読者の学校の先生がイスラエルとハマスの政権幹部の星座と、今後の展開の自分の予想をメールしてきました。面白いので紹介します。
本日は、イスラエルとハマスの指導者の星座調査と、近況報告でメールをさせていただきました。
■イスラエルの政権幹部の星座
ネタニヤフ首相:10月21日てんびん
ヨアブ=ギャラント国防相:11月8日さそり
ベニーガンツ:6月9日ふたご
イツハクヘルツォグ大統領:9月22日おとめ
ヘルジ=ハレヴィ参謀長:12月17日いて
コビ=シャブダイ警察長官:11月11日さそり
■ハマスの幹部の星座
イスマーイール=ハニーヤ指導者:1月29日みずがめ
ナエフ=ハワットメ(パレスチナ解放民主戦線議長):11月17日さそり
ハサン=ナスルッラーフ(ビスビラ書記長):8月20日しし
※ハマス側指導者は情報が少なかったです。
以下、私の勝手な推測です。当たらなければいいですが。
イスラエルはガザ地区の完全破壊のみに焦点を置く。その後の世界各国からの批判、世界情勢の混乱など一切考えず、感情の赴くままに攻撃し、それに引っ張られるように、中東情勢が混乱する。
引き金になるのがイランの軍事介入、アルカイダのテロ攻撃。
アメリカの関連施設や空母打撃群が損害を被った時、アメリカが参戦を表明し、一気に世界大戦に流れ込む。
今までのウクライナ支援がイスラエルにも振り分けられるため、ロシアとの戦争は進展が遅くなる。再度攻め込まれる可能性もある。
中国は、中東の戦争には一切関わらず、両陣営が疲弊しきったところで、一気に台湾、尖閣、沖縄に攻め込んでくる。
地震も怖いですね。防災準備を進めていきます。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
なかなか、いい見立てですね。
星座で見ると、イスラエルは大統領がおとめ、首相がてんびん……プーチンと同じだな。「口がうまい」政治家。
でも、軍や警察はさそり。仕事は的確にするな。
いっぽうで、ハマスはガチ戦争に向いている布陣。みずがめ、さそり、しし
こりゃ手ごわいです。彼らは降伏するつもりは……ないな。
さて見るとハマスの個人的な意思というより背後にいて操ってるのがイラン・ロシアや中国だとみてもあってる感じがします。
彼らにはメリットがある。だから、やってるんだね。特にロシア。
ロシアと中国に共通する願望は「アメリカの弱体化」です。
■私の見立て
イスラエルは知能が高いユダヤ人の国家ですしヘボはしないです。今回のハマスの攻撃について「じゃあ、これを利用してうちらの希望も実現しよう」と考えたと思います。
それは「ガザ地区をなくす」ことです。まっさら。
なので、イスラエルが言い出したこの作戦の根本は何かというと「ガザ地区の北側からローラー作戦で」「ハマス掃討」を口実に「ガザ地区の縮小化」「ガザ地区住民ごと南に追いやり」「最終的には全員エジプトに行かせて」「ガザ地区自体をハマスゼロにする」「ガザ地区をまっさらの更地にしてイスラエルの再開発地区にする」「その後イスラエル人を入植してイスラエルの完全領土にする」
……こんな感じだと思います。間違ってるかな?間違っていた方がいいよね。
なので、イスラエルは「いちおう形だけは仁義を切って」「24時間以内のガザ地区からの住民退避」を「無茶ぶりで」一方的に伝えて、進軍を開始するでしょう。
まず、徹底的な空爆をさらに行って陸軍が進駐。ただ、ハマスもアホではないので……なんか先日の大攻撃から静かですよね。おかしい。
ハマスの戦闘員は3万人いるそうです。初戦でイスラエル軍に掃討された人数でもまだ少ない。ガザ地区にはまだハマスが2万人以上残っている。
それを10倍以上の勢力でイスラエル軍は予備役も招集して掃討に臨む。
まあ、数ではイスラエルの圧勝が見えています。
ということは……ガザ地区でハマスらは「イスラエル軍の侵攻」を「地下やビル群で」待ち構えて「市街地ゲリラ戦」で「応戦」するのだと思います。
市街地ゲリラ戦では「高性能な武器と兵力の米陸軍」ですら「劣勢に陥った」事例として参考になるのが映画「ブラックホーク=ダウン」です。なかなか迫力がある白兵戦映画ですので見れる人は見ておくといいです。
これは、第二次大戦で日米が戦った時、硫黄島で旧日本軍がとった戦術と似ているかもしれません。あの時アメリカ軍は「あれ?日本軍が想像以上に出てこないな」と油断し全員海岸から上陸して進駐を始めたら、日本軍は地下トンネルでの陣地を築いていたるところからモグラのように米軍を不意打ち、狙い撃ちして米軍側に甚大な被害を出しました。
でも、こういう戦術も頭のいいイスラエル軍は「理解済み」でしょうから……どうするか?あなたがイスラエル軍の司令官だったら……どうしますか?
