内海新聞のブログ

1996年創刊の我が国最初の電子新聞

1963:トランプに幻想している人たちと今回のイスラエルガザ戦争の本質

 日本でもいまだにトランプ元大統領が「いい人」だと「思い込んでいる」「支配層に立ち向かう正義の味方」……やめてください。完全な勘違いですから。

■国際政治を読み解くのに「宗教」は大事
 ウクライナ戦争が始まったとき、私は「これってNATOの構成国がどういう国なのか?まず理解すべきだよ」と動画でも説明したと思います。

youtu.be

国際政治や国家の挙動をみるとき「その国の母体宗教」は「かなり大事な要素」となります。

日本人は勘違いしていて「政教分離」と思っているし、世界もそうなっていると……いやいや、それは日本だけですね。日本は「大日本帝国解体」「国家神道解体」でそうされたのです。意図的に。

でも、連合国として日本に負けずにその地位を今に保つ欧米各国、他の世界の各国は「宗教」が政治を動かす大きな要素です。

勘違いしないことです。宗教を嫌がったり、否定する人は「共産主義者」です。「無宗教」と言い張っている人は……唯物的な自然科学や哲学や論理だけで物事やれると「勘違い」している可愛そうな人です。

間違いです。

私は、東大工学部と東工大の教授陣によってつくられた東京高専で「ガチの理系」で16歳から勉強して研究者やエンジニアのための勉強をしてきたので、いわゆる「がちの理系思考」もできますけど、それでも、いざ社会に出て「複雑でカオス」な「文系から理系のあらゆるトピック」「問題を解決」するには、自然科学だけでは到底無理なことを知っています。

だって人間が介在する以上は「人間の気持ちや心、魂」がいやおうなしに「観測や」「思考」「意思決定」「判断」に影響しているからです。

そして、人間の人生、生き方を決めているのは「宗教」「思想」「感情」であり、これらは自然科学の学科の領域ではありません。

「感情」は心理学である程度は説明や解くことはできますけど、それすらも「本当に正しいのか」は怪しいです。心理学のノウハウはある程度の「心理操作」「コントロール」は科学的テクニックとして可能ではありますが、完全ではありません。

2023年、21世紀の現在でも圧倒的多数の人々の「思考」「生き方」に影響を与えているのは宗教であり、共産主義社会主義などの「思想」、そこに「へたすると獣以下の感情」……です。

世の中、やれ「変な宗教にのめって」「何がスピリチュアルだ」「自己啓発セミナー」と……文句言う人がいるけど……私から言わせると
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
「自然科学者が人間のすべての問題を取り扱えないと両手万歳しているからしかたないだろ?」
「文句言うなら、お前ら科学者が社会問題、人間の人生の問題、全部解決して見せろよ」
と……思いますね。
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
できないから……。「理」だけでは人間は動かないです。

たしかに「理屈や論理、理論」の「理」は「感情的で無能・無学な人を納得させるためには有効な……「手段」ですけど。それでも全部にはなりません。

「たばこを吸うな」……と「いくら言っても」「できない」「やめられない」人をどうやってやめてもらうか……その際は「医学的論理的な【タバコの害の理屈】」をその人に分かりやすく説明して「論理的に納得」させれば……たいていの人は「こわい」「やめる」って自分でいける……それぐらいはできる。

けれど、今、われわれが直面している「イスラエルパレスチナの争い」「ロシアのプーチンウクライナ侵略」……これをどうやって「やめさせる」ことができるか?

こういう命題になるととたんに自然科学者は「無理」となります。

ネタニヤフ首相や、プーチンをどうやって「説得」できるか?……自然科学者は何もしていないじゃないですか?

理屈はいくらでも言える。
「戦争は文明と文化の破壊であり環境や自然、民主主義社会も破壊するダメな行為です。やめましょう」
と……言ったところでネタニヤフ首相やプーチンが「そうか」「やめよう」……ってなるんですか?

