内海新聞のブログ

1996年創刊の我が国最初の電子新聞

1991:自民党のパーティ疑獄事件について

 自分的には「さんざん森友・加計・桜」の時、あれだけ検察には訴えたのに動きもしないで今回は積極的にやる……うんざりです。「いまごろ?」「いまさら?」

「どういう意志でやってんだよ」

って思います。そうじゃないですか?逆に言うなら
安倍晋三が生きて首相だったからやれなかった」

って自ら証明しただけじゃないですか?安倍が死んだら、しょせん残ったのは「烏合の衆」であり、そもそも安倍のとりまき、ついている人間たちが「程度の低い」「銭ゲバ人間」ばかりでしたので。あっけなく一網打尽?ですか。

読者の方は私がこういう社会問題に長年とりくんで現場で戦ってきたことを知っているので同じように感じたと思います。

こういう問題って、本来は警察や検察の仕事です。

なのに、いくら言っても……動かない。誰だったら動くのかなあ……って、結局岸田さんらが言ったら「へい」で終わりです。

私も自分の人生この運動でかなり犠牲払いました。ボロボロです。くだらない今治市民のためになぜ動いたのか?今でも「やめとけばよかったかな」「こんな今治市民死んだって自分には関係ないよ」で済ませておけばよかったのかな。

だって、誰も感謝もしないし、私は変人扱いです。愛媛新聞で実名で有名人だから県庁から市役所まで有名人です。

毎日新聞も全国紙で何度も載ったので……有名人です。それゆえもう普通の仕事はできないね。

あとは生活保護です。一般人・世間のフツーの人としての人生捨てました。

社会運動、世直しとか、やるということは「自分は全部犠牲になる」ということ。

でも、なぜ私はしているのでしょう?

私は小学生から「優等生」「生徒会」小中高までやりました。「校則守りましょう」「不良は撃退」……正義を肌で行っている人間でした。

父も正義感が強くて、暴走族が家の前でたむろしていたら木刀もって「こらー」って逆に不良たちに殴り込み行って追い払っていましたので。

私はそういう父の姿を見て「悪人つぶすのってかっこいいよね」って思って自分もやろうと思いました。

中学の時も生徒会3年やったけど、当時は「スクールウォーズ」のドラマそのもので、うちの中学も「ビーバップハイスクール」状態でした。不良グループがいるんで校内は荒れるし、みんなおびえて中学生活を送りました。

生徒会なんで、そこにあの菅直人の息子の菅源太郎が後輩で一緒にいたわけですけど(大笑い)。だから、彼からすると「内海先輩」で毎日いましたので。

生徒会でマジメにやらないといけないので「暴力はいけません」って言われるじゃないですか?マジメに守るよね。

そうしたら、クラスメートがトイレで不良にいじめられて泣かされているわけですよ。で、俺が「やめろよ」って言って「何だお前は」って、俺が殴られるわけですよ。でも、反撃しちゃいけないんでしょ?

がまんしましたよ。俺が泣かされる羽目になるの(涙)

だって、自分剣道やっていたし、今も格闘技の練習とかすると先生から褒めらるけど「型いいよね」「筋いい」「格闘技やんなよ」って言われます。実は先祖が戦争めちゃ強かったので多分武術とか殺人術にたけていたんだろうね。

だから、射撃の遊びとかするとたいして練習しなくても「ばずーん」って当たるし。

武術とかすると「一撃で相手死にそうになってしまう」ことが何度かあったので、やらないようにしているんだ。「一撃必殺」なのね。

だから、今の時代に転生して「平和」「非暴力」の運動をしているんだと思う。
そういうものですよ。人生って。

だけど、3年の受験で私は都立武蔵と国立東京高専両方受かったので「もう不良の横暴にがまんはいいね」ということで先生に「いい加減不良つぶしていいですか?」って言ったら、不良にてこずっている先生が「やっていいよ」「いいよ、やれ!」っていうんで毎日がまんしていた不良にケンカして、ビーバップ状態で机や椅子を不良らと投げ飛ばして「血だらけ」で殴り合い。クラスメートが「また始まった」「キャー」って逃げてました。

今は……ムリですね。そんな光景、今の中学とかまるでないと思うんですけど、あの当時はそれぐらいフツーだったんです。それぐらい暴力が吹き荒れていた。
町田市の「忠生中学」なんて全国的に有名すぎたし。
それで、悪いのが多かった荒れていた千葉県の中高は「丸刈り強制」になった。

祖父が警察の部長だったので、自分も警察官やったら良かったのかな?でも私は、悪い人は逆にめんどくさいので裁判送るよりとっとと射殺すると思います(笑)ダーティハリーだね。警察官はムリだね。

ただ……そうマジメだと「生きづらい」んですね。なので、私の人生の課題は「いかに不真面目に生きるか?」でした。本来マジメすぎるんで……それじゃ生きていけない。

でも朝の電車で小学生たちがいじめを公然としているのに、今の人は「見て見ぬふり」してますよね。自分は「何やってんだお前ら」って、そいつら大声出して怒鳴りますんで。それぐらい正義感強いんで……

