内海新聞のブログ

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1957:イエメンがイスラエルに宣戦布告

 マスコミがロクに報じないのが笑えます。イエメンがイスラエルに政府として正式に宣戦布告したようです。フェイクだと思いたいですけど。

そして、イランが支援するレバノンヒズボラのトップは、アメリカとイスラエルに「この調子だと参戦するぞ」「米軍もこわくない」と声明を出しました。
ヒズボラ指導者、米にガザ攻撃停止を要請 中東「広域戦争」警告

jp.reuters.com

すでにイスラエルガザ地区ハマスだけでなく、ヒズボラやこれでイエメンのフーシ派とも戦争です。

私が気になるのはヒズボラは「米空母打撃群はこわくない」「撃沈できる」と巡航ミサイルやドローン、特攻攻撃などを「考えている」フシがあることです。

もちろん、世界最強のアメリカ空母打撃群ですので、こうした不意打ち、攻撃に対応したプログラムは組んでいると思うし、艦隊に近づく船は基本、衛星で「全部補足」されているので防御できると思いますが……

ただ、相手はテロリストなので「あらゆる卑怯な手段で」「安いコストで最大の効果」を狙ってくると思います。

アメリカ軍がウクライナに自分の兵隊出したくない理由
 ウクライナ戦争で米軍が妙に「前面に出たくない」理由……それは米ロ対決の核戦争になるから……とか……テレビや動画の「軍事アナリスト」「国際政治学者」みたいな人は……言うのですが、彼らは「口だけ」「頭だけ」だと思います。

残念ながら、実戦や現場を知らない人たち……が、机上で「かっこいいことだけ」言っている。これは小泉悠だろうが、日本財団の人だろうが、元防衛省の幕僚の人とか……同じですね。

ガチで白兵戦、ゲリラ戦とか経験した人、実務家の人が本当は言うべきだろうけど、たとえば陸自イラク戦の現場に行った佐藤正久とかが言うべきだろうが……彼は何も言わないし。当たり障りがない状況分析程度。

ダメだね。

私はウクライナ戦争が始まって、アメリカが前面にでたがらない「理由」に気づきました。

すごくくだらない話ですけど。

それは「兵隊の値段」なんです。

あの戦争が始まった時点での各国軍の最低ランクの兵士の「給料」月額が単純比較で

アメリカ……20万円
ドイツ……18万円
日本……14万円
ウクライナ……8万円
ロシア……4万円

だったんです。同じ人間、屈強なスペツナズの特殊部隊だろうが「ロシア人の経済価値は」「アメリカの5分の1」

ウクライナ人ですらアメリカの半額以下。

アホな日本人の若者の「3分の1」の値段がロシア人の命です。

これ見たら「アメリカ兵を現場に行かせて死なせたら」「高くつく」んです。
だからバイデンもアメリカ軍もウクライナに直接兵を出さない。

ドイツも同様。だから、ドイツは最初のころ「やたらウクライナ戦を支援したがらなかった」わけです。豊かなドイツ人を戦場に出したら「もったいない」

なので「安いウクライナ人」が「安いロシア人と戦って」「犠牲になってくれ」

これが、欧米の「本質的な意思」「ホンネ」です。

もちろん、言えないから「オブラート」で「人道的」とか「人権」「民主主義」……いろいろ言葉はかっこよく言うけど……ホンネはそれ。

私はホンネを理解したので、欧米がどういう挙動をするか……あの時点から読めました。

案の定、NATOアメリカの判断は「ウクライナに武器支援」「せいぜいOBを派遣して裏で指南」「ゼレンスキーは特殊部隊で守ってやる」になりました。

「自分たちの国民の兵士を出すより」「武器と弾薬は出すからウクライナ人でがんばってね」「勝手に来てくれる義勇兵、ゲリラさんありがとう」……これが今も変わらない方針です。

EUやアメリカの誰もNATO軍も「自らロシアに立ち向かう」なんてことは……考えていません。

ひたすらウクライナを「NATO諸国のイージス(盾)」「甲殻みたいな外殻に使って」「ロシア軍の攻撃から防御させる」……これがEU,NATOアメリカの考えであり意思です。ロシアがすり減るのを待つ戦略です。

