内海新聞のブログ

1996年創刊の我が国最初の電子新聞

1999:糖尿病は肝臓の病気

 タニタの体重計で武田式をやる前は内臓脂肪が8~9レベルでした。それが、たまたま歯髄炎になり鼻も蓄膿症を併発して寝込んでたいして食事もうまくできずにいたら6まで下がりました。体重も今58キロなので60キロ台から2キロ減りました。BMIは21台です。

だから……体が弱って悪くなった……と……思うでしょ?逆だった。糖尿病のデータが改善していくのです。

2年前、武田式を開発して始める前の自分は「毎朝、寝る前は【手足の末端がしびれ】」ていた。デスクに座ってPC見ているだけで「足の先の感覚がなくなり」「感覚がないので痛みもわからない」……「壊死」寸前に何度も陥った。あわてて足をもむ、温めて神経が戻るよう必死だった。そして「やたら寒がり」になった。全身の血流が悪いためです。

知人は、すでに何人も「足指が腐りだし」「壊疽」「足切断」まで行っている人がいる。糖尿病だと普通の成り行きです。

「圧倒的な血流不足」が全身で起きる。そのため、人体の各組織、臓器も「血流が行かず」「栄養も届かず」「老廃物も回収できなくなり」「腐る」

こうして、血管も腐り、目も腐る(緑内障白内障)……腎臓も腐って人工透析……

糖尿病を宣告された人はみな……こうなる運命。そこから「あがいて」「どうやって必死に離脱するか」が糖尿病の治療です。

■糖尿病が深刻な理由
 先天性の1型糖尿病でない、圧倒的多数の国民がなる2型糖尿病。その患者数は2000万人はその辺「泳いでいる」と言われています。ちゃんと医師の治療を受けている人は1000万程度。

つまり……国民の10人に1人が「すでに糖尿病だけど、自分で自覚していない」そういう状態です。

この糖尿病の原因は従来は「遺伝や老化、砂糖や糖質のとりすぎによる、インシュリンホルモンの枯渇によって」「血液中の糖分の量の調節ができなくなり」「高血糖状態が続く」……と思われていました。

そのため、インシュリンホルモンを血液に分泌するのは「膵臓(すいぞう)」ですので、膵臓に薬を与えて刺激し「強制的にインシュリンホルモンを出させる」治療方針がとられました。

そうすれば、食事してもインシュリンがちゃんと出て「もう糖質はいらない」と胃腸が食べるのをやめ、血糖値も自動的に下がってくる……と期待されました。

たしかに、一時的にはその「強制ショック療法」は効いたのですが「いくらインシュリンを出させても」「いっこうに治らない」という状態に陥ったのです。

そして、こういう「強制ショック療法」を続けると「膵臓が弱って」「インシュリンが枯渇する」というまずい副作用が起きてきます。

そうなると「もう自分の膵臓ではインシュリン出せないから、注射でインシュリンを血液に注入する」となります。これが「インシュリン注射」です。

糖尿病の治療の目安は、血液中で赤血球がどれだけ糖質を吸着しているかを計量することで「重症度のレベル」がわかります。それがHbA1cという血液検査の値です。

正常な人は5.8までです。なので検診などでHbA1cが「5」台なら……とりあえず安心。「6」だと「治療だよ」っていうことです。逆に毎年の検診でHbA1cが5.1、5.2…5.8と上がっていくなら「糖尿病になっていっている」ということです。実はその段階でも食事療法が必要ですでにアウトなんです。6になってから糖尿病治療を開始していたら……遅い。

糖尿病治療の場合、初期のHbA1cが6~8程度なら「薬」で飲むだけでこのHbA1cは0.8程度、約1は下げられます。つまり8の人でも7台に落とせる。この7と8でも「生存率」が違っていて、8台から一気に合併症が露呈して危険なので医師らは「深刻な状態」と思っています。とにかく「7」「6まで落とす」が目標です。

9とか10とか11あたりになったら「もう薬だけでは無理」「強制的にインシュリン注射」を「1日3回」「自分でおしりに注射器ぶっ刺して注入」しないと……生きていけなくなります。このステージだと医師は「いつ死んでもおかしくない」と思っています。

なぜなら、糖尿病によって「血管が壊れ」「人体のあらゆる組織が腐りだす」からです。

象徴的に言われるのが「しめじ」という「心臓(し)」「目(め)」「腎臓(じ)」。の部分。つまり死亡したり生活を不可能にしていく「心筋梗塞」「脳梗塞」「緑内障白内障網膜剥離」「慢性腎不全による人工透析」にほぼなります。

最悪ですね。絶対やりたくない……病気ばかりです。自分の人生、楽しみ……すべてなくなり、家族にも迷惑が多大にかかる……。

なのですが、いまだに糖尿病は「一部の人の怠慢な食生活の病気」と思われて「知ったこっちゃない」「自分はならないよ」って思われています。

それは……大きな間違い。無知のアホが言うことです。

そもそもコロナで大騒ぎしているけど、コロナの患者って何人でしょうか?その中で死んだ人が何人でしょうか?2000万人いますか?

