内海新聞のブログ

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2222:12月31日と1月は大地震ぽい。失明は突然くる

 12月はいろいろあったので地震動画を出し損ねていて読者から「出してほしい」と催促される始末でした。「もういいかな?」「来年の分やるか」とデータ分析をしだしたら「あれ?」「12月31日まずいじゃん」ってなったのと、2025年1月は「地震の嵐」みたいになっていたので動画出しました。
★緊急12月31日大地震。2025年1月は地震フィーバー

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もう「いつ起きる」は意味ない感じです。備えるほうが優先。

■あやうく失明しそうでした
 自分の場合緑内障なので、いつ失明するか?爆弾抱えています。もちろん、県最高峰の緑内障眼科で管理してもらっていますけど。

緑内障は「血液成分の糖・LDL」にモロ連動しているので、自分の糖尿病を必死に治さないと目にきます。

それで武田式をやっているのですけど、武田式は「抗酸化」「低糖質」「抗炎症」が実現するようにメニュー組んで、現在最新の栄養学の知見をすべて投入して実験と結果を出していっています。

そのおかげで、昨年よりはだいぶマシになったようです。

しかし、今月になって朝異変が襲いました。なんか目の見え方がおかしい。突然デジタルモザイクのように風景が見える。

「え?」「メガネが汚れているのでは?」メガネをきれいにしても「おかしい」
「文字がギザギザに見える」

とっさに「網膜剥離緑内障の急性症状か?」と疑いました。実は、この2つの病気は脳梗塞心筋梗塞と同じで「高度医療の眼科に即座に駆け込んで」「処置」「手術」がいるのです。

知らないで「見えないな」ってタカをくくっていたら「失明」します。頭痛や吐き気などを伴うこともあり「つい脳梗塞」と思って救急車で脳神経外科に搬送されたら「違う」「あれ?」となり、「もしかして眼科の緑内障じゃないのか?」と眼科に再度搬送しないといけなくなる。

だけど、脳神経と違って、眼科の救急医療・手術体制が取れる病院は……恐ろしく少ないのです。

多分、その県で1つあるか?どうか?になる。その辺の眼科クリニックでは対応できない。入院も必要になるから。

つまり愛媛県だと「県立中央病院」とか「松山赤十字」とか「愛媛大」みたいな病院ではないと無理かもしれないです。

■でも大きい病院は冷たい場合がある
 私がこの地に来て「助かった」と思ったのは「総合病院」をメイン病院にしたことです。

 たとえば、済生会今治なんかはへぼいとは言っても、総合病院なので、夜間、休みだろうと「困ったら」「電話すれば」「なんかしらの対応」がされます。

以前も薬の飲み合わせを確認したいとき、夜10時に電話しても受付が機能しており当直の看護師につないでもらい、カルテと当番医などの意見を聞いて「だいじょうぶです」と指示をもらえました。

このとき「総合病院をメイン病院にしているとやっぱいいな」と身にしみました。

で、今回、狭心症については済生会でなく愛媛県最強の県立中央に主治医を変えたのですが……なぜ?

愛媛県で24時間365日……心臓でぶったおれて総合チームで治せる病院はここしかないからです。ERもドクターヘリもあります。

ところが、そのおかげで愛媛県の人間がこの県立中央に「殺到」しているのです。そしてせっかくの循環器内科チームも「パンク」状態に陥っています。

それでなんと「主治医制をやめて」「チームの輪番対応」になってしまったのです。

これは良いようで……悪い。やっぱ「一人の主治医が」「一人の患者の頭からしっぽまで管理」しているのと「その都度」「やっつけで対応」する形にどうしてもなる。

毎度行っても「こうでしたっけ?」って同じことを確認されてしまう。カルテに書いて共有しているレベルでは「抜ける情報」がどうしてもいっぱいある。

ほんとまいった。だけど、これが愛媛県の医療の現実で最前線なのです。

そして、愛媛県主力の高度医療の3大病院はこの県立中央、松山赤十字ともこういう張り紙がしてあります。

「当院は、急性期の治療を優先してやるので、一度治療受けて安定したら地元のかかりつけ医に戻ってください。必要なら逆紹介します。それから、当院の利用はかかりつけ医からの紹介をもらった病気と診療科のみの対応で、他の病気が見つかっても、再度地元のかかりつけ医の紹介をもらって診療科を変えて出直してください」

