先ほど夕食食べた後突然停電。20時22分、四国全域がほとんど停電。松山も西条や大洲など市ごと停電したようです。
回復したので、教訓をシェアしておきます。
1.まず、自分の家のトラブルか全域停電か?知る
家が真っ暗になって「あれ?家電なんか使いすぎたか?」でエアコンと炊飯器2台同時稼働だったので足すと1500W近く出ていたので疑いました。
2.絶対的に必要なのは「ヘッドライト」「手元照明」
うちでは、東南海トラフや災害での孤立に備えて日々サバイバル装備と訓練を続けています。その成果は今回すべて「大いに役立ち」ました。
以前動画でも紹介したダイソーのヘッドライト。いくつも置いてあるので、さっそく頭につけて照らすことで行動できました。
★東南海トラフ大地震「どの家庭でも絶対これだけは買っておけ」
それから、乾電池で動くダイソーのスタンドLEDも机や席のそばに置いて点灯することで室内照明になりました。
そのあと、外に出て自宅のブレーカーを確認。全部落ちていない……おかしいな。漏電ブレーカーも落ちていない。
それで周囲を見渡すと、集落全部消えていました。
「地域停電だ」と。だけど、驚いたのは誰も家から出てこないのでひっそり……死んだようになっています。動いている自分たちのほうが不気味になりました。
おそらく……ほとんどの家は災害時の照明を用意していない可能性があるので行動ができずにいるのかもしれません。
懐中電灯は「片手が奪われる」ので復旧作業や行動時、大変不利です。落とす可能性もある。だけど、ヘッドライトは頭につけたら両手が自由に使えます。トイレもいけます。この利便性はすごかった。
3.情報を知るためにAM・FMラジオ、カーナビのテレビを起動
これも紹介したと思いますが、乾電池で動くミニラジオ。それから、私が考案した「ポータブルカーナビ」にはワンセグのテレビがついています。これをモバイルバッテリーやUSB電源で起動できますので、さっそくつけてみました。
大規模停電中でもNHK松山や民放のテレビ放送はすべて見れました。ですので災害時にポータブルテレビやポタ電でテレビを見れる体制はあったほうがいいと思います。
4.スマホの通信も一時寸断された
それから、スマホの通信関係も停電時は遮断されていました。通信できなかったのです。
うちでは、最悪の場合に備えて「複数のキャリアのスマホ」「スターリンク」で二重、三重の通信回復能力を装備しましたが、今回はそこまで起動しないでも済みました。
ただ、スマホが意外と落ちますので、スターリンクは持つべきだと思いました。
5.なんとNHKもラジオも「停電状態」の報道すらしなかった
驚いたのは、せっかくこちらでラジオもテレビも使えるようにしたのに、肝心のNHKや民放は「何も四国の停電状態を伝えず」「バカ番組を流しているだけ」でした。
正直、NHKのこの対応には呆れてしまいました。災害時の速報しないんですね?終わってますね。これ。
停電回復までもテレビもラジオも番組中断しての実況中継すらありませんでした。四国全体での災害でも報道しないというのは……どういうことなんでしょうか?
村上誠一郎は総務大臣やってるんだから、この事態をNHK呼び出してどやしつけてほしいぐらいです。さぼってるよ。
6.ソーラーバッテリーは絶対いると確信した
大規模停電、町全体が真っ暗でした。救急車がなぜか走り回っていたのがこわかった。このレベルでもきっと事故や倒れる人が出ている。
自動車はガソリンエンジンなので走り回っていましたね。なので、自動車由来の電源を利用できるシステムは災害時は大いに役立つと思います。
ということでキャンピングカー、車中泊車、自家用車の災害対応は……大いにすべきだと確信出来ました。私の考えは間違っていなかった。
これから来る災害に100%役立つ。今までしてきた装備構築と訓練が役立ちました。
ちょうど炊飯器で調理中でしたが、これもうちではソーラーバッテリーにつなげばそのまま遂行できるし、冷蔵庫も止めずに稼働を続けられますので。
7.家のネットは完全に止まった
これは起きましたね。ルーターの電源、光ファイバーのONUの終端装置など家庭用電源なのでダメでした。
でも、うちの場合ソーラーバッテリーの電源でルーターやONUは動かせちゃうのでNTTの中継施設が落ちなければネットは使えます。
■まとめ
やっぱり、装備しておくべきもの
1.乾電池(ニッケル水素充電池)独立電源で動くLEDヘッドライト
2.乾電池(ニッケル水素充電池)独立電源で動くLEDミニスタンド
3.延長コード(ポタ電や、電気自動車から家にAC100Vを引き込むため)10mとか、何本もあるといい。
4.3つ口やテーブルタップ(家の中で電気を分岐して複数の家電や照明などを使うためにいる)
5.ポータブルカーナビ(モバイルバッテリーやUSB電源で動作し、持ち歩いてテレビや地図を見ることができ、歩いて避難所や施設に行くナビにも使える)
6.モバイルバッテリーや、ニッケル水素充電池。(乾電池やUSB電源で動く機器は災害時に重宝する)
7.ソーラーバッテリーとポタ電など「自家発電システム」……持つべきです。あるとないとではものすごい差があります。特に夜中の停電……災害……。
「自家発電照明」これ一番、真っ先にいります。いくつも用意して、部屋や廊下、トイレや水回り、台所など……いたるところにおいておくといいです。
同様に、ヘッドライトは家族分、予備も含めて多く持って電池を入れてすぐ動かせる状態にしておくことです。
実は、先日あたりから松山も含めた愛媛からは「大量の地震雲」が異様なほど出ていたのです。今日も見えています。すごく長い……飛行機雲か?F35でも飛んだのか?いや?飛んでないのにあるんです。
大規模な地震が四国を襲う予兆だと思って身構えていた矢先でした。
神様が「くるぞ」「予行演習」として与えたのでしょうか?
(内海君:小市民)