日本における「心筋梗塞脳梗塞」「緑内障白内障網膜剥離」「慢性腎不全」の患者数と死亡者数を数えてみると……いいです。この3つの患者の50%ぐらいは糖尿病患者がベースだと思っていい。

あと、「がん」も糖尿病が原因の一つです。血管が壊れて栄養障害が慢性的に起きるから。免疫力が低下するし、正常な細胞修復や細胞づくりができなくなる。

なので「糖尿病の山」はこういうふうに数字で描けます。

糖尿病:2000万人

糖尿病が原因でなる合併症患者数
心筋梗塞:173万2000人
脳梗塞:250万人
緑内障:400万人
白内障:4152万人(自覚していないだけでえらい多いらしい)
網膜剥離:5万8000人
人工透析:34万9000人
・大腸がん:16万人
乳がん:9万4000人
膵臓がん:4万3000人
・肺がん:12万6000人

……これね、私の自分独自の主張のように思えるでしょうけど「病理」をきちんと考えたら……こうなる。あー、まだ他の病気もあるけど、みなさんにとって「致命的な脅威」になるレベルでこれだけあります。

どうよ?全部たしてみるといいです。
5058万2000人。

このうちの50%が糖尿病が原因だとしましょうか。
5058万2000人×0.5(50%)=2529万1000人

日本国民が1億2000万人だとすると
2529万1000人÷1億2000万人=21%

つまり日本国民の21%。
「10人に2人は糖尿病になってこうした循環器の病気や発がんして死んでいく」
……と。いえるわけです。

10人に2人って……けっこうな確率だけどね。

コロナは今現在で累計の患者数が3380万人だそうです。
だけど、死んだのは2020年から累計して7万4000人

糖尿病になって死んでいく人の方が341倍多い。

どっちが重大な病気か……わかるでしょう?
みんな「名前」「イメージ」でだまされる。

本質的にこわいのは「糖尿病」なの。

インシュリンが原因ではなかった
 最新の医学研究では「いくらインシュリンをすい臓から出させても」「血糖値が下がらない」という現象が相次ぎました。

それで、糖尿病の病理を解明するにつれて「どうも、すい臓が悪いのでなく」「肝脂肪が糖新生によって常時血糖を出し続けて止まらないことに問題がある」という方向性がみえてきました。

それで「すい臓を薬で無理やり酷使させインシュリンを絞り出させて、かえってすい臓をダメにするのはまずい」となり

「肝臓の肝脂肪を糖に分解させるのを妨害して血液中の糖を出させないほうがいい」という方針になってきました。

これが、カナグルのような「DPP-4阻害剤」という薬です。つまり問題は肝臓にあると。

実際、DPP-4阻害剤によって肝臓からの糖新生を抑制すると糖尿病の改善がみられる。

なんかこのDPP-4阻害剤を「運動せず食べてやせられる、やせ薬」と健常者の「頭のいかれた人」が「医師に頼んで」「やせ薬」で飲んでいるそうですが
「それ、お前死ぬよ」「絶対するな」
と思います。何やってんですか?あの薬……体を破壊して糖尿病を優先的に治すためのもので……好き好んで軽い気持ちで飲んではいけない薬です。

知らないんだろね。だから無知はこわい。私なんか、そのDPP-4阻害剤を「もうやめたい」「飲まない人生」にしたいので武田式開発したのですから。

今、勘違いして、その薬を飲んでやせようとしている人……すぐやめて「食事療法」で治すことです。いい?命令でいうわ
「健常者は糖尿病の薬をやせ薬がわりで飲むな」

となると……あれ?糖尿病ってもともと「内分泌」といって内科のひとつの分野だったのだけど、実は「肝臓内科の肝臓の疾患」だとなってくる。

そうなると、内科でも専攻が「消化器(胃腸)」ではなく「肝胆膵(かんたんすい)」の専門になる。

つまり「肝臓病」だとなるわけです。でも……このほうがしっくりいく。

実は私はそれを「肌」で体験することになりました。

■実は脂肪肝を徹底的に減らしたほうがいい
 私はタニタの体重計で毎日測定しています。体脂肪がどれだけ体にあるかも「レベル」でアバウトに出してくれます。5年以上は計っているけど、当初は「体脂肪のレベル」が8とか9ありました。

