内海新聞のブログ

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1928:自動車保険1月から値上げ付けておくべき特約

「来年1月から自動車保険値上げします」
「そうなの?」
「コロナ以降、自動車の修理代金とか値上げすごいので保険会社も連動して上げることになったようです。」
「じゃあ今更新しておいたほうが有利なんだね。」

トヨタのディーラーから「自動車保険の更新です」と案内がありました。もともとトヨタの車を新車で買ったのでそのまま東京海上日動のトータルアシストに入りました。

トヨタディーラーの営業力はすごすぎる
トヨタの営業力はすごく、それは特に……「他社も巻き取る」ところです。

うちではスバルの車と、三菱ミニキャブミーブも点検から車検、保険も一括で面倒見てもらっています。

他社なのにトヨタ車とそん色ないメンテナンス体制、修理もしてくれます。しかも値段も高くなくて……良心的です。びっくりしました。実は車検とかスバル、三菱のほうが車検など「頭に来るぐらいエライ高くぼってくる」んです。

でも、ネッツトヨタ瀬戸内だと……車検オートバックス並みで安いし、整備やオイルなども品質がいいです。オートバックスが勧めるオイルよりトヨタ純正オイルのほうがレベルも性能もいいので。

なのに……安い。整備技術のレベルはトヨタのほうが明らかに上だし……。ここは板金も自社でやれるので……板金も安くやってくれちゃう。ほんと驚き。

ということで素人や、その辺の車のメカもわからない人は……トヨタディーラーで他社も含めて車の面倒見てもらうと……いいですよ。

うちなんか、トヨタ車より他社のほうが多いけど、中古で他社の車買って「わるいね、一緒に面倒見てもらっていいですか?」と言ったら、営業も全く嫌がることもなく「どうぞ」ってやってくれるもんね。すごい。

ちなみに、このトヨタディーラーでは「スズキ」「ホンダ」の軽自動車も売っててパンフレットまで置いてあるんで買えちゃう。恐ろしい。どこまで巻き取るんだ!という感じです。ついでに三菱ミニキャブミーブも売れば?って思います。

先般、大阪のスズキディーラーが客から前金もらって社長がトンヅラ……という恐ろしい事件を起こしたので、スズキの正規ディーラーは「まるで信用できない」ことが露呈しました。スズキはすべてにおいて落ちるね。トヨタで買った方がいいです(笑)

トヨタディーラーには正社員で自動車保険の専属スタッフがいる
 これも驚いたのですけど、私がお世話になっているディーラーには自動車保険を担当する専属の正社員が常駐しています。さすが余力があるよね。他社ではそこまであんましていないと思います。コスト面で……。

なので……保険の事、いろいろ詳しく、じっくり相談に乗ってくれます。これも助かります。

新車の時も1時間ぐらいかけてみっちり「この特約いるかな」「こういう場面でいくらぐらい保障出ますか」と細かく聞けて、きちんと設計ができました。

更新に際して、再度1時間以上みっちりやり直しました。特約で新たなものとか「見落としていたもの」が出てきたので、みなさんに共有しておきます。

特約は今の保険でも、電話一本で代理店にいえば「つけられる」ものが結構あるので、知らないほうが損するよ。

そして、そういう特約……月の保険料にすごく値上がりするわけもないんで。数百円……とか。「え?」ぐらい安かったりするんで。なのに保障は大きいんで……つけておいたほうがいいと思います。

特に、その辺のディーラーにせよ、保険代理店も彼らが「お客様これつけておいたほうがいいですよ」って言わないんで……あなたが自分で「探し出して」「これどうよ?」って聞いて行かないと……ダメなんだ。

任せたらいいようにしてくれる……はないんで。「あれ?つけてない」……多いんだ。

じゃあ、今回私がつけてもらった特約を書いておこう。

■1.車両全損時復旧費特約(今年新たにできた制度だって)
 簡単にいうと、普通につけたベースの車両保険の金額の増額ができる。最低25万円以上の車両保険がつけられる場合、事故で全損したらその「2倍」にしてくれる。(盗難で見つからない場合は適用されない)

これ、超ありがたいよね。うちのヴィッツ8年経過して車両保険45万まで査定が落ちているけど、これでクラッシュしたら「45万円」で次の車買わないといけない。差額は……自腹。イタイね。

