内海新聞のブログ

1996年創刊の我が国最初の電子新聞

1913:フランス料理の不思議

「どうしたら食事で糖尿病を治せるか」「がんの治療、発がん予防、再発防止ができるか」という困難な命題から武田式がん免疫栄養食事療法は研究開発がスタートしました。

自分自身を実験台にするのが楽なので基本的な栄養学、さらには栄養が体内にどう取り込まれて代謝されていくか……そこまで頭でイメージできるよう消化器内科学の分野も勉強しています。

そして日々、メニュー、メソッドの構築を続けています。私の手法は「貧乏人」「生活保護の人」でも「やれる」レベルに落とし込んでいます。

お金持ちの人が道楽でやる「健康食品」とかではなく「その辺のスーパー、ダイソーで買える」食材で構成されているし、調理は低電力の炊飯器2台を使うだけで完全調理ができるようにしています。

安くてシンプルで効果絶大……それが武田式です。

■最先端の研究手法になってしまった
 ど田舎にいるので都会のように大学医学部の図書館とかに行って本を読みあさって勉強することができないです。

市の中央図書館はあるけど残念ながら私の学術レベルでの勉強には耐えられない程度しか蔵書のラインナップがないです。(町の市民のレベルはその地区の図書館を見ればわかる)

一回、松山の県立図書館(最大)も行ったけど……ヘボかった。愛媛県ダメ。

それにNEJMみたいな医学論文もお金出して読めない。

でもネット社会がその問題を解消してくれました。基本的な医学知識はYouTubeの看護師や柔道整復師の国家試験のテキスト動画を見れば、小学生でもわかりやすく理解できます。ネコかん【ネコヲの解剖生理学】はオススメです。楽しく全部見れます。
★ネコかん【ネコヲの解剖生理学】
https://www.youtube.com/@nekocan_nekowo
医学論文はPubMedを検索すれば使っているEdgeブラウザが自動的に日本語に瞬時に翻訳して読むことができます。

おかげで家にいながら短期間で相当なレベルの勉強が可能になりました。外出しなくていいので感染症にもならずいいです。

そこにChatGPTが加わり「かなり複雑で自由な議論」ができるようになりました。とにかくAIに複雑なパラメーターを全部ぶち込んで、ボタンをクリックすれば何かしら反応を得られます。

さらにフリースタイルリブレ
https://amzn.asia/d/0pNNvBW

を購入して使うことで自分の生の血糖値を24時間リアルタイムで記録しスマホやPCで瞬時に分析把握することができます。

やっぱ、アメリカの舎弟国家でよかった。世界で医学が一番レベル高いのは今でもアメリカなのです。

以前の日本、ドラマ「白い巨塔」の初代バージョンでは「ドイツが医学の中心」みたいに描かれていましたし、実際その当時の医者は「ドイツ語で医学、カルテも記載」していたぐらいです。

ところが、今はそのドイツもアメリカに学んでいるのです。

世界の科学技術・医学の先端はアメリカにあります。そのアメリカの舎弟国家である日本にはアメリカで開発された最先端の医療器材が優先的、簡単に得られるのです。

日本は世界各国から見ても驚異的に「先端医療システム」をいっぱい持っています。
MRI、CT、IMRT、重粒子線や陽子線などの高度放射線ダヴィンチロボット手術システム……

その恩恵が一般市民に格安で供給されています。国民皆健康保険制度のおかげです。

少しでも海外に行った人なら、日本が市民に供給している医療システムの安さを……肌で思い知るのではないでしょうか。

■フリースタイルリブレは一般人もつけるべき
 さて、このリブレは現在は糖尿病で重症の患者、インシュリンを常時うつようなレベルの場合「保険」で購入できます。センサーが14日計測できて4000円ぐらい。

でも、私のような「薬物程度の治療レベル」だと自費になります。1回8000円近くなります。イタイ。

値段高いけど効果は絶大です。リブレで自分の血糖値を計測して「リアルに食後、寝ている間などの血糖値の上下カーブ」が数字でわかるようになりました。

リブレを装着する意味は「自分の血糖値の上昇、下降の差がどれぐらいひどいか」を知ることです。

たとえば、朝起きて朝食を食べます。パンや白米のご飯を食べている人が多いし、クラッカータイプのビスケットのようなお菓子系を食べて済ませている人も多いでしょう。

でも、それを食べたら……その後血糖値がどれぐらい上昇しているか?わからないです。こうしてリブレで測定しないと。

リブレはセンサーを皮膚に挿して貼り付けておくだけで即座に血糖値(正確には皮膚のグルコース値)を測定してくれますが、ガチで知りたければ指に針を都度ぶっ刺して、血液を採取して計測しないといけません。

