内海新聞のブログ

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2370:静岡と三重の水没車の教訓

 静岡空港三重県の公営地下駐車場の「水害による数百台の水没」その後どうなったか?なかなか悲惨です。今すぐ車両保険、各自ガチガチに入ることです。

静岡空港の状況
★なぜ“山の上の駐車場”で車「水没」? SNS話題の静岡空港、その答えは?保障は?…現地を訪ねた【台風15号

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★【悲報】静岡空港 有料駐車場の水没車両について「補償致しかねる」

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■三重の地下駐車場の状況
★「230万円パーです」地下駐車場で274台“水没”被害者の悲痛な叫び…代車は?補償は?保険は?愛車は泥水まみれ13日ぶりの再会【追跡取材】

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三重の女性の方が自分の車をようやく取りに行くドキュメント……想像以上にひどいですね。

■静岡の教訓
空港という公営駐車場でも「保証はゼロ」。突き放されて終わり。自分で車両保険にガチガチ入れておかないと一発で詰む。

■三重の教訓
1.駐車場管理者から「電灯がつかないので懐中電灯必須」「全身雨合羽。長靴がいい」「ものすごく臭い」「ビニール袋持ってきて回収物入れられるように」

2.自分のきれいな車が無残な状態であることでの精神的ショック→一人ではなく友人らつきそいで行く。

3.完全武装で入るが、なんと「災害後に忍び込んだ窃盗犯らがいて」「自分の車が」「ドアロックしていたのに勝手に開けられた形跡」

4.所有者より先に駐車場に侵入して「水没車買います」のチラシを置いて行くふざけた行為が横行。

5.自分の車をいざドア開けたら「絶えられないドブ臭さ」で「再起不能」お気に入りの「ぬいぐるみ」は「まだ水浸しで絞ったら汚水がじゃばーって出る状態」

6.レッカー出すだけで数カ月かかる見込み

7.自動車保険、車両保険入っていたが、保険会社から「自分の車を行ったん外に出してから出ないと査定できない」といわれて、がくぜん。自分で駐車場に入って写真を撮ったことで車両保険認定された。

8.次の車に乗るまでレンタカーが出たが保険会社のは2週間だけ。あとは1日5000円自腹。いったい何カ月乗るのか?これだけで家計が破綻。

9.別の老女性「車両保険入っていなかった」「230万円新車、保証なしでパー」

10.高級外車の女性「車両保険出る」「比較的早く現金で一括大金出た」

……どうですか?現場の実務……私……自分自身がこういうトラブルなどの処理を多数してきた方なので「ケーススタディ」毎度しています。

JAFやネクスコの「緊急レスキュー動画」もよく見ています。

みなさんは「想定外」「考えてもいなかったポイント」でくらうことを常に理解しておいてほしいです。

車乗る……安易にやっている人、ろくに保険もいい加減でかけもしないで乗っている人……メンテナンスを自分でしない人……やばいということですね。

■対策
1.都会でも地下駐車場は絶対止めない。平地か、立体駐車場の2F以上に停めるほうが、こうした豪雨対策としてはベスト。

2.車両保険は「マックス」でガチガチにかけておく。車内の携行品の破損、汚損に使える特約も50万、100万とか多めにかけるといい(それほど保険料に響かないよ)

3.弁護士特約は絶対つけておく
 相手からの追突、タクシーは無保険で会社との交渉でえぐいことになる。車検切れの車とか、任意保険入っておらず「賠償しませーん」「できませーん」って逃げるやつ多いので……最悪の事態に対応するための弁護士はいる。
 ※ちなみに、相手との保証金交渉は保険会社が相手でも自分で弁護士立てて交渉したほうが多く賠償金をとれやすい。それぐらい弁護士がつくとつかないでは差がある。

4.高速道路に乗る前に「ガソリン残量があるか?」絶対チェック。走行中にガス欠した場合、警察が必ずきて「高速乗るのに、ガソリン満タンは当たり前で義務なので違反点数」しっかりとられるので注意。

