内海新聞のブログ

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2065:小林製薬ポカの原因推理

 なんか原因が「紅麹に青カビ由来のプベルル酸が混入していたから」「かも」という流れになっていますね。

私が報道や公然情報で「わかるレベル」の推理をしておきます。

■もともと自分で研究開発したものではなかった
 小林製薬はもともと紅麹菌の取り扱いをイチからしていませんでした。「製造ビジネスごと」「グンゼから買い取って」「利用していた」とのことです。

マスコミの情報だと「グンゼから担当していたチームを引き取って」「正社員にして?」「使って任せていた」と。

ということは、大阪工場のプラントとかもともとグンゼがやっていたものを「引き継いだ」のかな?

なので小林製薬は「M&A」で「経済的観念」だけで「自分たちは現場を知らず」「手も汚さず」「事実上丸投げ」で紅麹の製造管理をして「儲けていた」という構図です。

モノづくりのメーカーとして「根性悪いな」「ずるいな」と思いました。

そのもともとグンゼで研究開発してプラント運用していた人たちは……まだいるのかな?

定年退職して「去って」「もう、現場のしくみや問題などを把握してコントロールできる人たち」「ベテラン」……いないのかもしれません。

■なぜ大阪工場から和歌山に移動したのか?
 これも不思議です。報道だと「和歌山の協力企業に製造を任せた」からだと。なるほど……ということは「完全丸投げ体制」に移行していた。

あと気になるのは「なんで大阪工場を閉鎖」したのかな?

従来の設備の不備、トラブルや問題があったから……「隠ぺいするため」と「グンゼから来たベテランや仕事ができる人がいないので」「外注で逃げた」……わけかな。

そう考えると……つじつまがあう感じもします。どうかな??
マスコミもそこまで調べて報道するだろうか?

小林製薬大阪工場 なんか汚さそう

小林製薬は「ウソ」をついている
 今回、この米麹の製造プロセスとか製造ノウハウについて……調べていました。いろいろわかったよ。すでに小林製薬「ウソ」ついて「偽装」「隠ぺい」入っている気配があるね。え?社長の涙は「ウソ」
相当ワルかもしれないよ。

でも、マスコミの連中は「バイオの知識もないし」……理工系わからないから……ちゃんとした記事……かけないし、技術や科学的な問題点も追えないよ。

実はSARSの事件調査以来、自分「生物兵器の研究開発実態」「バイオ企業の気持ち悪い研究」とか知ることになったので……

加計の問題では、大学の獣医学部の教授や、研究者、日本獣医師会のお偉いさんとかと「深い話」「ヤバい話」も聞いたりしたので。

たとえば、以前やったけど「富山バイオハザード研究所廃墟問題」……「ブルー十字」「シゲタ動物薬品工業」……あのふざけた養鶏業者をカモにしたワクチンビジネス……調べると「吐き気がする」「きもちわるー」っていう実態知ったし。

■とにかくバイオ関係って「キモイ」ことしてるよ
映画の「バイオハザード」「28日後」みたいな世界……あるんで。

それ、健康食品やこういうサプリの場でも「あるんだよ」

知ったら、あなた「飲めない」よ。ほんと……やばいことしてるから。

知りたい?ごはん食べられなくなるで。

面白いんでするわ。えー。飯食べてからにする?

小林製薬の「ウソ」
 読者は一連の報道で「小林製薬のウソ」見抜けたかな?

こう言ってきたよね
「未知の物質」

だけど、昨日か……「プベルル酸」って言ったよね。
プベルル酸自体は、以前からある。
なので「未知」ではない。

この時点でウソついているよね。記者もその点会見で追及したのかな?
「なんで、最初からプベルル酸って言わないんだよ?タコ!」
ぐらい言えよ。記者も。

どうせ、マスコミも「小林製薬のCMスポンサー」で食っている身だから……「そんたく」したわけか。

そう読めちゃうのね。

小林製薬が何をしていたかの「実態」
 で、この紅麹製造が「どういう内容」だったか?調べるといいんだよ。実はけっこうメジャーなレベルの話なんだ。

とりあえず、小林製薬グンゼからこの技術を「買い取った」それは以下で誰でも知ることができる。特許なので「世間に明らか」にされてるのさ。
https://dbsearch.biosciencedbc.jp/Patent/page/ipdl2_JPP_an_2011019761.html

