内海新聞のブログ

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2079:胃炎に使える食事

 慢性胃炎の生徒さんに武田式で何かできないでしょうか?ということでしたので、考えたのですが通常の武田式の「一部分」を試してもらうことでクリアできました。

それは「100gのキャベツの千切り」を食べてもらうことでした。

厚労省が「1日食物繊維350g」を推奨しているので、武田式でもそれを採用して1日350gぐらいの野菜、こんにゃくによって「量をかせいで」います。

単純に野菜を350g食べるのは「けっこう大変」「長続きしない」ので、「持続」「継続できるよう」単純化したのです。

とりあえず庶民で入手しやすくて安くて、その割には栄養価が高いのが「キャベツ」です。なので、私の場合、朝キャベツの千切りを100g計量してリンゴ酢15gをかけて食べ(塩やドレッシング、マヨネーズなど一切使いません)これにこんにゃく50g。

お昼と夕飯でこんにゃく板を150gトータルで食べるようにしています。

おかげで、快便。腹持ちもよく、途中でお腹すかないので「間食なし」で通せます。

なので、このキャベツを試してもらいました。もちろん「慎重に」「一つずつ食材を試して」「安全を確認」しながらです。

医師の投与している薬の邪魔もしないようにします。

■結果
「むずいかな」「きかないかな」と思ったのですが、意外な結果でした。
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まずはキャベツ100gから始めました。
正直なところ、胃薬並みに効果を感じています。
消化を促してくれるのでしょうか、キャベツを食べると空腹感が早くやってきます。
胃もたれ軽減にもなりますし、素晴らしいです。
生だとすぐ満腹になり100g食べられそうになかったので、当分の間は加熱する必要がありそうです。
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よかったですね。

世間の胃腸薬に「キャベジン」ってあるんですが、あれってキャベツなんですよ。

キャベツは胃壁にやさしい栄養分があるので、うまくいきました。
ビタミンなど栄養もとれるし。食物繊維も野菜からとるのがやっぱりいいんで。

私も以前、胃酸出て胃が痛いときは千切りキャベツをボウルいっぱい食べてみたら「すっとおさまった」経験があったので……使ってみました。

なので、一石二鳥ですが、胃痛がある人は……すなおに、消化器内科で一度「胃カメラ」入れて確認したほうがいいです。

武田式は正規の医療の治療をきちんとしながら同時に「食事療法で側面支援」をするのが目的です。

もちろん、食事療法だけでもある程度は行けるとは思いますが「時間がかかる」「忍耐がいる」と思ってください。

どれぐらい?最低4カ月、毎日。半年、1年……かかるけど。

その毎日……あなた?武田式をストイックに続けられる「根性」ありますか?

あったらどうぞ。武田料理学校の生徒さんになって栄光を勝ち取ってください。
(内海君:小市民)