私だったら、ちゅうちょなく進軍ポイントから「ローラー作戦で破壊力の高い爆弾・ミサイル」で「都市全体をガレキ・砂」にしていきます。
それから、ドローンなどで「助けてくれー」って出てきたゲリラを片っ端から攻撃して上空からつぶします。
イスラエルはドローン大国です。忘れないように。
必要に応じて「化学兵器ガス」も使用すると思います。だから通告者が出ないよう、今回ガザ地区のインターネットを遮断し、国連職員も追い出した……わけです。
イスラエルは今回の戦いを「戦争」と定義しているので手段は選ばずなんでもやる。
つまり「ガザ地区」という「監獄閉鎖空間」で「巨大な処刑」が行われる。
空爆やドローン、化学兵器で「静か」になってから、陸軍が徐々に「制圧確認と残存ゲリラの掃討」をして占領域を拡大する。
そうすれば、イスラエル兵の犠牲は最低限で済みます。
ただ、イスラエルにとってリスク要素はヒズボラとイランの参戦です。
既にヒズボラも、イランも「ガザ地区をイスラエルが制圧に入ったら攻撃する」発言をしているので。
なんか、やりそうですね。そうなると……まずい。
ヒズボラのほうがハマスより戦力が巨大。彼らはゲリラと言いながら巡航ミサイルも保有している。まさかですが、イスラエル北部のレバノンを経由してイラン軍が戦争に参加する可能性も……なくはない。レバノン自体がイスラエルと交戦している国でしたので。
いずれにせよ、この戦争の結果として260万人のガザ地区住民は「エジプトに難民」として逃げ込む。
それがイスラエルの狙い。
現状でもイスラエル側の警告で1日で60万人がエジプトに逃げ出したそうです。
困ったのはエジプト。
かつて、エジプトは自らがイスラエルと戦って負けた悔しい歴史がある。
そして、今も、アラブ世界の紛争でのイスラム教徒を「同胞」として難民受け入れをしてきた。
その数が900万人もいるそうです。
そこに……また、イスラエルから追い出されたガザ地区の住民が加わると……エジプトがパンクする。
なので、当初エジプト政府は「来るな」って国境封鎖しようとしたけど結果として……受け入れるしかない。
先日、イスラエルの元外務大臣が「ガザ地区の住民は全員エジプトの砂漠に行って、そちらで国際社会で国でも作ってやって暮らせばいい」と「モロホンネ」を発言して物議をかもしました。
でも……それ、ホンネでしょうね。だから、今回の作戦も本質はそれだと……。
ほんと、ハマスもこんな攻撃しなければよかった。入れなくてもいいスイッチを入れてしまった。損するのはハマスです。「全滅」させられる。ガザも失う。
得するのは背後で操っていたイラン、ロシア、漁夫の利を狙う中国です。
利用されたんだ。彼らは。
こんな構図ばっかりだね。国際紛争……。犠牲者は女性や子供、赤ちゃん、老人……兵士でない市民。見てられない。
この世は地獄の世界そのものです。
(内海君:小市民)