内海新聞のブログ

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2084:スリムと栄養失調の勘違い

 武田式料理学校やって驚いたのは生徒さんの女性で「スリムで美人」を勘違いして「単なる栄養失調で発がん直前」みたいな人が多かったことです。

BMIが20以下だと「アウト」
 簡単に知る方法はBMIを見ることです。医師・管理栄養士も「医学的にはBMI22が長寿命最適ゾーン」としています。

今の私は21台。ただ、生徒さんのサラリーマン、中高年の男性は「24」とか太り気味の人がほとんどです。

すでに……内臓脂肪がつきまくっている状態なのです。

ところが、だからといってBMIが低くてやせていればいいかというとダメで、まずい人は「17~18」とかがけっこう多い。

こういう人は「やせています」「ひょろっとしてます」「小食です」という感じです。

顔が悪いとかでなく、逆にその辺歩いていたら「太っていないし」「スリムだよね」かもしれない。

特に女性は「勘違いダイエット」しまくる人が100%なので。アイドルや女優だろうが、OLさんだろうが、私の経験でも「美人ほど」「やせることに執着する」傾向があります。

そのために「飯抜き」「水抜き」とか平気でしたり、「ご飯は少し」「レストランでも残す」「朝食はスティックの菓子だけ」とか……

あるいは「糖質カット」「糖質制限」に走っている人も多いかもしれません。
それも……アウトです。今すぐやめたほうがいい。

栄養のことをわかっていなかった自分はそういう女性たちを「すごいね」ぐらいにしか思っていませんでした。

というか、自分は幼稚園時代「デブ・肥満児」だったので「いかにやせるか」で「うらやましい」ぐらいです。

ところが、この「勘違いダイエット」「小食」……実は、やせてスリムどころか「発がん」の原因なのです。また、循環器においても致命的な病気になっていく原因なのです。

■栄養失調になると20代、30代でも発がんする
 BMIが17とかの人の食事をみると「異様に食べる量が少ない」「食べられない」という話が多いです。

「朝食を食べないです」なんて人もほんと多い。
これ自分で言うだけで「美談どころか」「死の平均台カイジ状態で歩いているね」です。

とにかく「朝食を食べない」は医師も管理栄養士も「絶対ダメ」と断言するポイントです。食べようね。ちゃんと……。

それでも、本人は「朝はコーヒー飲んでパン少し。野菜なし」「昼はパン買って食べて終わり」夜も「納豆ご飯つくったので栄養はある」……こんな感じで「食べたつもりで」「栄養はとれていない」毎日です。

いっぽうで「外食」「お菓子」「スイーツ」などはするわけです。ますます「砂糖のとりすぎ」「食べているのは炭水化物がメイン」で「野菜」「タンパク質」は「実質なし」なのです。

これって太らないけど「血中糖濃度が高くなる」パターンです。ましてや「ジュース」「炭酸飲料」「缶コーヒーや、会社のベンダーのコーヒー、ミルクティー」とか「飲んでいたら」

砂糖注入です。

■やせているし、検診では異常ないように見えて「すでに糖尿病」
 糖尿病と循環器病(心筋梗塞脳梗塞)は「兄弟」みたいなものです。その根幹にあるのは「血管の劣化」「血液成分の悪化」です。

とくに「血糖が高い」「血圧が高い」……こういうのは「最悪」となります。

ちゃんとした病理があります。簡単に説明しますね。

みなさんが「甘い、砂糖の入った」「飲み物、食べ物」を食べる。あるいは野菜やたんぱく質を食べず「炭水化物のご飯やパン、麺」だけを食べている。

これは小腸から「急速に」「吸収」されます。そして「血液に行き」「血糖値」を上げます。

今、糖尿病内科、循環器内科で問題になっているのが「血糖値の異常上昇の振幅の繰り返し」です。

これを「血糖値スパイク」といいます。

正常な人は血糖値は下が70、上が109とかです。ここに食べた「砂糖」がきたら、食べた糖質の量分「血糖が上乗せで上がります」

そして糖尿病内科・循環器内科とかでは「いいとこ食べても180以内で上昇終わってね」って管理栄養士も入れて指導しています。

私の場合、糖尿病ですのでいまだに空腹でもすでに血糖値は120~140あったりします。そこに食べると「180」どころか「200」「300」まで上がってしまう。とくに……外食です。

