内海新聞のブログ

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2021:LDLコレステロール放置が超まずい理由

 恐怖の50代。私もカイジの「平均台」また落ちそうになっています。いやあ、くらいました。発がんより先に循環器くらいました。

今まで、がんばかり勉強していたので「循環器内科」まるでしていなかった。まだ先のことだろうと……と思っていたし、血液検査もそこまで悪い感じではなかった。肝機能も正常値。

■でもLDLコレステロールが下がらなかった
 ただ、ここ数年「LDLコレステロール」が「基準値オーバー」続けていました。それでも170~200とかその辺ですけど……

ただ、糖尿病の主治医からは「毎月、LDLコレステロールが高い状態が続いているので、いったん下げる薬飲みませんか?」って何度か言われていました。そのたび「食事でがんばって下げます」って拒否して粘っていたのです。

薬どんどん増えるもん……やだよぉ。

幸い武田式の食事法をやってから「コレステロール以外」は「むしろ改善」「基準値におさまるまで改善」すらしていたのです。

ただ、LDLコレステロールだけが手ごわくて、納豆で下がったと思ったら、また上がっていたりするし……。まいったな……と思っていたところでした。

でも、なんか、ここ数日「胸が少し痛む」感じがしたのです。「神経質?かな?」と思ったし、循環器系の「締め付けられるような痛み」でもないので「気のせいかな」と思って主治医に言ったら、微妙な……感じになって。

「正月明けなので、患者さん、体調崩したり(外食や宴会が多いから)検査データ悪化する人多いです。」

「胸がなんか少し痛いのって、気のせいですよね?」「まさか?」
「循環器の病気になっているかは、循環器のほうで検査してみないと、何とも言えないんです。検査してみますか?」
「あー、じゃあ、やります」
で、主治医は循環器内科のベテランの先生に親切に紹介手配をしてくれました。

その夜、お風呂に入ろうとしたら、いつも装着している「フリースタイルリブレ」のセンサーを服脱ぐ際に誤って「外して」しまった。

「もったいない」あと数日残ってたのに。

でも、「明日、循環器で心電図とかするからリブレは外していないといけないらしいから」「神様がこうして外させたのだ」と……思いました。

実際……そのとおりでした。

■循環器内科で
 いやあ、同じ病院だと「院内での紹介」は外来や外からくる患者より「優先してくれる」んですよね。来週とかじゃなくて、翌日……OK。朝一で来てくださいだと。

循環器内科の医師も指導医……こりゃ間違いはあんまないわ。うちの主治医も親切に「まともそうないい先生」紹介してくれる。ありがとうございます。

あ、読者に言っておくけど「病院の医師どうしの紹介は、けっこう正しいし、いい人をあててくれる」ので……覚えておくといいよ。

やっぱ、自分の患者を送り出すのに「やばい人」はやだからね。なので普段から「紹介を快くしてくれるクリニックや病院」いることだね。

そうしたら循環器の医師は「とりあえず、心電図とってみます」
で、普通の心電図とったんだけど循環器内科の医師は「糖尿病だし、LDLもこの値で高いのでだいじょうぶか?まずいか?このままではわからないな」「追加で運動しての心電図と、心臓のエコー検査を今からしてもらいます」

で、やったよ。「心臓のエコー検査」けっこうじっくりやるね。そのあと「ルームランナーみたいのに乗って、歩いたり、走ったりさせられる心電図」やりました。これ、めちゃきつかった。なにせ「運動してない」ので。「走るモード」やったら、100mダッシュみたいな速さで走らされて、くたびれてしばらく気分も悪くなって、待合のソファでくずれて寝てました。

心電図のデータを見て、医師は言いました。
「うーん、ひどいわけじゃないんだけど、ひっかかるところがあるね。運動で走った時の心電図におかしいところがある。なので、毛細血管など末端とかで「脂肪のつまり」が起きている可能性がある。」