「汚れなさい。世間なみに」安倍晋三みたいに「平気でうそをつく人間」になりなさい……そればっか周囲に言われ、諭されたものです。

たとえば、自分は「結婚する人しかセックスはしない」って固く思っていたので、20歳過ぎても他の人みたいに「風俗」「ガールフレンドつくって遊ぶ」とかしませんでした。

律儀に恋愛して、ちゃんと交際して結婚する……とずっと思っていました。
きちんと女性にはラブレター書いて、デートの時は毎回かならず花束持って行っていました。

そうしたら創価学会の人から「風俗やセックス行って遊んだ方がいいよ」ってバカにされるし、浄土真宗の僧侶にも「女遊びした方がいい」「まじめすぎるよ」って言われるわけです。……え?彼ら宗教者が何だ?いい加減だね(笑)

職場の上司にも「内海君マジメすぎるから、大学受かったら俺がソーププレゼントしてやるよ」って言われました。その時は落ちたのでなかったけど。

……なので自分の課題は皆さんと違って「いかにいい加減に生きられるか」なんです。
みなさんは「いかにマジメに生きるか」だと思うんですが。

私の場合、自分を「どこまで崩せるか」になる。じゃないと、今の人間の腐った世の中ではバランスがとれない。

ただ、私の相談者にもやぎ座とかの人がそうなんですが「エライくそマジメ」「教条主義」それでストレスがたまりまくって……自分を破壊してメンタル逝かれてしまう人が多いので……そういう方には「マジメに生きないように」「そもそもあなたが前提とする世の中自体が腐って不真面目なのだから」「それを自分で正そうとしても無理だから」「会社や学校ではテキトーにしてなさい」「遊びなさい」

……そうアドバイスしています。じゃないとマジメにやろうとして直らないので……自殺しちゃう。

難しいですね。人間の世の中で生きていくということは……。

そういうなかで、今回というか、以前から何度も起きてくるこういう「政治不正」「汚職」の数々ですけど。

いちおう、日本は「三権分立」「法治国家」と言っているけど……ウソですよね。

以前、放送大学憲法学を学んでいたとき、先生が日本の憲法学者では有名な樋口陽一だったので「日本は三権分立ではなく、三権直立である」とレポートに書いたら「そんなことはありません」って怒ってた。

だけど……分立してる……ってホントかよ?って思う。

■今回の自民への捜査の疑問点
 私は、東大・京大の弁護士に案件依頼したり、自らも上場企業クラスの契約書を自分で最初から最後まで書いて、行政書士や弁護士が「OKです」って言えるレベルの能力があるんだけど。

そして、裁判も自分で訴状から地裁・高裁・最高裁まで特別抗告まで書いてやる能力もあるんだけど……そして、有能な頭がきれ「ダメな状態から、反撃して勝っていく」レベルにできる弁護士たちと裁判もやったので「いわゆるプロ弁護士のやり方」「ノウハウ」もそれなりに知ってはいるんだけど。

その自分がやらないのは「裁判って基本、訴えたほうが負ける」という本質があるから。

特に加計問題のときは自ら告訴状を書いて、岡山地検松山地検の特別捜査担当(特捜部)に検察官に直接行ってやったので。

その際、検察官に「こう書いたらいいよ」って逆に指導まで受ける。それがゆえ「勝てない構図」があることも思い知った。

そういう……経験をした自分が観ていて「今回の特捜部の捜査」「どういう根拠や勝率がやるのからやるのかな?」って思うわけ。

というのは、日本の場合、警察も検察もいくら被害者や、市民が怒って「訴える」と言っても「それ、証拠ありますか?」で始まり、そして……たいていの人は「ない」「そう言っていた」と……ぐらいだと「難しいですね」になる。そして「弁護士さん頼んだらどうですか」になる。

さて、じゃあ弁護士に頼めば何とかなるか?ならないんだなあ。もちろん、相手を訴える場合の第一歩は「自分でやるか」「弁護士でやるか」では大きく違う。金高いけど、弁護士がやったほうが警察も検察も動く。

でも、その場合も「警察に言うべきか」「検察に言うべきか」の違いがある。警察と検察では「検察が上」「エリート」になっている。

刑事事件の場合、警察でも検察でも受ける。私は検察官に言われたのだが「検察は人数が少ないんで」「警察のほうが人数いるからね」って暗に「警察に行ってよ」と言われた。

で、警察に行って刑事に言うと「あ、検察がそんなこと言ってるんですか?」「こっちもいっぱいですよ」って。言われるわけだ。

つまり、どちらも「あんまやりたくない」のがホンネ。めんどくさい。

とくに「政治家のわいろ」問題を追及する時はこういわれる。
「その、ワイロを相手がもらったという証拠ありますかね?」
検察官も刑事も言うんだ。

「そんな、一般市民に連中が現金でやりとりした証拠があるわけないじゃないですか?それこそ、検察や警察で捜査してくださいよ。あいつらつかまえたら一発で分かりますよ」
と、私は何度も言ってきた。だけど、検察官も刑事も
「なんか、紙とか残っているものがないと、立件できないんだよね」
と「ホンネ」をいう。
「だったら、どうですか?私に司法捜査権を与え拳銃許可して、私があなたの代わりに捜査します。連中締め上げて吐かせます。そして逮捕してあげてきますよ。どうですか?」
って交渉するんだけど
「それは、困る。だめですよ。」
……毎度こうなっている(ウルトラ爆笑)