なぜかというと「外食は」「うどん、そば、スパゲッティ、白米」にせよ「量が多い」のに「野菜やたんぱく質は少ない」メニューがほとんどだからです。

目安として、白米のご飯は「小さな茶碗1つ」で80上がる。大盛、牛丼大……みたいな食べ方をしたら200、300行く。

それを防ぐためには「千切りキャベツ100g以上」とか野菜を食べるのと「豆腐1丁」ぐらいを同時に食べる必要があるのです。

でも……外食でそれだけの品数で……あなた食べないでしょ?
社食でも……。

ということは「素うどん1杯でネギ少々」で食べているような人が「圧倒的に多い」のです。

また「栄養バースナック」みたいなものだけでもいいと……錯覚しているアホ……それも「炭水化物」なので。

あー、食物繊維入り……とかラベルに書いてあっても「文字だけ」です。足りません。

さっき書いたように「千切りキャベツ100g」毎食いる。これに代わるのは「こんにゃく100g」とかです。

食べてないよね……あなた。だったら……簡単に食後の血糖値は「爆上げ」している。

その結果何が起きるかというと「ランチタイム過ぎて、3時間ぐらいした15時ぐらい」「猛烈に眠気が襲ってくる」ことです。

サラリーマンの人は特にそうなる。

工場労働とかで構内を歩き回る人は、案外クリアできる。なぜなら「有酸素運動であるウォーキング」を自動的にしているからです。

デスクワークの人は眠くなっているでしょう。

それは……「毎日、血管内部の血液の血糖値スパイクが起きて」「血管を損傷」しているのです。

だからやせているから「糖尿病」ではない。「検診ではHbA1cが5.8超えていない」と思って「それは糖尿病の武田さんだからでしょ?」「自分は関係ない」……いえいえ……あなたは「すでに糖尿病状態」なのです。

■砂糖・糖は「人体すべての炎症のもと」
 それで、血管は「全身の臓器」「筋肉から皮膚」まであらゆるところに「毛細血管」で「接続」されて「血液が循環」しています。

そう……あなたが食べた「高血糖の血液」は「全身すみずみまで」「心拍数の数だけ」「流れている」のです。

この「糖が高い血液」は何をしでかすか?それは「炎症」です。AIに説明させようか。

■血液中の糖濃度が高いと炎症が起きるのはなぜか?
AI:血液中の糖濃度が高いと、
1.糖化終末産物(AGEs)の生成: 高血糖状態では、グルコースとタンパク質が反応して糖化終末産物(AGEs)を生成します。これらのAGEsは炎症反応を引き起こすことが知られています。

2.サイトカインの放出: 高血糖状態では、体内の細胞が炎症性サイトカインとして知られる炎症性分子を放出する可能性があります。これにより、免疫系が刺激され、炎症反応が引き起こされます。

3.酸化ストレス: 高血糖は酸化ストレスを引き起こす可能性があります。これは細胞や組織に損傷を与え、炎症反応を誘発する要因の一つです。

4.細胞内シグナル伝達の変化: 高血糖状態では、細胞内のシグナル伝達経路が変化することがあります。これにより、炎症反応が活性化されます。
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医学的に明快でしょ?こういうメカニズムで「人体のあらゆる組織で炎症」が起きます。

たとえば「かゆみ」「痛み」もそうした組織が刺激されて起きているのです。

だから「甘いものを食べていたら」「ケガや病気」「痛み」「かゆみ」が「起きやすい」「治らない」と思うといいです。

皮膚のかゆみって、ヒスタミンとか、あー、花粉症やらアトピーだとか……ああいうのも全部「砂糖や糖による」「高血糖の刺激」が関与しています。

なので「砂糖・糖のとりすぎは」「万病のもと」なのです。

■「発がん」にも大いに関係している
 がんの発生は「体内の細胞での」「慢性的な炎症」によって「細胞修復のDNA転写(コピー)が失敗」し「異常なDNA配列」が「突然変異で起き」「がん細胞になる」ことで起きます。

