内海新聞のブログ

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1904:歯科はゾンビの館化け物屋敷

 歯科。眼科以上に大変ですよ。一言で言うと「ゾンビの館」「化け物屋敷」ですね。そこまでいう?はい。それぐらい「ひどい実態」。モロ遭遇・直面しています。

まず言っておくと「今、歯科に通っている人の99%は」「はめられ」「だまされて」「知らないまま」「インプラントに導かれている」

……そういうことです。どの歯科も「最終ゴールはインプラント」になっています。あ、うちの医師団の歯科医は……「そうじゃないほう」のグループらしくて。そのため「懸命に」「神経を残す」「方針」を立ててくれます。

でも、私が行く愛媛県の歯科医は、その方針と「逆」に向かう。これが困っています。とにかく「抜く方」に誘導していく。そして、治療は構造的にそうなっている。

この「歯科のトラップ」に、ほぼ日本国民の全員がはまってますし、天皇陛下も総理大臣も関係なく「はめられて」います。

■トラップ1「生まれる子供に絶対してはいけないポイント」
 最初のトラップとして「母親やジジババからの虫歯菌の口移し」があるんですが、これも知らない夫婦、じいさん、ばあさんが「かわいいね」「はい、ご飯よ」って自分の口でかんで「口移し」したら……その子、一生アウト。

あと、友達や、その後の生活でも「誰かのつばがついた食べ物を」「会食で」「つついて食べたり」しても「感染」
「昭和の常識は令和の非常識」……また出ちゃいました。自分昭和生まれですが、ホント無知ってこわいよね。

読者の歯科医は「そのポイントで、危うく自分の妻が子供に口移しでご飯あげようとしていたので止めて、かろうじて守れた」と言っていました。

今、妊娠・出産をする夫婦の方。このポイント……覚えておいて間違わないようにしてください。保育園・幼稚園・小中高でも……他の子の唾液が入らないように、そうさせないように先生にお願いしてください。

え?カップルがキスしたらどうなるの?アウトだな。
相手が虫歯これまでない人で、相手の唾液が混ざるキスするな?
お互い虫歯があるなら「ミックス」なだけなのでいいだろう。

■本来は虫歯菌は口内にいない
 生まれた時点では、お子さんの口内には虫歯菌いないようです。無菌に近い。だけど「植えつけられる」誰に?親に。

なので、この時点で無菌ができている人は「その後歯を大して磨かないのに、なぜか虫歯にならない」人なんです。たまにいる。ラッキー。

■トラップ2「歯磨きと定期清掃」
 次のトラップは「歯磨きと定期清掃」にあります。つまり、ここを完全にできない人は「いとも簡単に虫歯に」なります。

「磨いている」「だいじょうぶ」……そういう人ほど……多分アウト。
一回、歯科で自分が磨いた後を染色で染めてもらうといい。

■ほとんどの人は「歯磨きができていない」事実
 どうしたら?虫歯にならないで済むか。それは、歯科医も言うでしょうけど「日々の歯磨き」が大部分です。

さらに、3カ月おきに歯科に通って歯科衛生士による「歯石取り」をしてもらうことです。3ヶ月ごとのクリーニングだけで虫歯は止まらないけど、歯石取りは、自分ではほぼ不可能でそっちが大事。

なぜなら「歯肉ポケットの奥の部分」にも歯石ができてくるからです。そこが一番問題なので。

そういうと「原始人や江戸時代は歯磨きほとんどしていないのに歯だいじょうぶだった」「歯石ついていてもいいのでは?」

……と、私も「錯覚」しましたよ。でも、ちょっと考えてください。原始時代・江戸時代の人は「何歳まで生きられたのですか?」せいぜい50歳がいいところで、30代には死んでいた。今よりはるかに人生は短かった。

そして、虫歯も普通に同じように多かった。「昔がいい」は医学や科学だとほとんどない。

■世間の歯ブラシ……では清掃ちゃんとできない
 ドラッグストアなど「歯ブラシ」売ってますし、みんなそれで磨いていると思います。でもほとんどの人は「肝心なところは磨けず」「ただゴシゴシやって」「磨いた気分」になって「結局虫歯になって」いるのです。

