前回は森永さんの膵臓がんが中心だったので、今回は岸博幸さんの多発性骨髄腫(たはつせいこつずいしゅ)について調べて考えてみました。
まず、この病気は「治癒しない」あとは「死ぬだけ」という残念な病気です。彼が抗がん剤治療とかしているのに「タバコ吸っている」「治療後酒飲んでいる」みたいなこと言っているのも……「あきらめ」「やけ酒」なのかなと。
だったら……「ご自由に」なので。残された余命を「悔いなく遊んで散る」もアリだと思います。
だけど、少しでも粘って抵抗して「死を押し戻したい」のであれば……タバコと酒はすぱっとやめるべきだし、食事を変えないといけないでしょう。彼の「精神」「心」が試される場面です。最後まで「たばこ」と「酒」に負けるのかな……。
■多発性骨髄腫とは
超簡単にいうと「白血病」であり「血液がん」です。胃腸や肝臓と違って液体の血液ががんになる……というイメージが、皆さんもわかりづらいと思います。
そもそもがんは「細胞が異常増殖」する病気です。そして、血液には「無数の細胞」が実はあり、白血球や赤血球……こうしたものも「細胞」です。
なので血液の細胞が異常増殖するから「血液のがん」といういい方になる。本質的には臓器のがんと同じわけ。
早い話「血の海を」「細胞のアメーバ」が「プカプカ大量に浮いて」「流れている」のが「血液」です。
もちろん、電解質、糖や脂、ビタミンやアミノ酸(アミノブロック)も一緒に流れています。
その中の「プラズマ細胞」と呼ばれる細胞が「DNA損傷」「異常増殖」する。しかもまともに動かない「狂った動き」をして人体を破壊しまくる……これが「多発性骨髄腫」という「現象」の病気です。
だいたいわかったかな?実は、この「プラズマ細胞」って「モロ免疫細胞」なんだ。つまり免疫学の複雑なシステムになるので……私はSARSの時から免疫学や分子生物学やったので面白い内容なんだけど……一般人は「100%思考不能になって」「眠る」内容なんで……省くね。
プログラミング的記述だと
多能性造血細胞{
{リンパ系前駆細胞{
{NK細胞、T細胞},
{B細胞{形質細胞(プラズマ細胞)}
},
{骨髄系……(いっぱい)
}
};
になるが……あ?すでに……この構造わからないよな。
ということで……やめとくわ。
頭いい人は……この構造体を完全に完成させてみてくれ……この構造体の階層を詳細に完成できたら多分医学部受かるだろうし、IQも140レベルになると思う。
まあ、小学生でもできると思うけどね。自分は小学6年生でこういうのやっていたから(笑)
■治療法は
血液のがんの白血病については「抗がん剤」「放射線(ほとんどない)」ぐらいしか方法がないです。なので抗がん剤やってダメなら「合掌」になります。
■どうしてなるのよ
はい。ここが調べて面白かった。この「プラズマ細胞」はそもそも毎日のように体内で合成されてつくられる。どこ?
「骨髄(こつずい)」……骨の中です。骨付き鶏モモ肉とか焼いて「骨バリバリ食べたら、中に赤黒い部分」あるよね?あそこが骨髄。あそこで作られて、骨から血管を通って全身に「散布」される。
しかも、プラズマ細胞は正式には「形質細胞」っていうんだけど、「免疫抗体」を供給する大事な細胞なのね。簡単に言うと「抗体の宅配運送車」みたいな感じかな。
「抗体」って何よ?アレルギー物質、ウイルス・細菌、がん細胞を攻撃するためのタンパク質でできた物質だね。「マーカー」だと思ったらいい。
人体には「アレルギー物質」「ウイルス・細菌」「がん細胞」など……「異物」が血液中に入ってきた場合「ラベル付け」して、それによって「米軍の特殊部隊」みたいな兵士らが駆けつけて「攻撃・破壊」する。
基本的に……ウイルス・細菌・がんに「直接とりついて」「一緒に死ぬ」部隊と「汚染された臓器とか人体の細胞自体をわざと破壊して汚染がこれ以上周囲に広がらないようにしちゃう」「解体屋」の2部隊になっている。
こうして「人体のあらゆる異物を」「速やかに」「撃退・撤去」するのが人体の免疫システム。
その大事な役目を担う「プラズマ細胞」は「製造されてから2~3日」で「自分も寿命を終える」ものなので、常時……骨の中で「製造」されている。
ところがだ……あ?読者はこれまでの私の連載を読んでいるから「なるほど」ってピピと感づいたと思うんだよね。
「それ?栄養関係ありますよね?」
うん。その通りなんだ。AIにも聞いてみたんだが「プラズマ細胞の生成には」「大量のアミノ酸などの栄養成分」が「必要」だとのことだ。
なのに、そこを「不健康な生活」をしている人はどうなるか?
