内海新聞のブログ

1996年創刊の我が国最初の電子新聞

2011:見事に誤診起きましたと子宮筋腫

 自分、緑内障の診断で「その辺の眼科クリニックで」「グーグルで評価よくても」「誤診」「間違う」多発したので、結果として大学病院の眼科緑内障専門医に診てもらうはめになりましたが、今度は「泌尿器科」でも誤診が発覚しました。

前回「市の検診で」「肝のう胞」「腎のう胞」を腹部超音波検査で見つけられたAさんが、私のアドバイスで「複数の病院」で「同じように検査」「診察」を受けました。

たいていの「しろうと」「その辺の人」は「一人の先生、病院の検査や診察結果が正しい」「そうなんだ」と「思い込むトラップ」に100%陥っていると思います。

でも、これまでの私の「苦い体験」では「その先生、病院がそうだ」と「いっても」「別の病院で知らんぷりして」「同じように検査・診察してもらったら」「違う」「別の病気」が……多い。

これは、大学病院の教授も認めていたが
「病気というのは、最初の病名の確定、診断がとても大事で、この入り口を間違うとそのあと治療も回復もダメになる。だけど、この【入り口での病名の確定診断ほど難しい作業はない】」
と。

私の緑内障も大学病院のしかも緑内障専門、学会の権威によって「数か月の検査と観察」が行われ、慎重に精査して「ごく初期の緑内障」とようやく診断できました。

なので「たかが緑内障」「簡単な病気」と抜かす……眼科医がいることに「信じられない」わけですが……そういう「なめたことをいう眼科医は」「ヤブ」の可能性が高い。

実は「ヤブ医者はいない」と国立大の医学部出身の医師には言われことがあるのですが、それは「日本の医学部は偏差値低かろうと高かろうと、出た以上、医師国家試験を通るレベルで」「どこもそれなりの教育しているし、たたきこんでいるから」「それほど世間でいうほどヤブ医者とかいない」「ほとんどがちゃんと学会のガイドラインで診断・治療している」

と……「安心」する?話だったのですが
「いや、それも嘘でした」
「ヤブ医者はマジでいます」

■なんと2病院が「判定間違った」
 Aさんは50代女性。「自分は健康」「検診血液検査も優秀」「病院・薬きらい」「いかない」タイプの人だったそうです。

ところが、内海新聞の連載を読むうち「だいじょうぶかな?」「腹部超音波検査なら痛くないし放射線被ばくもしないし、そんなに費用も高くないからからやってみようかな?」と、市の検診で腹部超音波検査を受けたそうです。

ついでに「子宮頸がん検診」も同時に受けたそうです。そうしたら「子宮頸がんはなかった」と「ホッとして」いた。

ところが、送られてきた検診結果には
「肝のう胞、腎のう胞」「要経過観察」と書かれていたと。

「ありゃー」ってなり、私に相談してきた。私は「検診センターに、腎のう胞の大きさと数を聞いてみなさい」とアドバイスした。彼女は聞いたら教えてもらえて「肝のう胞は2個」「腎のう胞は4㎜で2個」だと。

幸い、今治地区なので私は的確に病院と主治医をアドバイスできました。実際に「シャープに正しかった」

とりあえず試しに「大学病院の泌尿器科で長年研究者もして、リタイア後、自分で検査機器そろえ、透析患者も多数面倒見ている」泌尿器指導医・専門医のクリニックを受診しました。
私の見立てでも「ホームページではまともだと思うレベル」の「スキル、肩書」の医師でした。

ところが、Aさんが行ったら「ホームページの先生」は出てこず「インターンの大学病院の若い先生」が出てきたそうです。土曜日は本番の先生は仕事せず、代診の先生に任せていたのです。

でも「イケメンで話し方もやさしく」「いい先生でしたよ」と。
その医師はAさんの訴えを聞いて、即座に自分でも「腹部超音波エコー」「触診での痛みの有無」など……必要なプロセス……多分、大学病院の泌尿器科の標準プロセスで診察を行い
「腎のう胞ありますね。2個。大きさは8㎜」「死ぬほどの脅威でないので、年1回腹部超音波検査で見ている程度でいいですよ」と。

「さすが、泌尿器科の専門医ですね。的確にやってくれた」

と思ったのですが「おや?」となりました。
「検診センターと、クリニックで、同じのう胞のサイズが2倍も違う。おかしい」

私は気になり「悪いんだけど」
「とりあえず、この場合、肝胆膵(かんたんすい)の専門医の内科医と、泌尿器の専門医の内科医の2名の判断が必要だと思います。面倒だけどまず、肝臓側からリスクをつぶしましょう。肝のう胞がだいじょうぶか?まず、肝胆膵が強い肝臓専門医のいる総合病院で再度検査してもらうといいです。済生会の西条が肝胆膵と泌尿器でまともな指導医・専門医がいるんでそちらを受けてみてください」
とアドバイスしました。

