内海新聞のブログ

1996年創刊の我が国最初の電子新聞

1890:南雲忠一がダメだった理由

 ちょっと面白いことがわかったので。第二次大戦の真珠湾奇襲、ミッドウェイ海戦で指揮を執ってその都度マヌケしていた南雲忠一が「なぜダメだったか」わかりました。

それで、当時の旧帝国海軍の司令官らを人物鑑定してみました。なるほどという結果でした。

■運気ランキング
1位:山本五十六 89点
2位:米内光政  89点
3位:掘悌一   80点:
4位:井上成美  75点
5位:山口多聞  70点
ーーーーーーーーーーー
6位:南雲忠一  40点

■武田の人物鑑定の恐ろしさ
 私の人物鑑定は「遠隔で少しの情報だけで相手の人間性能、犯罪性まで見抜く。寿命やその人物の未来も知ることができる」恐ろしいテクニックです。

おかげで、その驚異的な能力は会社の社長、病院経営の院長らから「チーム編成」「部下の選定」にすごく役立つので依頼受けます。

あんま言いたくないけど軍事にはものすごく役立ちます。自軍のチーム編成、誰が潜在的に能力高く、誰が本質的にヤバいか?悪いことしているか?こいつ事故るか?戦力として強いか?……全部遠隔で見抜けます。

もし私が帝国海軍の顧問になって「高額な報酬」もらえ、部隊のチーム編成の助言ができたら南雲は最初から司令官から外してましたね。

残念でしたね。時空間が合わず……

南雲忠一「やばすぎ」だった
 いやあ、南雲……最悪でしたね。南雲の鑑定結果やばかったです。運気も悪いけど「犯罪傾向」が高かったし、悪いことする人です。多分、海軍条約派を追い出すために満州利権の連中にワイロ出されたりポストで買収されたか……だから井上成美に「殺すぞ」って言えるんですよね。

犯罪性高い男だったのに、多数の軍人の最頂点の司令官としての能力は逆になかった。
というのは、南雲の人間性能は
「好きなものには熱中するが、あとはいい加減」
「バクチ傾向」
「なのに野心家で勝負好き」
こういう人が上に、高度な軍隊のような組織で指揮官をするのはまずい。

あと、南雲の人間性能が軍隊では致命的なポイントとして
「とろい」
というベースがあります。意思決定、動き……「とろい」

……つまり、山本、掘、米内、井上、山口……のような「科学的」「論理的思考」「臨機応変に即座に対応」がまるでできない……「アホ」ですね。これじゃアメリカ軍にはまるで勝てない。

要するに南雲の頭レベルは、データも科学的な分析も「実はわからないんだよ」「勉強嫌い」「理系というよりは文系バカ」みたいな……感じで

「でも、データないけど、情報ないけど、あっても理解できないし、勢いでやっちまえ」「えーい、バクチや!」「めんどくさ」

これがベースにある。こういうやつって、現代でも工場とか技術セクションとか入れちゃダメな人間だよね。プラントとか原発が爆発するからね。

ましてや、高度な軍事兵器と多数の兵を合理的に効率的に死なないように活用して相手に勝っていく……そういう現代戦においては「全く不適合」「お前は下っ端でいいわ」レベルです。

だけど、そもそも南雲の人間性能が犯罪性高すぎて悪い事ばかりするんで……こいつ、そもそも軍に入れてはいけなかった。兵士にしても泥棒や犯罪犯してダメになるし、司令官にしたら部下が無駄死で死にまくる。

■南雲の人間性能から読みとける「日本海軍の失態の原因」
 こういう南雲の人間性能から真珠湾での南雲の挙動、ミッドウェイでの挙動……読みとけます。

この時対照的だったのは、常に南雲に「進言」していた山口多聞少将です。

山口は井上成美と同じぐらい「頭がよかった」のと、度胸と、勝負強さを持っていました。それだけでなく頭もきれる。

それは山口がしし座生まれだというのがあるのですが、理数面にも明るく、勇猛なんですね。

山口は、真珠湾奇襲において、陣頭指揮をとる南雲が「作戦の詰めが甘い」「戦術にミスがある」ことに何度も気づいて「やばいよ」って注意している。

だが、そのたびに南雲は山口の進言を「無視」「却下」していた。これはなぜかというと、南雲は艦隊派山本五十六、米内、井上……こうした海軍にとって大事な人間を「追い出して」いたから。

