内海新聞のブログ

1996年創刊の我が国最初の電子新聞

2075:武田式料理学校生徒の感想●慢性胃炎がまずい理由

 なかなか驚くレポートがきました。20代のご家族で半年ぐらい前から武田式をテスト的に始め、1月からは本格的に料理作って食べているスターマインドさんからです。

武田式料理教室3か月のレポートになります。
また、体重の記録のグラフは以下のブログにまとめました。
https://star-mind.hatenablog.com/entry/20240409/1712661461
■母乳の出について
 妻は最初は朝食のオートミールに豆乳のみでしたが、途中から牛乳も追加するようにしたところ、母乳の出が良くなりました。
胸が張る頻度も増えたみたいです。

■長男も慣れてきているようです。
 最初は基本メニューを粉チーズや牛乳で薄めていましたが、今は普通に食べています。

野菜は相変わらず食べが悪いですが、わかめ・こんにゃくはもりもり食べます。こんにゃく・わかめはもっと取り入れていこうと思います。

イワシ・鯖もしっかり食べてくれるし、オートミールもち麦よりおいしいそうです。

■長女、離乳食開始
 オートミールで始めました。今は5gくらいをすりつぶし、お湯でふやかしたものをあげています。

かなり食べがいいです。長男のときは白米でスタートしていましたが、食べが良くなかったです。

ただ、長女も葉物野菜をあげたとたんに食べが悪くなりました。オートミールと混ぜても食べが良くなかったです。

母乳がメインですので、オートミールでおいしく食べることを体験してもらう感じにした方が良いのかな?と思っています。

■体重キープしながら内臓脂肪が落ちていく
 ブログの方にも書きましたが、体脂肪率・内臓脂肪レベルが着実に落ちてきているのが分かりました。

すごいです。ありがとうございます。体重はキープしながら脂肪は落ちる、今までにない感じでございます。

今週末に会社の健康診断がありますので、そちらもまた報告させていただきたいと思います。

もち麦ピラフ、ありがとうございます。
取り入れていきます。

毎日天津祝詞唱えながら武田先生の快調をお祈り申し上げています。

■肌がきれいになり帝王切開の傷がきれいに治った
 肌に関しましては、特に妻の方がキレイになっています。過去の写真と比べると、むしろ今の方がキレイに見えます。化粧をしなくても化粧をしている人よりキレイに見えます。

大きな違いは帝王切開のキズだと思います。

長男を産んだあとは大きめのケロイドになっていました。今回、長女も帝王切開でしたが、現時点で、ケロイドはなく、ただ線が残っている程度でございます。
伸び伸びになったお腹の皮は残っていますが、経過観察してみます。

■指のささくれや荒れがなくなる(創傷治癒が早い)
私自身も指のささくれがなくなりました。

■若返っていくのを実感
 我々夫婦では、シワやたるみはまだないので、実感はあまり感じていなかったのですが、保育園の関係で、同世代か少し上くらいの保護者の方達を目にして、その時「なるほど」となりました。

武田式料理教室は本当にすごいです。

■生徒希望の方
u23news@yahoo.co.jp
まで。「料理学校希望」とタイトルにお願いします。
(内海君:小市民)
==========================
医学●慢性胃炎がまずい理由
==========================
 生徒さんで慢性胃炎になって困っている方がいるので、消化器内科での治療と並行して武田式で回復促進を希望されていましたので、またもや「慢性胃炎」の「病理」と「武田式のアプローチでどう治癒促進できるか」考えていました。

慢性胃炎は「ポリープ」より「最悪」の病気
 慢性胃炎というと「飲み薬」「キャベジン」……みたいな「仕方ない病気」なのかな「死ぬほどの病気」じゃないのかな……と思っていました。

ところが、調べて病理を考えていたら「とんでもない」「一刻も早く治さないとまずい」という病気でした。

みなさん「胃のもたれ」「不快感」「胃痛」……食べたり、お腹すいたら起きたりしていませんか?

とくに「痩せ気味」「スリム」な人、女性……大変危ないです。速攻で「胃カメラ」受けたほうがいいです。

バリウム検診の「いまいちな理由」
 とりあえず、会社や市の検診は「バリウム」「レントゲン」が……いまだに多いのですが、これでも「胃のポリープが」「見えるほど」だと……ある程度わかるんですが……。それよりは、とっとと胃カメラ入れたほうがいい。

実は「胃がん」というのは、私がこれまで説明してきた「人体各臓器のほとんどのがん」は「上皮細胞の炎症」がほとんどの原因で……胃も同じく「胃壁の上皮細胞」が「炎症」を起こして「発がん」するのです。

ということで、すい臓がん(すい管がん)の場合も「腹部超音波検査で」「膵管拡張」で見つけても「遅い」ことが多く、とっととEUS(超音波内視鏡」で、直接膵管内部の「炎症」を見つけて対応したほうがいいのですが……これ、けっこう大変な検査(まともな総合病院や大学病院でしかできない)ので……一般人はほとんどしないでしょう。確定検査でやるのですが「その時点では遅い」です。

鳥取大病院みたいなところは「EUSでステージ0から膵がん、ガンガン見つけてあげますよー」って積極的なんですけどね。

東京や大阪の「レベル高い病院群」どうよ?やってるかな?

