内海新聞のブログ

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1939:主婦が糖尿病になる理由と壊れた腎臓を戻せる可能性

 40代の主婦の「ともち」さんが糖尿病。自分がなぜ糖尿病になったか「理由」を動画で話しています。皆さんも観たほうがいいです。
★【糖尿病】即入院? HbA1c、血糖値がヤバイ…

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発覚のきっかけは「市の検診」で血液検査をしたと。何気ない、くだらなさそうなこうした検査で重大な病気……けっこうみつかるので……皆さんもバカにせず検診などは受けておくことです。
HbA1cが6.3……これだと、今の私よりはるかに「いい数字」ですが、医師からすれば「糖尿病の扉が開いていますね」。ということで、本当は……この時点で管理栄養士が介入して「積極的な食事療法、運動療法」を生活のメインとしてストイックにやったら……逃げられたかもしれない。

ところが、この方は「なめて」「だいじょうぶだろう」と……前と変わらない生活を続けてしまった。

そうしたら「手がしびれるようになった」、さすがにまずいと自覚して病院を受診。
HbA1cが8.6
血糖値が362
……私でも血糖値362はなかったな。こりゃ完璧ヤバいです。6から8に転落するのも案外短期間でしたね。

HbA1c8台は合併症リスクが一気に上がってくるんで……「神経」「緑内障白内障」「腎炎」のいわゆる「しめじ」が出ます。

主治医の提案だと「入院」だったそうですが、子連れで難しいので「自宅でのインシュリン注射」にいきなりなりました。

自分で毎日注射しないといけないんで……自分は嫌ですね。麻薬患者みたいになっちゃうし。

ただ、血糖値がこれだけ高い場合は「急速に下げられるインシュリン注射」が治療選択肢として正しいこともあって……まずは下げて……それから長期療法(可能なら投薬や食事・運動療法)でがんばる……という治療戦略が今のメインだと思います。

で、彼女が「なぜ自分がなったのか?」反省して告白していたのはこの動画ですね。

★【糖尿病】これが糖尿病になった理由…

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彼女は普通の主婦でしたが、姑と同居、子供の出産と育児で「ストレス」がたまり「ストレス解消で食べる」ことで「お菓子、パン、アイス、チョコレート」を毎日のように食べるようになったと……

これまで私の記事を読んできた人なら「なるほど、そうなんだ」と理解されたと思います。

糖尿病になるのは簡単なんです。誰でもなります。その食事で。間食で。

外食してデパートのお惣菜やケーキ買って、スーパーではスナック菓子やチョコレート、和菓子などのコーナーをうろついて買って……缶チューハイやサワー、ペットボトルのジュースやミルクティー、そういうものを飲んでいたら……簡単に糖尿病になる。

サニージャーニーの人も、こういう「自分がなぜ膵臓がんになったのか?」「毎日のスイーツや食べ歩きがまずかった」と言ってくれる方が……膵臓がん予防のためとこれ以上犠牲者を増やさないための貢献になるのだけど。その辺……やらないのが私的には「ダメだな」です。

■彼女の動画で気になったポイント
 彼女は自分の日ごろの食事の調理風景を写しているのですが、観ていて「不安」になったことがあります。

彼女、脂が多い豚肉、安物のサラダオイルを多用していますね。栄養学やらないで栄養指導を受けていない人は「このレベルでだいじょうぶ」と思っている。

少しでも勉強しだしたら、脂が多い豚肉も、サラダオイルも「NG」だと理解するので使わないです。

だけど2つの動画とも使っている。多分、砂糖や甘さも料理に加えているかもしれない。いや……気づかないだけで「甘い麺つゆ」「ドレッシング」等も使っているかもしれない。ソースもトマトケチャップも入ってるので。