山口も条約派で南雲にとっては「山本の仲間だろ」になるわけで、当然……「何いってもお前の言うことは聞かんわ」という「完全に合理的判断ができない」「感情」「好き嫌い」でやってるの。

山口は戦争を科学的に分析して、戦術や戦略をたてることが「瞬時に頭の中でできる」ぐらい「頭がよかった」んですね。

というのは、彼は南雲が真珠湾の攻撃を2回で終わらせて「やったよ」と言っても、つぶさに見たら米海軍にとって本質的に大事な「補給」「ロジスティック」部分はたたけていないという情報を爆撃部隊の報告から知ったわけです。

総力戦において現場兵器の性能(戦闘機だろうが戦艦だろうが)いくらすごくても、大事なのは「燃料」「弾薬」「食料」……が「どれだけあるの?」が大事で。そこを失ったらどんな高性能な兵器、兵隊たちも「戦闘持続不能」になり、戦争はできない。

この超大事なポイントがある。逆にいうなら「敵軍の」「燃料」「弾薬」「食料」を「破壊・ゼロ」にしたら、黙っていても敵軍は「たたかえないよー」「撤退」「降伏」になる。

旧帝国海軍は陸軍より「頭脳・知能レベルは高かった」「特に科学技術・理数系にたけていた」ことは有名ですが。

その頂点にいた山本や米内、井上らは「科学的なデータや分析を根拠にした戦争は当たり前にできる」んだけど、南雲はできないタイプなんですね。

そして、頭角を現していずれ山本らの後釜になる予定で育てられていた山口は「当然のごとく」「できる」人間だったので、

そりゃ、南雲の「アホぶり」に「頼むよ」って感じだったんでしょうね。それでも上司ですから「具申」で何度もやった。

だけど、南雲はアホだから山口の進言を聞くまでもなく、自分の考えでやってしまう。
南雲は別に部下のことはどうでもよくて、自分の利益、金、ポスト……があればいいので、いくら将兵が無能な自分の判断で死のうと「関係なかった」んです。

最悪でしたね。

■見てて気の毒だった山口多聞の「進言」
 頭が斬れる闘将、山口多聞は、真珠湾では
「爆撃成果が不十分。米軍の石油タンク、後方支援設備をたたいて壊滅させるべし」
と。南雲に進言するが「却下」

実は、この山口の判断は「全く正しい」……というのは、この時、日本軍が追加攻撃でハワイの石油タンク群を破壊していれば、米海軍・空母機動部隊はハワイを利用できず燃料補給が止まり、アメリカ本土に戻らないといけなかった。

そうしたら、米海軍空母機動部隊は大事な中間基地であるハワイを使えず、半年以上、南方前線に進軍する日本海軍を阻止できなかったそうなのです。

日本軍が負けたのは、アメリカらの石油・鉄をもらえない代わり、満州、南方の占領地のインドネシアの石油などを頼ろうとしていた。

その海は、米海軍空母機動部隊、潜水艦による攻撃リスクが多大にあり、実際やられまくった。そのため日本軍は当初描いていた戦略が失敗し、石油や資源不足に陥って戦争遂行能力が著しくそがれた……ことは歴史でアホでも知っている話です。

なので、山口のこの場での「瞬時の攻撃判断」は、私が観ていても「さすが切れ味いいとこ見てるよね」「これがプロの職業軍人」「将軍たる姿」と思いました。

なのに南雲のドアホは「もうええわ、帰る」で爆撃をせず帰っちゃう。

さらに、南雲はその後、ミッドウェイの前の南方前線で空母を指揮している時「爆撃機の爆弾から雷撃(魚雷)換装」を指示して、長時間、防御不能、攻撃不能の空白時間をつくりだす「ミス」を侵しています。