5.JAFは加入しておいた方がいい。タイヤ交換自分でできる人は少ない。

6.スペアタイヤを必ず搭載しておく。今はいているタイヤと同じ、ホイールも同じがいい(ホイールが違うとナットが違ってはめられないことがあるため)
10キロぐらいあるが、積んでいると、積んでいないのでは「生存性がかなり違う」

●いわゆる「テンパータイヤ」は高速道路走行が一応できるが、ディラーや車屋にかけこむまでのレベル、継続走行はムリ。

●タイヤパンク修理セットは「釘ふんだ」程度のパンクはその場でやれるが、自分でちゃんと操作できる人は少ない。JAFや保険会社のロードサービスがやってくれるがそのままディラー、タイヤ屋に直行しないといけないので旅行行程が破壊されてしまう。

●つまり「自分の今はいているタイヤとホイール」を「もう1セット」積んでおくだけでJAFは「会員なら無料交換」でその場で履き替えてくれる。その場で空気圧も設定してくれるし、そのまま旅行、高速道路、自宅まで予定を変えず走り続けられるのである。

このメリットは「ものすごく大きい」

私は自分の車にはすべて「同じタイヤとホイール」1セット積んである。実際、これまで外出でパンク、3回ほど経験したが、すべてJAF来てもらって「20分以内」「交換完了」「即座に旅行や外出活動続行」できたのである。

これが、積んでいないと「JAFの有料サービス」で「エライ高い」「数万円」の負担が待っている。

JAFは最近「タイヤとホイールの貸し出し」を現場でしてくれるのでそれで帰れるが「どのみち」「ディラーやタイヤ屋に行って」「交換して」「JAFに借りたタイヤを宅急便などで返却」という手間がすごくかかるのである。

この手間を考えたら「自分で同じタイヤを1組」「日ごろから積んでおく」ことは「コスパフォも最高によく」「安心」なのである。

ちなみに、私の場合は搭載車載工具で自分でもタイヤ交換できるが「高速道路上」「国道わき」などでは「死亡事故」になる可能性があり、また、田舎の観光地など舗装が悪い道路、傾斜地では「交換ムリ」になる。

このことを考えても、JAFやロードサービスでその場で「無料で交換」できるこの運用スタイルは……鉄板だとわかる。

ということで、そういうこと、発想している人……ほとんどいないと思うんで。

アホは、レクサス、アルファードだか、プリウスだろうが、ジープ?高級車に載りまくっているけど、災害時、サバイバル時は「自動死亡」するんで……私はそういう車には乗らん。

なぜ?レクサス、アルファードプリウスにせよ「タイヤが重くて自分で抱えるのが大変」「タイヤ交換がそもそも高くて死亡」

例)プリウスのタイヤを4輪新調したら、だいたい15万円以上ぶっとぶ。あほがランクルやら大きいタイヤの車乗りまくっても、あれタイヤ代で30万円とか行くみたいなので……その時点で「圧死」するのである。

利口な人間は「自分で交換できるサイズの」「小さなタイヤで動く車」で運用する。

どうだ?そこまで君たちは思考をしていたか?
してないだろ?

ダメだね。静岡や三重の人たちみたいに「あっという間」「たった1回の大雨」で陥る。

その後「車代ない」「途端に借金地獄」も襲う。ローンや残クレとかの人

……そこまで考えたら「車両保険ガチガチでいれておけ」っていう私がさんざん言っていること「すごく正しい」とわかるはず。

今すぐ東京海上でもトヨタのディーラーでもいいので(トヨタのディーラーは他社の車でも親切に面倒見るぞ。保険専門の社員も常駐していることが多いのですぐ適切な保険を組んでくれる)

ということで、うちでは三菱の車、スズキの車も全部トヨタディーラーで面倒見てもらっている。保険も最高レベルに組んである。

そしてすでにその恩恵も受けた。
事故は突然ほんと……くるものだ。
(内海君:小市民)