ふ、ふざけるな……恐ろしい塩対応なのです。患者を追い返しているのです。

応急措置的に重病を直すけど、以後は地元もどれや、くるな……これがメッセージなのです。

ここまで医療の崩壊が進んでいる。

もともと、総合病院にかかるのは「一つの病気を治療しているうちに」「別の病気が見つかった場合も」「院内連携で総合的に対応する」……これこそが「チーム医療」だったのですけど、その根底が「ない」わけです。

あーあ、ここまでおかしくなったのか。

ということで、私も愛媛大に通いだしてから「他の病気出ても」「追い返されるのか?」と悲嘆にくれていました。

■県立中央病院のハートチームの対応のまずさ
 さて、私の場合今年になって県立中央から戻って過ごしている間に「胸痛」が感じられました。

「これ?一時的なものか?進行したのか?わからないよ」
なので、県立中央に電話しました。そうしたら
「あの、そういう状態は、お近くのかかりつけ医にみてもらってください」
「は?おたくで診療して指示ももらってまた行く患者なのに」
「かかりつけ医は見ないのですか?」
「はい。かかりつけ医は県立中央に行くことになったのだから、そちらで以後はやってもらってくださいと言われていますが。」
「そうですか?」
「今から診てもらえないのですか?心臓ですけど」
「かかりつけ医に言ってもらえますか?」
「そのかかりつけ医が自分たちは見ないと言っているのに何いってるの?」
「そうですかあ。来られるのですか?ここまで?」
受付の女性は嫌そうな話ぶりでした。ま、ただでさえ患者でパンクしているところなんで。でもひどいな。
「行きますけど」
「胸痛いとか言っているのに車だいじょうぶですか?」
「今ならまだひどくないので」
「じゃあ、しょうがないですね。どうぞ」

……どうですか?こんな対応をするのです。愛媛県最高峰の県立中央病院の循環器内科のチームが。

私は、県立中央病院が評判と別に「黒い噂」結構聞いていました。というか、私の糖尿病の主治医も「県立中央?え?行くの?そんなにいいと思っているの?」って「なんかやばい」ってニュアンスで言ってくるのでしたけど、FFRCTやれるのここだけなんで(松山赤十字も近年導入したという話は聞いたけど)

仕方なくいくしかない。それに、救急救命の病院なので。さらに私の状態だと済生会では「難しくてPCIできないレベル」と言われているので。

県立中央病院の循環器内科はあれでも、東京女子医大が親病院になっておりそこで訓練した医師がメインになっているので。

いちおう、県最高峰の心臓血管病院として「名門東京女子医大じこみ」なのです。

だから……お願いしているのにね???それがこの対応なんだよなあ。

■でも、愛媛大は違った
 この地に来て、知り合いの自民党の関係者が私に教えてくれたのは「愛媛県でまともな病院はどこですか?」「愛大だな」「あと……ないわ」で終わりでした。

それ……嘘だろうと思ったのですが……今回「ホントだった」と実感することになりました。

私は、主治医の愛大の眼科に電話しました。受付の女性が出ました。
「どうされましたか?患者番号をお願いします」
私は患者番号を告げました。
「はい。今朝から目がおかしいです。モザイクかかって見えるんです。」
「そうですか。今、先生に聞いてみますがいないので折り返し電話しますのでお待ちください。」

私は、電話を切って考えました。多分絶望的な対応の気がすでにしました。
「大学病院は県立中央や赤十字と一緒で冷たいよな?すぐ診てくれないだろな。しかたない。近くのマトモそうな眼科ですぐ診てもらった方がいいだろう」