私は、今回、歯科衛生士のトレーニングを受けました。結果わかったのは「通常の歯ブラシでは」「半分程度」しか「磨けない」

それは、角度を調整してもです。え?「外側は45度」「内側は90度」で歯ブラシを歯と歯肉の間にあてて「前後に往復」すれば「いいのでは?」はい。その部分は磨けます。

実際は「磨く」も間違った表現で「歯の表面のバイオフィルム」という「細菌増殖状態」を「除去」することが「歯磨きの目標」です。

でも、われわれの歯を抜歯に導く虫歯が起きるポイントは「ほとんどが」「奥歯などの歯の裏側側面」「歯と歯が隣り合うミクロンの隙間」なのです。

そこを……磨けなかったら……「無意味」なんです。

実際、私は今回「ほぼ現状の歯学部ではまともな検査や治療」をやっているレベルがそれなりにある歯科で「ほぼ今現状で最高の検査や治療」を受けています。

ここでは、歯周病ケア、定期クリーニングを推進します。なので、歯科衛生士による歯磨きの指導も徹底していました。

私の口内を染色剤で染めて、自分でも見る中、衛生士が実際にブラシで「取れていない部分」を解説しながら実際に落とすやり方を実演してくれます。

そして、自分でも実際に歯ブラシで落としてみます。残念ですが、歯ブラシで「自分でやった」レベルだと「見事に虫歯になるポイント」は「総崩れで落ちていません」でした。結果として、虫歯になっていました。

私の虫歯は「奥歯の裏側」「クラウン(かぶせもの)の周囲」「歯と歯のすき間の横から貫通」して発生していました。

そして、それのどれもが「結果として抜歯に向かう」「深刻度が高い深い虫歯」を形成していました。

……もうショックでした。でも、今からでも遅くないです。どうすればいいか?それは「デンタルフロス」「歯間ブラシ」などで清掃をきちんとすることです。

これにもコツがあり、私は「楽だし、糸を無駄にしないので」市販の「Y型」のデンタルフロスを使っています。でも、これには欠点があります。

プロの歯科衛生士は現場では必ず「長い糸のデンタルフロス」を愛用します。意味がありました。実際に彼女らが実演すると「意味」がわかりました。

デンタルフロスを手で数十センチに切り、指でまきつけて「ひとつの歯間をこすりとおす」「そのあと、その部分を巻き上げて新しい糸面を出し」「きれいな糸面で次の歯間をこすりだす」……そう「ロール型ペーパータオル」と一緒で「常に前の歯垢がついていない状態」で「清掃」するわけです。

これが、固定のY型だと「ふいた糸面をつど、水洗いなどで洗浄しないと」「前の歯垢がついて、むしろなすりつける」はめになります。

……細かいけど……大事なポイントですね。虫歯は「感染症」なのです。だから、感染防御策が実は適用される。

あと「歯間ブラシ」もいるか?ですが、読者の歯科医に聞いたら「歯間ブラシよりデンタルフロスのほうで充分」だとのことでした。

私もやっていて「歯の形状や、いれやすさで、使い分けたほうが楽」だと思いました。

前歯と、奥歯で入れづらい、部分には、形状や角度で使いやすい方か、両方でやる。とにかく大事なのは道具云々より「ちゃんと落とした」かなんです。

そういう点では、毎日「染色剤」で「ピンクや青」に染めて、「全部落ちるまで」「ブラシやデンタルフロスでやってみる」と「いかに自分がダメな日々を送っていたか」「どうしても虫歯になっていく」現実を……理解すると思います。

■安くて楽な「虫歯予防策」
 ここで、怠惰な読者でも「ある程度簡単に防御」できる方法を教えましょう。
1.甘いものを食べない、飲まない。
2.間食を一切しない。(砂糖成分の菓子やガム、アメも)
3.食べたら口内を水でゆすぐ

……まあ、くだらなそうでこれが一番「効果あるんじゃないの」というポイントです。

なかでもヤバすぎなのが「スポーツドリンク」を「トレーニング中に飲む」ことです。中高生や社会人のスポーツでやっている人(バカ)多いと思います。

これ最悪らしくて「どんどん虫歯になる」そうなんです。歯科医では「健康なはずのスポーツをやるアスリートが」「アホみたいに虫歯になっている」「ゾンビ」があふれているそうで、その理由が「トレーニング中にスポーツドリンクを口に入れて飲んでいる」ことだそうです。

スポーツドリンクは「クエン酸」「糖分」が大量に入っており、これが「速やかな水分補給」をうたう根拠になっています。

でも、この「クエン酸」「糖分」は最も虫歯菌の「エサ」になる成分で、食べもしない口の中にこれらによって歯が「洗われる」。つまり、歯にいる虫歯菌に「えさをあげて」いる……そういうことになるわけです。