それで、胃がんについても「胃カメラで」「胃壁の炎症」を「確認したほうが」「ステージ0」レベルで見つけることができるので……

ただ、上皮細胞の「ほんの上」「かするぐらいなら」「内視鏡切除」とかでいいけど「皮より下まで広がっていたら」「胃切除」になるんで……うぉー。

なめたらいかんぜよ。胃なくなるから。食道ー小腸直結になるだろう。多分……。
そうしたら、一生、食事が……大変なことになるだろう。

結論から言うと
「とっとと、1年、2年おきでも胃カメラ入れ続けて監視しろ」になります。

■ピロリ菌がなければいいの?
 さて、現在の消化器内科では「胃がんの原因の慢性胃炎のほとんどはピロリ菌感染」なので「ピロリ菌を除菌すれば」「以後は胃カメラ入れなくてもいい」なんて……医師も多いらしいんですが(私もそう言われた)

ところが、今回の生徒さんは「胃カメラでピロリ菌なし」だったのに「慢性胃炎」だったと……。

うーん。つまり「ピロリ菌がなかろうと」「定期的に胃カメラを入れて」「慢性胃炎が起きていないか」「確認したほうが」「いい」ということになります。

慢性胃炎は放置したら「胃がん」になります
 それで「がん」って、もう……私「体のほとんどの臓器」勉強したので「簡単に言える」ことがあるんだけど
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
「ようするに、体内の慢性炎症が、がんになる」
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
のです。

ほとんどの全部の臓器のがんが「これです」

なので、逆に言うなら
「体内の慢性炎症を見つけしだいなくす、止めて平和にできれば」
「発がんは実はしなくなる」
こうも言えるのです。

なので、今回の「慢性胃炎」は「ま、いいか」でそのまま放置したり「薬飲んでいる程度」で「ずっとやっていたら」「ほぼ確実に」「胃がん」を発病することになる……ということです。

で、実際に現場の消化器内科医も「実はポリープなんかより」「慢性胃炎のほうがはるかにヤバい」って警告しています。
★胃のポリープなんか気にしてる場合じゃない! 慢性胃炎は経過観察している場合じゃない!(森ノ宮胃腸内視鏡ふじたクリニック)

youtu.be

……ということで「慢性胃炎」は「徹底的につぶして」「止めないと」「いかん」のです。

■で、慢性胃炎はなぜ起きるか?メカニズム
 では、ここからディープに「慢性胃炎がなぜ起こるか?」を考えていきます。

私は「血液成分が悪くなった」こと「加齢によるホルモンの減衰」が「こうした慢性炎症の原因」だと考えています。

今回の生徒さんは30代。女性です。まだエストロゲンの減衰はこれからなので、その要因は除外してもいいのですが、胃腸というのは「精神ストレス」がものすごく影響します。

それで「精神ストレス」が「なぜ胃腸に悪いか?」なんですが、ちゃんと緻密なメカニズムで説明できるのです。

それではですね「ホルモン」なのです。

慢性胃炎の病理
胃腸消化器の「食事・栄養吸収プロセス」を考えていくと「わかる」
1.まず「目や五感で」「おいしいもの」「食べたい」と思う
2.または「血液の血糖値が下がり」「糖が不足してくる」
3.すると脳は「食事せい」と「ホルモン」を出して「食べようとさせる」
4.人体はホルモンによる指令で「ウィーン」と起動して「お腹すいた」「食いたい」と動く。
5.で、食べる。
6.口に食べ物が入って「かむ」「においや味」感じると「胃よ動け」というホルモンがまた出る。
7.すると、胃の中って「Ph1.5~3.5のえらい強酸」だけど(塩酸よりきつい)、胃は焼けないし溶けないよね?これは、胃壁が「強酸に耐えられる」「皮膚粘膜組織」になっているのだ。
8.しかも「ふだんから」「塩酸が」「あるのではなく」「食べると」「ホルモンの信号で」「胃壁の酸になる前の液体を」「化学変化させて」「強烈な胃酸」として「出す」。胃酸って実は、オンデマンド生産している。
9.なので「口できちんとかんで」「食べる」行為をしないと「ちゃんと胃酸が出ない」
10.だけど精神的ストレスがあると「このホルモンコントロールが」「狂う」わけ。
11.すると、胃だけでなく、その先の「小腸」で「胆汁」「膵液」「大腸」の「消化活動」も「ちゃんと動かなくなる」のよ。「口で食べて」「胃が蠕動うんどうで動く」という「スイッチ」で「小腸以下も動く」ので。