このときも、山口は「それはまずい」と、自ら戦闘機の爆弾から魚雷への交換時間などを測定させ多数の艦載機にそれを行った場合、空母が長時間作戦できなくなる結果を「シミュレーション」してデータもとった。そのうえで、南雲に「換装指示は危険」「プロセスを変えるべき」と進言してるんだよね。

ところが、このとき、南雲はそれを「無視」「却下」してるんだ。

それで、南雲は「その小さなミス」を「大きなミス」に成長させちゃうんだ。

ミッドウェイでの大敗北は、南雲が「また」「換装指示」したことが原因だったよね。

つまり、南雲は、山口の科学的、論理的な思考による「進言」を聞く気もないで「えーい、ばくちだ」「やんないとわからないんだよ」この程度で……毎度、戦争をしていた。

どうりで……せっかくの日本軍、優秀な海軍航空隊のパイロットが「死にまくる」わけだった。

■小さな事故、ミスは「大事故」の予言
 工場とか、プラント、自動車事故で「ヒヤリハット」「小さな破損・トラブル」……小さなインシデントが「大事故の前」だから「見逃したり、軽んじるのでなく」「逆にちゃんと会議して深刻にその原因を探索、分析」「その後ろにある巨大な事故」を予見して対策をうつ……鉄則ですよね。

え?おたくの会社、工場してないの?そりゃまずいね。そのうち爆発か事故・事件起きるよ。

軍事でもそれは同じです。南雲は最初の「爆撃換装」での「潜在的な問題」を山口に言われた時点で「そうだな」「どうすればいい?」と、会議したり部下と考えなきゃいけなかったのに「だいじょうぶ」と無視した。

みなさんも、企業経営、工場……危険現場……教訓になるポイントだと思ってください。

あ、軍事技術というのは、民間・商業・企業経営の「ベース知識」なんです。
戦争と、商売やるのは「本質は同じ」です。

武器が銃弾なのか、お金なのか……の違いぐらいです。

だから、人事・組織の運用は「軍隊と同じ」考えしますね。大学やMBAとか経営学の用語のほとんどは「軍事学」のキーワードが使われているの気づいている人どれだけいますか?富士通なんていつも開発チームを「部隊」って言ってるよな(笑)
「戦略」「ストラテジー」……

軍事を知るということは……企業や商売を知るということと同じなんです。

私は平和運動家ですが自分たちの知恵のために軍事学は大いに参考にさせてもらってます。

せっかく人の命を多数犠牲にして得られる「知見」なのですから……きちんと活用して未来の「失敗」を防ぐことです。

■闘将山口はどう「解」を出したか?
 さて、ミッドウェイ海戦で南雲は空母赤城に乗船。計3隻の空母でかたまっていました。

山口だけ空母飛龍に乗り南雲らと離れた海域にいました。山口は運がよかった……というより神様が守っていた。

山口の人間性能には「事故や災難をよけるツキがある」と出ていました。その通りだった。

というのは、山口の空母飛龍の上空は雲が覆っていて米軍機が見つけられなかったそうです。それで空があいていた南雲らの方に行っちゃった。

南雲艦隊の目的は米軍が占領しているミッドウェイ島を爆撃に行き米軍を排除することです。

でも、おかしいですよね。ふつうは「偵察機を全周囲に飛ばして」「敵空母打撃群を察知する」「潜水艦などを見つける」……今の米軍、自衛隊NATO軍なら「超当たり前」のことを、南雲はしていませんでした。

なぜ?偵察機を多数飛ばしたら「爆撃に使う戦力が減る」という「セコイ」発想だったからです。

そのため、南雲艦隊は「米海軍がどこにいるか?」わからないままミッドウェイ島に向かいました。

南雲は「情報を得ることにおっくう」なため「米空母はいるわけない」とタカをくくります。この時点でまずいよな。
私なら「米空母の位置が確認できるまで動かない」という選択したかもね。

「ま、行ってみりゃいいじゃん」南雲のオヤジのバカさ加減に……私も呆れます。

ちなみに平和運動家の私でも、この空母艦隊の司令官だったら「全方位に索敵せよ」「微細な情報も遠慮なくつたえよ」と部下らに指示します。とにかくあらゆるセンサー情報とります。

そして米海軍の位置や数などを頭の中でシミュレーション繰り返しているでしょう。「自分が米海軍司令官ならどうやって、自分たちを攻撃するか?」そういう視点での思考実験も続けるでしょう。

でも南雲の人間性能は「それができない」「苦手」なんです。わかった?