なので、歯科医は「頼むんでスポーツドリンクは飲まないで」と言うぐらいになっているんだけど……現場には伝わらない。

「スポーツバカ」ってホントだよな。って思います。プロ野球だろうがサッカー選手だろうが……みんな「トラップはまりまくり」

頭の弱い母親が「子供の哺乳瓶にポカリ入れて飲ませていたら」「虫歯続出」……無知はこわい。

■どういう酸ならいいの?
 え?自分もそれ指摘されて「酢酸」「炭酸水」どうなの?と思いました。自分、化学の専攻なので「酸だよな」「けっこう溶けるよな」……と思っていました。

だけど、実は「クエン酸」がPH3ぐらいあって、「塩酸なみ」なんですよね。
ところが、酢酸で4.8、無糖の炭酸水(ウィルキンソン)みたいなものは6台なんで……実は「あんま問題なかった」んです。

ということで、お酢を口に含むぐらいならさほど脅威にならない……よかったですね。

でも、ワインは……高かったような(PH2.8~3でけっこう酸性)。だからワインのテイスティングが好きな人は「ロバの歯」になるとよく言います。歯茎が溶けて歯がずるって出てくる。

要する「酒は万病のもと」なんです。飲むのはほんと……少し。可能なら飲まない。酒飲めない人は「ベースで幸せ」なんです。

■じゃあどうすりゃいいの?
 口の中の酸度を下げればいいのですよ。それは「水でゆすぐ」。だからスポーツドリンク飲むなら、飲んだ直後すぐ「水で口をゆすいで」しまう……と「マシ」
よかったね。これから、フィールドで「口を水でゆすぐ」アスリートが続出?私のおかげ?

水で「ぐちゅぐちゅ」して「ぐいっ」って飲み込めば吐かないで済むね。環境保全

■歯磨きは食後30分すぎてから
 これ、自分の通う歯科衛生士に言ったのですが「それは関係ないと思いますが」でも、先日読んだ歯科の雑誌(ニコ)では「食後30分すぎてから歯磨きのほうがいい」となっていました。

これは、口内のシステムの「化学変化」をたくみに利用する点からです。虫歯になるポイントは「歯の表面のエナメル質」が「取り付いた虫歯菌の出す乳酸で溶かされ」「穴が開く」ことです。

でも、食後、唾液を十分口の中で「循環」させれば、これらのエナメル質の酸性分が中和され、その時点から歯の表面では「イオン反応」で「再石灰化」が起きます。つまり、歯は自らボディーコーティングを復活できる「すごいシステム」を備えています。

それを邪魔するのが「人為的な歯磨き」です。コーティング復元を邪魔してしまう。この時間は30分ほどでいいので、それを待ってから自分の歯磨きをしたほうが「合理的」だということです。

え?会社で食事してから30分待ったら、歯磨きタイムを逃す……なので
12時にチャイム鳴ったら、即座に食べて、12時30分過ぎか、戻る直前に歯磨きすればいいわけです。

でも、その際も「歯磨き粉」で歯磨きしない。研磨剤入れない。「やさしくブラッシングだけで」「軽い圧力で」「歯の表面のバイオフィルムを除去」するだけの「優しい歯磨き」をしたほうがいいです。

「ゴシゴシ」は「本質的な歯磨きは何もできておらず」「ひたすら歯肉や歯を余計に削る」最悪の……行為になります。

もちろん「歯と歯の間に詰まった」「食べかす」除去のほうが「大事」です。
デンタルフロス……いるんだよね。会社でも……
している人……いるのかな?

いないよね。でも助け船があって
「1日2回やればいい」「朝と夜寝る前でいい」と衛生士も言ってました。

……いかに「歯磨き」が「難しいか」分かったと思います。

電動歯ブラシはどうか?
 これも、歯科医で検証したものもあるようですが「手のアナログ歯ブラシで十分」です。無理して高価な電動歯ブラシいりません。

なぜなら「どのみち、大事なポイントは磨けない」からです。歯の表面をこするのは「最低限」でいいので「ゴシゴシしないほうがむしろいい」からです。

衛生士は「軽く歯ブラシを持って、力をいれず」「前後に10回以上動かしてください」……その程度で……バイオフィルムの除去はできるからです。

■ジェットウォッシャーはどうか
 公的には「あんま効果ない」で「判断が止まっている」のですが、私は実践して「いい部分」「悪い部分」を理解しました。ダメではなく「まだ判定できない」のです。

