内海新聞のブログ

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2028:能登と名神高速の教訓

 能登の大地震、昨日は名神高速で大雪で高速道路が埋まり長時間立ち往生。そこで見られる教訓を書いておきます。

■家の屋根
 前回「瓦」「ガルバリウム鋼板」どちらがいいか?「お好きでどうぞ」といったのですが、この結果で「当の瓦職人・屋根職人」も「瓦はだめかもしれない」と言っています。
能登半島地震で古い住宅が相次いで倒壊 瓦業者の苦悩 一方「前へ進むため…」避難所で体操教室 復興への取り組みは

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能登では瓦が重たい重厚な昔からの家が次々「ぐしゃ」って屋根から下に「圧死」する形で崩壊しています。

柱とか壁・構造の耐震がなかったからもしれないけど「屋根が圧倒的に重いので」「耐えられず」「ぐしゃ」ってなったと。

これ、工法もあるのかもしれないけど、江戸までの家は「揺れたら瓦が落ちる」ことで「屋根を軽くして」「逃げる」という設計思想でした。なので2016年の熊本地震でも熊本城の瓦は派手に落ちた。

ところが「落ちないように」瓦を屋根に固定することを戦後するようになった。それゆえ瓦が落ちないので振動に耐えられないのではないか……と私は思いました。

実は「現代のよさげに見える」「結果としてなんちゃって工法」あるんで。一般人は建築家や技術者でないのでわからないですよね。

さて、瓦は1枚2キロあるので1000枚で2トンあります。

でも、家を建てる際は「その2トン」が乗っても「だいじょうぶ」な躯体を設計し建てています。だから本来は……そこまで問題視する話でもないと思っていました。

ただ、実際に被災するとガルバリウム鋼板の屋根の家は「だいじょうぶ」だったと。

なので……今後家建てる人、瓦を変える人は「ガルバリウム鋼板」などの軽い素材に変えたほうがよさそうです。ガルバリウム鋼板は瓦の重さの10分の1だとのこと。耐久性も10年以上はあるようです。

■屋根のブルーシート
 この動画でわかるのは「2F建ての一戸建ての家の屋根は」「ブルーシートも7m辺とか大きな重たいものを」「3人がかりで」「4時間かけて」「危険作業で」「張らないといけない」ということです。

一般人は大きなブルーシートかけるパワーないとおもうので、小さいやつで何枚かやるにせよ「目張り」がいるし。とにかく職人さんも「慣れているのではしごだけで上がって」「命綱なし」でやってるような……超危ない現場です。

■車内に「食料」「水」常備する
 名神高速の大雪で車が埋まる事態。ドライバーが「水はペットボトルとかで買って飲んでいたからあったけど」
★東海地方の大雪 名神関ケ原IC付近の立ち往生は発生18時間で全て解消 自衛隊などが懸命な除雪作業 (24/01/25 07:45)

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「食料がない」「トイレができない」

これで困っていましたね。

なので、みなさんも常時クルマには「ペットボトルの水」「おなかがたまるお菓子や携帯食料」「携帯トイレ」を常備することです。

男性の場合「やむを得ず外で用を足す」もありますが、この雪と寒さでは外にいられないと思います。

なのでペットボトルに「じょうご」をつけて「小便をすませる」工夫も必要でしょう。

このペットボトルをじょうごに使う際便利な「連結アタッチメント」の作り方を武田学校の動画で以前紹介しました。ご覧ください。

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■尿をためるペットボトルの工夫
 当方では車中泊用の移動トイレを現在研究開発していますが、その技術のノウハウを一部役立ちそうなのでお伝えします。

それは「尿」を出す場合は、受け皿のじょうごに「ゼオライト」を詰め、層にしてそこに尿をすることです。そうしたらアンモニア臭が防げます。ゼオライトは安いのでホームセンターなどにもあります。

自分は乗用車でも「サブバッテリー」「小型のAC100Vインバーター」「360W低電力で動くコーヒーメーカー」「水」「ビスコ」などを常備して、出先でも車内で温かいコーヒーを入れて飲めるようにしています。おなかがすいたらすぐ食べられるようにもしています。

車内にポタ電と、コーヒーメーカーや「ミニ炊飯器」搭載……ありだと思います。

200Wぐらいで動くミニ炊飯器なら「お湯もわかせる」「そのお湯でインスタント食品」「コーヒーやお茶」ドリップして飲めるからです。

家においているときはサブバッテリーはソーラーパネルで充電しています。
(内海君:小市民)