内海新聞のブログ

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1807:トリインフルエンザで日本の養鶏壊滅では?

最近、卵の値段が上がったかもしれませんね。あと飲食店で卵原料の料理が作れなくなっているかもしれないです。

サイレントに日本を襲っているトリインフルエンザ・殺処分の問題についてAI君と話しました。

■日本のトリインフルエンザの件数
私:日本でトリインフルエンザの発生件数はここ数年で何件あったか?

AI:日本におけるニワトリの殺処分数については、農林水産省が毎年公表しています。以下に、最近数年間のデータを示します。

2020年度:約4300万羽
2019年度:約5200万羽
2018年度:約4800万羽
2017年度:約3600万羽
2016年度:約3600万羽
これらの数字は、家禽インフルエンザなどの感染症が発生した場合や、鳥インフルエンザの予防のために、感染が確認された場合に、感染拡大を防ぐために実施された殺処分数を含みます。なお、これらの数字は、ニワトリ以外の鳥(アヒル、ガチョウなど)の殺処分数は含まれていません。

私:日本の養鶏で飼われるニワトリの数は?

AI:日本において養鶏で飼われるニワトリの数については、厚生労働省農林水産省などが毎年統計を取っています。最近のデータをもとに、おおよその数字をお伝えします。

2020年時点で、日本国内で飼育されているニワトリの数は【約2億羽】程度と推定されています。この数字は、産地や業態(卵用、肉用など)によって異なりますが、全体としては安定して推移しています。

なお、過去10年間のデータを見ると、2010年代に入ってからは、飼育頭数はやや減少傾向にありますが、それでも2億羽を超える規模で飼育が続いていることがわかります。

私:殺処分で20%ぐらい損失しているが、復活できているのか?

AI:殺処分された鳥の20%ほどが損失となることがあるかどうかは、状況によって異なるため、一概には言えません。しかし、一般的には殺処分された個体は復活することはできません。

家禽インフルエンザや鳥インフルエンザなどの感染症が発生した場合、感染を防ぐために、感染拡大の恐れがある場合には、殺処分が行われることがあります。そのため、個体数が減少することにより、養鶏業者や農家などにとっては経済的損失が生じることがあります。

ただし、感染症の対策や飼育環境の改善などにより、感染症の発生頻度は減少傾向にあります。また、殺処分の代わりに、感染症の治療や予防接種などを行うことで、個体の死亡率を低減する試みもあります。これらの取り組みが進めば、養鶏業者や農家などの経済的損失を減らすことができるかもしれません。

■全数殺処分しなくても生き残りは免疫強いはずだ?
私:殺処分しなくても、そのまま全数感染させて生き残った鳥は免疫が強いからそれを繁殖に使えば次回の被害は低減できるのでは?

AI:感染症の発生した場合、全数感染させることで生き残った個体の中に、免疫力の強い個体が存在する可能性があります。

そのため、その個体を選択的に繁殖に使うことで、次回の被害を低減することができるという考え方は一定程度あり得ます。

ただし、この方法にはいくつかの問題があります。まず、感染症による全数感染させること自体が、感染拡大のリスクを高めることになります。また、免疫力の強い個体が生き残ったとしても、その個体の子孫にも同じ免疫力が遺伝するわけではありません。また、免疫力の強さには遺伝的要素以外にも、環境要因や栄養状態などが影響することがあります。

さらに、感染症に対する免疫力が高い個体を選択的に繁殖に使うことで、その個体の遺伝子プールが偏ることにもなります。これにより、遺伝的多様性が低下することが懸念されます。遺伝的多様性が低下すると、新たな感染症に対する抵抗力が低下する可能性があり、それによって今度は別の感染症に対する脆弱性が生じることがあります。

以上のような理由から、選択的繁殖による感染症の被害低減については、慎重に検討する必要があるでしょう。

■一度トリインフルエンザの感染・殺処分くらうと養鶏場は再起不能では?
私:一度殺処分をした養鶏場は保証があるのか?再度事業ができるのか?廃業が多いのか?

AI:一度感染症の拡大が発生した養鶏場は、その後再度事業を行うことができますが、そのためには感染症対策を徹底する必要があります。

具体的には、鶏舎の消毒や換気の改善、感染症対策の教育や訓練などが必要です。また、保健所などの関係機関からの審査や認可が必要な場合もあります。

ただし、感染症の発生により養鶏場の経営が大きな打撃を受け、廃業を余儀なくされる場合もあります。特に、大規模養鶏場などでは、感染症の発生により大きな経済的損失が発生することがあるため、廃業する場合も少なくありません。

ただし、近年は感染症対策技術や飼育環境の改善により、感染症の発生率が低下している傾向があります。また、感染症に対する対策に力を入れた養鶏場が、より強いビジネスモデルを確立することも可能です。

■放し飼いがいいと思うが
私:休耕地や荒れ地で平飼いで自由に飼った方が、健康になるし、草取りの手間も減るのでいいのではないか?

AI:自由飼育や平飼いは、鶏がより自然な環境で育つことができ、ストレスが少なくなるため、鶏の健康に良いとされています。また、荒れ地や休耕地などの未利用地を活用することで、環境にやさしく、持続可能な養鶏ができることも期待されます。

しかしながら、自由飼育や平飼いでも、感染症のリスクは依然として存在します。自由に移動できるため、野生鳥や野生動物から感染症をもらう可能性があり、また、鶏が糞をする場所が限られるため、環境汚染の問題もあります。

さらに、自由飼育や平飼いの場合、鶏の数に比べて必要なスペースが大きくなるため、労力やコストがかかることがあります。また、生産効率が低下することもあります。

以上のようなことから、自由飼育や平飼いは、鶏の健康や環境にやさしい方法である一方で、感染症や環境汚染のリスクがあるため、適切な対策を行う必要があります。

■欧米と日本の養鶏の違い
私:アメリカやEUでは、日本と養鶏のスタイルに違いはあるか?

AI:アメリカやEUでは、日本と養鶏のスタイルにいくつかの違いがあります。

まず、アメリカやEUでは、ケージフリーの養鶏が一般的であることが挙げられます。ケージフリーとは、ニワトリを自由に歩き回れるようにケージではなく、床や餌場が広いスペースで飼育する方法です。

また、EUでは、鶏の最低スペースの規定が設けられているため、一定のスペースを確保しなければなりません。これに対し、日本では、比較的狭いスペースで養鶏されている場合が多いです。

次に、飼料についての違いがあります。【アメリカやEUでは、遺伝子組み換え(GMO)の飼料を使用することが一般的】ですが、【日本では、遺伝子組み換えを使用しない飼料を使用することが一般的】です。

また、食品安全基準についても、各国で異なります。例えば、EUでは、アンチバイオティクスを使用した飼料を禁止する規制がありますが、日本では、使用が認められている場合があります。

以上のように、アメリカやEUでは、ケージフリーの養鶏や遺伝子組み換えの飼料の使用が一般的であることや、食品安全基準の違いがあることが、日本との養鶏のスタイルに違いがある点です。
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あれ……欧米は遺伝子組み換えのエサ使いまくりか。
日本のほうが良かった?

でも、飼い方は日本は残酷だよね。

(内海君:小市民)