どうよ?現実はこうなのさ。だから、安倍とかずーっとつかまんないの。

なのにさ、今回はなんで東京地検特捜部は動くの?彼らの言っていた
「現金受け渡しの証拠」
が得られる、あるという……見込みがあるからだよね。

なぜなら、検察や警察が「捜査する」場合は「ものすごい慎重な判断が必要なの」市民が言ったから、誰かが言ったからで「じゃあ調べてみるか」は「ない」

私が検察官にこう言った時どうなったか?知るといい。
「あの、週刊新潮や、朝日新聞だろうがこれだけ報じていますよ。なぜ捜査しないのですか?」
「基本的に、いくらマスコミが報じたから、それをもとに我々は捜査はしません。」
「じゃあ、どうしたらいいのですか?」
「あなたや、市民が実名できちんと告発をしてきたら……やる……かも……レベルです。」
「でも?」
「でも、あなたが、その訴えたいことに対して証拠を出してくれますか?」
「それは、あなた方検察や警察の仕事じゃないですか?捜査してくださいよ。」
「それだけでは、我々は動きません。大事なのは、市民のあなたの実名による告発状と【確実な証拠】が一緒に提出されることです。」

ということで「ブーメランが訴える方に返る」ようになっている。

え?素人の、法律もわからない人が圧倒的多数の日本国民が「目の前の犯罪を知っても」「言っても動いてくれない」「犯罪人をやっつけてくれない」……のはこういう全体構図があるからなんだ。

これには、訴える側の検察・警察の「寒い事情」もある。なぜなら、そういう我々の口車にのってやたら捜査権・逮捕権を行使して「アクション」した場合「冤罪」「裁判しても勝てなかったら」「大非難」「責任取って辞職や降格」が起きるから。

彼らからしても「無用なトラブルには自分たちもまきこまれたくない」。なので、事件案件が持ち込まれた場合

「おい、確実そうか?」「相手証拠ありそうか?」「さらに、検挙して罪状がつけられるか?」「裁判の勝率は?」そこまで……検察も警察も……慎重に検討してから「いける」って判断したら捜査員出して押さえる。

実は、それまで水面下で「下調査」「証拠探し」はしているけど……たいていはその段階で「ボツ」になっていることがほとんどなんだ。

東大法学部出て司法修習生を終えて、3つの道があるのは知ってるよね。裁判官、検察官、弁護士。ほとんどが弁護士に流れる。儲からないしマジメでつまらない仕事を黙々とやる人は検察官や裁判官になる。弁護士よりはもらえないけど、身分は一生安定している。マジメな人じゃないと……あっち行かないよ。マジメにやるがゆえに「無理」「リスクはとらない」。証拠不十分で負けそうな案件は捜査も立件もしない……そういうことになる。

■怒る市民や運動家が本来すべきなのは……
なので、市民側、追求する議員がすべきなのは「犯罪者を裁判で有罪にできる証拠」をいかに集めるか……の作業が大事。

「感情的」「ワーワーどなってキャンキャン言っても」「関係ない」「やるだけアホ」なのだ。

その観点で、今回東京地検特捜部が動いたのは?議員会館の家宅捜索……するんでしょ。

読者として知っておくべきは「この事件は六法全書のどういう【罪状】で訴状が作れるか?」だね。

え?法学部も出ていない、というか、三流大学の名ばかり法学部程度の人間じゃ無理だけど。

訴状書いたことあるかい?訴状に必要なのは被告の「罪状」だよ。どの法律のどの部分に触れたか?そこが明確に記述できないといけない。

そして、訴状には「証拠」資料が添付されないといけない。その証拠が検察も警察も必要だよね。それがいるので、今回ガサ入れと、関係者の任意の事情聴取をする。

通常の地方議員の小さな汚職だと、警察とか地検でやる。でも東京や大阪の特捜部がやる案件は「5億円とか」「数千万円から億単位」のお金の犯罪。あと国家間のスパイ案件だね。日米間の利害に関わる問題だと……やる。

ロッキードや、リクルートもそれぐらいはお金が動いたからやった。

今回はそれぐらいあるんだろうね。

でも、彼らは「マスコミが言ったから」「2ちゃんねる掲示板に垂れ込まれたから」では捜査しない。

つまり、彼らに「告発」した人がいるということ。しかも「証拠」を持って行った人がいるということ。誰だろね?

少なくとも左翼とか市民運動レベルの人じゃないね。彼らがいくらやっても……動かないから。

どうだい?読めたかい?この事件の構図。私にはこのあとの展開、おとしどころもだいたい今の時点でもう見えているよ。
へたなテレビのコメンテーターの法学部の教授や元検事、弁護士の話なんか聞いても……時間の無駄だよ。知的遊戯、彼らの給料のために時間を使うだけさ。
(内海君:小市民)