内海新聞のブログ

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1990:LDLと中性脂肪下げる最適な方法。歯髄炎があなたに超ヤバい話

 今回歯髄炎になって感染症になったりしていろいろ逆にわかりました。病院の管理栄養士と話した最新の知見をお知らせします。

■LDLコレステロールと総コレステロール、トリグセライドを下げたのは?
 前回、血液検査の結果悪化した「LDLコレステロール」「総コレステロール中性脂肪を表す「トリグリセライド」なんだけど

2023年 11月 12月(今回)
・LDL:167H→142H
・総コレステロール:238H→203
いずれも15%改善しました。
・トリグリセライド(中性脂肪
188H→122(34%改善)

LDL以外「H」の「異常」が外れ、見事に正常化されました。すごいですね。
なお、今回LH比ですが
11月:LDL167÷HDL47=3.5
12月:LDL142÷HDL43=3.3
下がったけど依然「循環器障害危険水域」に入ったままです。3切らないと……

食事療法は地道に続けて効果が出るので、薬のようにすぐ下げられないです。でもきちんとやっていれば確実に改善していきます。粘りが必要です。

では、どういう対策をしたかなのですが
1.ミックスナッツを一切食べないようにした
2.調理時のオリーブオイル量をこれまでは1食15g(大さじ1杯)使っていたのを1食3gにスプーンで計量して使うようにした。

厚労省は1日の植物油などの摂取量を「3食で10g以内」と既に公示しています。彼らも医学界の知見をきちんとベースにして言っているので正しかったということです。

効果的な対策はこれだけでした。なお、歯髄炎になってからもう2週間はLDLコレステロール低下に効果的と思っていた納豆を一切食べられなくなっていました。それでも、改善ができました。ということは無理して納豆を食べなくてもそちらではいいということになります。

なので「世間のナッツやオリーブオイルあおり」は「間違い」だということです。「量はシビアに管理」する必要があるということです。アバウトだとまずい。

残念ですがナッツの常食はダメです。私は1日1回50g(小皿1杯)のアーモンド、カシュナッツ、クルミの無塩・素焼きを週4~5日食べていましたがそれで悪化したので。ナッツは逆に「めったに食べないほうが」「いい」という皮肉な結果です。

とにかく管理栄養士が言ったように「ナッツは油なんです」そのとおり。
そして、オリーブオイルは栄養面ではいいのだけど「油量としては厳格に使用すべき」ということです。

ここを「間違う」「勘違い」するだけで……簡単にLDLと中性脂肪がガンガン上がる。気を付けてください。もこみちのオリーブオイルガンガンかける……あれ放送禁止にした方がいいと思う。危険ですね。栄養医学的に完全に間違っている。

なお、HbA1cは今回悪化したかと思ったら6.4Hでした。栄養士さんからも「よくコントロールできていますね」って褒められました。あと0.2下げられると「H」が外れます。この0.2の壁が……きついね。

感染症も血糖値を爆上げさせる
 主治医に「歯髄炎になって」「まともに食べられないので」「炭水化物がメインになりがちで血糖値上がった気がします」と言いました。
でも
医師「いや、データ的にはHbA1cも前回と同じ6.4だし。他も改善してきているし」
私「でも、リブレの血糖値とか300とかいったりして、ヤバいことになっていますが」
医師「それ、歯髄炎で体内で炎症起きているからですよ。」
私「え?感染症で血糖値があがるんですか?」
医師「体内に炎症があると血糖値上がるんですよ。なので、今は、歯髄炎をとにかく治療して血糖値を下げる努力が必要です。」
私「薬や、食事療法で下げても、体内で感染症の炎症が起きるだけでこんなにくらうんですか?」
医師「そうです。なので今回歯髄炎のせいで来月以降血糖値などの数字が悪くなることは予想できます。」
病気って「ひとつの面だけでたたいても」「治せない」「こっちやると」「あっち立たず」……典型的なポイントがまたわかりました。

■歯髄炎とは
 今回歯髄炎(しずいえん)になり「ただの歯の痛み」だと思ったらトンデモない。これかなり重症の病気です。

実は「糖尿病専門医」「病院管理栄養士」すら「歯髄炎」を知りませんでした。なので、みなさんにも簡単にどういう病気か?説明しておきます。

歯の根っこ、そこで「細菌が炎症」を起こす病気です。なので痛みは「歯の奥」で「激痛」となります。食べ物かんだりして歯が当たるだけで「ハンマーでなぐられている鈍痛」が走ります。

もう耐えられません。事務や生活作業ができなくなる。寝て安静にしているしかない。
あと「食事が満足にできない」「口でモノをかめない」

そしてなんと抗生物質、鎮痛剤がこの部分には効かないのです。
抗生物質は「飲んで胃腸から血液に回る」のですが、それでも歯の根っこ部分は密閉された空間なので成分が到達しないので効かないと……。同様に鎮痛剤も。