そして、この特許には「製造方法」も公表される。余談だけど、実は、しろうとのあなたは「特許とったらいい」「大儲け」って考えるよね。

私もそうだった。だけど、東大の研究所の教授と話したとき
「特許なんてとったら、面倒なだけだよ。だって、買ってくれるメーカーがいたらいいけど、なければ管理費だけで、自分なんか国際特許で年間60万とか払わないと維持できない。貧乏になるよ。」

「それに、特許にしたら製造ノウハウ、成分なんかも全部外部に知られてしまう。」

私は聞いた
「じゃあ、どうするのがいいのですか?」
「単純に特許にしないで、企業秘密にしていたほうがいい場合もあるね。」

そして私はその後、大手電機メーカーの研究開発チームにいたが技師と研究室で「自分たちの製品の他社の特許侵害がないか検査」していた。

「これ、もし他社の特許に抵触していたらどうするのですか?買ってあげるんですか?」

「そんなことしないよ。その特許触れる部分を使わないで、別の方法で回避する。」

……これだった。なので「特許をとるというのは」「知的財産権としての価値を演出するための偽装」「はりぼて」か、「潜水艦」というのだけど「静かに権利を保有して」「違反した奴から金をふんだくる」ためのリーガルテクニックとして……やるものなのだと。

さて、小林製薬が大阪工場でやっていた中身は以下のことだ。
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(1)製麹原料としては、麹の調製に用いることのできる原料であればいずれでもよく、例えば、精白米、玄米、麦、粟、コウリャン、ソバ、トウモロコシ、大豆、小豆などの各種穀類や、それらの糠、フスマ、胚芽、モミガラ等を用いることができる。好ましくは、精白米である。また、破砕米のような形状のものでもよく、原産地や品種は特に限定されない。
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最初から爆笑だな。どうよ……この原材料は「古米」「クズのランクが低い白米」でいい。「せんべい」もこういう「手抜き」普通にしてる。

製造コスト安く上がるね。次いくぞ。
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(2)これらの原料は、単独で用いても、2種以上を併用してもよい。さらに、これら原料には、必要に応じて、紅麹菌の繁殖に必要な各種の成分、例えば、炭素源、窒素源、無機質、ビタミン等を加えても良い。 上記製麹原料は、製麹に先立って、加熱、加圧加熱等の公知の手段により、殺菌処理されていることが望ましい。

 本発明において、上記培養発酵物を調製する際に使用される紅麹菌は、食品衛生上又は薬学的に許容されるものであれば、特に制限することなく使用できる。

当該紅麹菌としては、具体的には、モナスカス属(Monascus)に属する糸状菌、より具体的には、モナスカス・プルプレウス(Monascus purpureus)、モナスカス・アンカ(Monascus anka)、モナスカス・ルーバー(Monascus ruber)、モナスカス・ピーロサス(Monascus pilosus)、これらの変種、及びこれらの変異株等が挙げられる。

特に、食用としての実績があり、風味、外観等に優れるモナスカス・ピーロサス(Monascus pilosus)が好適に用いられる。
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つまり、種にする「麹菌」は
モナスカス・ピーロサス(Monascus pilosus)という菌だな。
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(5)なお、これらの紅麹菌は、1種単独で使用してもよく、また2種以上を任意に組み合わせて使用してもよい。

 本発明において、上記紅麹による製麹は、上記製麹原料に上記紅麹菌を植菌し、よく混合した後に、好気的条件下で培養を行うことにより実施される。

 製麹時の温度条件としては、上記紅麹菌が生育可能である限り、特に制限されないが、通常20~37℃、好ましくは25~35℃が例示される。

 培地のpHは、培養期間中において4.0~8.0 、好ましくは、4.5~ 7.0 である。

また、当該製麹に要する時間は、使用する紅麹菌の種類や使用する製麹原料の種類等によって異なり、一律に規定することはできないが、通常5~20日間、好ましくは7~14日間である。 