なので「正常なDNAの転写」のサイクルで「正常な細胞修復・再生」が続くようにしなければなりません。

でも、老化すると「免疫細胞が減る」のと修復の命令を出す中央司令部の「エストロゲンホルモンが枯渇」するので、この「正常な細胞修復・再生」が「基本ベースでできなくなっている」状態に「ダメ押し」で「炎症」が襲う。

炎症が起きたら「正常な細胞に戻すために」「今の細胞を免疫細胞が食い殺して破壊して」「解体作業して」「更地にして」「新たな細胞を製造して修復する」作業がいります。

ところが「壊すための免疫細胞がいない」「壊したのに解体が途中でストップ」「更地にできない」「製造しようとしても新たな細胞を生み出す資材=栄養がない」と……

結果、いびつで異常な「がん細胞」しか製造できなくなります。

これが「発がん」です。

わかったでしょ?発がんは「年齢が若くても」「栄養が足りなければ」「容易に起きる」ということが……

若い女性や男性が「スキルス胃がんで短命」、サニージャーニーが「32歳でもう、すい臓がん」になるのは

「食事の栄養不足」を「自覚していなかった」ことなのです。

■栄養不足が心臓病になる理由
 では循環器内科の領域での「栄養不足が原因」がどう影響しているか説明します。簡単にいうね。

同じように「血管内の血液の栄養が」「高血糖」が続いている。そこに外食とか、味噌汁飲みまくる、うどん、そば、ラーメンのスープを飲み干している……こういう日常を続けている人は

「血液中の塩分濃度」も「高く」なります。だって、塩を体内に入れているのだから。

「塩味が薄くちゃおいしくない」って「錯覚」している人が「圧倒的に多い」です。私もでした。

でも、循環器内科医は「限りなく塩分下げろ」って「叫んで」いますよ。うそじゃないから。病院行ってください。ポスターまで貼ってある(笑)

■血液中の塩分が上がると何が起きる?
 血液中の塩分は「腎臓」によってモニタリングされ「塩分が濃い」と「血圧」が上がるように腎臓はコントロールします。

血圧が上がるわけ。

で、常時「塩が多い食べ物」を食べている人は「血液中の塩分濃度が高いまま」なので「血圧も高いまま」で「固定化」される。ここが問題なのです。

プレジデントが大好きな(あの雑誌害悪ばっか流すよね)、和田秀樹ですか?精神科医なのに専門外の循環器内科のネタで「高血圧でいいんだ」ってわめく。

あれ……信じたシャッチョーサン、あほだよね。死ぬよ。

「血圧は限りなく低いほうがいいんですよ」マジです。

どういうことか?説明するね。

確かに人間は「運動」とかする。お風呂に入ると「血圧」が上がる。血圧が上がることで何が起きる?血液の酸素が末端の毛細血管に「よく流れる」

確かにいいんだよ。だけど、それは「一時的にはいいけど」「ずっとはまずい」
何がまずい?

「血管が」「硬化」するもとになるのです。つまり「動脈硬化」を起こしてくる。

■心臓・血管は自動車のエンジンと似ている
 どうしてかというと「自動車のラジエーターホース」がわかりやすいかな。
ガソリンエンジンの車には「エンジンの200℃近い熱を」「冷やしてエンジンが壊れないように」「冷却水」を「常時循環させて」「熱を奪って」冷却しています。

この部分の水をエンジンからラジエーターの装置に循環して流すための「ゴム管」があります。

エンジンルーム開けると太いゴム管が目の前にあるよね。それ。途中に「弁」がついているよね。「ラジエーターキャップ」というのだけど。

この太いゴム管、新車だと「握ると」「やわらかい」のですが、年数たってくると「硬くなる」それで「交換」しましょう……とメカニックは言うね。

このゴム管、なぜ硬くなるのですか?それは「高温」「高圧」の「水」が「常時」「流れて」「水圧」で「パンパンに張る状態が続く」からです。

そこに「紫外線」「エンジンの熱」で「ゴム管の組織が酸化ストレスで劣化(笑)」して「やわらかさを失う」わけです。

で、なぜメカニックは交換を推奨するか?
「このまま硬くなったゴムでいたら、いずれ割れてくる」
「割れたら、中の高温高圧の熱湯が噴き出し」
「そのままエンジン自体が壊れてしまう」
「つまり、ラジエーターが逝ったら心臓破裂になって廃車に即なる」
からです。