いかにその人間の人間性能が……国家や軍では大事なポイントになるか?

でも、山口は「見つからないということは、いるだろう」って逆に鋭く考えるんですね。

しかも南雲の所には、たまたま偵察で飛んでいたゼロ戦から「敵潜水艦」発見……の一報も届く。だけど「だいじょうぶだろ」で無視。

潜水艦って、空母を防衛するためにいる場合もあるよな……だったら近くに空母艦隊いるはず……って「読めないのかよ」。なんだよ、俺の方が全然、司令官できるわ(笑)

そして、ターゲットのミッドウェイの爆撃のため、全戦闘機に爆弾をつけさせる。

そうしたら「米空母らしきもの発見」の偵察情報が入る。

ここで南雲は「学校で勉強する軍事のセオリーは、空母には地上爆弾ではなく、魚雷のほうが撃沈率が上がる」と「臨機応変」でなく「とろい」対応をしました。

そして、以前山口がまずいよって注意したヤバい意思決定
「全機、米空母攻撃のため今から爆弾を魚雷に換装せよ」
と、またここでも指示します。

空母艦載機の格納庫では、さっきつけた爆弾(数百キロ)を、多数の乗員が「爆発しないように交換」で、重たい魚雷を慎重に運んでゼロ戦につけ直す作業に入ります。

それって……瞬時にできません。結構時間がかかります。

南雲が爆弾換装を指示したことをきいて、山口は「アホか」と直感。

なぜなら空母による航空戦では時速600㎞近くで飛んでくる米空軍機がやってくるのに「数分」だからです。

爆弾を代えている間に、米軍機が攻撃してくることは「充分ありうる」

で、山口が瞬時に考えたのは
「爆弾をここで魚雷に代えるより、まず、その戦闘機たちを飛ばして空に逃がすのが先だろ」
「そうすれば、万が一米軍が攻撃してきても、戦闘機は空中で温存できる」
「その数分が勝負で、命中精度が悪くとも爆弾で米空母を攻撃に向かわせてしまった方がいい」

ところが南雲艦隊には先に飛び立っていた戦闘機部隊が「時間になったので戻る」という連絡がありました。

それを聞いた山口は
「ここで、彼らを空母に戻したら一刻も早く攻撃すべき攻撃部隊が飛び立てなくなる。彼らにはかわいそうだが、そのまま飛んでいてもらい、最悪不時着せよ。優先すべきは近くにいて攻撃してくる米空母に今すぐ戦闘機を向かわせることだ」

そう南雲に進言したのですが、南雲は
「そんなことしたら、せっかくの戦闘機やパイロットがかわいそうだ。ここはいったん、着艦させてそれから、攻撃しよう。」

と、山口の進言をここでも却下しました。

この間の意思決定が数分だったそうです。

そして、神様も犯罪人、南雲を見放したんですね。皮肉なことに「米空母発見」の偵察部隊からの連絡が、「爆弾換装」と南雲が指示した5分後に到着。

逆に南雲が5分「とろかった」ほうが全員、助かった(笑)

そして、その直後、米軍の急降下爆撃の部隊が空から一斉に垂直降下で、南雲らの空母3隻に攻撃をかけました。

そして、空母は「なすがまま」反撃すらもできず、相次いで米軍機の爆撃で「大炎上」しました。当然、詰んでいた魚雷や爆弾が誘爆し、数百機の艦載機もパイロットや乗員ごと「全滅」しました。

この時間10分ほどだそうです。

いかに……時速600㎞の戦闘機のスピードが「速い」それゆえ、意思決定は瞬時、臨機応変にしないと戦場ではダメか?