とても痛いし、毎回はムリです。指も傷だらけになる。でもリブレならまったくそれをしないで何度でもたくさん計測してくれます。

さて、血糖値の「上下変動」を「血糖値スパイク」と言います。この血糖値スパイクの波を「ゆるやか」に保つことが治療の目標になります。

この血糖値スパイクの問題は糖尿病患者だけの話ではなく、実は健康だと思っているあなたにダイレクトに関わる問題なんです。

なので、私の考えでは
「リブレは健康な人も普段つけ、自分の血糖値リスクを予防的に把握し食生活を見直すべき」だと思っています。

■血糖値スパイクが普通の人でもまずい理由
 血糖値の上昇・下降は毎日起きています。そして多くの人たちはその状態がどうしてまずいのか?理解していません。

これは、血管と血液の成分での問題……がん、糖尿病すべての疾患……に影響しています。

みなさんが、今食べた「食事」「菓子」「ジュース飲み物」などは胃から小腸で消化されて、その中で「砂糖」「糖質」の「糖」成分は……たちまち血液中に取り込まれます。同様に白米も消化が早いので糖質が血液に増えます。これが「血糖」です。その糖の濃さが「血糖値」です。

食事をすると「血糖値」の濃度が上昇します。あとホルモン分泌でも上昇するようです。血液中の糖の濃度が高いと何が起こるか?それをイメージしてみましょう。

血糖は通常ですと脳を始め人体の組織のあらゆる細胞の「燃料」になります。なので必要だし量もいります。

だけど現代人はその取り込む量が「多すぎる」んです。特に今の人が食べる食事は「パン、白米、うどん、麺など」「炭水化物」がメインです。なので、大体の場合「血糖過多」になってしまいます。

余った糖質は血液中で「悪さ」をします。ゴム管の血管を破壊します。さらにがん細胞が育っていると、その栄養源となるので、発がんと、がんの成長を促します。

なので血糖が高濃度の血液であると「血管がこわれて」「がん・脳梗塞動脈硬化などの循環器障害」を起こします。

■血液中の余った血糖はどこにいく?
 スポーツとかダイエットをチキンのようにやっている人は、すらすら言えると思います。
「血液の余った糖は、肝脂肪に変換されて蓄積される」…そうですね。それってどういうことですか?

「肝脂肪になる」肝脂肪は何を起こすんですか?「脂肪が酸化して炎症を起こし、炎症を免疫機構に知らせるサイトカインが放出される」

「血液中のサイトカインが多い」……それが日常的に多発するとどうなるのですか?
「肝臓組織は繊維化して固くなり」「最終的に肝臓がんに成長する」
そういうことですね。つまり高血糖の状態が毎日続くと「肝臓が破壊される」わけです。

わかってきました?肝臓だけでなく他の臓器も壊れてくるんです。これが「血管」「血液成分の悪化」の恐怖です。

同じように腎臓も壊れる。だって腎臓には毛細血管が網の目のように張り巡らされている。腎臓が壊れたら毒素が尿で外に出なくなる。人工透析になって人生終わる。

こわいですね。とにかく「毛細血管が多い臓器」は「こわれる」……目もです。緑内障白内障網膜剥離……起きてきます。この3つになると「失明」です。人生の楽しみ終わります。

歯肉も壊れ「歯の根で炎症」が常時起きて「抜歯」になります。

どうですか?すごい実害、あなたの人生を根本的に破壊していきます。

■そこに運動不足が加わると
 このように高血糖は良くないんで下げたい。かといって下げすぎもダメです。「脳に糖が行かないと」「思考も動きもできなく」なるからです。

血糖は「適正な濃度」に保つ必要があります。自分でできる努力の一つが「運動」をすることです。

でも、今の人は「食べた糖質の量をクリア」できるだけ「運動ができていない」です。電車・自動車通勤……デスクワーク……

やればわかるんですけど、自分が食べた量を運動でクリアするには「相当な運動」をしないと無理です。1日運動だらけになる。

カロリー計算して自分が食べた白米やうどん、マックシェイクやポテトチップス1袋食べた分、糖質を正常濃度に戻すためにどれだけ運動しないといけないか?理解すべきでしょう。

多分、あなたは1日の相当な時間……運動をしないといけなくなります。してますか?