※だから「飲むだけの食事」「口でかまないで飲んでばかりのスムージー」が「最悪の食事」なの。「しっかり歯でそしゃくする」食事がすごく大事。

12.そうしたらどうなる?「ちゃんと食べたものが栄養とれなくなる」
13.それだけでなく「ストレスのホルモン」が「免疫を下げて」「体を破壊するほうにまわる」の。
ということで「食べたのに」「ちゃんと栄養がとれていない」

「栄養失調」が起きてくるんだ。

14.つまり「会社や学校のストレス」「対人関係のストレス」「悩んでくよくよ」で「ちゃんと食べなくなる」と「ちゃんと栄養取れない」ので「血液成分が」「悪化」するんだよ。
その逆で「食いすぎ」「暴飲暴食」「酒」「たばこ」なんかも「血液成分を悪化」させるんだ。そういうの……「やるな」。

15.悪化した血液は「炎症」を起こす。胃だけではなくて「血管自体」や「他の臓器や皮膚だろうが」「いたるところで」「炎症を起こす」……そういうこと。

16.そして胃壁の上皮細胞には「無数の毛細血管」が「つながり」「血液が」「循環」している。その成分が悪いと……

17.胃の上皮細胞が「健全なターンオーバー」「できなくなる」ちなみに、胃壁の上皮細胞のターンオーバー(新陳代謝による入れ替わり)は3~7日で起きる。きわめて「短期間で生まれ変わる」細胞なんだ。

18.「栄養不足」の血液では「健全な上皮細胞の形成」ができなくなる。どうなるかというと胃というのは「実は筋肉の管」なんだ。え?そうなんだよね。

19.炎症を起こして「修復工事中」の胃壁の上皮細胞に「細胞を溶かす強酸の胃液がかかり」「大炎上」していく……これが「胃潰瘍」だね。

この「筋肉の管」の考え方なんだけど、
小腸・大腸も同じだよ……全部「筋肉チューブ」なのだ。だから「蠕動(ぜんどう)運動」って「動くわけ」。

簡単に考えると「あなたの体内には」「蛇がうごめいている」わけよ(汗)

■胃は筋肉でもありコラーゲンがいる
で、筋肉というと、気づいたかな?「コラーゲン」がいる。
コラーゲンは「アミノ酸」……すなわち「食べたものの栄養」でできる。

だけど、胃炎のあなたは「どんどん栄養失調になっていく」ので「まともなコラーゲンがつくれない」だから「胃自体の」「筋肉と上皮」が「まともなターンオーバーできなく」なる。

コラーゲンが不足すると「筋繊維」が「不揃い」になり「いびつ」になる。栄養がちゃんとある人は「筋繊維」が「きちんと整列」して「きれいな細胞」でいる。

それができない「いびつな」「筋繊維」って……何よ「肉腫」「がん細胞」だ。

OK?わかったでしょ?胃がんってこうやってできるのよ。

実際は「胃壁は」「健全」だと「ひだ」が多数ある。だけど、胃炎が起きると「ひだをつくる余裕がなくなり」「のっぺり」「ざらついた」「上皮」の状態になる。これは胃カメラで観たらわかるね。

「肌荒れ」「ささくれ」が「胃壁でも同じように」「起きてくる」わけよ。
わかった?明快だろ?これが病理だ。

■そして、死のスパイラルが始まる
「上皮細胞の炎症」→「それが慢性的に治せない」→「胃炎だから、胃が痛くてますます食べられない」→「ますます栄養がとれない」→「炎症で壊れた胃壁が治りづらい」→「炎症が止まらない」→「慢性胃炎の症状」→「発がん」

恐ろしい「死へのスパイラル」が慢性胃炎という病気なんだね。

■どうすりゃいいんだ?
 はい。消化器内科では「炎症を止める消炎剤」「胃酸を止める」薬剤「食事制限」などで「胃壁が修復する時間を稼ぎたい」わけなんだが。

医者もね「肝心の」「胃壁上皮細胞の修復のための」「栄養補充」について「言っていないよね」……「栄養のある食事を」「胃を刺激をしない食事を」と……これだけだから。現実的で具体的な食事管理と指導が本当は必要なんだよ。しないだろ?その辺の消化器内科クリニック……総合病院でも……。

