ひょんなことから歯科に行くことになり読者の歯科の方のアドバイスも受けながら日々、病変、治療法を検討しています。
自分で歯科のパノラマ写真をにらみっこして「何がどうなってるのか」考えます。
そして、自分でも不思議なのですが神様はお金もない立場もない自分に「知恵」だけは授けてくれます。
内海新聞の読者は、学校の先生や、医師、歯科医も多いのですが、メールなどでやりとりして分かったのは「優秀な医師」「優秀な歯科医」が多いことです。また医院としてもきちんと繁盛されている……成功者の方が多いんです。
でも、残念なのはみなさんエライ遠い所なので私が行けないことです。それでも、遠隔でアドバイスいただけます。すごく助かっています。
おかげで、これまでも主治医選び、病院選び……ベストな選択をしてこれました。
■ある歯科医の指摘
「糖尿の方に限って、口腔内に病巣を有している方が多く、」
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……これ、私以外のすべての糖尿病患者に言いたい。
「ただちに歯科医で検査してもらいなさい」
「知らないうちに歯の下が腐ってきているんだ」
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■セラミックは実はあんまり良くない
ある歯科医がこういうホンネを話されました。
「歯科医にとってはポーセレン(セラミック)は高い自費を取れるので、推奨しがちですが、私はポーセレンはここ10年以上使用していません。
硬すぎるんです!ポーセレン。
例えば、上の歯がポーセレン、下の歯が天然歯だとすれば、噛みあっているうちに天然歯が削れていきます。
最終的には上下の歯が破折してしまうことも・・。
私自身も1本だけ被せておりますが、
ポーセレンではなく、ハイブリットセラミックスです。
物にもよりますが、ハイブリットセラミックスは、本来の歯の硬さに近く、自然な形で咬耗するので歯を痛めることはないと思います。」
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あー、もっと早く知っておけばよかった。というか、この先生のところで治療してもらうべきだった。
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「まず前提として破折の原因は咬合圧にあると思われます。左下の写真に脱落物が写っています。足のようにプラスティック部分が伸びていますね。
先日いただいたパノラマ写真から推察すればおそらくグラスファイバー製だと思われます。
咬合圧が加わるため楔効果が生じ結果的に歯牙が真っ二つに破折したと考えられます。
またこのようなケースは臨床にて数多く遭遇します。」
「今後同様の不幸な結果を避けるためには就寝時のマウスピース着用をお勧めします。
もし「いびき」がありましたら、睡眠・呼吸内科のクリニックで睡眠時無呼吸症候群の診断がつけば保険で作製可能です。
私も使用しておりますが、明らかに睡眠の質が向上しました。ファーウェイのスマートウォッチで80点台の睡眠スコアです。」
実は、みなさんも詰め物やかぶせものしたり、セラミック入れた歯は「寝ている間の歯ぎしり」「くいしばり」で「疲労骨折」するんだと。
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それって……気づいていない人多い。寝ているから。
なので、こういうテクも検討しないといけないのか……はー。
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私の問い:CTがないと、アメリカ水準の根管治療の成功度は出せないですか?
CTなくてもラバーダムとマイクロスコープでやる医師なら成功率は高いと思っていいでしょうか?
回答:CTはあると助かりますが、必須ではないと考えます。
CT・マイクロスコープがなくても腕のいい歯医者は結構います。
どう探し当てるかが問題ですね。
また術前に根管治療の困難さ、当該歯牙の予後など説明をせずやみくもに治療に突入する歯科医師が大半だと憂慮しています。
問い:多くの国民は一度エナメル質を穴あけて象牙質浸食を受けたら、あとはひたすら歯を失っていく
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回答:ある意味真実ですね。
幸い子どもたちのう蝕罹患率は減少しています。
賛否はありますが、フッ素塗布・咬合面のレジンコーティング等で虫歯ゼロのまま成人式まで持ち込めば一生、歯では苦労せずに過ごせる可能性が高まります。
■根管治療のレベルが低いのは「厚労省の歯科診療点数制度の問題」
アメリカでは根管治療の成功率は90%もある。でも、日本は30~50%とがたんと落ちる。
それは技術や部材の問題でなく「保険で儲からない」「やれないように」している厚労省の点数制度だと。
それって……モロ政治の問題だよね。いったい戦後70年、何してきたんだろう?
こんな大事なポイントが……
おかげで多くの国民は一度歯を削ったら、確実に「歯抜け」「インプラント」に行かされる。
ひどい話なのだが戦後や自分たちの年代のころは「国民の虫歯率は92%」という……ふざけた状態だった。
でも、今は40%ぐらいに改善された。こどもたちの予防歯科がいちおう進んできたからだ。
でも、52歳の自分、前後世代含めて……ものすごい数の人が「歯抜け」になる未来。
歯1本痛い、詰まる、かめないだけで……仕事も何もしたくなくなる。自分の歯で当たり前にご飯が食べられる……って、すごく大事だよね。
それが軽く扱われている。国、国会議員、厚労省にみんなが言っていかないと、この最悪の構造は「直らない」んだ。
いちばんの虫歯は日本政府であり厚労省かもな。
■歯科医の提案「絶望的な日本の根管治療を正すには」
今朝ほど内海新聞を拝読いたしました。
ご投稿また鋭い考察、ありがとうございます。
先生のお役て立てたとしたら、大変光栄に感じます。
「歯科のトラップ」を解消するのに一案です。
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我々一般歯科医師(GP)にとっては
根管治療の分離が望ましいのではと考えます。
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現在、難抜歯症例に関してはほぼほぼ中核病院の
口腔外科に紹介状を書いてお願いする体制になっています。
それと同等のシステムが人口5~10万人程度に1軒でよいでしょうから、
「根管治療専門歯科医院」があればよいと思います。
当然現在の保険制度の中で、施設基準として落とし込む。
その代わり現状の保険点数の10~20倍を割り振る。
根管治療にかかる費用を国際標準に引き上げるわけです。
★国際水準の根管治療をご提供するために(港町歯科クリニック)
でGPは歯科衛生士を活用しての口腔ケアであったり、子どもたちの歯列育成、高齢者の在宅ケアに注力する。
そのような未来が実現できたらよいなぁと夢想する次第です。
「歯を削らない歯医者」ですね。
……要はアメリカみたいに「歯科も専門分業制」にしろと。
まあ、そうだよなあ。日本の歯科医もオールマイティにさせられるけど、全部専門を極めるのは難しい。
医学部や病院は「臓器ごと専門」「術式専門」の病院ができているわけで。
歯科も……そうあるべきだよね。
みんなも、岸田さんの官邸のメールや、厚労省に「お願い」してみるといいかも。
お近くの国会議員にメールして、直してもらうように言うのも大事だね。
あなたの、お子さん、家族を守るためにも。
(内海君:小市民)