そもそも肥満ではないですか?タニタの体重計、家に置いて毎日体脂肪計っている人……どれだけいるのですか?

あの体脂肪の内臓脂肪が「酸化」して炎症を起こす。恐ろしいことが起きていると思いますよ。

わかったでしょう?「砂糖や糖質の取りすぎ」「運動不足」が「がん」「循環器病」の元だということを……

■血糖値スパイクが毎日止められないとどうなる?
 で、あなたは1日、こうした「血糖値スパイク」を起こす食事を3回。さらに間食をしたらプラス数回……繰り返しているわけです。

この繰り返しが何を起こすかというと「血管の崩壊」です。
「血管の崩壊」=「毛細血管の崩壊」=「臓器や細胞の死滅」=「細胞再生のエラー」=「がん」です。

ちなみに人体はやわではないので毎日起きるこの血糖値スパイクをコントロールしています。「肝臓に血液中の糖を格納せよ」という命令を出す信号が「ホルモン」で「インシュリン」といいます。

ただ、人体で「血糖値を下げろ」という信号はこのインシュリン1つしかないです。逆に「血糖値を上げろ」という信号は複数あります。

つまり人体は「ベースで血糖値を上げる」ようにプログラムされています。なぜ?

長い人類が飢餓状態で「生存のため脳を生かさないと」「いけなかった」からです。どんな状況下でも脳を動かしていないと「脳死」ですので……死んでしまう。

死なないためには「常に血糖は出し続ける」ように……プログラムされています。
インシュリンと逆で「肝臓から糖を血液に放出せよ」という命令を出す信号が「グルカゴン」と言います。

でも、健常人であろうと長年「食後血糖値がやたら高い、食事」を繰り返してきた人は、このインシュリンを出す臓器……すなわちそれが「膵臓(すいぞう)」なのですが……が「経年劣化」「機能不全」を起こして出なくなってきます。

また、遺伝でDNAでもともとインシュリンを出す力が弱い人も日本人には多数います。

こうした人は加齢に伴って血糖スパイクで臓器が壊れだすと膵臓も弱り「インシュリンが出にくい」さらに「血糖を肝臓から放出するグルカゴンが出続けてしまう」現象を起こします。

これが……糖尿病。2型と呼ばれる病気なのです。

さらに血中の血糖が高いまま過ごしていると、毛細血管の破損・炎症が繰り返され、それは膵臓でも起きて「膵臓がん」を発病します。

なので膵臓がんの患者は「甘い物」「お酒が好き」「高脂肪」な人が……多いのはそのためです。日本人にすい臓がんが多くなっているのは食生活で「甘い物」「食事自体になぜか砂糖が仕込まれて多い」食べることに起因しています。外食など「寿司飯」「シチューやカレーのソース」にも大量の砂糖が入っています。

つまり、あなたが「今は健康だ」と思って「砂糖や白米、うどん、麺類、菓子」を「常時食べまくって」いる生活を続けていると、体内では膵臓が壊れて糖尿病にもなるし、血糖値スパイクの激しさを知らないままいたら、血管がボロボロになって……がん、循環器の病気を発病しだす……ということです。

■血糖値スパイクはどうしたら制御できるの?
 じゃあ、どうしたらこの血糖値スパイクの変動幅を低くして「血管を壊さないように」できるか……ですが。

それは「食事の血糖値を上げる成分=糖質を適正値にする」ことです。わかります?「糖質ゼロ」ではないです。ここがポイントです。

あー、もちろん、すでに肝脂肪貯金が大量にある人は「肝臓からいかに糖を放出させ」「そちらの糖で人体を回す」か……やってもいいわけで、合理的でもあります。

■ケトンダイエットや、糖質ゼロダイエットがまずい理由
 それが外部からの糖質を入れず、ケトンダイエット……みたいな手法で、タンパク質や野菜だけでしのごう……という考えです。

ただ、それは「浅い考え」の人です。間違っています。え?どういうこと?

言おうか?糖質をゼロにしたり、とらないで肉などのタンパク質だけ、野菜だけでやると……血液成分はどうなるか?