さらに、この太いゴム管が「柔軟でやわらかいと」「伸び縮み」によって「高温高圧の水流の調節」も同時にしているわけ。

車の場合は「ラジエーターキャップ」の部分でも水圧を調整しているんだけど。人間の場合は「腎臓」がやるのね。

OK?心臓と自動車のエンジン・冷却機構……本質は似ているのよ。
人間の場合「ラジエーター」に当たる部分が「腎臓」ね。

■高血圧は血管と腎臓を破壊する元凶
 つまり「高血圧で常時いる人は」「血管内の血液の流れる速さが高速ジェットになるので」「血管内皮が損傷」「血管筋細胞も筋トレ状態で固くなり」「血管の柔軟性が失われて」「高血糖の血液が」「腎臓に押し寄せて」「腎臓のミクロン単位の糸球体フィルターを」「目詰まり」「破裂」させて「腎炎」を起こし最終的には「腎不全」「透析」「死」になる。「腎臓が壊れる」

いっぽうで並行して「動脈硬化を起こして」「動脈がひび割れて」「大炎症になり」「血栓ができて」「心筋梗塞を起こしたり」「脳梗塞を起こして」「死ぬ」わけ。

なので、いちど「腎疾患」「循環器病」になったら「並行して」「腎臓内科」「循環器内科」両方にかかって治療をしていかないといけないの。

大変な一生になるの。

原因は「血液の水流が強いことがいつも続いてしまう」「炎症を起こす砂糖が多い」ことなの。

逆にこうなりたくなければ
「血液の水流は可能な限り弱くする」「炎症を起こさない=砂糖を体内にいれない」ことなんだよ。

OK?病理と治療戦略が……描けたよね。あなたにも。

■循環器病の治療戦略は「案外単純」
だから、循環器内科医は必死に
(1)減塩。厚労省推奨の「1日すべての食事でのトータル6グラム以下」で食べる。※武田式ではこれを採用しており、1食の塩は2グラムで下げて調理していますけど私の血液検査でも減塩を徹底してからeGFRの腎臓の数値が改善しました。

(2)「血圧下げてくださいね。110が至適だけど、心臓病の人はより低く、100、90……下げてください」という。

そして「血液中の血糖をとにかく下げましょう」と。
※ただ下げるといっても100~70程度までね。50以下は死ぬんで(笑)下げすぎてもダメ。

(3)さらに「血液の粘度をサラサラにするためにEPAが多い青魚(イワシ・サバ)食べてね」って100回、1000回「いう」わけ。
※医師側でEPA濃縮製剤を処方もしているけど、重症な患者じゃないとできない。基本、食事で食べたほうがいい。

(4)「血管内の炎症の原因はLDLコレステロールが血液濃度で高いと起きますので、LDLコレステロールを食事で余分に体内に入れない努力をしましょう」

(5)血管は筋肉繊維の細胞でもあるので「運動による刺激」で「筋肉をへたらないように」する軽い筋トレはいっぽうでする努力……「有酸素運動」「無酸素運動=筋トレ」しましょう……

……ってさんざん言うけど……その通り。

血液の粘度は「エンジンオイルのグレード」と同じ考えですね。
エンジンオイルも0W-20だと「さらさら」ですので。「0W」の部分の「粘度」を上げるとエンジン回転を阻害してその分回りが悪くなります。

でも、あなたは今の「変な食事」で「高血糖」「高血圧」を何年、何十年「続けて」「ストレスをかけ続けた生活」をしているんだよね?

