内海新聞のブログ

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1862:大谷翔平の強さは食事と栄養

 これはいい話ですね。あの大リーガーの大谷翔平君、実は「食事・栄養」を自学で自らの毎日の食事を「コントロール」しているそうです。

この動画、すごく気づきを与えてくれました。
★【大谷翔平】世界トップ超一流の食事トレーニング。衝撃発言「味は関係なくて...」ストイックな食事にダル「彼がすごいのは裏の部分」
https://www.youtube.com/watch?v=o9YqXmw4PBk
正直、大谷君を指導している管理栄養士のほうが「勉強していないし」「ダメじゃん」と思いました。

むしろ大谷君のやっている方針は、私の武田式がん免疫栄養食事療法とかぶる部分もあったので「自分の正しさ」を再確認しました。

プロ野球選手として強靭なボディを作り上げるために「食事を徹底的に管理する」こと。「自分が栄養学や調理法を学んで」「自炊して」「管理している」ことが……あの若さですごいです。

彼は「酒は飲まない」「揚げ物・フライ・脂もの食べない」「砂糖(含む料理)もとらない」「高タンパク質」「栄養素バランスよく」「運動してしっかり食べる」をストイックにしているそうです。

ダルビッシュも栄養管理オタクらしいですが、ダルビッシュと大谷に共通していたのは「体重はむしろ適正に増加」させる努力です。意外ですね。高機能に自分のボディを動かすためには体重もちゃんと保たないといけない。増えすぎても減りすぎてもダメ……。以前の二人は「どちらかというとやせていた」「食も細かった」そうです。それが今は「しっかり食べて」「しっかり体重を維持し」「しっかり運動する」をサイクルにして野球での好成績を稼ぎ出すわけです。

しかも「稼いでお金に余裕があろうと」「世間のような美食三昧は決してしない」「驚くほど忠実に粗食だけど栄養内容は豊か」で暮らしているそうです。

……その辺の、オッちゃん、オバハン、外食と菓子でダメになっている人たち……恥ずかしくなると思います。

彼は、明治乳業などスポンサーなど大手企業の「医学・栄養学の最新の知見」「管理栄養士や研究者の知見」をどんどん得て、自分の中に「栄養学」「調理法」「食事法」を構築して実践しているんだそうです。

その勉強力、大したものだと……

でも、あなたもそういう気持ち、観点で自分の食事を正して行ったら……がんも、脳梗塞も、病気も……遠ざかると……思います。

食事って、その人本人の世界なんです。私も介入できないし。命令もあまりできない。

自分自身が「こうするんだ」って固い決意で、臨んで「持続」「継続」していないと……ダメなのです。

■一生薬漬けの糖尿病から「脱せられるのか?」
 これも大事なテーマなんですが、私なんかも「一生薬漬け」だと思っていました。緑内障も一生目薬なんですが……

でも「糖尿病は一生薬漬け」も……「うまくいけば、脱せられる」ようです。

この糖尿病専門医の動画が興味深い。
★【勝手に糖尿病薬やめる!?】HbA1c7・空腹時血糖値126...その後の結果【現役糖尿病内科医】
https://www.youtube.com/watch?v=uwNkMRZO19g
実は、緑内障もそうなんですが「ほとんどの患者が」「もうだめだ」「いらついて」「勝手に薬をやめたり」「病院行かなくなったり」……して脱落しているそうです。

結果として、重症化、突然死……していると。

糖尿病の場合最悪なのが「腎臓透析」になることで、これは、治療失敗や食事や運動療法ができない人はほぼ到達する「最終地点」です。

私も糖尿病になって「どの臓器分野まで勉強するんだよ」ぐらいやるはめになりました。
「がん」どころでなく、循環器、肝胆膵、腎臓、消化器内科、眼科……全部だよ。全部関係している。

読者でも「もう医者に行かないわ」「薬も飲まん」ってブチ切れた人がいるんですが……やめたほうがいいです。

むしろ「素直に医者の言うこと聞いて」「定期的に病院通って」「薬飲んでいる」人の方が……長生きすることになると。

これは……私も痛感しているのですが「医師も合理性があって、薬を飲ませているのであって」「無駄に余計にやっているわけではない」のですが「患者にちゃんと意味や理屈が伝わっていない」ことが「ほとんど」です。

