地震●トカラでの地震頻発の件
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2023年9月9日現在、トカラ列島を震源にした地震が起き続けています。なんかニュースなどもまるで取り上げていないようです。データ見たら真っ青です。
9月8日の午前2時37分から始まり、今現在で180回。
「トカラの法則」とやらが言われていますが、もしそうなるなら「この地震が途切れたあと」「大地震」起きます。
海底火山の噴火もありえる。
どこか?いちおう私の9月の分析動画をご覧ください。
★9月の地震危険な地区ここ
https://youtu.be/XfAvQ2fnSrI
東日本も台風13号去ったところで晴れていたらご注意を。太平洋側が危ない気がしています。
(内海君:小市民)
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社会●ベテラン
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歯科のほうで本当困ってます。何が?
「結果として、歯科学会・業界全体が巨大にやばかった」
その実態がわかったからです。
みなさんの99%が信じている「この先生いい」は「ウソ」だったこと。
そして、99%の患者が「自分の治療がいいように誘導されて、インプラントにされている」ということ。
私は医師団の助言を受けながら愛媛県の10件近くの歯科をあたりました。
もう、くたびれた。
ホームページでよさげにうたっている、あるいは経営的に成功している、
ドクターも歯学部の大学院出て立派……
ラバーダムもマイクロスコープも使ってます。
……はい、スペックすごいです。結果は
「ダメ」でした。
■技術者、理数系の人間の「寿命」
私はIT業界でしたけど「エンジニア35歳説」というのがありました。要はエンジニアが現場で使えるのは「若い時、しかもいいところ35歳まで」「40歳以降は用なし、去れ」……こんな感じかな。
実際、自動車ディーラーなども「18歳から整備学校で鍛えて、現場整備士としてこき使い」「40になってきたら営業に回して引退」……って結構多いわけです。
ディーラーで営業出てくるオッちゃんが「元整備士」なんてけっこういるわけ。
大学の教授と話していたときも
「大学の研究者として頭がきれてさえているのは30代前半まで。あとは厳しくなる」
と言ってました。
数学者とか、将棋の棋士なんかもそうらしいです。
米軍の兵士もそんな感じだし、自衛隊もそうだね。
じゃあ、オッちゃんはいらないのか?
■その人が一番能力高くなるのは26歳ぐらい
これ、私の経験則で持論なんだけど、人間って「その人の人生を表す」「大事な頭角を現すのが「26歳ごろ」と思っています。
どういうことかというと、18歳(高校生)から人間頭が鋭くなって、20歳に突入。でも人間の人生でたった9年間のこの間に「その人が今後どういう人間として歩むか」が「表現」されるのです。
恐ろしい話です。でも、ウソじゃない。
たとえば、世界を破壊的に混乱させた「共産主義」を発明?したマルクスが「共産主義」を考えついたのが彼が26歳。
……面白いぐらい共通しています。
私が、社会システムの改良案として出した「コミューン」を考えて書いたのがそのころなので。
だから、若い人、高校から大学入って、大学院行って……そのころは、ほんと「勉強」して、思い切り、悩んで、考えることがいいね。
死ぬぐらい……考える。そうすると「はっと、ひらめく」んだよ。
やってみそ。
そして、君がそうやって「考えとして出したもの」文章や、芸術でもいいから「表現」してみる。文章にするといいよ。
それ……君という人間の本の表紙の「タイトル」。そう……君という人間がどう人生を生きていく人なのか……わかることになる。
なので、アドバイスとしては13歳~29歳までは「くだらない世間の大人がつくった世界で遊ばない」こと。スマホゲームとかプレステしたらダメだね。
そんなことしないで大学の図書館にこもって朝から晩まで本読んで(今はスマホか)、調べたり、考えたり、友達や先生と議論する毎日に明け暮れることだね。
そうしたら能力すごく伸びる。
ただ、流されるように大学院いてもダメだよ。年だけ取って……ポンコツになる。
金払って、大学院行くなら「絶対博士とる」ぐらいの根性で行かないと。
企業だって「研究室で用なし」の院生なんか欲しくないよ。それなら若い4卒で十分。
いや、仕事だけなら素直に言うこと聞く中卒や高卒で十分だけどね。
口だけ生意気で、現場で動けないで給料だけ高い4卒なんて、いらない。
大事な20代、あなただけの時間……大事にしてください。
あとは老化していくハムスターになるだけだから。
■ベテラン
だけど、今回歯科のことやっていて「ベテラン」の大事さを痛感しました。歯科医のドクターも言っていたけど「神経の微妙な手先は20代、30代の若い時から衰えてくるから、手術系は若い人がいい」
そう思った。でも、いっぽうで若い人は
「経験がないんで、マニュアルやセオリー通りにはやれるけど、現場での異常事態、不規則な事象にはまるで対応できない」んだ。
そういうとき「ベテラン」の人が力を発揮する。
医師の読者に聞いたら、新米の研修医がまともなレベルの医師になるには
「1つの症例で最低3万人ぐらい」診察・治療を経験することが必要だと。
……気が遠くなるけど、それぐらいの経験が必要なんだと。
うちの主治医とかも大学の医学部で殺人的な診察をしている。
だいたい1日50~60人ぐらい。朝からお昼も食べられない状況でやっている。
午前の予約だけで午前で終わるはずなのに夕方4時、5時まで患者が入っていることはザラ。
それを週5日ぐらいやっている。死ぬわ。もちろん、合間に学術的な活動、後進への指導、学会準備……しているわけだから。それを何年、何十年もやる……。
超人的だと思う。医師になるのは頭より「心や体」ができていないと……ポンコツになる。
なので、世間でテレビに出て講釈垂れている「先生」は「テレビばっか出てて、あんた医師として技量だいじょうぶかよ?」ってなるわけ。
若い先生がテレビに出まくってスター気取りの場合、西川史子みたい……ああいうの、まともなドクターらからは「医師って肩書使うなよ」「顔しかめられる」のは当然だろう。
なので、第一線の外科医として現場で何歳までやるか?