え?気づいた?今すぐ自分の血圧、計ってみてくださいね。いくつですか?
最高が110以下ですか?110でも「ふつう」でしかなく、

循環器病になりたくなければ……100以下90、80みたいなレベルに安静時いないといけないのです。

140とかそれ以上……行ってる?まずいね。病院行かないと(笑)

スマホニュースの和田&プレジデントの記事……アウトだから
 和田秀樹は大間違いだね。「高血圧でもかまわない」……そんなこと抜かしているようじゃ死ぬよ。

和田医師が完全に錯覚しているのは
「血管が子供の若さで、やわらかく柔軟であれば」「高血圧であろうと」「耐えられるが」
「栄養不足で」「血液成分が悪化し」「血管細胞組織自体も劣化」して「硬化」しているような人にとっては「血圧が高いことは」「血管のひび割れと破裂」「炎症と血栓を生み出すだけ」だということなの。

こうした「病理」「メカニズム」「細かいプロセス」彼……頭に描いていないよね。精神病の専攻だから……でも、こういう話って「看護師とか柔道整復師が」「国家試験受験する」「基本的な解剖生理」の授業のレベルなんだよ。

その……レベル……も、和田医師……理解していないの?理解していたら……あんなこと言えないよ。

■栄養不足でBMIが17台とかが、いかにまずいか?
 これで「問題の全容」「どうしたらいいか?」医学的にわかったと思います。

私が現在困っているのは「やせすぎた」「栄養失調」の人たちを「どうやって」「正常なBMI」に「引き上げるか」です。

単純に「砂糖飲ませたら」そりゃ砂糖は体内で「脂肪」になるけど、今回太ってほしいのは「筋肉」「皮下脂肪」が「適度」なので。

砂糖は肝臓で「内臓脂肪」になってしまうので「フォアグラ」になるだけ。

しかも「血糖値が爆上げ」して「死ぬ」し。

なのでやたら炭水化物を「爆食いすればいい」なんて言えないよ。

炭水化物を理論上「多く」「血糖値スパイクを起こさず」体内に入れるには
「食事回数を3回どころか、5回、10回に小分けする」
という方法も理論上はあるんだけど(管理栄養士の話だと40回にわければいいが、1日食べているだけのアホみたいな話になる)

これやると「歯科での虫歯の発生」になるのです。食事と食事の間は「歯の溶ける修復」を4時間ぐらい開けてする必要があるのです。

間食とかお菓子、だらだら「ながら食い」が多い人は「虫歯」「歯周病」なりやすいし、なってる。

だから「片一方でよし」が「片一方では悪い」……トレードオフの問題に直面します。

実は、こういう人たちは「胃も小さくなり」「食べる量も少ない」ことが多いです。すでに「全身が弱っている」状態なんです。

でも本人は「やせているから、健康なんだ」ってずっと思っています。

それでも、日常生活やサラリーマンしていられるのは「オフィスワークがメインでたいして運動していない」からだと思います。

実は肺がんを発症した20代の男性の方もBMIが17台だった。
本人は気づいていなかったが「明らかに栄養不足」「栄養失調」で暮らしていた。

つまり「ベッドに寝たままベットごと立てて歩く病人」状態なわけです(笑)

病院の管理栄養士にも「やせすぎたり、BMIが異常に低い人たちをどうやって太らせればいいのですか?」って聞いたのですが

「無理かもしれない」と言われました。
「もう、その状態が固定化しているから、やたら食べさせても胃腸が耐えられないし」

「でも……この状態が続いたら、若くしても発がんしますよ」
「心臓病にもなって早死にするでしょうし」
「うーん。困った」

……そういう状況なんです。

■痩せの人の正常化戦略を考えてはみるのだが
 もちろんBMIが20切って17とか落ちているような人は「基本カロリーも低い」わけで「食べる量を徐々に増やして」「筋肉を落とさず」「内臓脂肪は増やさず」「皮下脂肪が適度に増えていく」レベルで「トータルでは体重増」にさせないといけないです。

はー。だれか名案があったら教えてほしいわ。

「肥満のダイエットは世間でも本でも、いう人はいくらでもいるけど」
「痩せを太らせて健全化する」はないんだ(笑)

まあ、唯一似ているのは「アフリカやアジアの飢餓貧困の栄養問題」と一緒なんだけど。

ということで、今日もこの問題を毎日考え続けています。
(内海君:小市民)