結論から言うと「できます」以下をお読みください。
みなさん検診とかでHbA1cいつも見ていることですね。5.4を越えだしたら……糖尿病になりだしているので。それとLDLコレステロールの値。140以上になりだしたら「対応」しないと。
その2つの条件が悪化し続けると……心臓の冠動脈がいずれ詰まるし、脳梗塞・心筋梗塞にもなる。もちろん「すい臓がん」にもなる。他のがんも出る。
そして、すでに糖尿病だと診断されて「薬一生飲む」「インシュリン注射しろ」に陥った人……私の周り、読者にいっぱいいますけど。
だって糖尿病患者は厚労省の見込みでも「2000万人ぐらいいる」ので。単純にわかってない、自覚していない人が「ゾンビ状態」でうろうろしているだけです。
この数は梅毒や、HIVより全然多いね。
私が自分で芸能人の病気統計などを見ていても「36歳でだいたい発病」してくる人が多い。思い返すと36歳って、南雲医師が言うように「6×6=36」のビンゴ年。
みんなの「若さ」って36歳までよ。それから「老化」「死への階段」を転げ落ちていく人生なの。
だから10代、20代の時間……大事にしてな。酒、たばこ、暴飲暴食、夜更かし、変なセックス……しないことだね。でも、たいていの人間がこの人生最大の「トラップ」しちゃうんだよ。
「若いからだいじょうぶ」って……私もそうだった。周りも「それぐらいだいじょうぶ」って言うからね。誰もかれもがその生活が「人生の楽しみ」ってやるから……終わってる。
気づいたときは「労働市場でも使い捨てのいらない部品になっていて」「はい、定年までにリストラで消えてね」「生き延びても年金もらえるの10年あるかな?」って「ゴール」が待ってるわけ。
OK?今気づいた?気づいたなら、私みたいにならないでくれ。
いいんだよ。糖尿病で苦しむ私を笑ってくれ。その代わり、自分がそうならないで100歳まで生きてみてくれ。
生きられるかな?これこそ、人生最大のゲームだな。
■だけど、生還しました。
さて、私の場合2015年に生保の営業になったのが「皮肉にも」「ちゃんとした大きな会社なので」「当然従業員は検診」「あれ?糖尿病だよ」「あーあ、うちの保険せっかく社員特権で入れたのに無理だね」……という悲惨なスタート。
お客様には「いい保険」売れるのに、自分が入れない……ふざけてる。
もちろん、それまでに共済の医療保険とセコムのがん保険……20代、30代できちんと入っていたので……助かったけどな。
もっといい保障にしたかったのが……ダメになった。
そして、糖尿病の治療を始める際、総合病院の看護師に言われた。
「これから、大変ですからね」「いろいろありますよ」
……意味がわからなかった。
「糖尿病は病気のデパートなのだと」
■どこから壊れてくるか?
自分の場合、当初は発覚時から2年ぐらいで急激にHbA1cが悪化していった。7→8→10近く行っていた。
でも医師は「食事とか生活に注意しましょう」だけなんだよ。あとは薬飲んでいるだけ。
改善するわけない。ところが、一般的なその辺の内科、糖尿病内科すら……この程度の治療がほとんどなんだ。
さすがに「4年ぐらい経過して」「おかしいな」と思い、糖尿病について勉強と治療法を調べだした。そうしたら致命的な「トラップ」に自分がひっかかっていた。
■糖尿病治療でみんな最初で失敗するトラップ
(1)「糖尿病の治療はその辺の内科医ではできないのだ」
(2)「大学病院や総合病院の糖尿病専門医じゃないと失敗する」
(3)「管理栄養士を専属につけて栄養指導を受けないと失敗する」
あわてて自分の主治医を調べた。ただの内科医だった。それで、大学病院の糖尿病専門医に「チェーンジ」した。
大学病院の糖尿病専門医、しかもできる人を選んだ。そうしたら
「まず、前の先生の投薬からおかしいんで変えますね」
と、薬を変えた。前の医師は「すい臓が弱る」薬を出していた。
専門医は「肝臓やすい臓が弱らない安全な薬」に変更したのだった。
そして私は「管理栄養士による栄養指導をお願いします」と「自分から強く申し出た」
実は、何も言わないと「つけない」のだった。これ……糖尿病学会も厚労省も「当たり前につけるように」「標準プロセス」にしろよ……って思う。
ということで、私の担当は総合病院の10人いる管理栄養士で「マスタークラス」の一番偉い人が担当してくれた。
大学病院で研究し、看護学校で指導もしている人だった。
彼は私に初めて会ったとき
「糖尿病の病理を説明しますね」と、この病気のメカニズムとそれにどうやって対応していくべきか教えてくれたのだった。
そして、私のために「1日1800キロカロリー」「こういう食材で食べましょう」と説明表まで作成してくれた。