それができるのなら……国連でとっくに「多数国家による戦争非難決議」が出ていますけど……誰も守らないですよね。プーチンもネタニヤフ首相も。

そういう現実の前に自然科学者や無政府、無宗教主義者の人はなんて言うのですか?
「戦争反対」「デモすればいい」……止まらないですよ。それじゃ。
イスラエル軍は既にガザの大きな総合病院のシファ病院を包囲し攻撃して人も次々と死んでます。それじゃダメですね。

それって平和主義者とか市民運動家の「自己満足」にしかならないです。
現場で「食い止める」方策、方法を具体的に提示し……実行させないと。

いや……彼らの「理屈」なんて、現場のイスラエル軍ハマスだろうが、プーチンやゼレンスキーに
「だったら俺たちが納得して戦争をやめられる、具体的に使える提案出してよ」
って逆に言われるだけだと思います。

■トランプは常に「口八丁」
実際、トランプ元大統領(自分自身の思想がもともとない、ふたご座)が
「自分なら24時間でウクライナ戦争を終わらせられる」
と「口八丁」言ったよね。

そうしたら、ガチで論理的思考ができるゼレンスキー(みずがめ座)に
「だったら、トランプさん今すぐウクライナに来て現実を見てください。自分は24分でそれが無理だということをあなたに説明できます」
と返されたらトランプは「行けないですぅ」……って言い訳して逃げるでしょ?

あいつ……プライベートジェットあるし、いつでもいけるけど。必要なら米軍や特殊部隊の援護ももらえますが……逃げたよね。

ジョンソン元英首相なんて、首相やめてもウクライナに「突然」きてくれるじゃないですか……。度胸座ってるよね。トランプの「精神的弱さ」がああいう場面で「露呈」します。

あの「口八丁」のトランプ、安倍晋三もそうだったけど……なぜ?民衆は「彼らのウソ」に気づかないのか?それどころか「いい人だ」って熱狂的に信奉する。

これこそ……社会心理学者は解説してほしいものです。わははは。

私は「神様からのメッセージ」「超能力」「自然科学」全部を総合して物事の本質を見抜き、しかもそれを「幼稚園児」「小学生」にも分かりやすいレベルにかみくだいて教えてあげることができます。

きわめて高度な学校の先生になれます。なので、この内海新聞は小学生でもわかるように……書いてあります。

逆にいうと、私の内海新聞を読んで「理解できない」ということは……あなたの頭のレベルは「小学生以下」の可能性が高い。

ウクライナに欧米・NATOが「自分たちで直接守らない理由」
 わたし、ウクライナ戦争が起きて「なぜNATOウクライナを守るために自分たち軍を出してロシアと戦わないで」「ずるずる後ろから使い物にならない古い武器を出して」「ウクライナにだけ犠牲を負わせるのか?」

その「真意」を見抜いて言いました。

それは「欧米、EU、NATOの構成国のほとんどが」「ロシアやウクライナ国民の大部分が信じているキリスト教の「東方教会」と対立する「西側」という古代から殺し合いで反目してきた「西方教会」の連中」だということです。もちろんEUやNATOには「東側」の東方教会の国もいくつかあるけど……主は西側です。

プーチンがインタビューで欧米のことを「西側」というのは、社会主義ソ連時代の呼び方でもあるけど、文化・文明としての「東方教会」「西方教会」での対立の歴史での「敵側の呼び方」でもあるのです。そこも大事なポイントだよね。

同じキリスト教だった人たちが「東方」「西方」で分裂し、殺し合いの抗争をしてきた。「東方教会をせん滅せよ」「西方教会をせん滅せよ」で争ってきた。

そして21世紀になって「ようやく、戦争はやめようね」「仲よくしようね?」となったのかな……と私も思っていた。

だけど……真意は違った。「直接殺し合わないけど」「相手が弱るのはいいことだ」……そういう論理だった。

そもそも、ウクライナ旧ソ連時代においては「ロシアの最も大事な弟」の国でした。アメリカやEUのNATOと戦うために、ロシアのあらゆる科学技術や核兵器、長距離弾道ミサイル、空母から戦闘機、戦車(ロシアの主力戦車ウクライナのハリコフで設計・開発されてきた)ぐらい……ウクライナは「対アメリカにおける、たのもしい戦友」でした。

それが……旧ソ連崩壊にともなって、オレンジ革命などで「一気にアメリカ・EUに加入しよう」「防衛もNATO」に傾いた。

プーチンは、育ちが「ガチの共産主義者」であり、キリスト教徒ではありません。でも、自分が信じていた「共産主義社会主義ソ連」が崩壊して……自らが「ロシアの大統領」という最高権力になると「われこそ帝王」と勘違いしだした。