でも、これが90万円になるのだ。

■2.地震・噴火・津波危険車両全損時一時金特約
 車両保険は「地震・噴火・津波」が原因だと「保険金出ない」。これ、けっこう怖い話だ。

ここ数年目立つ「大水害での水没」なら出るんだけど、東南海トラフや富士山噴火、地震に伴う津波だと……おりない。やられ損になる。

つまり「大損」することになる。それを最大50万円(50万円未満の車両保険の人はその金額)が「一時金」で出ます。つまり実損でなく50万円までなら車両保険の満額出してくれる。

ないより、あったほうがいい特約だよね……

■3.車内携行品保障特約
 これ、いらないかな?と思ったけど、考えたらいることがわかった。車内に自分や乗せた人の「モノ」を積んで事故の衝撃などで壊れた場合……おりる。

うちではミニキャブミーブを車中泊車にして、冷蔵庫やPC(ノートPCは不可)、家電一式を積んでいるので……万が一事故食らったら装備品ごと失うだろう。

そのリスクをある程度保障してくれる。10万円~100万円まで自分で決められる。自分はとりあえず30万ぐらいにしておいた。

担当者が言っていた
「車で事故って、中に置いていた【服】がダメになって……その分補償されたそうなんで」
……なるほど。それは大事なポイントだね。「
「車で運んでいた荷物、家具や、家電が事故でぶっ壊れた、破損した」
場合も……使えるわけなので。つけておくにこしたことはない。

だってキャンピングカー大破・横転した人もいたんで。
★大破の大横転 680万円 新車キャンピングカー 瞬時にして粗大ごみ ????? 『キャブコンは100km/h以上スピード出すな』『バーストしたら、ブレーキ踏むな!』 RV rollover crash

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ソーラーパネルは補償してくれないが、言えば特別に保険やるようだ
ちなみにソーラーパネル(フレキシブルなど)はカバーできるか?聞いたが「特殊機器にみなされてダメ」だと。ルーフに固定してもダメらしい。

ただ「どうしてもつけたければ、保険会社に特別に設定してもらえば可能だが、ソーラーパネルの仕様や資料をいろいろ提出して1年単位で保障することになる」
ということで……めんどくさいが、特約……いちおうあるらしい。

だけど、パンフレットに載っていないので……マニアックな裏技みたい。

で、この3つをプラスして保険料いくらぐらい上がったかというと「1000円行くかどうか」だった。1つの特約で月2~300円程度。

高いかな???自分生保だったけど、損保は保険料は安いのに意外とバーンっておりるんで……会社だいじょうぶ?って思うぐらい被害者にとってはいいよね(笑)

■4.弁護士特約は「日常生活・自動車」両方に使えるものをつけたほうがいい
 最近は、ワーワー言うようになって意識上がったけど「弁護士特約」これ……絶対入っておいた方がいいです。

どういう場面でいるかというと、意外と起きる。

それは「相手からぶつけられた場合」。自分がぶつかって迷惑かけたら……自分の保険でやればいいんだけど。相手がぶつかってきた場合、自分は「単なる被害者」だと通常保険会社は入らない。

つまり、交渉は「自分で相手と直接」するはめになる。

「そんなの、相手が保険会社だし」……おいおい。そこが甘いんだ。

「相手は本当にあなたと同じ東京海上だろうが自動車保険入っているのか?」

■実はかなりのバカ野郎が任意保険すら入らず乗り回している
★4台に1台が車の任意保険未加入!? 未加入車との事故で何が起きてしまうのか | くるまのニュース
https://kuruma-news.jp/post/254898 
この実態が……恐ろしいです。

あと、ぶつかってきた相手が「ヤバい人」だったらどうします?
軽ワゴン車 激突繰り返し暴走 「視界が定まってない」目撃者語る恐怖 高齢男性か

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ここのところ「頭おかしい人」の暴走事故多すぎ。こういうやつに当たられたら……最悪の結果が起きる。事故だけなく「補償面」でも。
だから、こういう「ヤバい人」相手にする場合「弁護士」いるね。

私は……そういう相手でも渡り合うほどというか「向こうがこわくて逃げだす」レベルだけど……気弱なあなた、その辺の「モダンタイムス豚」家畜市民だと、ロクに交渉もできないと思います。

でも、自分も直接やらないね。弁護士頼む。

女性の方?こわくて相手と交渉無理だと思うよ。変な男だったら……家まで来るからね。変なやつと縁持ちたくないよね……

なので……弁護士が絶対いる。でも自腹になるから。
いくらだと思う?