それから、私は食事療法を開始した。だけど……実は、これだけの人が指導しても「顕著な効果は出ない」のだった。
■武田式を開発することになる
私は、栄養士の提示している食事内容では難しいことを実感した。それで自分で「食材の栄養」「糖尿病に効果ある」「他の病気にも効果ある」食材を調べまくった。
そしてそれらを元にオリジナルの食事メニューを考案して自分が実験台になった。
これが、武田式食事療法の始まりだった。
とにかく試行錯誤しながら食べ続けた。そうしたら薬の効果もあり徐々にHbA1cが改善をみせた。やはり医師のチェンジは大きかった。HbA1cが7まで下がった。
■リブレは必須
だが、自分が食べている毎日、血糖値がどう動いているか?採血しないとわからない。それでフリースタイルリブレを自費で装着することにした。
これ……とても便利なのだが、健康保険では「糖尿病でも1型、2型は重症な人」しか適用されない。1回の購入で自費で7000円もして14日間しかできない。
1ケ月やると14000円かかる。
だけど、リアルタイムで食べる前、食べた後の血糖値がどう「爆上げ」して「血管を壊しているか」手に取るようにわかるようになった。
なので、糖尿病を治療する人は軽症でも最初からこのリブレを装着して……自分の体内がどう破壊されているか?理解して治療をしていたほうがいいと思う。
お風呂や水泳ではセンサー取れないので……ただ、装着時針を刺すんで痛いこともあるけど。
やる価値は120%以上ある。
■合併症何から起きたか?
自分の場合「歯がものすごく悪くなった」それから「緑内障を発症」していた。
実は虫歯と糖尿病は「ペアの関係」にある。なので、虫歯の人は糖尿病になりやすいし、糖尿病の人は虫歯になりやすい。
私の場合、歯がいたるところで虫歯になり、さらに「抜歯」それだけではすまず「歯髄炎」を起こして、歯髄炎が「副鼻腔炎」を併発して重症。耳鼻咽喉科と歯科両方を同時に受診して苦しんで治療を受けるしかなかった。
どうですか?虫歯って……恐ろしいんだよ。なので虫歯ゼロにしておくことだね。前回も書いたけど「年4回の歯科検診と清掃」「エナメル質で止めろ」これにつきる。
さらに、初期の治療でHbA1cやLDLを徹底的に下げていなかったので「心臓の冠動脈の詰り」による「狭心症」も発病してしまった。
これは「HbA1cが5.4オーバーし、LDLが140を越えた状態が5年続くと」「ほぼ確実に起きてくる」のだという。
だが……誰もそれを教えてくれなかった……ざけんな。トラップだ。
あ?あなたも……基準値オーバーが数年続いているなら……なってるよ。
だけど、調べる方法は……限られた大学病院と総合病院でできるFFRCTだけだな。
冠動脈の造影CTか入院して血管にカテーテル検査することになる。
大ごとになる。
その辺の内科や循環器クリニック程度では「わからない」のだ。そこもトラップだから……気をつけてな。
うちの生徒さん……たいてい「へぼなクリニック」で「だいじょうぶ」って安心している人がいるけど、私が「さらに総合病院」「大学病院」を教えてあげて行くと「新たに見つかって地獄見た」ってなるんだよ。「ありがとうございました。ここでわかって命拾いしました」という状態になっている。
■武田式開始から4年で「ありえないはずの投薬解除」が起きた
糖尿病になると「毎月1回」医師の診察と栄養士の指導を受ける。同時に多数の血液検査もされる。
常に合併症がおきていないか?おびえる日々が続く……永久に。
ところが、武田式を4年続けた今年HbA1cが6.6に下がったのです。そして医師が「糖尿病薬は飲まなくてもだいじょうぶ」といい、投薬終了になりました。
実は……これ……医師の話でも「ほぼない」レアなことだそうです。ほとんどの人は「そのまま投薬が永久」「それでも悪化」「インシュリン注射」……そして合併症と壊死、腎臓透析に行って死亡になるので。
実際、私が行く病院の診察室は「数十人の糖尿病患者」がフロアいっぱいで待っている中「インシュリン注射」「はい、合併症の検査で冠動脈検査を」という声が飛び交いまくっている状態なのです。
ただ、手ごわい狭心症がまだ残っているので、循環器内科の指示でLDLを「アホみたいに下げろ」ということでスタチンは飲み続けています。
■でもコロナになると悪化
さて、私の場合武田式で2020年からコロナにはずっとかからなかったです。でも今年になって初めて感染した。
家族が外でもらってきてしまい、どうしようもなかった。2週間高熱と食欲なく食べることがちゃんとできない。
ようやく治ったけど、血液検査ではHbA1cが6.2から7.4まで跳ね上がってしまった。
「またやり直しだ」
■驚異の武田式
黙々と、武田式で食べ治す。回復に2ケ月かかったけど、どうなったか?