つまり、医療情報のコミュニケーション不足……が圧倒的に多い。

また、患者と医師の信頼関係もすごく影響する。

今の病院は「圧倒的な数の患者」が「押しよせ」「外来はパンク」がほとんどです。
そのため、医師らも「短時間で応答するしゃべり」しか「できない」

「いちいち、個別に治療の話をしていられない」のが現実です。

だから、この医師も言っているのですが「自分で、毎日、血圧なり、血糖値だろうが測定して、そのデータをもとに医師と議論、交渉してほしい」と。

食事なども「毎食写真とって、それを医師や栄養士に見せて相談する」ことが大事だと。

これは……私も痛感しています。私も毎日3食食べるものは写真とって、いざという時は栄養士に見せられるようにしています。

そのほうが……いろいろな人が介入して検討するとき……楽なんです。
言葉で説明するより「写真でパッと見せちゃったほうが」「量足りない」「これがほしい」とか言えるから。

なので、みなさんも「日々の自分のバイタルデータ」「3食の写真」「尿の量や状態」「体温」「体重、体重計のデータ(体脂肪率BMI、筋肉量など)」……記録して医師に見せられるようにしておくと……いいんです。

本当はこうした管理がクラウドで簡単にできて、医師も共有できると……いいんですけどね。まだ、そこまで医療体制も完成していないです。

だから、自分でやるしかないけど。

今は、AIも便利で「自分が食べた食事の内容を」「材料や量」入れてあげると「そのメニューの栄養価をビタミン組成など細かく、量まで」「出してくれます」

これ、ChatGPTでもやれていて……すごく助かっています。

町でラーメン食べて「これ、どれぐらい栄養あるの?」「糖質量あるの?」出してくれます。トンカツだろうが……

なので自分で毎日「何を」「どれだけ」「食べて」「どういう栄養がとれ」「何が足りていないか」知ることができるのです。

■計量栄養システム医学が必要
 それで、私思ったんです。ふだん、自動車のメカの仕組みやメンテナンスをやっているのと「人間もクルマのメンテナンスも根本は同じだよな」って。

すなわち「システム」として、人間も、マシンもとらえるなら「そのデータを収集して」「メンテナンス計画や、対応策」を考えることは……本質変わらないんです。

原発やろうが、プラントやろうが……一緒。

単に、機械の集合体か、生物細胞の集合体か……ぐらいの違いです。

車の「エンジンオイル」は「人体の血液」と似たようなものです。

ということで、人間についても「日々の口から入れる食べ物」「排出」「内部での変動」をデータ的に把握して、モデリング、シミュレーションをして「数字で理解」していくと病気の予測や治療方針などもわかってくると思います。

これを「計量栄養システム医学」と名づけてみました。私の発明?かな。

もちろん、今のプロアスリートたちは、高度に栄養学や医学のスタッフをつけ、似たようなことをしているのですが、大谷君も食材の量など計算して毎日の献立を作っています。

私は……その先行っていて「人体のインプット、アウトプット」すべてを「可能な限り把握して」「システム」として考え、代謝状態、免疫システム、がん細胞の動きまで……見えるように……していこうとしています。

こうすれば「何を、どれだけ、どのタイミングで」「食べたり」「行動すれば」いいのか……見えてくるはずです。

■「医食同源」はその通り
 そして、私の「がんの定義」

「がんは、先天性の遺伝子異常のものもあるが、ほとんどは日々の食生活による栄養バランスの乱れが恒常化することで血液の成分が悪化し、毛細血管の血流不足、栄養不足、老廃物回収機能が正常に動かないことで各臓器細胞の正常な生育、再生が行われず、血液成分の酸化ストレスや糖化、ウイルス感染や有害物質への曝露によって炎症が起き持続するようになる。そこに加齢による胸腺T細胞の免疫低下に伴い臓器細胞の成長や再生異常を修復できなくなり発がんする」

この文章に人体のほとんどの病理のすべてがこめられていること。

この理論を軸にして、あらゆる病気の発生、治療法を考えていけるのです。

そして「人間が外から人体を変えられる要素のほとんどは日々の食事」なのです。
だから食事……栄養士、調理師……の「責任」は実は医者並みに「重たい」のです。

でもいまだに「栄養士も調理師」も「医師でもない、レベルの低い」扱いがされています。

これもいずれ……変わるでしょう。

私は大学の医学部に「栄養医学科」を創設すべきだと思います。

■そして免疫学を学ぶと人体で起きるほとんどの病気が理解できる
 さらに、免疫学を学ぶことで人体内の血液や細胞で起きる「ほとんどの病気」のメカニズムや治療法も考えていくことができます。

■糖尿病に指圧がきく?
この動画、以前も面白く見ていましたが、なんか意外と効果が出ているようなので紹介だけしておきます。ま、やったところで無害なんで。
★【糖尿病】運動しないで血糖値を下げる方法
https://www.youtube.com/watch?v=ZcZy3-n8_4A
でも、食事見直しと運動ちゃんとしていないとダメだと思うけど……

(内海君:小市民)