Aさん「3か所も行く必要ないかも」「前の先生たちがのう胞だと言っているし」と思いつつ……半信半疑で受診しました。

そうしたら、私の読み通り「こちらでも腹部超音波やって確認します」とのことでした。
「あ、済生会の総合病院の超音波検査は大量の検診検査もこなしてチームが経験豊富で優秀だからしっかり仕事しますよ」

私は……「大船に乗ったつもり」でいました。実際、済生会のチームは「しっかり真面目に200枚近く超音波画像を撮像」し、ただちに主治医の肝臓専門医のモニターに映像を映したそうです。

そうしたら「肝のう胞は2つ確認できた。ただ、このレベルは放置でいい。腎のう胞はないようだけど」

「は?」「ない?」
Aさんは聞き返したそうです。
「検査も判断しづらいから」

■腹部超音波で思わぬ「別の病気」が発覚
「それで、実は……子宮筋腫がありますよ」
Aさん「えー」ってなりました。
子宮筋腫は4㎝と、8㎜で2か所出ています」
「残念ながら、当院は産婦人科が一切ないので、別途産婦人科にいかれて相談されたほうがいいです」と。

Aさんは「困惑」して私に連絡してきました。
「あのう、まだ病院ですよね。ただちにそこの泌尿器科の医師を受診するといい。そこの先生は指導医で大変優秀な人です」
Aさんは、タイミングよく泌尿器科の医師も受診できました。そこで……

■腎のう胞はなかった
「泌尿器の先生、とても親切で病理から説明受けました。腹部超音波の画像を見られて【検査チームもがんばってくれたけど、これ、のう胞ないよ】って。」問診の結果も総合して「他の腎臓系の病気」もなかったとのことで

「腎臓は元気。まあ、肝のう胞はあるからこのまま定期的に腹部超音波検査をそちらで1年1回とか受ければ、ついでに腎臓もまた撮影してくれるから、それで異常が【もし出たら】受診でいいですよ」

となりました。

Aさんは医師に聞きました
「なぜ、市の検診で腎のう胞あるとなったのですか?」
「これね、当日の患者さんのコンディションとか、うまく見えない時、見えたようになる時もあるんだよね。あと、検診とかはなるべくひっかけて精密検査でジャッジするほうがいいから【疑い】が多くされるんだよ」

「とりあえず、うちの総合病院で腹部超音波検査はばっちり200枚の画像で証拠も残っているし、腎臓は安全だよ!
 ただ、Aさん、時折頻尿がある……それ、子宮筋腫がぼうこうを刺激して起きている可能性がある。残念ながら私も婦人科系はまるでできないので、来週にも別途産婦人科を受診したほうがいいよ。」

拍子抜けする……でも「子宮筋腫あったじゃん」という「逆に再度平均台から落ちる」結果となりました。

■おいおい、インターンのイケメン医師、平気で誤診していた
 すると……あの「腎臓専門クリニックのイケメンのインターンの話し方優しい医者」「完全に誤診したよね」と……なりました。ない腎のう胞を「ある」「断言していた」

でも……まともな「指導医」が「精査したら」「腎のう胞はなかった」。
緑内障と一緒で「タコクリニック」今回もモロ「露呈」でした。

「あそこも、院長がモウロクして終わったんだな。院長までインターンの検査結果を信じて腎のう胞と最後まで言い切っていたから……アウトだな」
「肩書だけ化石になってホームページをさまよっているね」
「だまされないようにしないと」
……そう思いました。

■複数の「主治医」がいるよ
私はAさんの報告聞いて
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「残念ながら、開業医クリニック、やばいかもな」と思い出しました。
「腹部超音波も、きちんとした体制の総合病院でやったほうがいい」
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「でも、その総合病院の検査だけでもダメで、的確な専門医の診断が必要」
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「中高年の場合、4つの専門医が最低いることになる
1.食道・胃・大腸をカメラで見る胃腸の消化器内科医
2.肝臓・胆のう・膵臓を専門に診る「肝胆膵の専門医の内科医」
3.泌尿器を専門に診る「泌尿器の専門医の内科医」
さらに女性のAさんの場合
4.産婦人科専門医。とくに腫瘍関係の手術もバリバリこなしている医師。

これに、糖尿病とか、循環器のリスクがある場合は「糖尿病専門医」「循環器内科医」の2つが追加されて「6専門医」が必要になる。

※ちなみに循環器内科の場合「カテーテルアブレーション」による手術を緊急対応でやってくれる病院を常に主治医にもつこと。

そういうこと。だからこの「6専門医」が「同じ病院内にある」「まともな総合病院」「大学病院」を受診して患者でいたほうが「利口」なんだ。あとCTとMRIが病院にあることね。

