内海新聞のブログ

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1971:OpenAIサム=アルトマン解任騒動の本質

 これ、ちょっと私的にひっかかっていたポイントがあったので。ニュースというか世間的にはサム=アルトマンが悲劇の人に映るんだけど。実際は違ってるんじゃないか?と思いました。

それは、悪者になっているアルトマンを解任に走った取締役ら4人の経歴や方向性を見たら……感じてしまった。

■サム=アルトマンの正体
 アルトマンって何よ?知っている人いるかな?

アルトマンは「自分でプログラム書く人間、エンジニアなのか?」……違うよね。

彼はプロデュース、事業家ではあるけど「自分でツイッターやChatGPTを作る人間や職人ではない」

それが……ポイントだな。どういうこと?

世間ではホリエモンやらひろゆきにせよ「ITのなんちゃら事業家」っているけど、彼らはプログラムを書くことはできない。

少なくとも私よりは。

私は世間の官公庁や大企業のプログラムを書いて、現場のシステムをじかに作ったり、改良したり、トラブルで炎上しているのを消してきた「現場職人」だったけど。

彼らは「口で投資家やお金を集めて、職人を雇ってあごで使って結果をもらう」人だ。

ガチの職人ではない。

そして、私がアルトマンについて「ひっかかる」のは、彼がやったツイッター、今回のChatGPTは……「アメリカの国益」「世界に対する影響度」が「政府から軍、大企業にいたるまで」「かなりある」ものだということ。

これ、ザッカーバーグの「フェースブック」が日本で紹介されたとき、真っ先にNHKがインタビューして朝のニュースで報じていた……あの「あおり方」が気になる。

ツイッターも同じようにリリースされたらNHKが真っ先に報道したことを覚えている。なんで?

今回のChatGPTもアルトマン、来日して岸田さんや自民党幹部といきなり会ってるし、日本政府や自治体がたちまち……導入をしたよね。

なんで、悪いけどOpenAIはNPOだよね。それが……いきなり日本国の首相と会えるのか?

誰がおぜん立てした?私にはなんとなく「このシナリオ」が読めたの。

こういうのけっこうあるんで。というか、自分もしていたからね。だからわかるんだよね。

その観点でいうと「アルトマンは●●●のスタッフ」じゃないのか?と私は思っている。

●●●はアメリカ政府を支配する2つの巨大勢力の1つだな。自分で推理してくれ。

今回、アルトマンを解任に走った取締役たちは「OpenAI、ChatGPTをもともとのNPOの非営利的、純粋な学問研究の場レベルの存在にしておきたい」「アルトマンは明らかにこれをビジネスにしてGAFAみたいにしようとしている」という「野望」に「学問的・倫理的観点から」「もとのOpenAIに戻そう」としたのではないか?

だけど、私の読み通りアルトマンらはマイクロソフトと組んでしまった。マスクがマイクロソフトが大嫌いなのは……以前からわかるけど。

マスクがOpenAIから離れてから、OpenAIはどんどん一般企業、ビジネス化した。

いまやOpenAIが保有するこのChatGPTの技術価値は「数兆円」以上あるという。

だったらアルトマンのように「マイクロソフトだろうがビジネス化して」「これを1つの商売の山にしてもいいじゃないか」……となるだろう。

だけど、そうなるともはやOpenAIは本来の「中立的・学問追究的な場」ではなくなり「AIビジネスの単なる巨大企業」になる。

そういう危機感から今回のアルトマン追放が起きたと……思った。

けれど、結果はどうだ?アルトマンを追放したことで「逆に自分たち取締役らが出ていく」「逆ネジ」をまかれた。

結果として、アルトマンは「より一層、マイクロソフトと一体的になっていく」OpenAIにすることに成功した。

なるほどね。これ……策略だったかもしれない。結果としてアルトマンがCEOに復帰したのでOpenAIはマイクロソフトと「表では違うけど、中ではツーツー一体」になった。そして、マイクロソフトとやりたくない人は……外に追い出せた。

こういう構図がマイクロソフトにいいか?いいんだよ。じゃないと「独占禁止法」の反マイクロソフト陣営からの攻撃をよけられる。

これは、以前落ち目になったアップルをマイクロソフトが「つぶさず」「支えた」構図と似ているかもしれない。

あの時、アップルをマイクロソフトが買い取ることは簡単だったのだけど、あえてしなかった。それはアップルを支配したら独占禁止法に違反してしまうからだ。

いずれにせよ、アルトマンはChatGPTをはやらせ、世界の世論の操作、情報の流通を握ることに成功しているよね。

これ……巨大な「プロジェクト」なのかもしれない。
そして、世界各国はいやおうなしに「乗っかって」る。そしてそこから逃げられない。

以前、Windowsが世界中に広まったとき、抵抗した国が2か国あった。
1つはロシア、1つはフランス。

だけど……ムリだった。アメリカの用意したインターネット、Windowsを排除しやめることはできなかった。政府も軍も企業も……みんなインターネットの海に飲み込まれていった。

……そういうことだ。本質は。
(内海君:小市民)