そんな甘くないよ。人体って。
「ものすごい複雑系」なんで。単純にある要素をいじったから……よくなることはない。むしろ「悪化」「変な動き」が起きる。

肉メインで食べていると「血中の尿酸」が増えてしまう。これはタンパク質が分解されると起きるんで……つまり「腎臓に異様な負荷」が起き「腎臓が壊れてしまう」=人工透析になる……のです。

あの辺のダイエットやりすぎている人は、そのあと腎臓が壊れていくので……やらないことです。

大変危険な状態になります。なので世間では
「糖質絶ち、肉だけでいける」
……栄養学も消化器内科学も勉強していないアホなアスリートもどきが動画出して……あおっていますが……あれ……病院の管理栄養士らは「何やってんだ」「やめろ」という話なんです。

知らないで……あの動画、信じてやっている人……腎臓壊れていくんで。

わかったでしょ?糖質ゼロでもダメで「適正な量」はいるのですよ。

なので、武田式は「糖質、たんぱく質、野菜バランスよく」食べることをメインに組んでいます。

ベジタリアンもダメ
 同じように、ベジタリアンもダメなんです。肉も食べないといけない。実際、ベジタリアンの研究家とか実践している女性、本を出している人……会いましたけど、みんな共通していて「野菜焼け」って呼んでいるんですが「皮膚が色悪く黒ずんだり」「やせているけど健康的でない」感じになっているんです。

おかしいな……と思っていたのですけど、それは野菜だけでは「タンパク質」が充分にならない。特に肌や脂肪層を作るためのコラーゲンを供給するのは「肉」なんで。大豆などの植物性たんぱく質だけでは足りないのです。

だから、ちゃんと「肉・魚・乳製品」も「食べないといけない」ように実は人体って……なっているんです。

ベジタリアンだから健康になる……「ないです」。この真実に気づいたら「大事なのは必要な量、適正な量」を「食べる」ことなんです。「食べなすぎ」も「ダメ」「食べすぎも」「ダメ」ということです。

■フランス料理のミステリー
 さて、動画にもしていますが「世間のこういう料理食べたら」「体内で血糖値スパイクがどうなっているのか?」実験して動画にしてきました。

私も当初、糖尿病専門医・病院の管理栄養士(指導者クラス)と相談し、毎日食べるものを徹底的にコントロールしてきました。

「これダメです」と言われた食品群、料理……多数ありました。

たとえば「中国料理はダメ」「定食はダメ」「ラーメンダメ」……「ダメダメ」多いです。

そして結局自炊、武田式でやって……そちらはすごく成果出ています。血液検査での値も向上・改善しました。

ただ「それでは、糖尿病患者は外食何でもダメなの?」という根源的な命題につきあたります。

「ホントにダメなのかな?」
私は、わざと「体に悪いと医師や管理栄養士らが思っている」料理を食べて計測してみました。

それで「贅沢病」の代名詞にみたいに思われている「フランス料理フルコース」を食べてみました。
「今宵の別れだ」
がっかりしながらフランス料理のコースディナーをレストランで食べました。デザートのケーキとアイスも食べて……。

そして計測したら
「え?これまでのどの料理より低い」

驚くべき結果となりました。ほとんど血糖値が上がらなかったのです。健康ゾーンそのものでした。

「どういうことだ?ケーキ食べたよ」
なのに上がらない。

それで、私はフランス人が日常的に食べている料理を研究しました。フランス人の家庭では「肉」「ジャガイモのポテト」それにワイン……さらに「ケーキたっぷり」食べているのです。

はっきりいって……管理栄養士から「やめてくれー」と言われる内容です。

ところが……フランス人なぜかピンピンしている。おかしい?

フランス人は、イタリアもそうですが「朝は驚くほどシンプル。パン少しとチーズかじって、コーヒー飲んで終わり」「ランチはそこそこ」「ディナーは家庭できちんと料理作ってがっつり食べる」ことが多いです。

そのディナーで食べる料理を再現してみたのです。そして食べてみました。
★フランスの家庭料理は血糖値あがるの?

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これに対して「日本料理」が成績モロ悪いことが毎度わかりショックでしたが、フランス料理は常に血糖値スパイクが起きづらいことが証明されました。

★日本料理とフランス料理どっちが健康にいいか?