【HbA1c】
6月 6.6
7月 6.2
8月 7.4(コロナ闘病)
9月 7.2(武田式戻して回復開始)
10月 6.8
驚いたのは腎臓の劣化度を表すeGFRが「よくなった」ことだった。
【eGFR】
6月 71
7月 68
8月 69
9月 62
10月 80(若くて健全だと90~80台。たいていの人は下がる一方、上がることはない)
ちなみにHDL/LDLは
HDL 45
LDL 47
なのでHDL比(HDL÷LDL)だと0.95とかなり良好に推移している。
このLDLを40台に強制的に下げる(基準値以下)は、循環器内科では必須のテクニックなのだという。
これによって心疾患イベントを有意に下げることが可能だからだ。
ということで、武田式……なかなか驚異的な結果を出しています。
■食事療法だけでもダメ
さて、データみてわかると思うけど9月HbA1cが7.2もあったのに1ケ月でどうして6.8で0.4も下げたのか?
それは、新たに「運動療法」も追加したためです。
実は「糖尿病」「心臓病」に共通する患者側でできる大事な治療プロセスに「運動」があります。実は「がん患者」も運動が必要なんだ。
そう、循環器内科では「心臓病だから寝ていればいい」は「間違い」なのです。
なぜなら「寝て何もしないでいたら」「どんどん心臓の筋肉や血管がへたり」「もっと悪化する」からです。
ですが、激しい運動はできないので「死なないように」「慎重に運動をしていく」ことが必要になります。
それで、自分の場合「1日8000歩の歩行」だけ最初していたのですが、これも毎日8000歩続けるのは意外と大変です。そしてこれは有酸素運動です。
いっぽうで「筋肉を増やす」運動は「無酸素運動」であり、すなわち「筋トレ」……ジム通いがいるわけです。
ただ、スポーツ選手や大谷君みたいに「毎日ハードトレーニング」はまずいので、「ゆるく」筋トレすることにしました。
厚労省も勧めているように「一般人は2日おき程度に筋トレしよう」を実践してみたのです。
2日おきに週2回、ジムに行って「人体の筋肉でインパクトが大きい大腿筋(ふともも)と背筋に絞ってウェイトトレーニングをしてみたのです。さらにバイク(自転車こぎ)を30分程度、心臓に負担かからない程度にしました。1回で50分程度の運動です。
その結果……わかることがありました。食べているだけではBMIがなかなか増えなかったのですが、筋トレをしていくとBMIが増えるのです。
これで健康適正値のBMI=22になりました。
■糖尿病を治すための「3つのポイント」
「食事」「運動」「睡眠」この3つをちゃんとすると、実は糖尿病は「案外治る」のです。くだらない結論ですが……発病から9年経過してようやくたどり着いた「解」でした。
■以下の条件がそろうと「発がん」「心臓病になる」
ということで、サラリーマン、会社通いの人、デスクワークの人は
「運動不足」は必至だし、
外食三昧の人、栄養を考えない食事メニューの人は「栄養不足」必至。
日々の食事に「砂糖」「脂」ある人は……ほぼなる。
酒、たばこ……やめなければ論外ですね。ほぼなる。「最初からしたらダメ」
そこに夜更かしで睡眠不足な人はどうなるか?
「糖尿病」「心臓病」「がん」全部を発病する条件をそろえているわけなので……36歳以降は、ほぼ確実に発病していきます。
■20代でも発がんする理由
だけど、私の読者、生徒さんには「20代ですでに発がん」している人がいる。
今の20代の人……「栄養不足」「運動不足」「睡眠不足」な人……多いのかもしれません。
実は、私のほうで面倒見ている生徒さんのほとんどが「自分はやせて健康」と思っていて、データではBMIが17~18と「やばい栄養状態」の人が多いのです。
これ、困っていて「通常は」「太りすぎだから体が悪い」「やせろ」なのが「やせているがゆえに体が悪い」「太れ」になるので。
なかなか、そういう人は「食べても太るようで太らない」状態になっています。
だけど、BMI17~18の人……ほぼほぼ「身体悪い」っていうんです。実際悪い。
かぜや病気になりやすいし……。
ということで「スリムと栄養失調を勘違い」している人……想像以上に多いんで……あなたもBMI17~18とかだったら「まずいよ」って自覚して……栄養改善することです。
■ファイナルアンサー「武田式をやる」
ということで、武田料理学校の生徒になって地道にやれば、かなりの病気を改善していけることが自分の人体実験で証明できました。
高いですけど、一生自分を健康にして100歳まで生きていけるボディにしていく投資だと思うと安いのではないかな?
まだ、私が生きている限りは救済の扉を開いておきます。やる方は
u23news@yahoo.co.jp
まで。
(内海君:小市民)