散々弁護士とつきあってきた自分からしても「軽く30万以上」「前金で」現金いるよ。分割はしてくれる弁護士も多いけど……それでも「なんで、くだらない相手に自分が金出すのさ」になる。30万で済めばいいけど……解決金とか成功報酬があるんで結果として50万円以上はぶっとぶ……と思っておいた方がいいです。

しかも……そういう奴に限って「交渉はエグく、長引く」ことがほとんどだ。

「払います」とか言っておいて「払わないで逃げる」奴が多い。

つまり……かなりの時間、あなたは「自腹で金ばっか出して」「大損して」「車の修理代も出ないわ」「相手からの賠償金も出るかもらえるか?」「確実に実行されるか?」分からない状態におかれるのです。

ましてやあなたがケガや入院していたらどうしますか?

そういう時に、お金の心配をしないで弁護士に頼めるのがこの特約です。

しかも、自動車事故だけでなく「日常生活の事故・トラブル」でも弁護士に頼める。これは大きいよね。

なので「自分がぶつかったなら、保険会社があとはやってくれる」けど、「ぶつけられた場合は」弁護士気兼ねなく頼めるようにこの特約「日常生活・自動車事故」両方タイプでつけておくことです。

ケーススタディ
 じゃあ「現場がどうなっているか」私の手持ちのネタを書いておこう。

■相手は無保険・無車検……タクシー運転手からの報告だった。
「幹線道路走っていて、クラウンにおかま掘られた」
「乗っていたのはヤクザ系のオッチャンで、自分はぶつけられたほうなので保険会社は介入できない。自分が直接交渉することになった。だけど相手は何と任意保険入っていなかった。車検も通っていなかった。無保険・無車検」
「え?それって逮捕されないんですか?」
「事故現場検分した警官から【これ、警察入れないと思うんで気を付けてください】と逆に言われちゃってさ。」
「そいつ車検通ってないんでしょ?なのに処罰とか悪くならないの?どうなったんですか?」
「結局、相手の家まで行ったよ。老夫婦で『お金ないんです』『貧乏なんです』の一点張り」
「完璧なめてますね。そんなやつが、何でクラウン乗ってるんですか?」
「いやあ、弁護士入れたけどさ50万ぐらいかかったよ」
「で、取れたのですか?賠償金?」
「それが、なかなか……時間がかかってて。何年かかるか?」
「はー」

■「OLさん」がくらった信じられない事故
職場のみんなで昼になって「立ち食いそば」食べに行った。
一緒に行ったOLさんが陰気で浮かない顔してそばをすすってる。
「なんかあったんですか?」
「実は正月から、事故あったんです。」
「それは、大変でしたね。けがは?」
「いえ、私が加害者になったんです。」
「どういうこと?」
「私が自転車で赤信号無視して横断歩道を通り過ぎたら、向かって走ってきた大型スクーターの男性が、私を避けようと急ブレーキして数十メートル前でスピン・転倒したんです。スクーター壊れました。」
「つい自転車で赤信号無視……ですか。でも、お互いぶつかってないじゃないですか。」
「でも、警察の検分で赤信号を無視した私が原因で相手は転倒したことになったので私は加害者になりました。」
「で?どうなりましたか。」
「自分自転車なんで保険もちゃんと入っていなかったし、自腹で賠償するという話になりました。相手のスクーターは高級な機種で50万円以上すると。」
「え?めちゃ高いですね。」
「しかも、その方が実は住んでいる所の近くに住んでいたご家族だったのです。それで、スーパーに行くたびに、相手の夫婦と鉢合わせになって。ある日奥様から『あれじゃ足りないよ』旦那さまからは『オプションとかチューンアップしていたんで高いんでもっと出してくれませんか』と言われちゃって。」
「弁護士ないし、保険会社もないから、最悪なんですね。」
聞いていた別の人が言った。
「おまわりさんも、奥さんや家族には『自転車事故は最悪のことになるから絶対乗るな』って裏で言っているそうだよ。」

「お金もうないし。正月から……クラいんです。」
そういって……彼女は「一杯のかけそば」をすすった。

無知な人……今日も自転車乗って……フラフラしてますね。
(内海君:小市民)