まず、いい部分は「圧倒的に歯の詰まった、食べかすを出せる」ことです。これは、すごく完璧に楽に出せるんです。やっていると、手では届きにくい部分でも詰まった食べかすがホントすごく出てくれます。

ただ「ジェット水が当たっている場所をコントロールできないと」「磨き残しは多発する」ということです。この点では、目視と手の感覚で細かく制御できる「手の歯ブラシ」「デンタルフロス」がいいです。

でも、ジェットウォッシャーでもちゃんと当てる、時間をちゃんとかけて当てると、こうした微細なポイントも見事に洗浄できます。そのためには「ジェット水流を」「確実に当てていく」手のコントロール訓練がいるということです。

それが、できるならジェットウォッシャーだけでの歯磨きは十分成立します。

■トラップ3「抜歯を食い止める分かれ道」
 それで、日々の歯磨き、3カ月強制的に歯科衛生士による「歯石除去」をやる。これのメリットは「C1、C2レベルの初期虫歯」を発見できることです。

これを見つけるには、自分でファイバースコープとライトで視認できるなら……いいですけど。素人はまず無理です。

衛生士は、見つけるのは得意なので、C1、C2を見つけてくれます。そうしたら、その時点で処置できれば「抜かず」逃げられます。

■C3の虫歯になった時点で「実はアウト」
 でも、エナメル質を突破されて、象牙質に入った時点でステージがC3となり「アウト」になります。もちろん歯科医は治療はしますよ。けれどその治療の本質は「抜歯への進行を遅くする」「逃げ」の治療です。

けれど、そこで何をするか?「インレー」のような「補綴物(ほてつぶつ)」で虫歯を削ってできた穴を埋めます。銀歯、金歯、プラスチック……

でも、歯科医がどんなにがんばってもインレーのすき間はできます。ボンドやコーティングしようが……あんま効果でない。

どうして?考えてみてください。歯の中は、常時、酸とアルカリの「食物や唾液」にさらされます。さらに「熱」もあります。「冷たい物」「熱い物」それが、何年、何十年も繰り返されます。

さらに人間が歯でかむ力は「200キロ」という途方もないパワーです。これが毎回繰り返されます。

激しい環境です。そこでは金属もプラスチックも「金属疲労」「化学変化」で劣化する。当然ミクロン単位のすき間もできる。

虫歯菌はミクロンの大きさなので簡単に侵入していきます。そして、中で悪さをします。

もっとも起きるのは「クラウン」と呼ばれる「かぶせ物」、それに意外と自覚していない人が多いんですが「インプラント」もです。

クラウン、インプラントは「上は強い」けど「横」とくに「歯肉と自分の境界」は「モロ弱い」んです。だって、そこ……埋められませんので。

こうして、虫歯菌・歯周病菌はクラウンの境界、インプラントの境界から容易に歯肉側に到達しそこで炎症を繰り広げます。

なので、クラウン、インプラントを埋め込んだ場合は「前以上に、念入りに毎日、歯磨き、特に歯と歯の間、歯肉との境界まで清掃」できなかったら……腐ります。

そして「抜歯」「インプラントの場合どうしようもない状態」に陥ります。

私はこの実態を知って「とてもインプラントはしたくない」と思いました。無理。なぜなら、クラウン程度なら「抜歯」でいいけど、インプラントはあのボルトを歯の骨に「コーススレッドのネジと同じ原理でねじで打ち込んで」「固定」しています。
でも、腐るのは「そのネジの周囲」です。

抜いたところで「強固に固定したものを破壊する手術」であり、抜いた後もどうするのか?ましてや再度「ねじ込むの?」もう……イメージするだけで「卒倒」します。

でも、このインプラントの「やばさ」言いません。言ったら、誰もしなくなる。「長持ちします」「上だけは」とは……言わないわな。

そうやって、日々、みなさん「終点インプラント地獄駅」の列車に乗せられていく。

ただでさえ、診療報酬が少ない(内科とかより安い)歯科で、インプラントはドル箱なんです。だからどの医者もインプラントしている。
でも、うちの医師団の歯科医は「インプラントやヤバいんでうちではやらない」という方もいます。

じいちゃん、ばあちゃんが「9本入れました」「18本入れました」
……すごいな。だいたい1本手術込みで50万です。

50万円×9本=450万円
50万円×18本=900万円

金持ちいるんだね。900万円。歯肉にぶっ刺した。
BMWやレクサス歯肉にぶっ刺した。

だけど……最初の数年はいいだろうけどね。そのあとは……地獄が。
歯科衛生士なみに自分の歯を清掃できている人……どれだけいるのか?