この本質を知るべきだし、この論理はわが日本が対中国、北朝鮮、ロシアと戦う場合にも適用される。

多くの日本人は「日米安保条約があるから、安心」だと思い込んでいますが、それは「言葉だけ」であり「文字だけ」です。

本質的には米軍は「自国軍兵士が死ぬ前に、先に日本の自衛隊が死んでもらわないと」「日本の自衛隊がまずいなら助ける」……この程度です。

もちろん、エマニュエル大使やバイデン大統領も「日本を助ける」とはいうけど、本当に助けるわけではありません。

状況によっては、日本が対中国、北朝鮮、ロシアで「まずい展開」「負けそう」だったら……「さっさと米軍基地の撤収」「グアム・ハワイへの後退」は起きます。

その際、1億人の日本国民は「島ごと」「一緒に沈む」わけです。あとはボートに乗って自分たちが中国や韓国、タイ、フィリピン、インドネシア?などに「難民」で逃げていく……アメリカに亡命する人も出るでしょう。

それが……私にはみえるので「平和主義者の私でも、今は日本の防衛をきちんとしないと」「国自体がなくなる」という認識なのです。

もう、私が「平和を訴えて」「話し合いや会議で」「戦争をなくし」「国連」「世界連邦」を作り上げる努力は……終わってしまった気がします。

それは、昨年のロシアのウクライナ侵略で「露呈」しました。国連常任理事国がああやって「すべての国際ルールを無視・破壊」して、自ら侵略・虐殺・レイプを兵にさせた。ICC(国際刑事裁判所)さえも無視した。というかプーチンがICCによって犯罪者に訴追されている。

そして、プーチンの策略で「アメリカやEUを混乱・分断・弱らせるために」「わざとイスラエルに攻撃」を今回ハマスにさせたわけです。

プーチンの意図通り、イスラエルは「暴発」してくれ……ロシアがつるんでいるイランの支援で周辺テロ国家がいっせいにイスラエルと戦争状態に入った。

それが、11月4日時点の状況です。

■これから世界経済がナイアガラになる可能性
 読者の方にいっておきますが「この事態は収束しない」「今が銃声始まったばかり」「これからますますエスカレート、激しくひどくなる」のです。

12月~来年3月までに「コロナよりひどい、世界情勢の悪化」が肌でわかってくるでしょう。

景気回復の明るい話、これ以上の株高など……全部「すっとんでいく」

ソフトバンクにスイッチが入った
 みなさんは、つい先日、ソフトバンクが「破綻のスイッチ」入ったことに気づきましたか?孫が「大損」した。

1兆円以上いれこんだ、ウィーワークがアメリカで破産の準備に入った。

1兆円が「ゼロ」になる。孫がやったのはそれなので。何もいいわけできない。

1兆って……彼が人から金だしてもらってやっているビジョンファンドが10兆円として10%ですけど。1兆損しても「その後の投資で取り返せる」……のでしょうか?

彼の投資は「これ以上のインフレーションが」あるのですか?半導体のアームもどうなったか?

孫はもはや認められないで「だいじょうぶ」と言い訳するのだろうけど(毎度)、今回のウィーワークで「絶たれた」と思いました。スイッチが入った。

ということは、日経平均インパクトを与えるソフトバンクが逝くということは……日本経済も崩落が起きていく。

それは容易に想像できます。実際チャートを御覧なさい。ダウと日経は「もうナイアガラ」になる「手前」にさしかかってきています。しばらくは「ダッチロール」するけど、そのあと「大きな崩落を予見する山」ですね。

どうぞ、退職金で今頃、投信を買った人、買う人は「いない」と思いますが「買ったんですか?」「ロング」ですか?……ご愁傷さまでした。損しても証券会社に文句いわないでください。

分かっている人なら「今は買わない」からです。もう11月きましたね。多くのトレーダーは今月で手じまい、来月は「儲けたトレーダーは相場から離れてクリスマス休暇でカリブ海のクルーズ船でカクテル楽しみ」です。

今年負けたトレーダーは外資投資銀行など……解雇決まっているので12月にポジション整理をして悶々とした顔をして消えます。株が乱高下するのはそういう「売り捨て」「整理」で起きる。

残骸処理が12月です。知らないでまだ2カ月あると……思っている人は素人というか……知らない人たちですね。

だからわたし、11月の状況が大事だと……言っているのですが。みなさんあんまり興味ないようです。だから証券会社が無知な顧客に商売して儲かるのですね。
(内海君:小市民)