モロ砂糖使わなくても……間接的に入っているメーカー食品を多用すれば……食べる際の糖質量はちゃっかり「砂糖菓子」になっています。

それを自覚してほしかったです。そのポイントを直せないと……何やってもうまく行かない。

もし、彼女が武田式をやったら……多分、いい結果になると思うけど……残念教えてあげられない。向こうが言ってくるならいいけど……接点がない。

今、かつてHbA1cが10とか8行って武田式で6.8まで下がっている自分がいても……。もどかしいね。

■壊れた腎臓元に戻せないか?ダメもとでAIに聞いてみた
 前回の記事で腎臓の「糸球体(しきゅうたい)」という血液をろ過するフィルター部分。これ、毛細血管の血糖やAGEsで破壊されて機能不全になると。

で、思ったのですが「武田式では毛細血管の機能不全を改善できている」「血管の状態や血液成分が正常化できれば」「動かない糸球体が復活できるのではないか?」

「腎細胞の破壊は不可逆的」……ですよ。はい。わかってるけど、ダメもとで「戻せないかな?」って考えるわけです。

なぜかというと、私のeGFRが「改善」したからです。60台が70台に戻った。ということは、失われたか、機能不全になった腎細胞が「復活」した可能性がある。

それで、AIに聞いてみたのです。基本的なことから聞いて、深堀していくよ。面白いから一緒に読んでいってね。

■eGFRは腎臓の何を表すのか
AI:eGFR(推定糸球体ろ過率、Estimated Glomerular Filtration Rate)は、腎臓の機能を示す指標の一つです。eGFRは、血液中のクレアチニンという物質の濃度を基に計算され、腎臓が血液をろ過する能力を推定するための数値です。具体的には、eGFRは以下のようなことを示す重要な情報を提供します:

腎臓のろ過機能: eGFRは、腎臓が血液から老廃物や余分な物質を取り除く能力を反映します。正常な腎臓機能を持つ人のeGFRは比較的高く、腎機能が低下するにつれてeGFRは低下します。

腎臓疾患の診断とモニタリング: 医師はeGFRの数値を用いて、腎臓疾患の診断や進行をモニタリングするのに役立てます。特に、糖尿病や高血圧などの慢性的な疾患が腎臓に影響を及ぼす可能性があるため、eGFRの定期的な測定は重要です。

薬物投与の調整: eGFRは、一部の薬物の投与量を調整する際にも使用されます。腎臓の機能が低下している場合、薬物の代謝や排泄が遅くなるため、通常より低い投与量が必要となることがあります。

eGFRの数値は、一般的にミリリットル/分/1.73㎡(mL/min/1.73㎡)で表されます。正常なeGFRは一般的に90 mL/min/1.73㎡以上とされ、60-89 mL/min/1.73㎡は軽度の腎機能低下を示し、それ以下の数値は腎機能低下が進行していることを示すことがあります。ただし、正確な診断や治療には、他の臨床的な情報と組み合わせて評価する必要があります。腎臓の健康を維持するために、定期的な医師の診察とeGFRのモニタリングが重要です。

■糸球体は再生するのか?
AI:糸球体は腎臓の重要な部位であり、主に血液をろ過し、尿の形成に関与します。一般的には、成人の糸球体は再生しづらいとされています。糸球体は多くの場合、一度損傷を受けたり機能が低下したりすると、その機能を完全に回復することが難しいことがあります。しかし、いくつかの条件下では一部の再生が起こることがあります。

以下は糸球体の再生に関する考えられる状況です:
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【軽度の損傷】: 軽度の糸球体の損傷や機能の低下の場合、一部の修復が可能です。身体が傷ついた部分を修復しようとする自然なプロセスが働くことがあります。
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【幹細胞による再生】: 一部の研究によれば、腎臓には幹細胞が存在し、これらの幹細胞が糸球体を含む腎臓の細胞を再生するのに寄与することが示唆されています。ただし、このプロセスは限られた状況で起こると考えられており、完全な再生が保証されているわけではありません。

【慢性腎臓病】: 重度の糸球体損傷や慢性腎臓病の場合、糸球体の完全な再生は難しいとされます。このような場合、腎機能の低下を遅らせるために医療的介入や腎移植が検討されることがあります。