福島さんみたいな80歳でも、やってる人もいるけど。
たいていの場合「80歳の外科医に手術なんてこわくて頼めない」かもしれないけど、その分「修羅場の経験」「知識の蓄積」は多いよね。
歯科医も今回、同じことがあった。
うちの医師団の歯科医は経験30年のベテランだった。彼らは私が現場で撮った「パノラマ写真」「デンタル写真」を電送し、自分の画面で見るだけで私の口の中を一回も開けず自分の目で観ていなくても
「ここに、虫歯があるね」「ここの歯肉が炎症を起こしている」
と一発で見抜いて指摘してきた。
同じ写真を私が見ても「わからない」
ところが私が愛媛県の現場の歯科に行くたび、どの歯科医も、うちのベテラン歯科医が指摘したポイントを毎度のごとくパノラマ・デンタル写真撮っても「見つけられなかった」「見つけもしなかった」のである。
これにはまいった。どういうことなのだ?
じゃあ、ベテランの指摘は間違っているか?いや?「全然正しかった」「その通りだった」
彼らがパノラマやデンタルを見て虫歯や炎症を指摘できないので、業を煮やした私が医師団が指摘した部分を伝えると「そうですか?」「そうなのかな?」「あ、ありましたね」なんて言っている。CTまで撮って「あ、どうも根尖で炎症がありますね」なんて……何度もあった。
医師団はCT撮らなくても「炎症を見抜けた」
ひどいな。さらに歯科ごとで「虫歯を相互に見落とす」ことが多発した。
このレベルの差に恐ろしさを感じた。
なので、読者には寒いアドバイスなのだが
「歯科は今行っている所だけでなく、わざと同時に複数行き、同じ検査、同じ診察をしてもらうと」「恐ろしいぐらい違い」があることに気づくと思う。
正直……歯学部や歯科学会の「治療品質」制度つくるとか、検定にするとか、そのレベルやランクを歯科の看板に表記するぐらい……してほしい。
それぐらい歯科医の診察や治療品質の差はひどい。で、大体の患者は「目の前の歯科医だけ」を信じているので……そのひどさを知れない。知るときは……抜歯の後だ。
これには私も困ってしまった。遠くにいる医師団のほうがすぐれていて、今私の目の前にいる歯科医らは「あきらかに目が節穴」「ヤブ」なのだ。
ひどいと医師団の指摘を無視したまま現場のそういう歯科医は私に「インプラントですね」「1本7万円のスーパーセラミックス入れましょう」となし崩しに言い張る。
肝心の虫歯、炎症は「言えない」「いわない」。
どういうこと?それなのに、そういう歯科医のグーグル評価などは「いい先生です」とか患者も「無知」なので「信じて」いる。
私は「虚」を知ってしまった。
■遠山啓
遠山啓(とおやま ひらく)という数学者がいた。東北大の数学科を出て大学の先生として母校で教鞭をとる研究者だったが、自分の子供が小学校の算数の授業で「わからない」と言っているので「なんだ」と子供の学校の教科書を読んだら「ひどい教え方だ」と知ってしまった。それで自分で算数教育のテキストを書き直した。それが「水道方式」である。
結果として数学だけでなく遠山先生は「教育全般の在り方」まで考えるようになった。私は受験戦争の矛盾の中、東京高専に入学してからは放課後は6万冊の蔵書をもつ立派な図書館で毎日、ひんやりする書架の間で読書する日々を続けていた。
そこに遠山さんの著作全集が並んでいた。彼は当時の受験戦争を批判していて、人間を育てる教育をすべきだと必死に訴えていた。
彼の文章を読んで17歳だった私はワンワン泣いてしまった。それで彼の全集を全部読んでしまった。
その中で彼は「教育の段階を書いていた」
今の教育は「覚えさせる」がメイン。だけど、教育で一番大事な目標は
「生徒や学生に【観】(かん)を養う」ことだと。
テキストや書いてあることを覚えて物知りや、テストで解けるだけの受験教育はダメであり、大事なのは一人の生徒や学生が人間として教養ある人間として自立していけることだ。
そのためには物事を透徹して考えることができるようにならないといけない。個々の生徒・学生に己の「ものの見方」「人生観」ができなければ、何を教えてもダメ。
……そういうことだった。高校や大学における教育でも「知識や教えたことをもとに」「あなた自身はどう考えるか?」と問われた時、その生徒や学生が答えられないようでは、その教育は失敗だということである。
テストの問題が解けた……その程度ではダメだということ。
でも、今の東大生は「そのレベル」の人が増えてしまった。なぜなら、東大に行くのが「受験予備校」でやった人ばかりだから。
中学や高校の先生も「メソッド、テクニックだけ教える」予備校の先生みたいになってしまった。
予備校や塾では「観」を養う教育はしない。そんなことは時間がかかるし、つかみどころがない結果しか出せない。
試験でいい点数をとれるテクニックにはならない。
ひとつのキーワードや課題を「人生通して考えていたら」産業界も何も得しない。
「すぐ結果」「見える結果」だけがほしい。それが、今の欧米、特にアメリカのやり方だよね。即物的、唯物的。
でも「観」を養う教育は、それとは真逆の所にあるからね。
だけど「観」を確立した人間は鋼のように強い心と行動力を持つようになる。
能力も高い。
宗教も自己啓発セミナーも何もいらないで人生を歩いていける。
そういう人間に読者の小中学生・高校・大学生はなってほしいです。
(内海君:小市民)