歯科の待合にいたらNHKの「今日の料理」をやっていました。日本料理の笠原という……多分、その道では「えらい」「大御所」の方が講師でした。話し方がなんか「タカビー」というか「スポコン系」の感じで、女性アナウンサーの方に「これがプロの料理だ」って感じでした。
「ふーん」と見てました。何を作るのか?と思ったら「だし巻き卵」でした。
「家庭でお子様にもいいですね」ってアナウンサーがほめています。
講師は「溶き卵数個に、砂糖をドバっといれ、めんつゆみたいなつゆで味付け」していました。
「こうすればおいしいですよ」
私はその時点で「またやっちまったな」って「それまずいでしょ」って思いました。
卵は当たり前ですが「かたゆで」ではなく「やわらかい卵焼き」で、四角いフライパンで焼くので「こげめ」もついていました。
それが「和食の達人のプロの腕」なのだそうです。
そのすべてが「間違った料理」だと私は思うしかありませんでした。
最後試食でアナウンサーが「これおいしいですね。子供さんにも喜ばれます」と……
「お前ら子供に砂糖の味をそこまでしみつけて依存症にしたいのか?」
って思いぞっとしました。
■何がだめなのか?
まず、卵の量が問題ありますね。オムレツにせよ、1人分で1日食べていいのは「せいぜい1個」です。え?
卵は「黄身」に「猛烈なLDLコレステロール」が最初から入っています。「濃縮された」ものなので……
LDLコレステロールをただでさえ減らしたい人からすると「表面上の栄養価は高い完全食品だけど」「食べるのは鬼門」なのです。
実際、私は以前、毎日1個のゆで卵や卵料理を作って食べていました。そうしたらLDLコレステロールがきちんと上がってしまいデッドゾーンでした。
「黄身がだめなんですよ」と管理栄養士に言われました。
「白身だけならいいのか?」「でも、それおいしくないでしょうね」
「マヨネーズドバドバのタマゴサンド」「好きだったけどアウトでしたね」
次に砂糖を入れてしまうことです。
「和食は健康にいい」
「日本食は健康にいい」
「ウソ」です。イメージや、大日本帝国万歳レベルの「日本はいい」としたがる人たちの「幻想」です。
真実をみなさい。栄養ないから。
正確にいうと「食材自体には栄養あるけど」「料理にない」
これだね。
小豆だって、小豆自体は高性能なポリフェノールの塊でいい食材なのに「砂糖入りのあんこ」にした時点で「最悪の料理」となる。
こういうパターンが日本食、和食に大変多い。それがゆえ、和食をまじめに食べていたら「まじめに病気になる」わけ。
きわめつけが「白米が主食」だということ。「うどん」食べること。「そば」食べること……この3つで「アウト確定」
だけど、やってるわけでしょ?「おにぎり」とか。
管理栄養士すらこの「まずい本質」に気づいていないのか……彼らで医学部並みの解剖生理や病理学を学んでいる人は「ほとんどいない」ので……だって大学の栄養学科はどこにある?
医学部にないよ。これじゃダメだね。料理は医学部外になっているんだよ。
この基本的認識や、構図を正さない限り「あほ料理」によって「発がん」「循環器病」になる人が今後も増産される。
ましてや「体に悪いのを自覚している」「知り尽くしている」「食品メーカー」「酒造メーカー」が「確信犯的に」「体に悪い食品」「酒」を売り歩いている。
CMもして「幼児期から洗脳」する社会構造にしている。
ここも正さないと「永久に」「発がん」「循環器病」「短命」の人間を生産し続ける。
■まとめると
だし巻き卵がなぜ体に悪いか?
1.卵を使う
2.卵は固ゆでが体にいいのだが(生や半熟、オムレツレベルはかえって消化吸収で悪い)。やわらかい加熱で終わらせている。
※タンパク質は生より十分な加熱をした方が胃腸での消化がいい。つまり世間の「やわらかい」「生に近い」卵ほど……胃腸には悪い。
3.砂糖を入れる
4.卵自体がLDLコレステロール増大の原因
この4つが最悪ポイントだね。本質を知ったら世間の「ふわとろ卵は体にいい」が「幻想」だと……理解すると思う。
でも、日本料理界の巨匠?誰一人……「栄養学」学んでいないだろうし「医学」もわかっていない……だから「おおまぬけなことを」「尊大に」「大将面して」「えばりくさって」NHKの料理番組で「日本国民全員」に「洗脳」しているわけよ。
構図をみたら「マヌケ」そのものだよね。
だから思うのね
「頼むからさ」「和食や日本食の間違いを自覚して」「次世代の栄養医学にあった内容に変えてくれないかな?」
と。
■武田料理学校の生徒の受難
それで、うちの料理学校の生徒さんで「武田式で料理」を始めた人の「毎日の食事レポート」読んでいると「別な意味での障害」が起きていた。
それは「家庭の主婦が作る料理自体が」「不健康なため」「武田式の効果を破壊してくれる」ことだった。
家族は武田式をしていない。だけど、家では「夕飯はお母さんが作ってくれる料理を食べています」
その料理に「だし巻き卵」「日本の甘いカレールーの牛肉カレーライス」があった。あーあ……と思った。
残念ながらこれら全部「体に悪い」「栄養的にもアウト」料理ばかりだ。
そしてやっぱり「野菜がない」料理が圧倒的に多いのだ。
「ごはん」「おかずは肉とか」「野菜は同量以上。厚労省基準にまるで満たない」……それが今の日本人の家庭の食生活なのだ。
でも、母親は「悪気もなく」「世間の人気メニューだし」「子供も好きだから」……と思い込んでいるわけだ。
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「甘いものはおいしい」
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この「洗脳」「刷り込み」が日本人の食生活のベースになってしまっている。
以前も書いたが、食事は「1日3回」として「1カ月90回」「1年間で1080回以上」の「積み重ね」になる。
医学的、人体的にすごい影響がある。
なのに1日1回を家族と「体に悪い食生活」続けたら、年間で360回……体を破壊することになる。
これじゃ、せっかく武田式でがんばっても「効果減衰」かなりくらう。
読者はこれまでの私の記事で理解してきたと思うが毎食をおろそかにしていく……栄養バランスが悪い状態を「積み重ねていく」結果が「発がん」「循環器病」の原因であることを。
「医食同源」という言葉は太古からあるのに……誰も理解して実践しない。
その重要性も理解していない。
「食べるのは自由」と……
でも「自由」というのは「責任が取れる人に許された行為」だ。
自分の食事の責任をとれない人に「食の自由」があるのだろうか?
その結果が「病気」を起こしているのに。
厚労省は「重症化してから」「保険で治療」するシステムにしているが「予防」には「税金を使わない」。
そして「食の安全」は厚労省でなく「農水省」の管轄にされる。だからますます……いい加減になる。
本当は「農水食厚生省」にしたほうがいい。
ということで、ここで覚えおいてほしいのは
「その料理に砂糖を入れた時点で」
「栄養もへったくれもなく」
「発がん、循環器病の害悪食」
にしかならないということです。
岸田さん……たばこと、酒と、砂糖も禁止したほうがいいと思います。
(内海君:小市民)