「たばこ」……もともと「止血剤」なので人体全身の毛細血管の流れを悪くして「栄養や酸素がいきわたらず、老廃物も回収できなく」なる。
「酒」……毒素の「アセトアルデヒド」が全身をめぐり、血液を浄化する肝臓細胞を破壊して、なおかつ「脂肪肝」を生成……「脂肪肝」は「糖尿病」を起こし「高血糖」が「人体全身の毛細血管を破壊」「栄養が全身にいきわたらず、酸素も行かず、老廃物も回収できず」「全身のあらゆる細胞が死んでいく」そして「膵臓がんが起きたり」「腎臓が壊れて人工透析で死んでいく」……死のスパイラルを起こす。
「夜ふかし・睡眠不足」……人体は壊れた細胞の修復や生成を寝ている間に行うが、寝ていないとそれができないので「人体の各臓器や細胞がまともに再生されず」「発がんしたり」「劣化であらゆる病気を引き起こす」。
大リーグの大谷君は、ひまさえあったら「自発的に睡眠している」のは……彼はそういう解剖生理を理解して自分をとことん医学的に管理しているからだ。
この細胞修復のシンデレラタイムは「午後10時から午前2時」なのだが、夜の飲み会、夜勤、夜の仕事をする人は……そのチャンスを失うので……死にやすくなる。
つまり「栄養不足」になっているんだよ。こういう人は。
そんな生活を「習慣」にしてきた、岸さん……一橋大学で文系のエリートではあったけど、自分自身の「人体メカニズム」「血液や臓器、細胞のシステム」については何も理解していなかった。
森永さんも岸さんも「経済」は詳しいかもしれないが、その経済を動かす根本は「人間」であり「人体」なのだが……その基本についてはあまりにも無知だったわけだ。
生きている人間が動かすから経済は「存在価値」があるのであり、人間なしでロボットがやったら経済自体……いらないよね。
この単純な真実に気づいていない時点で、彼らもいくら勉強しても本末転倒だったね。こうして病気になって年金満額もらえず死んじゃったら。これ以上年金払わないで済む財務省としては……いいことなのだが(涙)。
あんま言いたくないけどさ、森永さん自ら「ザイム真理教」の「トラップ」「全体構図」にはめられて死んじゃうわけじゃん。
死ぬ前に気づいても……遅かった……わな。
■スリムで痩せている人は死にやすい
ここで勘違いしないでほしいのは「現代人が普通にやせていて」「生きているから」「栄養がいい」わけじゃ……ないんだよ。岸さんは写真で見たところやせているけど。
実は、私が今回研究していて「意外な落とし穴」を知ったのは「太っている人も悪いけど」「やせているスリムな人も悪い」……ということなんだ。
「世間的にはやせていて、デブじゃない」「スリムでうらやましい」というのは「ブー」
これ、単純に「とるべき栄養がとれていなくて」「飢餓状態でやせているだけ」なんだ。
■小食、1日1食、2食……はアウト
で、そういう人の共通項が「食事量少ない」「1日1食、2食とか少ない」が多い。
「太るから食べないのが当たり前」って感じで……かっこつけているからなのか?「それでだいじょうぶだと思い込んでいる」人が多い。
ところが……血液検査すると「栄養不足」になっている。だが本人も気づいていないことがほとんどだ。
本当に「バランスよくやせている」かは……BMIとか、体脂肪率とか見たらいいんだけど……岸さんどうだったか……。その辺は「健康レベル」であったか?いっぽうで糖尿病の値はどうだったか?その辺知りたいね。そうしたら彼の発病の「完全な原因と病理」が判明する。
ただ、それ以外でいうと「栄養不足は」「人体のあらゆる細胞の生成をダメにし」「DNAのエラー訂正を阻害し」「先天性異常の細胞を」「つくってしまう」んだ。
「細胞」……そう「プラズマ細胞」も同じことなんだよ。変なプラズマ細胞が「大量にできて」「製造が止まらない」
たしかに、発がんには「先祖からの遺伝子」もあるけど、だいたいは「後天性」「生活習慣」によるものだ。
ということで
「血液中に狂った特殊部隊が大量にあふれ体内で味方の臓器や細胞、自軍兵士すら銃乱射で殺しまくる」状態が「多発性骨髄腫」という病気です。
OK?栄養が……いかに……大事か……わかったと思います。
なので岸さんの場合「慢性的な栄養不足」な食事が多かった「食べているつもりで、気づいていなかった」可能性が高い。
それなのに「タバコ吸う」「酒飲む」わけでしょ?酒飲むってことは……飲み会、宴会……はしごしているわけで。1カ月……何回「外食」「そういう飲み会」していたか……数えてみるといいです。
政治家やタレント、文化人なんか売れっ子は……多いと思うんです。いやおうなしに。
なので「いつのまにか栄養不足」になっている。しかも、こうした人たちは「生活リズムが壊れている」事が多い。「夜更かし」「睡眠不足」「運動不足」……全部重なる。
すると「発がんのスイッチ」が入るわけです。加齢とともに。
(内海君:小市民)