■トラップ4「かぶせ物はどれぐらいもつの?」
 ここで「トラップ」があります。詰め物、かぶせモノを選ぶとき「保険の銀歯はサイテーでもたない」と酷評されます。

「セラミック」「ジルコニア」が「硬くて強い」「酸にも強い」……歯科医は「あおり」ます。

「じょうぶで長持ちするからセラミックにしましょう」

その側面だけなら「正しい」

うん。歯科医らは「正しくウソ」をつきます。そして、科学にも歯学にも無知な……私もあなたは「そうなんですか」で、見事に合法的に「だまされる」

今のどこにウソがあるか?わかる?

回答しようか
「どんなにじょうぶなセラミックでクラウン作っても、以後の自分の歯磨きがちゃんとできなかったら、数年もしないで再度すき間から虫歯になって、結果としてクラウンを破壊して再治療してゴミになる」

これが「真実」です。この部分を歯科医は言わない。「トータル」で物事見れないの。みんな。

先生たちは「目の前の現象、痛みの解消」で努力するけど。その人の「トータルの問題」を解消してくれない。

それは「自己責任」なの。

先生につけてもらった、インレー、クラウン、インプラントはその患者に一生ついて回る。それをどうするかは「あなた次第」になる。

■セラミック持たなかった
 実は、私は奥歯の銀歯が大変多く何本もありました。そのせいで「金属アレルギー」「慢性的なだるさ」「倦怠感」が続いていました。

妻に「金属アレルギーかも」って言われ、歯科で思い切って「セラミッククラウン」に何本も入れ替えました。そうしたら症状は消えたのです。

「よかった」「セラミックだし高くても大船乗った気分」「長持ちする」「もうここはだいじょうぶ」……

でも、つけてから6年経過した先日、歯科で「セラミックの周囲が黒ずんでいます」「これ虫歯ですね」「下側から虫歯菌が入っていっている」「削ってみてダメなら」

「先生?ダメなら?だいたい、削った時点でクラウンの整合性なくなりますよね。クラウン……破壊……ゴミですか?」

「残念だが、そうなります」

「どうするんですか?」
「再度、作り直し……ですね」

……当時の先生は1本5万円でした。この先生の所だと1本10万円。

どうですか?笑ってください。いいのですよ。
私を笑いものにして、自分がどうか?見てください。

あなたは私ほど歯科現場に精通しましたか?

3か月おきに歯科衛生士のチェック、クリーニング受けていますか?
染色剤で自分の歯を染めて細部に色がない磨き方毎日できていますか?

できていたら……多分、セラミックもインプラントも……何十年?もつかも。

■トラップ5「とにかく神経は抜くな」
「神経は最後まで抜くな」
これが……私が皆さんに伝えたい「教訓」「涙」です。

現場で、あなたが口を開けている最中、歯科医が
「これ、いっちゃってるね。神経抜きます」
と言ったら、「はい」って言っちゃだめですよ。

その時点で椅子から起きて
「先生、神経抜かないでお願いします」
と言ってください。

医師団から教えてもらった言い方があります。専門用語ですけど
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「歯髄覆髄(しずいふくずい)できませんか?」
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多分言われたら、歯科医も「なんでそんな言葉知ってるの?」って言われるかも。

そして、この治療に理解があり、できる歯科医は「まとも」なほうです。

だけど、たいていの歯科医は「できないでしょうね」といって……「さあ、抜きましょうか?」というと思います。

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そうしたらですね。そこで治療を中断してもらってください。

「できる所を当たりますので、いいです」
これ言っていいです。する価値があるからです。
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実は、私も先日、この勇気がなくて現場の歯科医の誘導で神経1本抜かれました。

でも、実は神経残せる可能性あった。実は医師団の2名が私のデンタルなどを見て「歯髄覆髄できるよ」って言っていたから。

患者って弱いよね。そして、歯科って眼科以上に「乱暴で、意外とテキトー」な分野だということ知りました。

医学部に歯学部がないのが……そういうことか。早く統合してほしいなと思ったりします。

外科手術なら「病理の説明」「手技の説明」などしないと「裁判」になるので。しますけど、歯科も……立派な外科手術なんですが、それは「しない」

「黙っていたら、いつの間にか、神経抜かれた、歯抜かれた」
そうなる。

もうちっと歯科のこの「やばさ」なんとかしてほしいわ。
歯科医の技量・レベルも……ホント「低い」が横行している。

大学歯学部も……だいじょうぶかよ……って思うことしばし。

知識もない歯科医も多い。あっても「巧妙に患者をだまして誘導」するほうに使われている。

わかった?私が「歯科はひどい」って冒頭言う理由を。「ゾンビの館」「化け物屋敷」なんです。ユーチューブ動画の歯科医らも「99%ヤバい連中」なんで。感動したとかで真に受けて行ったらくらうよ。くらってる人多いようだが。