つまり……「病院でも対応しようがない」「ひたすらがまん」で行くしかない。

それでも気休めで抗生剤と鎮痛剤を使うけど。寝てるしかない。

医師らも「唯一やれるとして、入院して点滴で抗生剤血液に直接注入」だと。ただ、それって「敗血症」対応なんで……医師らもやりたがらない。担当も歯科でなく内科になる。でもそれだけでは痛みは止まらないのだ。原因が歯だから。

治療法は「歯科で上の歯を削って、神経を抜いて(腐っていることがほとんど)、殺菌処理(抜髄)」をしないと止まりません。でも、実際は「神経を抜いても」「すでに広がっている歯肉、歯の骨」部分の炎症が「自己免疫でひくまで」痛み、膿は出続けます。

私も歯科で「神経の損傷度」を削る前に電気センサーで検査されたが「半分以上死んでるわ」って言われた。なので歯を削って神経を抜く作業が行われた。結果としてはだいぶ楽になった。でもすぐ治癒はしない。数週間……それ以上かかる。

■炎症は歯だけでは終わらない
 さて、これなら「単なる歯科対応で終わり」なのですが、「炎症が上の歯か下の歯か」で運命がわかれます。

私の場合、上の奥歯でした。そうしたら、これはインプラントの手術や炎症対応でも同じなのですが「上の歯の歯肉・骨の真上」は「副鼻腔」すなわち鼻の中ダイレクトなのです。

ですので、歯の根っこで起きた炎症は「血管づたい」あるいは「炎症がひどくて鼻の粘膜まで貫通して細菌・膿がなだれこむ」という「最悪の合併症」を起こすのです。

つまり「顔面の4分の1が炎症で腫れ上がる」「腐る」という状態に陥ります。最悪じゃん。何これ?がんやエイズよりヤバい気がしている。

そして、私はそれになりました。副鼻腔に「体液」「炎症の膿」が大量に分泌されてたまり、話している最中に「ダラーっ」って洪水のように流れ出してきます(めちゃホラー映画でした)。そんな……鼻血レベルではないです。「たまってはあふれ出てくる」のが繰り返されます。

この場合、今度は大至急「耳鼻咽喉科」に受診して「顔面・鼻腔まで確認するCT撮像」をしたうえで、耳鼻咽喉科側でも「細菌感染の治療」を行わないといけないのです。

ちゃんとした歯科では今、CTがあるので歯科のCTでも鼻腔近くまで撮像はできますけど、歯科医はそれ以上の治療は逆にできないです。

かといって、その辺の耳鼻咽喉科クリニック程度だと「CT持っていない」のです。つまり「総合病院」「大学病院での」「高度なCT撮像」が必要になります。

私の場合「大学病院レベルの検査体制をもつ」「CTを完備する」「総合病院の耳鼻咽喉科」を受診できました。

耳鼻科の医師は私の話を聞くなり即座に「CT撮影」を放射線部に依頼してくれました。院内ですぐさまCT映像が得られます。そのうえで耳鼻科医は咽頭ファイバースコープで私の出血があった鼻の穴から通り道まで検査しました。だけど
「ここまでのラインはきれいです」
「だけど実は副鼻腔と歯の骨や歯肉との境界部分の損傷、貫通があるかは耳鼻科側でも確認することが不可能なのです」
「副鼻腔の中と歯の根っこの関係がミクロン単位で今どんな状態になっているかは歯科も耳鼻科でもわからないのです」
「ただ、今の所見だと歯側と副鼻腔の貫通までは行っていないと思います」

※もし「貫通」している場合……耳鼻咽喉科での外科手術になるので……こわっ。
こわいよー。貫通しないで……

「歯髄炎の炎症で、連動して副鼻腔側でも急性の蓄膿症が起きているのだと思われるのでこちらで抗生剤を連続投与して制圧します。」
そうなのか。抗生剤数日でもダメなんだ……。

「しかし、蓄膿症も手ごわい病気なので単純に治るとは思いません。もし、今後も歯髄炎の治療をするたびに副鼻腔の炎症が再発・繰り返される場合は、歯科口腔外科に送ることになるし、発熱が止まらない場合は全身感染なので内科での治療になります」
という……見解でした。

抗生物質を飲む場合は「途中で勝手にやめたらまずすぎる」
 それに抗生物質投与の場合「治ったようでも最後まで飲み切りましょう」って指導が多いのはなぜか……ですけど。今回は私はすでに「3種類」連続で3週間の投与プログラムになりました。