要するに、糸球体の再生は一般的には難しいプロセスであり、損傷が進行すると腎機能が低下する可能性が高まります。そのため、腎臓の健康を維持し、腎機能の損傷を防ぐためには、予防措置と定期的な医療チェックアップが重要です。

……おや?AIはありうることを示唆している。

■糸球体の組成は?
AI:糸球体は、腎臓の基本的な構造の一つであり、腎臓の血液ろ過を担当する部位です。糸球体の主要な組成要素には次のものが含まれます:

血管構造:
【アフェレント動脈】 (Afferent Arteriole): 糸球体に血液を供給する血管です。アフェレント動脈から糸球体への血液供給が増加すると、糸球体内の血圧が上昇し、ろ過が増加します。

【グロメルルスカプセル】 (Glomerular Capsule) またはボーマン嚢 (Bowman's Capsule): 糸球体を取り囲む二重の袋状の構造で、血液中の成分をろ過する役割を果たします。
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【血管内皮細胞】: 糸球体内の血管構造は内皮細胞で覆われており、血液と糸球体の間で物質の交換を可能にします。
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【メサンジウム細胞】 (Mesangial Cells): 糸球体内に存在し、血管構造を支え、糸球体の機能を調節する役割を果たします。

【ポデサイト】 (Podocytes): ポデサイトは糸球体内の血管構造の外側に存在し、細胞間の隙間を形成します。ポデサイトはろ過の際に選択的なフィルターを提供し、血液中の物質の選別を行います。

【基底膜】: 糸球体内に存在する基底膜は、血管構造と糸球体の細胞間の支持と障害物の役割を果たします。

……どうよ!【血管内皮細胞】があるね。やっぱ高血糖、血糖スパイク、AGEsモロ関係している。

高血糖やAGEsで糸球体の血管構造や血管内皮細胞がこわれると糸球体のろ過機能が働かなくなるということか?

AI:はい、高血糖やAGEs(高度糖化終末産物)が腎臓に悪影響を及ぼすことがあり、その結果、糸球体の血管構造や血管内皮細胞が損傷を受け、糸球体のろ過機能が低下することがあります。この状態は糸球体の損傷を伴う糖尿病性腎症(Diabetic Nephropathy)として知られています。

以下は、高血糖やAGEsが腎臓の糸球体に与える影響についての詳細です:

【糸球体の血管構造への影響】: 高血糖状態では、糸球体内の血管構造が変性し、壁が厚くなることがあります。これにより、血管の柔軟性が低下し、正常な血液流入と血液ろ過が妨げられます。

【血管内皮細胞への影響】: 高血糖やAGEsは、血管内皮細胞にダメージを与え、血管内皮の機能が低下する可能性があります。血管内皮細胞は、血管の内側に位置し、血管の健康を維持するために重要な役割を果たします。損傷した血管内皮細胞は炎症や血管の収縮を引き起こし、糸球体の正常な機能に影響を与えます。

【糸球体のろ過機能の低下】: 糸球体の血管構造や血管内皮細胞の損傷により、血液中の成分が適切にろ過されなくなる可能性が高まります。これはタンパク質や老廃物が尿中に漏れ出すことを意味し、糸球体のろ過機能が低下する結果として、尿中にタンパク尿(タンパク質が尿中に過剰に排泄される状態)が現れることがあります。

■逆に糸球体の血管構造や血管内皮細胞が再生したり正常になればその糸球体の機能は回復するということか?

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AI:糸球体の血管構造や血管内皮細胞が一度損傷した場合、その組織が完全に再生し正常になることは難しいです。
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一度損傷した糸球体の構造や細胞が完全に正常に戻ることは稀で、糖尿病性腎症などの進行性の腎臓疾患では、組織の損傷が進行することが一般的です。

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ただし、軽度の損傷や早期の段階では、一部の修復が可能です。
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身体は軽度の損傷を修復しようと試みる自然なプロセスがあります。このプロセスには、細胞の再生や炎症の減少などが含まれます。また、特定の治療法や生活習慣の変更(例:高血圧や高血糖の管理、タンパク尿の制御)が、糸球体の機能に改善をもたらすことがあるかもしれません。