彼が立派な装飾のクレムリンに住みたがっていることで……それがわかる。
彼の豪邸もまたそういうインテリアなので。

そして「もともとロシアは、歴史的に偉大なる大ツァーリという国なのだ。ベラルーシウクライナも一部だ……そう考えるようになった。ローマ帝国みたいなものです。

「ロシアこそが、キリスト教の正当な継承者の東方教会の国であり、欧米の【西側】【西方教会】は東方教会にこそ従うべきだ」

これが……彼の思想の根底に形成されました。それゆえ「西側は劣っている」「われわれこそが歴史の眠りから覚めて世界を支配し」「邪悪な西側のキリスト教徒をやめさせ、われわれの正しい東方教会キリスト教徒が治める世界にするのだ」

……これが、プーチンがここまで「キチガイじみた」戦争を「絶対やめない」「最後までやり遂げる」という……信念(笑)になっているのです。

わかりました?物事の真意、本質がわかれば「各種現象はわかりやすく見えてくる」「次にプーチンが何をするか?」「読めるようになる」

別にCIAやFSBみたいなスパイ組織をしなくても……私は世間の彼らの「ことばのふしぶし」「態度」「挙動」をマスコミ報道で知るだけで「読める」のです。

あなただって、同じ情報をとれるし、知れるよ。でも私のように読めないですね。

それが……あなたと私の「頭の違い」だということです。

■トランプやバイデンがイスラエルに「優しい」理由
 では、トランプやバイデンはイスラエルになぜ「優しい」「ウクライナ以上に配慮」しているのでしょうか?

 そもそも、イスラエルは第二次大戦までは「なかった」国です。あの土地はユダヤ人がもともといたけど戦乱でいなくなって、ベドウィンという「遊牧民」らが「土地の境界もなく」「ラクダと移住生活」で「自由」に行き来して暮らしていたところです。

これは、サウジアラビアなど中東全域だった。アフリカもそうだね。彼らは「国境」で暮らすのでなく「住みたいからここで暮らしているだけ」の人たちだった。自由だった。

そこを、欧米……イギリス、アメリカ、ドイツ、フランス……などこれも……わかる人は「あ?あれだ」……そう「ロスチャイルドのいる国」が「占領・植民地にして」「国境線を引いて」支配してきた。

なぜ?砂漠と遺跡しかない国々を……「石油」「鉱物資源」のためです。でも、そもそもアメリカ自身が「産油国」ですよね?21世紀の今でもアメリカの石油は「かなりの量」がありますよ。

だったら……中東に石油もらわなくても「いい」じゃないですか?

いや、これはアメリカの国家戦略なのです。アメリカは「自国の豊富な資源は温存し、万が一のために使う」「それまでは、他国の資源を支配してそちらでやる」からです。

まあ、当然と言えば当然か……さすが頭がいいアメリカです。

こうして、アメリカ・イギリスなど「欧米」は中東。さらにはアフリカ・アジアにも植民地を広げ世界を支配してきた。

これに乗じて「うちらも欧米まねよう」としたのが「大日本帝国」でした。だけどそれは、欧米の既得権益を「妨害」「侵害」することになる。

当然、欧米は「大日本帝国の拡大」が「ノー」なわけです。なので日本は欧米から「追い出され」「居場所なくなって」「最後はアメリカから大事な石油をもらえなくなり」「糞詰まりになって」「アメリカを刺して」「アメリカにボロ負け」「国家を解体占領」されてしまった……わけです。

いっぽうで古代において「全世界に追い出された」ユダヤ人たちは、欧米に移民して「その頭脳の良さ」で「政財界」「芸能文化」で活躍し莫大な富を得ました。

金融、メーカーや外食産業、ハリウッド映画……みなさんが「なくちゃ困る」「すごい会社」……ほとんど……ユダヤ人が経営しています。

これらがアメリカ政権を支えているので……トランプもバイデンも「誰もユダヤ批判はできないです。したら自分が終わる。

今回、イスラエルガザ地区をボロボロにして、世界的にパレスチナ支持・イスラエル非難が起きるけど、彼らはイスラエルを支えるアメリカやEU、その経済の根底を動かしているユダヤ系企業については「非難すらできない」

日本人のあなた……知ってるよね?あれ?知らない?

マクドナルド、ハーゲンダッツ、リーバイス(ジーンズの高級ブランド)、グーグル、ゴールドマンサックス……IT業界なんてユダヤ系ばっかりですよ。

これにロックフェラー、ロスチャイルドの各財閥ファミリー企業が満載なので……そしてアメリカのこうしたユダヤ系財閥と連動して仕事している三菱・三井住友グループ

イスラエルユダヤ人の非難をするなら、こうした「経済システム」自体を「ボイコット」「否定」しないといけないのだけど……それはできないでしょ?