あれ?いい事言っていて「ウソ」ばっか。演技だよ。いい人こいて。

■詰めたり、かぶせた時点で「アウト」な本当の理由
 さて、今までは詰め物、かぶせ物の「材質」で「長持ち」する……という点で言ったのですが、実は、これ自体が「トラップ」なんですね。

え?どういうこと?

それは「噛み合わせ」「噛む力」が考慮されていないことです。

書いてきたけど、人間が口でかむ圧力は「200キロ」なんです。すごいよね。で、歯科医らが科学の力で「耐久性のある素材」を歯肉の上に埋め込んで、大丈夫だと思っても、歯のシステムはそんな単純ではないです。

そもそも「生の歯」「元の歯」は、セラミックやジルコニアよりはるかに弱い「カルシウム」の「サンゴ」です。

とっくに割れているはずでしょ?なぜ割れないの?

それは、歯自体が「生きるサンゴ」だからです。歯は複数の素材の多重構造になっておりエナメル質の「外殻」の中に「象牙質」があります。その象牙質に「神経」がつながり「毛細血管」が歯肉から体内に接続されています。

そして、これらの「生体的結合」によって「柔軟性」が確保されています。

「柔軟性」というのは大事で、建築でもありますよね?「奈良の五重塔」。あれです。

今より科学技術、特に鉄骨などない奈良時代。木だけで高層建築をつくって大震災でもだいじょうぶだった。なぜ?

五重の塔は「複数のブロック」が「接着されず」積み上げてあるだけで、木のように「ゆらゆら」ゆれるように作ってあるからです。

この本質をまねて、現代の高層ビル、タワーマンション東京スカイツリーは作られています。

そう、単純にボルトで全部固く止めて、固定したら「ポキン」って折れるんです。

歯も同じです。200キロの打撃荷重を歯肉、象牙質、エナメル質が「クッション」で受け止める。さらに20本の歯の数で「力を分散」しているのです。

なので1本抜歯で失うだけでこの「荷重分散バランス」が崩れ出し「ドミノで他の歯も割れる」ようになるのです。

すばらしく合理的な構造です。しかも歯は「神経と毛細血管に接続されている限り」は「生きている間ずっと生まれ変わり」「機能を維持し続ける」

歯のシステムは、おそろしくエコで長寿命なシステムです。残念ながら人間が工学的に作ったシステムで自立、自己完結してその機能を半永久に継続できるものは……ないです。

私たちの歯は、すごくすばらしい。

その完璧な構造のシステムをセラミックやジルコニアで代用できるか?できない。

失われたエナメル質、象牙質を守る。だが、こうしたクラウンを入れる場合は「神経を抜いた」歯になります。

神経を抜いたら歯は生命を失います。あとは「風化するサンゴ」になります。化石です。

私には神経が抜かれたとき「森林の木がうめきを上げて死んでいく声が」聞こえる気がします。そして木から生気が抜けて死んでいく……。

亡骸(なきがら)となった「木」の歯、そこに人間たちは「金属のコア」「グラスファイバーのコア」という「芯棒」を差し込み固定します。

そして上に「歯の形のオブジェ」をセラミック、ジルコニアで「挿して固定」します。これが、歯の代わりになります。

私はこれを「天然インプラント」と呼んでいます。対して今のインプラントはこの土台になる「元の歯」もすべてない状態で「土台から完全人工」にする技術です。

「クラウン」は「自分の歯をインプラント代わり」にする技術だと思うと理解しやすい。

さて、こうしてできたセラミックやジルコニアのクラウンの歯はじょうぶです……と思うでしょ?全然じょうぶじゃない。

確かにその歯はじょうぶ。だけど、対応する歯が、カルシウムの元の歯だったら?
「固いものと、柔らかいものがぶつかり合ったらどうなる?」

……そりゃ、硬さでは負ける人間のカルシウムの歯が「割れる」

それだけでない、土台の自分の歯の象牙質、カルシウムはどうなる?
象牙質はやわらかい素材です。そこに金属の「棒」が入っていて上から「食べて圧力200キロ」がのしかかる。

