内海新聞のブログ

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2080:能登が当たり前になった

 きましたね。うちはとりあえず無事です。だいたい4月って2016年の4月14日21時26分の熊本地震ぐらいがめどで、その後5月や6月はそこまで地震は心配しなくていいんです。むしろ7月下旬からのほうが大きな地震が起きやすい。

「もう4月14日過ぎたし」「いい加減地震分析もしばらく出さないでいいかな?」って話して、家で寝間着でPC見て「ねむー」って思っていたら、突然緊急地震速報がワンワンなりだして、ガタンガタンって揺れて……それが止まらなくなって「まずいよ」って家族が言って、あわててヘルメットや貴重品を身に着けて「あれ?はだしだよ」……そうタカをくくってもう寝るモードで靴下はいてない。「抜けてたな」

まさか……能登がこっちにも来るなんて……来ましたね。

4月17日23時14分……熊本と似て夜でしたね。3日違いだし。天体的には前日が「上弦の月」だったんですよ。地震起きやすい。私の動画でも16日まで危険日にしていたけど、本当は「プラスマイナス1日」あるんで。

あんま入れちゃうと……毎日地震になるので(笑)。テキトーに外したらこっちできた(泣)

当初M6.4、50㎞の深さだったけど「震度6弱」と出たので「崩れたな」と思いました。愛媛の西と高知の西ですね。もともと南海トラフ震源のところです。うちの分析でも「くるぞ」って言っていた震源

その後、気象庁はM6.6に訂正。深さは34㎞で浅くなりました。いやな気がする。

この辺で地震起きて真っ先に気になるのは「伊方原発逝ったかな」です。今のところは壊れていないようですが……3号機も稼働中ですけど。

四国電力の「原発管理の品質の悪さ」は「東電以下」ですので……最初から事故起きて当たり前の場面です。

能登が全国で当たり前になった
 さて、昨晩は政府・林官房長官気象庁の矢継ぎ早の会見……深夜1時で……いい加減「眠たい」です。なので、起きているのもむずいので、あきらめて寝ました。NHKはずっと報道を続けていました。

能登もそうだったが、朝になったら被害が一気に増えている」
でも、朝になったらNHKは「バカ番組」流していました。

「あれ?被害は?」
文字情報のエリアは「がけ崩れ」「水道管破壊」「数十件断水」「国道崩落」の報道が流れていますよ……

震源の愛媛の愛南町や高知の宿毛市(すくも)のほうがひどいはずだけど、被害は離れた震度5弱の大洲市肱川(以前ダムの放水で死者がいっぱい出た悲惨な地区)のほうがひどい。震度5弱でインフラけっこう壊れちゃいますね。老朽化が多いから地方は……。だからでしょう。

なのに……どのテレビも「もう日常モード」です。

「もう、見捨てたの?」

■今後はどこで地震起きても「軽症扱い」される
「うわー、能登がひどすぎて、この程度でももう『軽症』扱いになるのか?」
そう思いました。

つまり……「震度6弱で今後起きても」「過小評価されて」「現場の人たちは置き去りにされていく」ということなんです。

前だったら「珍しいので」「みんなで」「ワーワー叫んで」「救助や援助だ」って言えたのが「またかよ」「もうええわ」みたいになって「あとはがんばってね」で終わる。

これ……こわいですね。

今も、愛媛の地震1時間に2回は余震がずっと続いているようなので……能登の時と変わらない。これ……これでフェードアウトしてくれる感じではないです。

能登と同じになっちゃった。
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「明日の能登は、あなたです」
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■やっぱり災害装備はいる
 私は2014年に「いずれこうなる」と予言して、サバイバル準備をすすめてきました。2019年からは車中泊車の整備もしてきました。

だけど、いざ地震くらって「抜けてるな」と思ったことがいっぱい出ました。

1.靴下はけてない(素足で家でくつろいでいるのは実はリスク多大なんですね)

2.貴重品、ヘルメット、ヘッドライト、スマホは「もろ」ダッシュで装着しないといけないが、遠い部屋に置いていたら「ダメ」だということ。

ヘルメットやヘッドライトは、自分のいる「目の前」にないと……部屋の中に取りに行く時間があるようでない。

……というのは「家が崩壊するほうが十分ありえるので」「一刻も早く」「家から出る」必要があるのです。

あと、ヘルメットにヘッドライト装着するときは、以前読者の方が指摘してくれたけど「ガムテープで固定」しておかないと「簡単に外れて使いづらい」です。ガムテープいる。

3.車中泊車はすぐ使えるようにしておく必要がある
 熊本もそうだし、能登もそうですけど「一度大地震くらうと」「余震での崩壊」があるので「家で寝る気がなくなる」んですね。

結局……車中泊が一番ベストになってしまう。

ましてや、夜でしょ?テントやビバークするのは作業もやりづらいし、家族がいる人ならアウトになるね。

即座に役立つのは「車中泊」。これでしたね。いつ転がり込んでもいいように普段から整備してスタンバイしておくことは大事だと思いました。

4.あかりは100%いる
 とにかく、部屋でも廊下でもトイレだろうが乾電池や充電池で動く「懐中電灯」「ランタン」いくつでも置きまくっておくことですね。停電きますので。

5.飲み水は1000%いる
 大量の飲み水、いりますね。いざとなると「すぐ飲める」「衛生が信用できる」ことは大事です。ペットボトルの水は大量に持つべきだと思いました。

6.薬持っていないといけないね
 医師から処方されている薬の人は、分散して「車」とか「備蓄品」と一緒に置いておくことですね。当面でも飲み続けられる体制を維持しないといけないです。

■被害
 とりあえず、心配のメールや動画のコメントありがとうございます。震度4だったけど部屋の天井のしっくいけっこうな量「バサッって」はがれ落ちました。

今のところはだいじょうぶそうなんですが、まだ余震あるだろうし、今後はより大きなものが来ると思って「一層の即応体制」に専念します。

実は、昨日「ようやくミーブで温水シャワーができる」ようにシステムできて動画も出したところでした。

このシステムで災害時でも最低限の洗髪や体を自立して温水で洗うことができるようになりました。限られたリソースで温水を作り出すのは至難の業だったんですが……アイデアひらめきで……クリアできました。

「うまくいったんで」「部品追加するかな」「月末でいいかな?」って……なんか「買った方がいいよな」って迷っていたんですね。

「明日でいいやは」「だめかもな」って思って「勇気出して注文」したところでした。

この「なんか」「ありそうだな」って「直感」……けっこう当たるんですよね。

災害時、お互いの集合場所や、備蓄、避難準備態勢、車中泊準備……全部、今すぐ取り組んで、いつでもスタンバイしておかないと……いけないよなあ。

やることいっぱいありすぎだよな。

ま、毎日少しずつでも……していこうと思います。

 


(内海君:小市民)