彼らだって自分たちがデモするのにグーグルに金を払ってアンドロイドスマホで連絡取りあってるし、日本の社会・経済基盤を支えているのは三菱や三井住友などの「巨大財閥系企業群」ですから。

メガバンク……あなた、お金と資産預けてるんでしょ?ダメじゃん。

文句も言えないよ。自民党も野党も……こうした「社会経済ベース」で「食わしてもらっている」わけじゃん。

N国やら、参政党、維新、れいわだろうが「政党助成金」の資金源は「アメリカと日本のユダヤ系と財閥からの法人税からもらった」お金ですよね。

彼らに……そもそも「資本家」の「批判」「攻撃」できるのか?できないよ。やったら「消される」だけだし。彼らの発言がなんとなく言えているのは「影響力が本質的にない」からです。あったら……即座に「消される」

だから……彼らは「そういう根本の本質」には何も切り込まないし、解明も、糾弾もしない。

まあ、日本共産党だけは政党助成金を「一切最初から拒否」してはいるけど……共産党員や支持者の彼らの生計を養っているのも「欧米・ユダヤ系・財閥系」の「大企業」で労働者となって得られた賃金であり……自分たちが批判する「資本家」「大企業」の経済活動があるから……自分たちの理想論だけの共産主義活動ができているにすぎない。

そもそも、彼ら共産主義者の本家のドイツのマルクスエンゲルスがどうなったか?今のドイツはそんな世界すら残ってないよ。あ、マルクス学会は……あるみたいだが……まるでメジャーでもないし。オワコン。

それにマルクスエンゲルスの言い分を信じて共産主義を実践した「共産主義国家」が「マトモか?」……アホもいいかげんにせい。どこも「社会主義独裁国家」「民主主義ない」「国民は弾圧」のひどい国ばかりじゃん(笑)

……こういう全体構図を理解したら「あいつらも全員ウソだね」とわかるでしょ?

私は、長年、野党(立憲から共産)まで一緒に仕事して国会で質問したり世の中よくしたいとやってきたほうだったけど……「バックの巨大な構造」には勝てないんだよ。

私の人生の命題は、そういう共産主義とかでもなく「根本の問題を解決する」ことなので、人類を正しい道、方向、宇宙人に受け入れてもらえる存在に「正す」ことなんだよ。そうしないと、この人類は「ノアの箱舟」「ギルガメッシュの大洪水」みたいな「カタストロフィ」で「消去」「リセット」されるから。

もう、そのスイッチが押されようと……している段階なので。必死に「ダメもと」でこうした社会改良活動を……しているだけだよ。

私の知人には「元皇族」「超能力者」「高度な占い師」らが多数いるけど……もう彼らも「ダメだこの人類」って……いつも言ってるし、あきらめている。
「武田さん、やってもしゃーないよ。このまま終わった方がいいで」
「みんな死んじゃうけどさ」
言われる。
……でも私は「まだ、最後までかけるよ」「身があるうちは」って
サイボーグ戦士ベガみたいに、戦い続ける。

民衆運動?ゲバラカダフィ大佐みたいに「社会主義革命」やるか?やってもダメだから……。実際、キューバリビアもどうなった……終わったよね。

なので世の中の根本から正しい、直す作業って……ものすごく大変なんだよ。

私はそれを一人でやってきた。内海新聞、武田学校……。おかげで一般市民としての楽しみや、幸せ、平和は……全部失った。

それでもSFアニメ映画の傑作「幻魔大戦」のサイボーグ戦士ベガみたいに戦い続ける。

長く地味で地道な作業。賞賛されるどころか、変人扱い……。

わかってくれる人が、そっとカンパして助けてくれる……そういう状態。

だけど、そういう人たちの「根底の意志」があるから続いている……それだけの状態です。

■で、脱線したけど本題
 なぜトランプにせよ、バイデンにせよイスラエルに優しいのか?トランプは大統領時代「国際政治上やってはいけない」「エルサレムイスラエル国家としての首都認定」をしちゃった。

あれ……やったら世界的に「対立がひどくなる」ことだった。そもそも、欧米のユダヤ人資本家の絶大な政治圧力で「イスラエル国」が強制的にインプラントとしてパレスチナの地に埋め込まれた。