しかし、重度の損傷や進行性の腎臓疾患の場合、糸球体の損傷は不可逆的であり、完全な回復が難しいかもしれません。このような場合、腎機能の低下を遅らせるために医療的介入が必要となり、腎臓の代替療法(透析や腎移植など)が必要になることがあります。

……ゼロじゃないね。つまり「壊れかかって機能不全初期」なら「戻せる」可能性がある。これは救いだよね。

じゃあ、今回の私の「改善」はいけてるか??聞いてみよう。

■eGFRが低下を続けている所で血糖コントロールが改善したらeGFRも上昇した。何を意味するか?

AI:eGFRが低下している状態で、血糖コントロールが改善され、eGFRが上昇した場合、これは通常肯定的な兆候です。これが意味することは次のとおりです:

【腎臓への悪影響の逆転】: 高血糖(糖尿病)や他の代謝性疾患が腎臓に悪影響を与え、eGFRが低下することがあります。血糖コントロールの改善によって、糸球体や腎臓組織への悪影響が軽減され、eGFRが向上する可能性があります。

【炎症や糸球体の損傷の軽減】: 高血糖状態や代謝性疾患は炎症を引き起こし、腎臓の糸球体や組織に損傷を与えることがあります。血糖コントロールの改善によって、これらの炎症や損傷が軽減され、腎臓の機能が回復する可能性があります。

【腎臓への保護】: 血糖コントロールの改善により、腎臓に対する進行的な悪影響が遅らせられることがあります。これは腎臓の機能を長期的に保護する助けになる可能性があります。

ただし、eGFRの上昇は一時的なものか、持続的なものかは状況により異なります。
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持続的なeGFRの向上が続く場合、腎臓への負担が軽減され、腎臓の健康が改善している可能性が高いです。
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しかし、一時的な上昇であれば、一時的な要因(たとえば、水分摂取の変化、薬物の影響など)が影響している可能性も考えられます。

……さあ、未知の領域だけど希望は出てきた。
「食事療法で腎機能の劣化のストップ、回復ができる可能性がある」

こういうことが分かってくると「楽しく」なるね。

■eGFRが90から70台に既に低下して長期間の場合、元の20分上げることは血糖コントロールだけでは無理か?

AI:eGFRが長期間にわたって低下しており、特に70台まで低下している場合、元の値である90に戻すことは、単に血糖コントロールだけでは難しいことが多いです。eGFRの低下は、慢性的な腎臓の損傷や腎臓疾患の進行を示唆しています。
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えーん。マジかよー
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腎臓の機能を改善し、eGFRを元の値に戻すためには、以下の点に注意する必要があります:

【血糖コントロール】: 高血糖は腎臓に悪影響を与える可能性がありますので、糖尿病の管理が重要です。適切な血糖コントロールを維持することで、腎臓にかかる負担を軽減し、進行を遅らせることができます。

【血圧管理】: 高血圧は腎臓にも悪影響を及ぼす可能性があります。血圧を適切に管理し、腎臓への負荷を軽減することが重要です。

【健康的な生活習慣】: 喫煙を避け、適度な運動を行い、バランスの取れた食事を摂取することは、腎臓の健康を支えるのに役立ちます。

【薬物治療】: 医師が必要に応じて腎臓を保護するための薬物療法を提供することがあります。これには腎臓保護薬や利尿薬などが含まれます。

【適切な腎臓のモニタリング】: 定期的な医療チェックアップと腎臓の機能検査を受け、eGFRの変化をモニタリングすることが必要です。

■結論
1.とにかく「高血糖」「血糖スパイク」「AGEs」がないように、食事内容を適正化する。

2.高血圧=腎臓の問題と認識し、血圧が上がる高塩分の食事を避ける(外食、ファミレスのメニューは1食で厚労省1日のトータル基準をオーバーする)

単純だけど、毎日続けていくのが大変なんだ。

でも、武田式を続ければ……うまく行く気がしています。
(内海君:小市民)