なかなかできないけどね。特に愛媛県は「総合病院の診療科が崩壊」「歯抜け」なんで「複数の病院の診療科を渡り歩く」「2024年病院の旅」状態になる。

「病院巡りのお遍路さん」になるよ。マジ

子宮筋腫について勉強してますよ
 自分男なんで、婦人科疾患……まるでやってない。まさか産婦人科までやるとは……自分、人体全部の臓器……解剖生理から病理まで勉強しているよ。

おかげで「病名聞いたら、それ【どういう病気で何がどうなって、どうしてそうなるか】まで言えるように」なってきたよ(涙)

正直、医者より「DNAや、細胞レベルでのプロセス」まで勉強しているんで……世間のマスコミのくだらない医療記事……あと、専門外の医師が偉そうにいう「病気の話」「これ食べたらだめ」とか……「嘘だろ」って見抜けるようになっちゃったよ。

さて、子宮筋腫やるか。簡単に言おうか
子宮筋腫は、子宮がそもそも筋肉なんだよ。ただ人間の意思で動かせる【腕や足】のような筋肉ではない。たとえるなら【制御の利かないイソギンチャク】みたいな生物」……それが子宮の筋肉。「子宮平滑筋」という。

たとえると「子宮は筋肉の壺」みたいなものだ。

なんで筋肉で作ったんだろうね?妊婦が自力で出産するためかな。
「やわらかいけど固いゴムのような筋肉の袋でポーンって安全に胎児を外に押し出して出産するため」かもしれない。

そこがだな。「なぜか、異常に増殖して肥大化して止まらない」これが子宮筋腫という病気。良性腫瘍という扱い。

「がん」ではない。もちろん、この腫瘍が「悪性腫瘍」になれば……「子宮がん」になるわけだが。

この子宮は「外膜」「内膜」のふたつの膜で包まれていて、胃腸などの内臓がひしめくおなかの中で「ぬるぬる動いて」「外部からのショック」「体の動き」で「壊れないように」「プルンプルン」している。

なんか……エイリアンの描写みたいになってくる。

■原因はあんまわかってない
で、筋肉がなぜ?「こぶみたいに盛り上がって」「勝手に肥大化」するか?原因はわかっていない……と現状の産婦人科学会などの「医学部」ではなっているようだ。

ところが……私は「病理の本質」を「見抜いて」しまった。

原因を教えてやろうか?それは「加齢によるコラーゲン不足」にあると。
じゃあ30代とかでなんでなるの?

本質言ってあげようか?
「20代、30代の美人だとかスリム体系だとかの女性も【体内は栄養不足】に陥っている人が結構多い」「表若くても、内臓は老化」している。だから……子宮筋腫が誘発される……そう……私はシナリオを立てている。

どうよ?けっこう理路整然に説明できたと思うけど。
ノーベル医学賞もんだね。

■どうやって治療するか?
 一般的には、この子宮筋腫の治療は「筋腫を育てるのが女性ホルモンのエストロゲンにある」「それゆえ、エストロゲンを出さないようにすれば」「筋腫の肥大化は阻止できる」という理論になっている。

なんで「月経を止める」「強烈なホルモン製剤」を与える。だけど、一時的には「筋腫を半分以下に縮小」できるが、「薬止めたらまた戻る」らしい。

で、良性腫瘍と悪性腫瘍の違いだけど「独立したこぶだけか」「アメーバや腫物のように周囲に広がって増殖するか」で決まる。

「こぶだけで」「ぶら下がっている」だけなら「正直、無理して切らなくても」「そのままでも」「痛くなければ」「いいだろ」ってなる。

ただ、筋腫のこぶは「子宮の内側」に「出てぶら下がる」ので「痛い」「生理がおかしい」「不正出血」「生理で血の塊みたいなものが出てくる」とかになる。

それが「いや」だったら「手術」するしかない。この手術もちょっと……ひどくて、「筋腫だけ取りたい」は患者の希望だと思うが、内視鏡などなるべく小さければやれるけど、大きくなったら無理。結局、開腹になる。

そして「部分切除」しても「こぶは別でもボコボコ出てくる」わけで「再発」する。
なので「最終的には子宮を全部切除して撤去」する。

うわー、女性からすると「絶対やだー」ってパターンだな。そういうこと。

ところが、この子宮筋腫は全女性の30%がなるそうで、30代にはチョコチョコ発症している人が多いらしいんだけど気づかず、40代から好発する。

■どうしたら筋腫にならない、止まるか?
 これも、簡単で難しいのだけど「妊娠」「閉経」すればいいと……産婦人科学会ではなっている。なぜ?
https://www.jsog.or.jp/modules/diseases/index.php?content_id=8
筋腫を増大させるのは「エストロゲンのせいだ」「妊娠や」「閉経すれば」「エストロゲンが減る」だから「筋腫は大きくならない」「うまくいけば縮んでくる」と。