当該製麹の期間中、製麹期間中1回若しくは数回に分けて、水やpH調整剤を添加し、水分含量やpHが上記範囲に保持されるように調節することができる。
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つまり、種にする麹菌を「クズ米の白米」にかけて「温かい部屋」で「酸っぱくならないように」「PH調整剤……アルカリ成分かな?」を時々混ぜて「湿度高い」状態で「麹菌のカビを」「7~14日間で」「繁殖させたものを」
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(6)「菌および酵素の失活物、乾燥物、乾燥粉砕物、粉末、顆粒物、水溶液、ペースト状物、抽出エキス、抽出エキス濃縮物、抽出エキスなどの加工物を施したものも、内臓脂肪蓄積抑制剤の有効成分として使用」
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「錠剤などの製品」にしていたわけ。最後「乾燥粉末」にしていたようだね。

■製造法と工場の管理に問題があった
 実はこのやり方は「固体培養法」といわれる。江戸時代の前からあった「伝統的な米麹の増やし方」だった。

以下で分かりやすく解説している。
★麹造りを科学するお米と麹菌の相性の秘密(月桂冠
https://www.gekkeikan.co.jp/RD/sake/sake03/
ところがこの「固体培養法」は「発酵内容の一定化や」「コントロール」が「難しい」「製造中に突然変異が多発する」手法だった。

もちろん、麹菌の「意図しない変異」「代謝物質」が「うまみ」「個性ある味」になるので……歓迎されて使われていた。

だけど、実質「毎回のロットで同じ内容のものは作れない」品質になってしまうわけ。

当然「意図しない突然変異」は「毎度起きているのが当たり前」の製造なんだよ。
その辺、厚労省(医学部)の連中……見抜けるかな?
これ、食品だから農水省獣医学部)か。
医学部より獣医学部のほうが詳しいかもな。

この内容だと「プラント管理は」「日本酒の杜氏(とうじ)」のような「職人芸」が必要で、人に依存して成立する……ものだよな……って思った。

それゆえ「マニュアルにすればいい」レベルでの運用はしづらいんじゃないかと思ったね。

だけど、小林製薬は「グンゼのやっていたことをマニュアルにしてやっていた」と……抜かしている。

そんな簡単なものじゃないよ。プラントの運用管理って……。

「想定外」「毎日破損や爆発、トラブル」が起きるのが「化学工場」などのこうした「プラント」なんで。その「想定外」を「どうクリアするか」……そこでベテラン職人、エンジニアの存在が不可欠なんだ。

近代科学技術の工場といっても「本当に血を通わせ」「24時間365日安全に事故なく」「品質を維持して製造・出荷」できるのは「生身の人間」なんだよ。

マニュアルでは書ききれない「現場人間のノウハウ」……いっぱいある。

小林製薬の社長は「そういうモノづくりの本質」まるでわかっていなかったね。
タコ野郎。
自業自得だよ。

■なんでグンゼはこのビジネスを手放したのか?
 そこで、なんで一流企業のグンゼがこの紅麹製造のビジネス自体を「やめた」のか?そういう思考ができる人……少ないよね。

ダメだね。私はそこを逆に考える。
マスコミ報道だと「儲からない」「採算がとれない」からだとなっている。

でも、これまで小林製薬はこの「紅麹サプリ」で100万個……めちゃヒット商品で稼いでいた。

グンゼが「節穴」だったからか?違うかもよ。

「実は、問題があって、やばいんで」「色よくM&A案件にリメイクして」「小林製薬に食わせた」かもしれない。

たとえば「固体培養法でやるゆえ」「品質管理が難しい」「突然変異による毒性の保証ができない」という「リスク」が多くて「そもそも安全に出せない」という「結論」が出ていたため「ターミネイト」された可能性もある。

なので本来は「ボツ」事業だったが「打ち込んだ投資を回収しないと」ということで……リメイクしてM&A案件にうまくして、小林製薬に「毒まんじゅう食わせた」可能性もある。

……こういう「高等戦術」あるんだよ。

なので「ゼニやゼニや」の「物欲」小林製薬が「ぱくついて」「だいじょうぶさ」って「やって」「どつぼに」「はまった」

……そう……私は読み解いた。違うかな??