当然「なんだこれ」って怒りまくる……地元民のイスラム系アラブ人たちは「激怒」「ふざけるな」で起きた当然の戦争が中東戦争

だけど、世界最高の頭脳……もつユダヤ人は手ごわい。欧米の最新兵器をたちまち駆使してアラブ・イスラム教側を「ブロック」してしまった。

とにかくユダヤ人は頭いいんで……日本人勝てないから。日本人だって優秀だよ。だけど日本人でも勝てないユダヤ人に世界の他の国が勝てるわけ……ないだろ。

物量で多いはずのアラブ国家がタッグ組んでも……イスラエルには勝てなかった。こうしてイスラエルは自分たちの領土を確保し「拡大」までしていけた。

それが、今の「ガザ」の問題。もともと住んでいたパレスチナの住民があの狭い地区に「押し込められて」しまった。

ここで、欧米は「イスラエルに関わると面倒すぎ」ってなって「国連にやってよ」って……問題解決を「なげちゃった」わけ。無責任。

そして、国連がガザにああやって支援とかしているけど、それすらも関係なく……「イスラエルの論理」でやられる。

これが今の状態。だけど、そのイスラエルにトランプは「アメリカが国家として、本来周辺アラブ諸国では認めないイスラエルの首都はエルサレム」認定をし、大使館も移した。

周辺アラブ国家は「そもそもイスラエルという国自体がインチキだ」「認めない」なので……このトランプ大統領の「エルサレムイスラエルの首都認定」には「ざけんじゃないよ」になったわけ。

だけど、彼らも「イスラエルと戦っても勝てない」と「思い知っている」のでサウジアラビアとかUAEは「もう、いいよ」「戦争はやめて」「イスラエルは国として認めるから」「戦争だけはやめよう」「あとは、困っているパレスチナの人はお金で支援して」「暮らせるところは保証しよう」……こうトランプは「ディール」したのね。

これは……案外うまくいって……サウジもUAEも「イスラエルと大使館開設」という……歴史的な「大転換」をする直前だった。

これを「たたきつぶしてやろう」と考えたのがプーチンね。中東和平を破壊すれば……アメリカ・EU・NATOウクライナ支援が止まる……そう見込んだ。で、彼はイランを支援・イスラエルを取り囲む、シリア、レバノン、イエメンの過激派をイラン経由で「資金と兵器」で裏から支援したわけだ。

これらのイスラム過激派を強力な反米国家になっちゃった(あれでも昔は超親米だったんだよ)イランが「お金と兵器」しこたま……投入した。ゲリラを「高度な軍隊に」「教育・訓練」まで仕上げた。

それが……今回の大規模なハマスによるイスラエル殺戮テロ……だわな。

おかげで、せっかくサウジとUAEというイスラム教国家では絶大な指導力をもつ国との「和平」「友好による」「お互いの平和」を「スイッチ寸前」で「大爆発」させられてしまった。

結果として、また、イスラエルは周辺アラブ国家と「戦争」しないといけなくされた。プーチンの思惑通り、アメリカはイスラエルにかかりっきりになるし、ウクライナに集中できたリソースが……そがれだした。

このタイミングで、中国が台湾を攻略しだしたら……さしものアメリカも「勝てない」とふんだのがプーチンなのである。

そこまで……読める人は……どれだけいるのか?

さて、トランプがせっかくの「ディール」「うまい解決」をし始めた所でやめて、バイデンが引き継いだけど、彼もまた「イスラエルは大事」と「超好待遇で支援」してくれた。今回も、イスラエルの危機に対し米空母打撃群2艦隊。精強海兵隊の遠洋打撃群1艦隊。さらに核爆弾搭載の戦略爆撃機戦略原潜まで展開を即座に派遣し……イスラエルを直接防御した。