「えー」「じゃあどうするんですか?」

「これね、心臓の冠動脈などの詳細な検査がいるね。造影剤CTか、いっそのこと心臓カテーテル検査しちゃったほうがいいんだけどね」

「えー」「かて、カテーテルですか?そんなひどいんですか?」

「まあ、とりあえず造影CTでみよう」

「あのう、MRIでできませんか?」

「残念。心臓のこの部分はMRIより造影CTのほうが見やすいんだよね」

「そうですか……ついに造影剤か……」

ま、これまでもなるべくMRIにしてもらっていたので「造影剤回数を極力少なく」して「CT被ばくも最小限に被ばく量貯金」しておいたけど。

いざ、発がんして治療始めたら「毎月造影剤CTで経過観察」とか起きるんで……むやみに毎年のようにしないほうがいいんだよなあ。

「ちなみに心臓カテーテル検査は入院ですか?」
「1泊2日だね。」

……後で調べたけど「けっこう値段する」治療だし(数万円)、心臓にチューブ入れるしな……こわいよぉ。

検査の結果「措置」になると「手術になる」らしくて、費用も100万円ぐらいするらしい。高額療養費でさらに入院保険でなんとかクリアしないと……やばい。

そんなモードになるとは……思わなかった。

「造影CT見て、ダメならカテーテルだな」
医師は……つぶやきました。

こわーっ。

■原因は?
 私は聞いてみました。
「LDLが毎月高いことで、こうした血管のつまりとか起きるまでに何か月かかりますか?」
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「10年ぐらいだね。」
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「え?10年もかかるんですか?」
「なので、あなたの場合、糖尿病で10年前ぐらいからもう【始まって】いたんだよ。そうして徐々に積み重なってこうして発症してきた。」

……えー!10年前、自分が糖尿病と診断されたのが8年前。でも、LDLコレステロールはたぶんその前から「高かった」だろう。

何歳だったかな?42歳で「発病していた」わけ。えー。ショックバリバリ。

その時自分「糖尿病だと」思っていなかったし、「普通に外食三昧」「酒も飲んで」いたわな。ラーメン屋いって、居酒屋で客や読者と飲んで、ホテルでランチとか食べていたもんなあ。ケーキもおいしいって食べたしなあ。マクドナルドも通ったしな。あー。

もし、そのとき「対策」「食事改善」していたら……こんなにならなかったよ。

「だいじょうぶですよ」なんて思っていた時代から「サイレントに」「着実に」「血管の破壊」は進んでいたのです。

■あなたもLDLコレステロールが検査で「高い」場合は
 さて、私を笑ってください。反面教師として。あなたもこの「乾いた真実」を知りましたね。

つまり「検診」「血液検査」で「LDLコレステロール」が「基準値を上回り」「LH比」が「2を超えていたら」

「それって、魂のゴングが鳴っている」
ということです。

※LH比=LDLコレステロールの値÷HDLコレステロールの値で出す

「その時点で」「ただちに」「LDLコレステロールを強制的に下げる薬を飲みだすか」「食事や運動を医学管理のもとで」「厳密に」「シビアに」「貫徹するぐらいの気持ちでやって」「LDL下げられなかったら」「その時点から着実に血管が壊れていく」ということです。

そして、40代。南雲先生の
「6×6=36歳」が「体が老化・劣化を始めるスタート」
「7×7=49歳」が「発がん、循環器に障害が出てくる時期」

……まさにそうだった。

もっと早く「武田式」を10年前からしていたら……あーあ。

ということで……みなさん「今すぐ」「自分のLDLコレステロールが正常か?」見てね。

そして、基準値超えてLH比が2超えていたら「ただちに」「食事・運動」で「LDLを下げる」努力するか

とっとと循環器内科・糖尿病内科を訪れて「LDLコレステロールを下げる薬」飲んで「逃げる」ことだよ。

自分の努力で下げられない時点で「アウト」なんで、その時は白旗上げて素直に薬飲んだほうがいい。粘っても無駄な気がしている。

オタオタしている間に「血管がサイレントにどんどん壊れていくよ」

それ知ることができるのは入院になる「心臓カテーテル検査」

それが、私の犠牲によってあなたに知らせたかった……ポイントです。
(内海君:小市民)