内海新聞のブログ

1996年創刊の我が国最初の電子新聞

都市が崩壊する前にやっておいてほしいこと

読者には、これから日本の都市が崩壊したり、食料不足で都会は阿鼻叫喚の地獄になることをお知らせしました。食料備蓄を最低半年、1年、可能なら3年分ぐらいしておいてほしい。

 

あ、忘れていた。もうひとつ、とても大事なポイントがあります。それは「医療も崩壊する」ということです。

 

なので、大学病院・高度医療システムが使えなくなる前に「可能な限り重病の手術」「先進医療」を受けて、完治しておいてほしいのです。

 

くだらない話ですが、みなさんに一番切実な話として「歯医者」があります。

もし、ふだん、これまでの治療で「歯医者に行かなくていいだろう」と思い込んでいたり、検診を避けていた人は、いまのうちに歯医者で「虫歯・歯周病の完治」をしておいてください。

 

歯が痛いだけで、その人の行動は何もできなくなってきます。注意力も落ちて、食事もちゃんとできず体力も気力も落ちます。最後は事故にあう。

 

私は救急箱にバファリンを入れてあります。でも、飲んでその場だけ痛みを止めても根本の歯痛は治らないわけです。薬が切れた時点でアウトです。

さらに永遠にバファリンを飲み続けますか?破綻するのがわかっていると思います。

 

そして、災害時、戦争の時に歯医者があるか?ドクターがいるか?怪しいし、歯医者が治療をできる医療資材・技巧などのサービスが途絶し治療ができない可能性があるからです。

停電したら、CTもレントゲンも動かない。

 

病気は個々にあると思います。私が心配しているのは「常時薬がないと生命を維持できない人たち」です。

薬を長期分、前倒してもらえないか?これは厚労省の決まりがあっていいとこ50日分ぐらいです。半年や1年分はくれません。

 

免疫抑制剤を一生飲み続けないとダメな人はどうするのか?

HIVカクテル療法の人は抗ウイルス薬を得られなくなったらどうするのか?

人工透析の人は、災害時や戦争時致命的なことになる。しかも数日でその日がやってくる。

こうしたことを、総合計画して政府や厚労省が準備、対策してきたのでしょうか?

してないと思います。

 

読者でも、コロナ前に早期のがんをたまたま別の治療でみつけられて、あの騒動の中でも執刀教授や医療チームが動けるときに無事、ベストな状態で手術を受けられた人がいました。本当に、そういうことも「あとでいいや」「未来にしよう」とタカをくくっていたら……その時は執刀医もいない、病院も使えない……ということが起きるのです。

 

だから、読者もだいじょうぶだろう……と思う前に、今、医療機関が動ける状態の時に、重病の発見、治療に集中しておいてください。

意外とこれは優先します。

 

災害時、戦争時、自分でできる、地域に医療補助者がいれば対応できるレベル(応急措置)程度なら逃げられるが、

たとえば、頭を打撲した、お腹を強くうった……そういう場合、CTでの精密検査が必須です。でも、それができないのです。

これらの外傷も、本人がだいじょうぶとおもっても、第一撃の時点で、脳内の損傷や腸の破裂が起きていることが多く、非常にデリケートな対応が必要なのです。

 

「あ、だいじょうぶ」と思って、数日もしないでその人が「急変して死亡」はあるんです。

 

私の後輩が、ライセンス保持者なのに、何を間違ったのか(ライセンス保持者はお遊びでは公道で危険走行はしないものです)?お遊びで大垂水峠ローリング族になってバイクで走りに行っていたようです。

コーナリングで転倒しました。

本人はバイクを立ち上げて、歩いて「だいじょうぶだ」と家に帰りました。

約17時間後、急変して亡くなりました。

転倒時に腹部をうっていて、腸が破裂していました。腸は神経がないので破裂しても自覚しないのです。

本当は、転倒した時点で救急車で総合病院に搬送して腹部のCTあるいはレントゲンをとって確認、経過観察後、緊急手術もすべきだったということです。

 

これって、災害時、結構起きると思います。転倒してお腹を打った……、落石やドアに頭を打った……

 

だからこそ、ヘルメットがバカにしないでいるのだし。