ところが、武田式を開発・実験しだしてそれがここ1ヶ月で「7台だったのが6」まで低下しました。

理由は、歯髄炎を起こしたことです。全身感染で発熱と炎症が出て耳鼻咽喉科の副鼻腔での細菌感染の炎症(蓄膿症)も同時に併発しました。熱が7.4度とか出ました。寝込みました。
ろくに食事もとれず、いっぽうで歯髄炎の治療のため歯がかぶせとってあけてあるので「野菜をかみくだけない」。流動食中心になってしまいました。それでも武田式のエッセンスをベースに流動系の食事も開発してしまい……一定の効果を出していますけど。

結果として私はさらにダイエットが進みました。感染してわかったのですが
「人間は感染症などで体内で炎症が起きると、体内のアミノ酸コレステロールなどを緊急援助で利用し感染した細胞や病原体の破壊された細胞をなおすため全身使って大量のエネルギーを消費する」
のです。

管理栄養士に聞いたところ「感染症とかの炎症で、だいたい通常の基礎代謝の1.2倍は消費するらしいです」と。

なるほど普段と違って「闘病すると」「20%の栄養分が余計に」「動員されて失われる」つまり、この事実から導けるのは
「病人、がんや感染症で寝込んだ人は、健常人より120%栄養分を増強してむしろ【ちゃんと食事したほうがいい】」という……解でした。

でも、抗がん剤治療した人は「吐き気して食欲なんか出ないよ」と……なる。だから栄養不足と衰弱がスパイラルで起きていく……。こういうことです。

すい臓や、胆のう、胃や大腸をがんで切ると「食べても、腸からの栄養吸収が前よりはるかに減っているので、みんな下痢や便になって捨てられてしまう」状態になります。なのでいくら食べても栄養が……とれない。それでまた「再発」「衰弱」して死んでしまう。

私は病院の管理栄養士に聞きました
「だったら逆説的に、がん患者も病人こそ【健常人よりいっぱい食事で栄養をとる必要】がありますよね?」

「そうなんですが、病人になると逆に食欲も失せるでしょ?なので、闘病での栄養消耗と、食べないことによる栄養の補給不足が同時に進行するので【やせほそる】わけです。」

なるほど……クリアになったね。つまり「病人ほど」「老人ほど」「若い人より大量に栄養をとる必要がある」

なので、私がおぼろげに思っているのは「老人のじいちゃん、ばあちゃんほど、いきなりステーキで500グラムの牛肉ステーキ食べる栄養満載のゴージャスな食事がいるのかもな」です。たとえですがうな重2枚。トンカツ3枚……食べる根性がいるのかもしれない。(これらも武田式はNGになるのでオススメはできません)

変な話なんですが、じいちゃん、ばあちゃんほど「二郎ラーメン全部乗せ」「にんにく・もやしマシマシ2乗」ぐらい食べるべき……「食べろ」って感じなんです。

ところが、じいちゃん、ばあちゃんは「歯がない」わけでしょ?だから「食べられない体に」なってしまっている。なので理論的には正しいけど……実際はできない。

だから……老化が負のスパイラルで一層進んで「しぼんで」「枯れて」「死んでしまう」……こういうことです。わかりやすいね。

ということで、タニタの体重計で内臓脂肪が武田式の食事法と闘病によって8→6まで減ったら「なんか糖尿病的病状がよくなった」感じがしたのです。

実際私のHbA1cは8→6.4まで下がったし、発熱後の糖尿病内科での血液検査でも実は糖尿病関係の指標は悪化どころか「よくなって」いたのです。

あ、言い忘れたけど、私は32歳ぐらいから脂肪肝です。超音波検査でずっと確認されていて東京時代はサラリーマンで酒も脂肪が多い食べ物も大好きだったのでガンマGTPとかが悪くなっていました。ただ大学病院で肝生検をしてその際は「非アルコール性脂肪肝(NAFLD)ではない」と判定されました。私の場合NAFLD、死に至るNASH(非アルコール性脂肪肝炎)は今のところないです。

ただ、動画では日本国民の3人に1人がNAFLDになっていると……。あなたは調べたことありますか?腹部超音波検査をすれば一発でわかりますので。

消化器内科医から「脂肪肝を下げなさい」と何度も言われたけど、下げる方法がわからない。運動とか、ダイエット……とか。いうけど、実は脂肪肝は下がりにくいのです。

健康診断、タニタの体重計の「内臓脂肪」これほとんどが肝脂肪なのでタニタの体重計である程度「脂肪肝の量」を推定できると思います。お気軽に知れます。

でも、今回糖尿病治療であの手この手やって脂肪肝を下げることができたら……逆に糖尿病自体が改善してきた。

ということは……やっぱり「糖尿病の場合、血糖値云々の前に、徹底的に脂肪肝を全滅させるぐらい……注力してそちらを治してしまった方が」「はるかに改善する」ということです。