設備は大学病院に負けるけど、私はある眼科クリニックに電話しました。といってもこのクリニックも行くのに20キロの距離あるけどね。
幸い、クリニックでみるといってくれました。「予約でいっぱいなので最後になります」って言われてしまった。

とにかく田舎は眼科も耳鼻科も少なすぎて「満員長蛇の列」が多い。

ところが20分ぐらいたったころ、電話があったのです。
「愛大です。あの?今からこちらに来れますか?」
「え?」
「主治医は今日はいないのですが当番の先生が念のためにみるそうです。可能ですか?」
「は、はい。では今すぐいきます」

なんと、大学病院の愛大は「むげに」するのでなく「今すぐ」と言ってきた。

私は意外な展開にクリニックにていねいに断りの電話をして愛大に向かった。夕方になってもここには連日150名近い患者が眼科だけでも押し寄せている。でも、すぐ検査を開始して網膜剥離を専攻する専門医が精査してくれたのです。
「調べましたけど、緊急対応が必要なまずい病気の兆候はなかったです。」
網膜剥離緑内障の悪化ではない?」
「そうです。」

私はほっとしました。「危うく失明か?」って思っていたので。その際、医師は不思議なことを言いました。

「これ、OCT撮ったのですけど、武田さん網膜きれいですね。」
「きれい?そんなバカな。糖尿病で出血とか起きているはずですが。」
「いや、見てください。きれいですよ。」

武田式で網膜のほうまで改善しているのか……と知りました。

私は医師に聞きました。
「それではいったいこの現象は?」
「我々でもこれが病気なのか?わからないのです。とにかく大事な病気に該当するものではないのです。」
「そんなことがあるのですか。」
「あと疑うなら目でなく今度は脳神経の方だけど、ものが二重に見えるとかの梗塞とかでもなさそうですし。」

……ちなみに脳神経外科MRIとって「今のところ問題ないよ」ってジャッジされているので。自分でも脳の血管画像でみたけどきれいだったしな。

なんだ?でも原因不明の病気ってあるんだよなあ。大学の医学部ですらわからないこと……いっぱいあるというし。

「とりあえず、様子見て再発するようならまた来てください。」

網膜剥離緑内障の救急対応の症状は?
「参考までに、今後、網膜剥離や急性緑内障が起きたらどんな症状になるか?教えてください。」

「そうですね。まず飛蚊症。これが数個のパラパラ程度でなくマトリックスの映画みたいにものすごい流れ落ちるように増えたら危ないです。あと頭痛とか」

「その場合は、一刻も早く争うのですか?」

「急いだほうがいいのだけど、たとえば夜とかだと来てもらっても対応しても急ぐ意味は今度ないので翌日くればいいです。」

「その場合手術?」
「今はレーザーで済む場合もあるので。ただ、手術もありえます。」
「そうしたら入院も考えてこないといけないですね。」

愛大は「かかりつけ医に診てもらえば」なんて言い方はしない。自分の患者は最後まで大事に面倒を見るという考えのようだ。

大きな病院でもそっけなく患者を手のひら返しする、県立中央や赤十字と違い、愛大は本当に困ったとき一人の患者をこうして見守ってくれる。……こんなにも違うのか。

愛媛大医学部のスローガンは
「患者から学び、患者に還元する教育、研究、医療」
となっているのだけど、これ、だてではないんだな。現場の隅々までそういう精神でやりましょう……ってなってるわけか。

ということで、私もこの県で患者によりそったマトモな医療を提供してくれるのは、最新鋭をほこる県立中央や松山赤十字でなく、古くはなったけど愛大なんだな……って思い知った。

やっぱ自民党関係者の情報力は使える……立憲民主などの野党はホントまるで使えない。役にも立たない。税金で遊んで食ってるだけ。あいつら。

あれから、症状は出なくなった。なんだったのだろう?

ということで、やっぱ目の問題といえど、その辺のクリニックでなくきちんとした大学病院や総合病院の緑内障眼科にかかって一生になる長い治療生活……した方がいいと思います。
(内海君:小市民)