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■なぜフランス料理が血糖値上がらないのか?
 どうしてか?それは、フランス人は食事において「パンは少し」「肉やポテト、チーズがメイン」だからです。

日本人は「パンを山盛りお腹いっぱい」「白米ご飯いっぱい」食べることが「いい」と思ってそうしています。

けれどフランス人はパンの文化ですが大量に食べていないんです。日本人より少ない。

圧倒的に多いのは「おかず」なんです。

あと、フランス料理コースディナーは「複数の皿で、ゆっくり優雅に、少しずつ、時間をかけて」食べるようになっています。

この要素がすごく血糖値コントロールには大事です。

同様にフランスの家庭では「家族集まって食事を団らんして楽しんで食べて」います。その時間をとても大切にしています。

一人で黙々と早食いしている日本人……と大きな違いがライフスタイルの根底にあります。

つまり食事って「ただの栄養」だけでなく「心の栄養」も同時にとらないと人体にうまく作用しない……ということです。

動画ではフランス人の家庭でよく食べられるケーキの「ティラミス」を再現しました。これだけの甘いティラミスを1皿がっつり食べても……血糖値の激しい上昇は起きませんでした。

ミステリーです。なぜ?完璧に砂糖の塊ですよ。

でも、冷静に分析するとティラミスって成分が「チーズ」「ココア」「コーヒー」そこに少々のスポンジケーキ程度で、かなりの量は「チーズ」食べているのです。

さらに、そもそもの炭水化物のパンが少ないんでトータルでは「そこまでひどくない血糖量」だったわけです。

フランス人はさも不健康に見えるような食生活のようでそのメニューは栄養学的には巧妙にちゃんとしているんですね。

この実態を知って……「糖尿病患者でも大手振って、フランス料理コース食べれるのだ」と……多分、糖尿病の専門医、管理栄養士すら知らなかった「真実」を私は発見したのです。

■赤ワインの効果はすごい
 さらに実験でわかっているのは「赤ワインの血糖抑制効果はすごく高い」ことです。なので、赤ワインを適量(グラスワイン1杯)飲むのはありなのですが、だからといって酒を飲むこと自体が……トータルではよくないので。

飲まないで済む方法を……私は探しました。ありました。

そう、フランス料理にある「赤ワインの肉煮込み料理」です。理論的に考えるなら煮込むことで赤ワインの有毒なアルコールが除去されるので……純粋な赤ワインのポリフェノール成分が濃縮されるだけです。

しかもポリフェノールは加熱処理でも残る。さすがフランス人……考えてある。

ということで、牛スジ肉などの「硬くて食べづらい肉」をフランス人は好んでこの赤ワインで煮込んで食べています。

実際にやってみたら驚くほど血糖値は上がらなかったのです。
★フランス料理が糖尿病や健康にいい理由

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■なぜ牛スジ肉なんか食べるの?
 牛スジ肉などの「硬くて食べづらい肉」はゴミですか?いえ?逆です。すごい意味あるのです。実はコラーゲンの摂取ではサーロインとかヒレ肉より、骨や軟骨の部位肉を食べたほうが……効率いいんです。魚だと「頭」「アラ」のところ。

コラーゲンは以前も書きましたが大変大事な要素で老化と共に大量に摂取していく必要があります。

そのためには効率よくコラーゲンを取り込みたいのですがアミノサプリは大量にいるしコストも高い。そしてあれでやるのは人体的にも良くない。基本、食事で得ることです。

その食材として適しているのが「豚なら豚足」「豚耳」。牛だとこういう骨に近い肉が逆にいいんです。「テールスープ」もありです。魚だと「おかしら」「あら」です。

特に牛肉からの摂取が濃度高く得られます。
だからフランス人のこの家庭料理は「栄養学的には全く正しい」

すごいですね。フランス人。美味しいだけでなく栄養的にもいいことしていた。

彼らの調理のベースオイルはオリーブオイルです。パーフェクトです。

フランス万歳!

これで「フレンチミステリー」は解けました。なんと従来の医学常識をくつがえし、糖尿病患者は大手振って「高級フランス料理のコース」をレストランで食べられるし、グラス1杯なら赤ワインも飲めます。デザートも食べていいです。

家庭でも、こうしたフランスの家庭料理、食べ方のスタイルをまねすることは問題ないです。ケーキだって食べられる。

すごいことですね。委縮しないでいい。人生を謳歌しながら、健康も維持していける。病気も治していける。

フランス人の家庭、ライフスタイル……オシャレなインテリア、美術的な厨房や食器……そしておいしくて栄養価の高い料理の数々、デザートも食べて、優雅で家族のだんらんもあって「幸せ」そのものでは……ないでしょうか。

私はこの動画を見ていて……そう思いました。
★フランス人は何食べてる?美しすぎるフランス人母が作る1週間の食事を紹介!

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(内海君:小市民)