もっと「病理の根本メカニズム」をとらえて「根っこから治す」アプローチ必要だよね。

可能なら消化器内科でも健康保険で「管理栄養士の食事指導」入れてほしいね。入れるべきだよ。絶対そういう患者って「食生活」「食事やばい」から。

つまり「胃が痛いから」「食べられない」でそのまま過ごしていたら「栄養不足で」「もっと悪化」だよ。「発がん」いく。

■発がんまでのリミット
 タイムリミットとしては最初の炎症から「14年」ぐらいあるけど……知らないで「炎症が続いている」人けっこう……多いんで……36歳過ぎて「免疫細胞が減衰」でも発症してくるし、40~50代の「エストロゲン止まった」だとほぼ「発症」するだろう。

■やせ、スリムと自負して「栄養失調」な人、多すぎ
というか……この生徒さんもBMIが17~18とかの「スリム」が「健康だと思っていた」人だった。

女性に多いんだよね「やせていいでしょ?」「スリムでしょ」でも、BMIは17とか18……BMIって「22」がベスト。下がっても21ぐらいでしょ。

BMI低いと発がんします
 それがBMIが17とか18だと「発がんするんだよ」これ、こわいから。

■若者でBMIが低い人が多い気がする
今回やってて「若者、20代、30代でBMIがやたら低い人」多いんだよね。

びっくりしてる。だいたいそういう人って「身長はあって」「やせてます」「食が細いんで」なんて「自慢しているから」……おいおい。それ「発がんするで」

実際「若者の」「発がん」「心臓病ぽっくり突然死」やたら増えてない?

それ「栄養失調」だよ。食べている食事「悪いよ」あと、運動もしてないよね。
車社会とか、ゲームとかしてるから。

■子供の「運動」のさせ方も間違っている
今の子供って「野山や町内をかけまわる」ことあんましてないよね?
家いたり、車で送迎だろ?

危ないからになって「自転車」で「数キロ往復」もしないよね??

実は「小中学生は」「競技スポーツ」でなく「有酸素全身運動」の「追いかけっこ」みたいな「野外遊び」をしていたほうが「いい筋肉」がつく。

だから、幼稚園~中高生までそういう運動を日常的にさせていたほうがいいんだな。本当は……。

古代や原始時代みたいに「うほうほ」って野山を駆け回って「動物」「おっかけて」「ダッシュと緩急」繰り返して「テキトーに無邪気に遊んでいる」ほうが良かったのよ。まさに有酸素運動……。

子供を……オリンピックに出すため「競技スポーツ」させると「逆に基礎的な体ができず」「人体パーツの局所的な器械運動が増えて」「骨も体もゆがんで」「関節とか逆にぶっこわれる」んだよ。競技スポーツって「特定個所の負荷ばかり大きい」から。

こういうまずいことがわかっているのに、日本の体育やスポーツ医学の連中、文科省……学校教育やクラブ活動でやらないよな。

みんなで「変な食い物」「変な運動」で「死にやすい子」つくってるんだよ。
ばかじゃないの?って思う時あるね。

スナックや菓子・スイーツ食べて、コンビニやファーストフード、「外食」していたら「死ぬ」……まさにね。そうなってるんだ。

■「やせ」「スリム」はいいことない
 実際「やせているほど」「発がん」する。なぜかというと「根本の栄養が失調状態」なんで「体の細胞の修復力がない」のだよ。
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
まずいんだ。だから「しっかり栄養をとる」「食事」「運動」めちゃ大事です。
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
これね、もっと消化器内科学会で「治療の根底」として言えよ!と思いますね。

■治療は「寝ている」のでなく「逆をやらないと」「いけない」
つまりね、慢性胃炎の治療で「ジレンマ」があるのは「食べられないけど」「食べていかないとダメ」なんだよね。

うーん。なかなか難しいんだけど、やってみようか!

これね、心臓病も似ているところがあって「心臓病でも」「運動」しないといけないのよ……でも、循環器内科では「運動しないとヤバい」「血管が治らない」「心筋が治らない」ってなってるんだよ。

死なないように「運動しようね」……これが今の心臓病の治療の基本。

同じことが消化器内科でもいえて「胃痛をかわしながら」「ちゃんと食べて」「精神ストレスを除去して」「ちゃんと寝て」「運動して」「胃壁を健全に修復できるようにして」「胃炎を止める」

止められないと「発がん」だな。慢性胃炎の人は治らない限りは「毎年胃カメラ」入れて「常時監視」していないといけないよ。

これが治療の基本になるね。

OK?やっぱ長くなったけど、みなさんも「胃炎」あったら「やばい」んで。とっとと胃カメラ入れて、治療に入ってください。
(内海君:小市民)