木の板に釘を立てて上から大きな石を「ガンガン」落としてはねさせてみてください。
木の板に釘はどんどんめり込み、最後板を割るかもしれない。

それが、クラウンの歯で起きる。そして、自分の歯は「のみで割ったように」「真っ二つに裂けて割れる」

これが「破折(はせつ)」です。

なので、実は、みなさんが歯科でつけた「かぶせ物」はいくら歯磨きしても「毎日のかむ力」「寝ている間の歯ぎしり」「無意識のくいしばり」による圧力で「割れる」運命なのです。

歯科医らの経験則でいいところこうしたクラウンにした歯の耐久性は7~8年だそうです。つまり、かぶせた時点で「いずれ割れるかもな」と歯科医らは内心思っている。

けれど、その時は「抜いて」「入れ歯」イヤなら「ブリッジ」でも「ブリッジはゴミたまって虫歯になりやすいし、他の歯が割れるので」

結局消去法で
インプラントですかね」

になる。医師は患者が苦悩して駆け込んでくるのを待っていればいい。無手勝流に詰碁みたいに合法的に1本50万円以上とれる。

そうなるよう「プログラム」されているのです。この構造は、みなさん気づいていない。だから「だいじょうぶ」だと思っている。

■歯が突然割れる人が続出している
 私は52歳ですが、ここ1年のうちに2本も「破折」しました。実はですね、これは私だけの現象だと思っていたら違っていて

「今から7~8年前にインレーやクラウンやった人」の「当然の経年劣化による現象」なんだそうです。

歯学部の教授らも1970~90年代の歯科技術のレベルが低かった「ツケ」で「今後大量に歯が割れる人が増えるだろう」って予測しているから。

■トラップ6「歯の食いしばり」「歯ぎしり」
私の場合「無意識の歯の食いしばり」「睡眠時の歯ぎしり」みたいなことがあったようですが、寝ているのでわからないんです。

他人に言われて「そうなの?」レベルです。

後、レーサーとか、戦闘機のパイロットなんかも「食いしばり」すごいらしいんで……歯ボロボロになると聞いたことがあります。

そして、歯茎の骨が「盛り上がって」「こぶ」みたいになっている。がんかと思って歯科医らに見てもらったけど「これは、骨が隆起しただけです」で終わり。

がんじゃないから……いいのかと思っていた。そうしたら、読者の歯科医師団からこういう「恐ろしい指摘」がされた。
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「あと口腔内の写真で、上下共、歯から歯肉に下がって、さらに下に下がっていくと・・。ぼこぼこした突起のような固い部分が見受けられます。

これは骨隆起と言って、

後天的に付加された骨なのですが、日中もちろん睡眠時も含めて、かみしめている方の、力に対する自己防衛反応で付加されてきます。

これがある事は無意識にかなり歯を痛めつけているので、歯が破折するのも当然。
治療が終わったら、最後にナイトガードと言って少し軟性なマウスピースを作ってもらってください。それで無意識な力から歯を守ってあげてください。」
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こんな指摘、今まで、信頼していたかかりつけの歯医者も、治療受けてきたどの歯科医も「まったく言ってくれなかった」。

いやあ、みなさん「無意識に歯をくいしばっている」「歯ぎしり」していませんか?
していたら、どうなるかというと「いずれ中の歯が破折する」ということです。

なので、いくら詰め物、かぶせものしても「壊れる」ということです。

それから、上下の歯のどちらかに「セラミック」「ジルコニア」「インプラント」のような「硬くて丈夫な歯」を入れたら、対応する逆の歯が「割れる」ということです。

恐ろしい話なんですが……こういう「トータル」で治療、詰め物やクラウンの治療をする歯科医も「ほとんどいない」のが現状です。

あなたの歯科医はあなたの口の中見て
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「骨隆起あるね」
「それ、歯ぎしりとか、無意識に食いしばって危険だよ」
「まず、マウスピースいれて守ろう」
なんて……言いましたか?言わんよ。
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だって、私もすでに愛媛だけで9軒、有力な歯科医に行って診察、治療受けたけどこういう話一切、言われなかった。大学の口腔外科ですら言われなかった。