免疫や医学を勉強した自分からすると「やりたくない抗生剤」なんですが、しかたない。せっかく武田式で全身状態をよくしてきた「体内の善玉菌」皆殺しなんで。もちろん補充はしているけど意味ないよな……。

おかげで「だるい」です。元気でないよ……。ホント。毎日。

でも、これ……やたら中途半端に抗生剤飲むのやめたりすると「耐性菌」ができちゃうんです。

なので抗生物質での治療の場合は「症状や菌が治る、菌が体内で死ぬまで徹底投与」でやるしかないです。やたら手加減してやめると……MRSAのような「多剤耐性菌」が抗生剤との戦争で選別されて体内で培養される結果になる。そうなったら致命的です。薬も効かないし……それで死んじゃう。マジで。

自分以前、WHOの「エイズマラリア結核撲滅」キャンペーンやっていたけど、その中の結核治療では「DOTS」といって、抗生物質の連続投与プロセスがある。3か月必要なのです。だけど、途上国の人たちは医師から処方されても「薬飲まない」「やめちゃう」そうしたら「多剤耐性結核菌」が生まれて、医療で対応できなくなってしまう「みんなバタバタ死んで薬が効かない結核が国全体に広まる」……というヤバい現実がありました。

なのでバカっぽいけど「医師からの処方された抗生剤は期間まで頑張って飲みましょう」っていうキャンペーンをしていたぐらいです。

ということで、歯髄炎ってえらい……大ごとなんです。すでに部分的な敗血症の状態。虫歯感染や虫歯炎症が……全身病に即座になる。ましてや顔面の鼻がやられるとは……。

■上の歯のインプラントは歯科治療は注意
 ですのでインプラントを上側につける際も「やっちった」ってドリルが副鼻腔に貫通する「事故リスク」があるのです。気を付けてね……。同じことになるんで。歯科治療でも上の歯を削ったり根管治療、歯周病治療する際はこのリスクが潜んでいる。

インプラント……こわいんだよぉ。あれ高度な外科手術なんで。その辺の歯科医が簡単にやるもんじゃないんだよぉ。

耳鼻咽喉科の医師は言いました。
「うちの口腔外科でも診てもらいますか?今の段階だと、貫通はなさそうなのでとりあえずは今かかられている歯科での根管治療でしのいで様子みたらと思いますが。」

……私は……そうですね……ってうなだれたハムとなって帰りました。

歯科医師団の「恐ろしいホンネ」
 私は状況を歯科医師団に伝えました。
「なかなかいい総合病院で、耳鼻咽喉科に口腔外科もあります。先生が口腔外科に連携しましょうか?って提案してくれています。どうしようかな?」

「武田さん。その案にのって歯科口腔外科に送られたら……間違いなく【抜歯】に向かいます。炎症原因が歯髄炎なら、慢性的な炎症原因の根本がその歯なので抜歯が合理的判断になる。とにかく、今の歯科医の根管治療で逃げて、歯側のミクロンの細菌が移動する経路が自然治癒でふさがることを祈りなさい。」

うあー。知らないで口腔外科なら最善を尽くしてくれる……とランランって行ったら「はい抜歯」1年で2本も奥歯抜けるところだった。

だいたい、最初抜いた1本の歯抜けをどうするかでてんやわんやして「入れ歯」「ブリッジ」「インプラント」「矯正で歯を移動する」とか考えあぐねていたら「あれ?チェックしたら虫歯他にもたくさんありますよ」「それ治して行かないと」とやっていた最中でした。そのさなか「関係ない歯で歯髄炎発症」「ドツボ」なんで。

まだ、他の虫歯君たちが「イエーィ」って歯を食い荒らし続けている。そちらが止まらないまま……歯髄炎の歯の根管治療があと数カ月……続くというので。

もう、くらったなあ。こんなときに南海トラフ来て医療システムが崩壊したら……どうすんのよ。早く治してからにしてほしい。願うけど……
医師団は
「やっぱ、武田さん糖尿病あるからこうして、虫歯や歯髄炎もなりやすいのですよ」

えーん。HbA1cを6まで下げても……すでに8~10やっていたときに「血管や血液成分が悪化して」「人体のいたるところを破壊始めていた」わけね。

ですので、みなさん「糖尿病」は「投薬だけでは絶対治らない」「食事と運動療法を」「厳格に」「やめないで」続けて「ハイブリッドで治療」しないと「治るどころか」「悪化して」「体のいたるところが面白い様に壊れてきて死ぬ」