山口は、とっさの判断、冷静的確な思考と指示が極限の現場で下せたのに、南雲は「情報データわかんね」「なくてもバクチや」「やれ」で戦争を遂行したので、全員死にました。

で、赤城ほか3隻の空母は沈没。こういう場合ですけど、艦長は「船と共に沈んで死ぬ」のが「鉄則」「海の男の常識」なんです。

それぐらい「艦長」って命かけてるポストです。

だけど、南雲は部下と赤城の船首から逃げ出しました。やっぱ度胸がない犯罪者ですね。

山口は南雲らを攻撃した米軍機に「空母艦載機」がいた、という報告聞いて「ならば、米空母近くにいるわな」と見抜きます。
山口はそういう断片情報から瞬時に的確に現状を把握しました。

燃える3隻の空母をみて山口はひるまず「これから、私が指揮を執り、米軍に反撃する」と飛龍から戦闘機部隊を飛び立たせ、なんと米海軍の空母ヨークタウンを撃沈しました。

この時の戦いもすごかったのですが、当時の日本海軍の航空隊、米軍が20機以上で応戦してきたのに、自分たち半分の数で、1機で米軍2機、3機を撃墜してくるんです。
敵迎撃機をかいくぐって、ヨークタウンに近づくと機関銃ものすごい弾幕でうってきて、やられながらも爆撃に成功。多大な犠牲を払いながらもヨークタウン撃沈して仇(かたき)とりました。

強かったね。日本海軍のゼロ戦パイロット。

でも向こうは空母3隻いるんで山口の飛龍に一斉に攻撃してきました。それでも飛龍から飛び立つ迎撃のゼロ戦部隊は、20機の米軍機を半分以上撃墜し「最後の矢までうち続けた」

しかし、撃ち漏らし生き残った6機の米軍機が飛龍に爆撃成功。飛龍も大炎上。戦闘不能になりました。

山口は「総員上甲板」で、乗組員を集め「君たちは、艦をおりて生きろ」「自分は陛下の大事な空母をこんな姿にしてしまった。責任取って艦と一緒に残る」

兵たちは涙を流し、参謀らも「お供します」と懇願しましたが、山口はきっぱり断りました。

そして、山口は微笑みを浮かべ部下らに礼すると余韻残すことなく艦長室に大佐と消えました。

ナンバー2の大佐だけが彼と一緒に船と沈みました。

山口多聞、このとき49歳でした。
しみじみ、自分も他人事ではないな……と感じました。

それにしても山口多聞……部下を助けないで自分だけは生き延びる安倍晋三小沢一郎人間性違いましたね。

山口少将みたいのが、人の上にたつリーダーとしての姿だと思うし。
だからこそ、末端の兵らも山口のもとで命張って戦えたのでしょう。

今でも戦争で勝敗をわけるのは「兵器だけでなく、士気」と言われます。
ウクライナを見ているとまさにそうですけど。
会社や工場もシステムや機械でなく「社員の士気」で成り立つので。

こうして日本海軍はわずか数十分で4隻の貴重な空母、多数の優秀なゼロ戦パイロットたちを失いました。

そして、山口多聞という海軍にとって有能で大事な武将も失いました。

戦争が怖いのは「一瞬で決まる」ことです。
その一瞬に「妥協」とか「まあまあ」「リセット」「やり直し」はなく
ドライに非情に結果が出る。

自分の船が沈んだら自決した山口と違い、自分のマヌケで空母3隻を一瞬で失い、多くの将兵を死なせた南雲は山口のように自決どころか自分の船の赤城を捨て逃げ出しました。

そして南雲は、その後クビになるどころか、さらに司令官としてマヌケ作戦を続けました。

どっちが死ぬべきでしたかね?

こうしてみると「悪貨が良貨を駆逐する」そのものだと思います。

人間クズ、悪いほど「長生き」するのかもしれませんね。

(内海君:小市民)