■実はM&A案件というのは
 まあ、私も余命ないんで「本当の話」をいうが投資銀行が「もちかける」「M&A案件」って「毒まんじゅう」なことが多い。

どういうことかというと「本来、やばい」「ビジネスモデルも設計ミスか破綻」「旬が過ぎてる」「慢性赤字でムリ」でそもそも「破産」「解体」したほうがいいものを「リメイク」「うまそうなデコレーション」して「経営に無知な経営者をだまくらかして」「大金でうっとばす」「ネタ」なのね。

もちろん、私は投資銀行の「仕事ができる人たち」と一緒にいたので「考え方」「手口」知っている。

とにかくアイビーリーグや東大卒だろうが「IQ高い連中」なんで「不快感なく」「うまく」「演出して」「案件をうっとばす」

その辺は「すごいね」って感心する。

「片一方は、ダメ企業のダメ案件」「片一方はそれを安く仕入れられたと錯覚するダメ社長」「でも、表面上は」「クズ値のビジネス案件を」「高値で売って」「売主も得するし」「買う方も」「いいものだと錯覚して」「気分よく金出して」「自分たちも手数料得て」「三方よし」だろ?近江商人か……

その世界なんだよね。え?あなた、ほんとのこと知っちゃったね?

だから、みなさいよ「ライザップのM&Aしまくり」「ヤマダ電機の大塚家具買収」それ以前の「セブン&アイ西武百貨店買収」……全部……「話題にはなったけど」「スカった」「自分たちも沈没」なっちゃった……でしょ。

京セラが三田(みた)のコピー機事業を買い取ったのも「あれ良かったのかね?」って今でも思うよ。ダメだったんじゃない?

それが本質だね。今はなき巨大スーパーのダイエーも「アホみたいに」M&Aしまくった。そのあと……ズズズズって深海の底に沈んでいった。

三菱地所アメリカのロックフェラーセンター買って「有頂天」になって「あとで顔真っ青で大損して売却」……あったよなあ。

なんか、日本の経営者……だまされやすいよね。

誰が儲かったんだろうね?

小林製薬の「おごり」
 私はモノづくりのエンジニアの世界で生きてきた人間なので「現場の職人」「エンジニア」を大事にしない経営、体制が大嫌い。

自分がこの国の大統領になったら、まずしたいのは「現場の職人さん」「土方で汗水たらして働いている人」「ドライバー」みたいな人の給料を「初任給50万から」「ちゃんと働いたら年収1000万越えの夢」があるようにする。
農業ちゃんとやったら「年収何億円」あるような体制にする。
伝統職人は「国家公務員としての雇用」にしてもいいぐらいだ。

技術者や職人として一生を誇りもって生きていける世界にしたい。

特に「自分で作れもしないのに」「人をあごで使うんじゃねえよ」って思ってる。

今回、小林製薬はそれをやっていた。「自分たちは紅麹の基本的な勉強や技術の研究開発」すら「せず」「金のビジネスユニットだけの考えで」「やっておけ」「儲けた」だけだった。

本質は「卑しい商売人」の根性だったね。

だから……OEM出荷していた「お客様の企業群」に対するフォローもいい加減だし、被害者救済も「いい加減」だよね。

「根性の悪さ」がにじみ出ている。

まともなモノづくりしていた職人、エンジニアは去ってしまっていたのかもしれないね。本当に大事な技術ノウハウを失い、紙くずの「マニュアル」だけ残して……。

それに、そういう人たちが「汗と情熱」「いいものをつくって」「お客様に喜んでいただけたら職人明利に尽きる」ぐらいの考えでやっていたら……

「手抜きしないよ」

「もし、こういう被害が出たら」「謝罪と補償して」「店たたむよ」
それぐらい……の「プライド」あると思う。

小林製薬の社長に……それは……なさそうだね。
小林製薬って創業は名古屋の出身だよな。もともと名古屋の企業だろ。

それにしても、大阪の企業って「雪印事件」もそうだけど「汚い工場」でいつもつくって売ってるよな……。

小林製薬の大阪工場……どんな状態だったんだろね?

機動戦虫「がんたむ」とか、ダニダニくんが歩き回っていたのかな?

それ、小林製薬お得意の「防虫・防カビ剤」で「殺菌」していたら……バイトが混入……みたいな「まぬけミス」だったら……お笑いだわ。

厚労省の調査結果を知りたいね。一緒に隠ぺいするのかな(大笑い)

ペヤングソース焼きそばみたいな工場かな?あれもひどかったけど。
(内海君:小市民)