ウクライナにはこんなこと……半年たってもしてくれなかった。それぐらいアメリカの「イスラエル愛」は違う。

■でもイスラエルハマスも「はめられて」いる
 だけど、私はイスラエルの民、ユダヤ人のためにも「これが実はいいことではない」ことを……教えておきたい。

どういうこと?それは、アメリカはどういう宗教の国か?ということだよ。

アメリカって「キリスト教の国」だよ。これが根本。移民国家とはいえ……もともとはイギリス人。イギリスの中でも「清教徒」が移住し「イギリスから独立」してできた。

そして、トランプは「長老派」という、ユダヤ教を崇拝するプロテスタントキリスト教が支持基盤。

で、バイデンは「カトリック」なので実は「イタリアのヴァチカン側」日本で言うと、麻生太郎……なんだ。

ちなみにあのトンチンカン、次期首相候補にあがる河野太郎アメリカのクリスチャンみたいだ。YMCA行って、ゼロックス行っていたところみると。

つまり、アメリカはユダヤ教の国ではなく、ユダヤ教が弾圧してできたキリスト教の国。

なので……心底、ユダヤ人がいいとは……思っていない。これが「ビミョーな温度差」に現れる。

なぜ「本来、自分たちのキリスト教を弾圧したユダヤ教イスラエルを助けるのか?」

……それ、誰がイスラエルと戦っている?そこだよ……えーと。イスラエルが憎んで必死に戦ってくれているのはイスラム教徒のハマスヒズボラ、フーシ、イラン……です。

それって全員「キリスト教の敵」だよね。だって、キリスト教のあとに生まれたイスラム教もまた、キリスト教徒と壮絶な殺し合いの戦争をしてきた。「十字軍」

だから、今のEUやNATOを構成する国家はトルコとアルバニアを除けば「全員キリスト教」なんで。

NATO加盟国はトルコとアルバニア以外はキリスト教の国

つまり……彼らからすると「ユダヤ教徒イスラム教徒がお互いののしりあり、殺し合って」「死んでもらえば」「自動的にキリスト教徒が生き残り、増えてくれる」わけです。

これが「全体構図」にある。だからバイデンはイスラエルに「大変軍事援助」して「結果としてイスラム教徒をイスラエルが駆逐してくれる」「一人でも減らしてくれる」ことを……裏で期待して(いうわけないよ)イスラエルに優しくしている……わけ。

トランプだって自分はクリスチャンなので、ユダヤ教徒イスラム教徒では彼はないので。同様に、彼の思想や行動は「非キリスト教徒でない日本人、神道や仏教も」「イスラムと同じ存在」でしかないということに日本人は気づかないといけないです。それが彼の日本に対する「本質的な態度」だということ。

なのにさ、日本でも「トランプはいい人だ」「支配層に立ち向かう正義の味方」……っていまだに「勘違い」している「頭が壊れた人」が多い。

プーチンも同じだから。彼は日本人なんか尊敬もしていないし、何とも思っていない。柔道の黒帯(爆笑)だけど、武道の精神も、宗教も……わからない。ただの格闘技ぐらいにしか思っていない。

なんで……あんなやつを「英雄」「すごい人だプーチン」なんて言っているバカ。鈴木宗男……おわってるわ。

プーチンを賛美したり、ロシアを正当化するやつは……100%アホ。日本人か?怪しいわ。

さて、バイデンやトランプのとったイスラエルに対する「親切な人ほど本質は怖い」……人生の法則……モロ。

イスラエルハマスもイランも「本質に気づくべき」
こういう構図なんで……実はイスラエルにしても、ハマスにしても「一番自分たちを守り、ユダヤ教イスラム教のためになるのは」「お互いがこうして殺し合う戦いをそもそもしない」ことなんだ。

この構図で利があるのはキリスト教徒なので。

ユダヤイスラムが争えば争うほど……「棚から牡丹餅」でクリスチャン陣営のアメリカとEU・NATOは「内心よかった」になる。エルドアンハマスを正当化してイスラエルイスラム陣営の戦争をあおるより……「一刻も早く両者がなぐりあい、殺し合うことをやめさせる」「お互いを引き離す」役目をすることだね。それが、自分たちの同胞のイスラム教徒たちをこれ以上「死なせない」ことになる。

イスラエルも頭いいんだからさ。ユダヤ人の指導者たちも……この「全体構図」気づいてほしいよ。

誰がこれで得するのか……気づくべきだよね。

イスラエル政府に言ったところで無理だけどさ……自分が思うのは、本当はイスラエル作るときは「アラブの人に、ごめんなさい、でも我々も住まわせてほしい」「お互い尊重して、みんなで仲良く暮らしましょう」でお互いの合意でスタートしてほしかったよ。そうすれば永久に終わらない……このパレスチナの殺し合いは……しなくてよかった。

イスラエルパレスチナの抗争は「両者が絶滅しないと」終わらない……これが「解」なので。

■届かない私の思い
どの宗教だって、本来、人殺しも戦争も推奨しないよ。

そして、どの国の人、宗教の人も「家族や、こども、生活の安心と安全」「日々のご飯が必要な量おいしく食べられればいい」のであって……人間としての幸せや、喜怒哀楽もまた……同じだよ。

政府や宗教は人々を一生懸命しばって暴力と殺し合いに誘導したがるけど、個々の人々は……本来は自由でいたいだけだし、本当はお互い一緒にご飯食べて仲良く文化や芸術の楽しいイベントをして暮らしたいだけだよ。
(内海君:小市民)