内海新聞のブログ

1996年創刊の我が国最初の電子新聞

2072:日本のサラリーマンが短命になる理由

 みなさんは「日本人は長寿で」「100歳まで生きる」って思い込んでいますよね?それウソがあって「半分は70歳前後で死んでしまい」「運がいい人が100歳まで少し生きている」ということです。

■実はほとんどが50代で死に出す
 私は「芸能人の病気一覧」を作り出し、今時点で320人ぐらいの母集団を持っています。芸能人や有名人は「公然情報」で「自己の健康の問題」をつぶさに語っているので……意外と精度高いデータ分析ができるのです。

ある面一般人より「いろいろな情報」を「楽に把握」できる。いちいち会ってインタビューしなくても「読める」ことがいっぱいある。

だけど、データを分析出してから「うわー、こわー」って「これ、私も明日は一緒だよ」ってモロ感じるようになったのです。

結果として自分も「死の母集団」に入っていることがわかった。他人事だと思っていたけど「まだだいじょうぶだろう」は株式投資の格言「まだはもうなり」そのもので……。

あーあ、なんだよ、人生50年の信長と変わっていないじゃないか……長生きするのは「一握り」なんだ。

大多数の人は「お受験」「小中高」「大学」20年近くかけて出て育ち、会社人生30年ほどで「体が壊れて」「退職金もらうころには」「発がん」しており……年金もらう段階で「死んでいく」「全部もらえない」ように巧妙にプログラミングされている(大爆笑)

その「人生最大のトラップ」を、これを読んでいる「10代」「20代」「30代」は「ただちに」「自分を顧みて」「治す」努力しないと……私と同じことになる。

どうか……次代の若者は「健康長寿」な「ライフスタイル」になってほしいね。

■ほとんどの人が大卒でも「勘違いしている」「栄養」「医学」の知識
 今回、武田式料理学校を開校して、さっそく生徒さんが全国から出て日夜指導しているのですが、驚くことに「ほとんどの人が」「自分がすでに病気になっており」「私のような糖尿病や、循環器の病気」になっていることを「自覚しないで」「自分はだいじょうぶ」だとしていることでした。

もちろん、すでに「壊れだして」「うわーどうしよう」「病院はいやだ」「武田式で逃げたい」という人もいます。

まだ「100%いける」とは言えないけど、それでも武田式は「すでに」「国立大学医学部の検査」で「大いなる評価」。総合病院栄養部、糖尿病内科、循環器内科の「指導医」「専門医」らから「すごい」と評価されています。

「本当にデータで見せつけている」からです。

あとやりたいのは「NEJM」「nature」に、大学か研究機関のチームで論文出してもらって採用されることです。そうしたら「ノーベル医学賞」がもらえる。

それぐらい……「すごい」です。科研で出してくれないかな??
岸田さん……武田式に「国家承認プロジェクト」してよ。マジで。

絶対すごいから。

ま、それはおいておいて、実際に武田式を学んでいる生徒さんが「自分の食事の状態」「ふだんの病院でどういう治療をして」「勘違いしているか?」わかる対話を紹介します。

みなさんも「この方と同じように」「それがいいと信じて」「見事に勘違いして」「デスロード歩んでいる」ことを知ると思います。

■相談者のAさんは50代で会社員。健康診断ではA。だけど、だんだん各数値が悪化しているようなので武田式でなんとかならないか?と思って始めることにしました。

メニューで「食べられる」「食べられない」とか細かく見ないといけないので私が検診結果を見た時点で「普通に気づいたレベル」ですけど
(1)HbA1cが5.7からどんどん上がっていっている
(2)肝機能値AST/ALTも数値が増えていっている
(3)すい臓の炎症値も上がってきている
ということで「これ、もう裏で糖尿病入っていっているので、速やかに糖尿病内科専門医のクリニックを受診して、初期でつぶしたほうがいいよ」って思いました。

だけど、多くの人が「信じられない」「病院きらい」なんですよね。
とくに「自分は健康だ」「病院行ったことない」「検診もいいし」……って「病院行かないからすごい」って「思い込んでいる」人……多いんですよね。

それが「完全間違い」なんですけど……実は「ごく初期で病気をみつけて」「とっとと対策してつぶしたほうが」「絶対いい」んです。

そういう意味で、私は「神経質でも先に病院で検査はどんどんしてね」って言っています。

もちろん「治療戦略」「治療方針」は自分で、武田式も含めて「総合的に自分で判断」してね。それがいいんで。武田式は現代医学と「完全並行して」「安全に実施」できる内容に組んであるので……。治療を妨害しないから。

たぶん、その辺のお医者さんも「御意」って言うと思うよ。

■眼科の件
→20代のころ勉強中に白いノートに映る糸くずのようなものが見えたので飛蚊症を自覚し、目に強烈な光を当てる検査を受けました。かなり丹念に診ていただきましたが、異常なしと診断を受け、その後飛蚊症が悪化した自覚はありません。

その時受けた検査がきつくてその後検査は受けていません。
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【回答】お近くの眼科で非破壊で「OCT」による網膜の検査などができます。これを一回やってもらって「緑内障」「網膜剥離」「白内障」の3つについて兆候が出ていないか?一度チェックされてみてください。
いずれも、知らぬまま進行して失明しますので。機械的に定期的にやっていく必要があります。