そういう病気です。そして、それになる原因が「砂糖・糖質」「野菜食べない」「油の取りすぎ」です。食事に原因があります。

それは「外食」「食品メーカー」の生活で簡単におきます。誰でも……

「白米」「うどん」「そば」「寿司」「パン」「町中華」「コンビニや店の弁当」……これらを毎日食べている人……なる。全粒粉の小麦や玄米でも同じですので注意して下さい。
「お菓子」「ポテチやスナック」「チョコやキャンディ」「ファーストフード」「ソフトクリームやアイス、プリン、ケーキやスイーツ、クレープ好きで」食べている人も…なる。女の人の乳がんと大腸がん多いのは……これがほとんど原因。
「フライ、天ぷら、唐揚げ、町中華お好み焼きやタコ焼き」食べている人も……なる。「かつ丼」「フライ定食」「酢豚や八宝菜」……全部アウトですね。うな重とかもダメだな。白米なんで。
「スポーツドリンク、缶ジュース、缶コーヒー、ペットボトル飲料、ミルクティー」飲んでいる人も……なる。
「コーヒーや紅茶に砂糖入れて飲む人」もなる。

あなた……これら食べて飲んでますよね?なるよ。そして発がん、動脈硬化心筋梗塞脳梗塞で倒れる。面白いぐらいなる。20代~30代こういう生活を日常にしていたら……40代以降確実に発病していく。

なので10代、20代からいかに食生活を「糖尿病患者水準」で「正して制御」するかが……その子の未来、命にダイレクトに響くわけだ。

そしてこれらの事実はもうわかってる。医学的に既に。でも、その真実が伝わらないようにされている。とはいえ、さすがに隠してきた政治・行政・企業側も「自分たち社長や議員が簡単に死ぬんで」「こわく」なって言うようになった。

医師ですら食生活がダメで死んでいる。だから医師も今では「砂糖・糖質やめろ」「酒やめろ」「タバコやめろ」「甘い物や脂ものやめろ」って自分たちで患者に言っているよ。

だけど、圧倒的多数の人たちが「無知」「知らない」

だから、今日も回転ずしに人が並び、マクドに人が並び、スタバに人が並び、和食レストランに人が並び、はなまるうどんに親子が並び……「グルメ」を楽しんでいる。スーパーのスナック菓子コーナーに親子連れが群がっている。シャトレーゼのスイーツも売れている。

そのすべてが「アウト」だということに……気づかない。いや認めたくないのかもしれない。真実を。

■病院管理栄養士(偉い人)の話
私「結局、私がこうしてやっている武田式のような糖尿病食事療法、メニューの基本的な改善……って一般人にも必要ですよね?」

管理栄養士「はい。糖尿病の食事療法で示される指導内容、メニューや栄養のバランスの基本的な考え方は病人だけでなく健常なすべての人の生活の基本的なベースになるものです。なので本当は皆さん実践すべきです。」

私「実は、武田式を試している20代~30代の夫婦が【前より体調よくなった】【お産がうまくいった】【生まれた子供が髪の毛がきちんとして顔のパーツもきちんとして生まれた】」って喜んでいるんです。栄養状態は妊娠・妊婦にもすごく影響している気がしているのですが。いっぽうで、糖質多かったり、ポテチや甘いお菓子をストレスで食べまくっていたら先天性の奇形児が多いようなんです。」

管理栄養士「そのとおりです。妊婦は食生活がわるいと糖尿病になります。そして栄養状態が悪い、とくに糖尿病の栄養指導でも悪いとされている、砂糖や糖質のとりすぎ、野菜のとらなさすぎ……で、奇形児が生まれることが多い。それから妊婦の時にストレス食いでお菓子や甘いものを食べていると糖質が胎児にまわって糖が多すぎるため【巨大児】になってしまい生まれてお産も大変だし病気になりやすいのです」

私「そんなに影響するんですか?胎児もでかければいいわけじゃないんですね。異常な成長だったということですね。」

管理栄養士「だから、妊婦さん妊娠中の食生活と栄養、とても大事ですよ。」

厚労省は砂糖と糖質の制限を公言すべき
 岸田さん。今日本には「ヤンキーの頭の悪い姉ちゃん」が「できちゃった」って妊娠中「ポテチやスイーツ食べまくって」「デブったりして」「生まれた子供が奇形児」増えています。

厚労省に言って「砂糖と糖質の全面制限ガイドライン」公表してください。
ジョイフルやマクドナルドや、ゼンショー、森永やらスナック菓子メーカーが「是正」するように……指導してください。

じゃないといくら「子作り励め」って国民を増産しても「学費無料化」したところで「勉強も働きもできずつかえねー」「税金と福祉浪費」の国民が大量製造されるだけで……国が終わります。

内閣崩壊する前にこれだけはやっておいて下さい。お願いします。
(内海君:小市民)

治る歯髄 治らない歯髄

治る歯髄 治らない歯髄

  • 作者:泉 英之
  • クインテッセンス出版
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