと。」

もちろん栄養士も定性的には「外食の植物油、パーム油(ポテチや外食にすごく多い安いから)はダメ」「オリーブオイルなどの不飽和脂肪酸の油を」と言ってる。

だけど「量は管理してほしい」と。

今では私は、毎回の食事でオリーブオイルは計量して「1人2g」とかにしている。厳格にね。でも、そうしたら……やっぱ……血液検査でのLDLは下がっていく。

■病院管理栄養士の見解「ナッツ」
 そして、世間では「アーモンド、くるみ、カシュナッツ素焼きのナッツを食べると」「不飽和脂肪酸が多いので」「循環器や抗ガンにいい」と言ってるわけ。

以前、私がいいなと思って応援していた「ナチュラルハイジーン」でも「素焼きナッツはおやつ代わりに食べていい」としていた。

あ、あれでは「フルーツは午前いくら食べてもいい」としていた。

これらも「間違い」であることが「証明」「思い知らされた」

あーあ。そういうの……ばっかなんだ。

私は「アーモンド、くるみ、カシュナッツ素焼きのナッツ」を毎日10~20グラム(小皿でいっぱい)食べていた。

「うめー」「ポテチ食わないでこちらならだいじょうぶ」

はい……LDL上がりました。見事に。

栄養士に言われた。
「ナッツは成分だけなら体にいいけど、しょせん油です」
「油なので、食べた分カロリーに加算されます」
「そして、いい油、悪い油だからでなく、単純に油なのです」
「糖尿病学会の食事療法のテキストでも油としてカウントしてますので」
★糖尿病食事療法のための食品交換表 第7版(日本糖尿病学会
https://amzn.asia/d/4UNB0se
……この本は「糖尿病食、ふだんの人でも健康食を作るためのバイブル」と言われていて……何十年もの歴史でベストセラーになっている「鉄板」なのだが。間違ってないが故……人気が続いている。

医師・栄養士が傍らに置いている本のひとつだ。

つまり世間であおる「ナッツは健康にいい」は「成分の一部だけの効果はいうけど」「どれだけ食べたらいいか」はまるで指導もしないし……言えない。そういう連中が……「あおって」「ナッツ屋が儲かる」わけ。ビジネスになってるわけ。

■フルーツは「食べたら血糖値が爆上げする」
 そして「フルーツは健康にいい」も「うそ」

「成分だけなら」「健康にいい」
だけど「量を考えて食べないと」「血糖値が爆上げする」

自分も子供や小中学生の頃の感覚で「すいか半分」「バリバリ食べて」「甘くてうんめー」ってやったら、血糖値が「エベレストみたいに」爆上げして「真っ青」になった。

栄養士
「すいかやメロンは糖質がすごく多いので」「やめましょう」

次に「りんご」ならいいと思って「1個食べた」
やっぱ「爆上げ」してしまった。

栄養士
「ほらー、りんごが健康にいいといっても、1個は多すぎです。糖尿病の指導でも半分ですよ。」

半分にしたら……健康効果も出た上に血糖値も上がらず済んだ。りんごは体にはほんといい成分が多いので。食べたいよね。

これぐらい「シビア」なのね。「量」って。

いくら健康にいいリンゴでも「多く食べたら」「体に悪く」「適量」を自分で計算して見出して食べないといけないわけ。

そこまで……あなた……フルーツ管理して食べてますか?

みかんでも同じことが起きた。
愛媛県とか厚労省は「県民は1日2個みかん食べましょう」っていったけど、自分は2個食べただけで「血糖値がやっぱり上がった」

今のみかんって……「消費者が甘くないとダメ」って過剰な要求をし続けたので、ミカン農家は「徹底的に糖度を上げて」しまった。悪いことだね。

そのせいで、みかんは糖質はえらい高い。

対応策として「1日1個」にした。そうしたら血糖値的にはダメージなくなった。
みかんの栄養は「すごすぎる」ので……毎日食べたいね。

これも「ミカンジュース」にしたら「絶対ダメ」「やばい食品」になってしまうんだ。ホテルやレストランで「つい」「濃縮還元のミカンジュースを飲み干す」のは「アホ」だからね。やるなよ……あれ。え?やっちゃった?それ、ゴーストロードだよ。

くれぐれも「くだものはジュースにせず繊維質まで全部食べる」ことだね。
「スムージー」は間違いだからね。やるな。食べるな。
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バリバリ、野菜も、果物も「歯で噛み砕いて」「食べろ」
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■病院管理栄養士の見解「塩」
 さて、本題の「塩」行こうか。え?もうあなたは「論理や言いたいことわかる」かもな。

読者のOさんは「JTが売るイオン交換膜の塩」よりは「ミネラルがたっぷりの」「塩田や」「岩塩」とかの「塩」がいいと……「信じ込んで」いるわけ。

たしかに定性的には「塩すなわちNaClだけよりは」「ミネラルが一緒に入っている自然界の塩」「伝統的製法で作られた塩」が「いい」「かも」しれない。

だけど、だからといって「毎日塩を何グラム」も「食べ続けて」「なめ続けて」「塩水」飲んだらいいのか……

ここだよね。はい。残念だがこうなる。

厚労省は1日の塩分は、3食トータルで7.5g以内」
つまり
「1食あたり2.5グラムまで」
しか使ってはいけない……と。
https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/dictionary/food/ye-024.html 
実は今回、武田式組んでいて「厚労省の推奨量」は「意外と使える」ことがわかった。まあ、間抜けな厚労省も医学部の先生方を集めて「決める」わけだから。それなりに根拠はあるようだ。

なので1食2.5g以内に「自分の食事ができているか」のほうが「ミネラルの塩」に「こだわる」より「大事」なの。

このポイントを抜かして「伯方の塩はいい」とか……やりだしたら「アホ」になる。

大事なのは「ミネラルの塩」でなく「単純に塩の量が1食あたり2.5グラム以下か?」「3食食べたとき7.5グラム以下にコントロールして食べられたか」のほうだね。

そこまで……日々の料理、外食……あなた……塩分量考えて食べますか?

ジョイフルのメニュー見てみてくださいね。定食からカレーライスやとんかつ定食だろうが……塩分「1回で8g以上」オンパレードだけど。
★商品情報一覧(栄養成分・アレルゲン)  ジョイフル
https://www.joyfull.co.jp/cal_pdf/cal.pdf

外食の店って……普通にこれぐらい使ってるんで。ね?だからサラリーマンだった俺もそうだけど「朝はマックや喫茶店」「昼はファミレス・ファーストフード、ほか弁」「夜はラーメン屋や居酒屋、定食屋」で食べていたら……「どうなっているか」わかるよね。

簡単に8g×3食=24gぐらい塩食べちゃっていたんだよね。

こりゃ、ミネラルもへったくれもなくて「高血圧や動脈硬化まっしぐら」の食生活だよ。これ何十年もサラリーマン生活続けてやっていたら……だからみんな40過ぎたら「心臓冠動脈が詰まって」「死に出す」わけよ。

■沖縄の黒糖食べるのも「アホ」
 これ沖縄の「黒糖」も同じだからね。だまされないでな。いくらミネラルが多い沖縄の黒糖も「しょせん、砂糖」なの。

あれ……好き好んで「食べていた人」「見事に」「発病」しちゃったらしい。

だから……「ミネラル」以前に「単純に糖質だろうが」という「素直な化学組成」を見て、考えたほうがいいよ。
(内海君:小市民)