今はだいじょうぶか?はないです。

■糖尿病治療の件 
→ 先生のアドバイスは、ごもっともと理解しております。ただ、何とか食事と運動で改善できないでしょうか。病院通いとクスリは回避したいです。何とかならないでしょうか。ほかに選択肢なければ致し方ありませんが。一度踏み入れたらもう抜けられなさそうなので。
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【回答】
糖尿病は「なった初期で」「医療積極介入」「とくに管理栄養士による栄養指導」「運動療法」を「かなりストイックにやって」「逃げられるかどうか?」
が最初のトラップなのです。

また「フリースタイルリブレ」を自発的に装着して、血糖とスパイクのコントロールを徹底することも重要です。

そのリミットは「2年から3年以内」で、この時点で「HbA1cを5.7未満に巻き戻し」「血糖値スパイクを70~109mg/dl以内」「食べて血糖値上がっても180mg/dl以内」におさめてその後ストーンと下がっていられる毎日を続けられれば

「以後観察程度で済む」「脱出」ができます。

ところが……ほとんどの人は「このリミット内での努力」を「知らないし」「やらない」

だから……終わる。チーン。

それ以後「だらだら薬飲んで、インシュリン続けたら」「固定化して」「一生薬か、インシュリン」「きかなくなって」「人工透析」「死」です。

またその経過の途中「40%の患者が」「狭心症脳梗塞心筋梗塞」で「死に」ます。

また「白内障」「網膜剥離」「緑内障」も出て「失明」もします。

食事と運動で改善することは、今の段階でAさんの「ストイックなやる気」があればできます。

でも、最低でも4カ月、がんばる必要があります。

三食をちゃんとできたら(武田式のメニューで貫徹できないとダメです)、別途、どこかのクリニックで血液検査をしてもらうことで、その成果を自覚出来ます。また、病気の進行の度合いを把握できます。

合併症もごく初期の段階で見つけてつぶす努力もいります。
それはすごく大事なことになってきます。

今のままでは、数年もしたら糖尿病が露呈し、脂質異常症も露呈するでしょう。
LDLが基準値を超えた状態が4~5年で心臓冠動脈が「プラーク目詰まり」始まります。

それも自覚できないです。検査でしかわかりません(FFRCT)
心電図程度の検診では見つけられません。

ただ、そうなるのを急ブレーキかけて「ならないように」していく努力は食事と運動しかないのです。

あとは、医師からスタチンを処方されて「死ぬまで飲み続ける」
これも、10年ぐらい飲み続けていたら「冠動脈や他の血管の硬化」をまねく副作用があります。

なのでスタチンを飲んでLDL下げるのは「先天性のLDL低い家系の人(強制)」にし、Aさんレベルの生活改善で逃げられる人は……逃げるべきです。

なので、糖尿病の薬物療法インシュリンをしたくないで通したいのであれば
「もう今の食生活とは完全決別」した「ストイックな自己食事管理」「運動」を決意してやらないとダメだということです。運動も必要です。

1日7000歩、グーグルFITのスマホデータでいいので
スマホで計測してみてください。7000歩満たないと、足りない分が「肝脂肪」になっていっています。

なので決意ができて、武田式をきちんと実践していけたら……Aさんの思っているようにしていくことができるとは思います。

■歯科
→ 虫歯はありません。奥歯は銀歯があります。年一回歯科にクリーニングに通院しています。歯磨きは気を付けています。昨年夏に銀歯がとれたので初めてセラミックを入れました。就寝時のマウスピースは「プラ感」が苦手で最初の頃だけで今は使用しておりません。
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こちらも問題があるのですが、糖尿病と虫歯は相互に連動しています。

「銀歯がとれたので」「セラミック」……これ、歯科医の間では「わかっている破綻」であり

実は、銀歯を入れた時点で、歯の強度は著しく下がり、その人の「歯磨きが」「ちゃんとできていない」と、

ほぼ、8年以上経過して「ボロボロ」「再度虫歯」で「外れたり」「壊れたり」するのです。

その次はセラミックをいれて「逃げてごまかす」けど「永久」ではありません。
一度、エナメル質から象牙質まで削って、神経を抜いた歯の場合は「15年程度」で「破綻」「割れて」「抜歯」になります。

つまり、そのセラミックをいれた奥歯も「神経抜いた」歯であれば、いずれ「破綻」してセラミックを入れても「ダメ」なのです。

どうすれば「逃げられるか?」

それは、3カ月に1回、歯科医に通って「定期クリーニング」「虫歯の発見・指導」を受け続けることです。
1年に1回では……だめだということです。

そういう3か月に1回ちゃんと面倒を見る歯科医を探して、そこに行くか?今の歯科に相談してそこまでみてもらえるか?頼んでみる。
(まともな歯科なら3カ月1回のメンテナンスはむしろすすめてやってくれます)

なおかつ「歯の磨き方」ちゃんとできていますか?歯ブラシだけではだめで、歯間ブラシ、デンタルフロスを使用します。

これも歯科にいえば「指導」してもらえます。高い費用でもないのですることです。
「着色剤」で「自分で歯磨いて」「どう落ちていないか?」知って「きちんと落とせる」ようになることです。

とくにしないといけないのは「奥歯のセラミック入れた歯の周囲」であり、裏側までみがいて「歯垢」落とせない、歯石がとれていないと、そこが虫歯になって「セラミックごと崩壊」します。抜歯です。

あと「歯と歯との間」です。ほとんどの虫歯はここからと「奥歯の裏」から起きます。そして末路も重症になる。

インプラントも同様に「以後の清掃が自分でちゃんとできないと」「腐って破綻」します。

ましてや、糖尿病になる(すでにAさんは片足つっこんでいる)ので、虫歯も悪化し歯髄炎を起こします。

なので、今の状態でとにかく、食事と運動で回避しないと……後が急激に悪化してきます。
(内海君:小市民)