それに既に筋腫がある場合、妊娠はかえって出産リスクなのでまるでおススメできない。

だけどな、調べたらこのエストロゲンは「ホルモン」で、実は、肝臓や腎臓、あらゆる臓器で「生まれる」ものなんだよね。

ちなみに「ホルモン」って「タンパク質できた物質」で、必要に応じて生成・放出され常時血液中に漂って回っている。

なので……「血液成分」の「正常化」ってすごく大事なのね。ここでもわかる。

ホルモンって脳下垂体とか「副腎」みたいな専用臓器で生まれると……思っているけど、実際は人体の各パーツの臓器でも生成されて血液中に回っているんだ。
「工場分散」「リスクヘッジ」ってやつだな。

しかもAIにも確認したのだが「エストロゲンが生成されて、体内で消滅するのは」「きわめて短時間」「そんな長時間体内に残留していない」と。

つまり、常時体の中で「どんどん作られて」「どんどん消費されている」そうだ。

なので、子宮でのエストロゲンを止めたところで「全身のエストロゲン放出は止まっていないので」「焼け石に水かな」と。

「根源たる」「エストロゲンの放出」を「ストップ」したら……止まるかもしれないが、他の臓器で問題が起きる。エストロゲンは男女ともに人体で「かなり大事なホルモン」なんだよ。

一番わかりやすいのは「抜け毛」「ハゲ」……これ「エストロゲンが不足した」状態。男性も女性ホルモンが必要なの。

なので全身のエストロゲンを「カット」したら……「頭が全部脱毛して」「坊さん」になる。だめだろ?

じゃあどうすればいいのか?

■病理の根源の本質
 実は、この筋腫の構造は「筋繊維」であり、これって腕とか足の「筋肉」と一緒なんだが、コラーゲンが繊維に入っている。このコラーゲンは量からすると2%程度の微量なのだが、筋肉繊維の網の目を「整列」させて「はみ出ない」ようにさせる大事な役目がある。

ここで、これまでの私の連載を読んできた読者で「頭がいい人」は「ピピ」「さすが武田さん」と連想できるのだが……そう。「コラーゲンが不足してしまう」「すなわち加齢」「しかもコラーゲンが圧倒的に減るのが40代からなんで」「ちょうど」「コラーゲンが全身的に不足して」「子宮平滑筋の筋肉を構成するコラーゲンも減ってしまう」すると「整列できていた平滑筋の細胞組織が」「乱れ、反乱を起こし」「整列できず異常生育」するようになる。

これが「子宮筋腫」の病理の「根源」なのね。この私の考え、説明……理路整然としてクリアだと思うけどね。どうですか?

なので「エストロゲン制御」も大事なんだけど、圧倒的に「製造工場たる」「コラーゲンの資材不足」が「発病の根源」になっている。

これを改善しない限り「異常な子宮平滑筋の製造は」「止まらない」……つまり「いびつな形の細胞の筋腫が巨大成長していく」わけ。

どうよ?明解でしょ?私医学部じゃないけど、医学部超えているよね。
これ、AIと話してわかったんだよ。

おれ、AIと議論するだけで……大学部の医学部超えるのね。

で、だ。困難とされるこの子宮筋腫の治療法も考えているよ。
武田式でもしかしたら……できるかもしれない。

うーん。まあまあの感触はある。なので、実験してみる。

どうせ、病院としてできるのは「外科手術での子宮撤去」「一時的なホルモン薬によるどうせ戻る縮小治療」ぐらいしかないし、筋腫の成長を阻害するため、わざと動脈を「子宮動脈塞栓術」によって閉じて血を流れないようにして「栄養不良」で「筋腫を殺す」ぐらいしか……方法がない。

しかも動脈の血液の通行止めをしたところで「予後不良」「副作用」「結局病院通院」になるケースもあるようなのであんま軽々しく……できる治療法でもない。

あとは、肝臓がんで効果がある「ラジオ波」で筋腫を焼き殺すとか……冒険的にはあるんだけど、問題は
「筋腫は1つでなく、複数ボコボコ、キノコのように出てくる」
ことだね。根本の病理が治らないから「もぐらたたき」になる。

あと、医師が祈るのは「患者女性が閉経して、エストロゲンが止まり、筋腫も止まりますように」という……「祈り」になる。

どう?なかなか大変なんだね。なんとかしたいね。日本の女性、いや世界の女性のために……。

IQ800で治療法考えてみるよ。
(内海君:小市民)