いかに歯科医らのレベル・認識が「低い」
「削って抜くだけ」「インプラント大好き」なだけなんですよ。

トータルで口腔のことを考えて治療戦略や計画、アフターフォローする
歯科医はほとんどいないです。

そんな歯科医いたら……教えてよ。ダイヤモンドみたいに……良い存在。

あとはゾンビ館のフランケンシュタインだから。
バイオハザードの館に出てくるアンデッド。

なので、この問題ポイントわかっていたら、安易にセラミックやジルコニアを勧めるわけがない。

だから、うちの医師団の歯科医師はそろって
「自分はセラミックはいれない。問題あってもハイブリッドセラミックス程度がマシ」
「武田さん、インプラントだけは入れないで」

……こっちがホンネなんだよね。

あれ?あなたやっちゃった?あー。ひっかかったね。

■だから
わかったかな?私が冒頭「ゾンビの館」「化け物屋敷」って言ったわけ。

簡単にまとめると

1.まず、3か月ごとに歯科衛生士にクリーニングと歯石とってもらう。
2.虫歯C1,C2でとにかく見つけてそこで終わって逃げる。
ここで防御できなければ「確実にインプラントに最後誘導されるコース」
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3.C3でインレーつめる場合。面積広くない、アレルギーないならば安い保険の銀でいい。

■神経は最後まで抜くな
4.C4以上で歯をエナメル・象牙削って、神経抜くと言われた場合「そこでひるまず一端治療を中断して」「神経抜かない努力」をする「歯科医」を探し、神経を最後まで守ること。どうしても防御の治療努力してダメなら抜く……そこまで頑強に粘る。

医師の「甘い言葉」に負けないこと。ここは頑固一徹でいい。それぐらい神経は「防衛戦」。

5.「神経抜く」と言われたら、即「神経抜かないで済む所あたります」といって、治療を中断して探すこと。目安としてはこの学会の歯科医ら。
★歯内療法学会 専門医一覧
https://jea-endo.or.jp/doctors/specialst.html

6.神経を抜く場合は「根管治療」であり、ラバーダム、マイクロスコープ、チタンファイルなどを標準で使う歯科を選んでいくこと(電話で確認したら沈没する歯科医多いから)。

特に、2つ以上の神経が枝の場合は難易度が高いので、やる前の「CTやデンタル写真」「治療後のCTやデンタル写真」を撮影してもらって、スマホやコピーをもらって持っておくこと。(必須)

7.その辺の歯科の根管治療は50%しか成功しない。失敗すると歯根の先端が炎症。そこの治療は再治療で自費でエライ高くなる(13万以上)だから、神経治療は「やれる」という歯科でなく「だいじょうぶ。結果を出せる」と言える歯科にすること。

8.クラウンにする場合、セラミックやジルコニアでなくハイブリッドセラミックスがいいが、もう取り扱わない歯科医が多いので「保険の銀歯」でいい。

9.インレー、クラウン共に「日々の歯磨き」「3カ月おきの衛生士歯石クリーニングとチェック」がダメならどのみち「ゴミ」になる。やり直しの際、再度削るので「また自分の歯が減り」「最後なくなり」「抜歯」「インプラント」になる。

10.クラウン、インプラント共に「対応する歯」の「強度が一緒」でないと「割れる」難があろうと、歯と同等の柔らかい材質のほうがいい。

11.歯ぎしり、食いしばる人は「マウスピース」を寝ている間する。続くと歯が割れる。

12.割れた場合救済できるのは「横に割れて上が吹っ飛んだ場合」だけ。縦に2つに割れたら無理。一端抜いて、ボンドで貼り合わせて埋め戻す技術もあるが、成功率低く値段も13万以上とか自費とられるので。自分で割れた歯写真で見ればわかるけど、すでに劣化腐って割れているので貼っても強度は……あんまない。つまり、やっぱ抜歯になる。

13.インプラントしても「永久の歯科通院」が始まるだけ。歯磨きがちゃんとできないと、数年後「化膿」「歯髄炎」で腐りインプラント廃棄、手術とか……ロクでもない展開になる。歯抜け、入れ歯のほうが……マシ。

14.歯抜けした場合、一番後ろならもうそのままでもなんとかなる。途中の歯は動くこともあるので放置は本来よくない。

15.どのみち詰める、かぶせる……いずれ横と下から虫歯になって破壊して再治療が待っているのでそれなら、アレルギー以外は保険銀歯で安く済ませていた方が「トータルでは合理的で利口」になる。変な話だがそうなる。

16.金歯が銀歯よりいいのだが、歯科医はやりたがらない。なぜなら「利益が薄い」のだそうだ。あと「品がない」と推さない。でもお金あるなら金歯がいいと思う(といってもセラミックやインプラントより安いけどね)。

(内海君:小市民)