これは、大事なポイントです。つまり、糖尿病は内分泌の病気というのは「現象」であって、根源的な病原は「脂肪肝」……すなわち肝臓病が根源にある。

その脂肪肝の原料は……何ですか?
「酒」「砂糖・糖質」なんです。

もう……わかったと思いますね?つまり「居酒屋生活」が「最悪の脂肪肝製造工場」になっている。

私にはもう、東京時代によくいった「新橋の居酒屋」「チェーン店の居酒屋」「焼き鳥屋」……いけない。行く気もしない。忘年会、送迎会……行かない。全部休むよ。行っても食べないで水か、ウーロン茶だけ飲むことになる。食べずに会費だけばかばかしいよなあ。寄付して帰るわ(笑)

ああいうのつきあうだけ、自分を壊す。金はらって自分を壊す……バカもいいところです。やっぱ「医学知識がない知能が低い者どうしが」「お互いバカやって」「自滅していく」「全体構図」そのもの……です。

さらに「スナック」「スイーツ」「間食」が原因にもなる。
甘い清涼飲料水、スポーツドリンク、缶コーヒー、ミルクティーも原因になる。
ましてや、ビール、発泡酒缶チューハイなど酒を飲んでいるのも原因になる。

女性が「ケーキ」「クレープ」「ソフトクリーム」「アイスクリーム」「クッキー」などを「スイーツ大好き」「ポテチ」食べる日々だと……やっぱりなる。

ということで「ご当地グルメ」「ファーストフード」「スイーツバイキング」「ラーメン食べ歩き」「うどん食べ歩き」「そば食べ歩き」「居酒屋で歓送迎会・忘年会」「クリスマスでチキンとケーキ」「回転ずし行く」「お惣菜と巻きずし食べている」
……そういう人たちは、もう「脂肪肝」「肝機能障害」「糖尿病発症」「循環器障害」「発がん」で死んでいく……コースがみえるわけですね。イオンモールのフードコートで毎日はなまるうどんに家族が並んでいるのをみると「死亡遊戯ですね」と思う。死亡遊戯はブルース=リーのカンフー映画だけにしておいてほしい。

もう、ちゃんと科学的に理路整然にいえる。そして、この「プロセス」「結果」も動かしがたい事実としていえる。

なにせ、厚労省や医学部の学会のデータを総合すれば「あっち側で自滅的に自供する」だけなので。否定できないもん。

私の「医学部でもない人間のたわごと」「勝手な思い込み」ではないので。

どうですか?「全体構図」みえましたか?あなたはその「全体構図」の山の中で「遭難」「もがいて」「死んでいく」ことを。

そこから逃れたい、周りの友達や同僚が死んでいく屍の山からダッシュして逃げたければ「武田式食事法」をやることです。

脂肪肝の患者数
 さて、糖尿病の上流に存在する「脂肪肝」の患者数ですけど、何人か?
脂肪肝は放っておけない糖尿病の悪友です(金沢医科大学 糖尿病・内分泌内科学 熊代尚記教授)
https://youtu.be/l102M1i4wyo 
脂肪肝の患者は日本で2000万人は軽くいる(これ、糖尿病の患者数と同じ)
さらに、その93%が糖尿病も併発している。それほとんど「脂肪肝=糖尿病」でしょ。

脂肪肝を防御するには
1.ただちに酒をやめる(酒が肝機能をダウンさせ脂肪肝が蓄積する)
2.砂糖・糖質を正常値にした食事に是正する(武田式がきわめて有効)リブレ装着による自己血糖値スパイクのコントロールも大事。
3.外食・食品メーカーのメニューはほとんど「砂糖漬け」「糖質多すぎ」なので食べない。白米、寿司、うどん、そば、パン、スイーツ全部……食べていたらなる。
4.鶏肉・魚肉・野菜が1回の食事の3分の2の量になるレベルでバランスよくメニューを組んで食べる。(加工肉食品、牛・豚はほとんど食べない事)つまり……「地中海式食事法」が一般人には楽で早道。

脂肪肝と言われた場合
「がん宣告」と同様だと思うこと。死が確実に近い。いまは大丈夫でも次々合併症が出る。ただちに食生活を180度変え武田式で逃げる。
いくら運動しても「毎日食べる栄養成分」を変えられないと……減らない。
(内海君:小市民)