いやあ、前回カッターで手をざっくり切ってようやく治ったと思ったら、今度はハチに刺されてまたもや整形外科行きでした。「泣きっ面にハチ」ってこのことですね。えーん。
ここまでくらうと「神様がこれからの災害に備えて知っておけ」ってやってるんだろうな……って思いましたよ。
何せ「頭部打撲、出血」「指などの刃物でのケガ」「ハチ」を経験しましたからね。そして……こうした「何気ないケガ」が「命を落とす恐怖」も知りましたし。
その私の犠牲によって得られた「知見」を皆さんにシェアします。
■教訓1「草取り、草むらに入るときは手前から」
この日、庭の草をとっていました。もちろん、完全防護です。靴、靴下、全身覆うだぶだぶの服装。フード。
でも、すでに草むらには「ケムケム」がいますし、何気なく草を抜いたら「ケムケム」ついて「わぉー」って刺されますので「手前から草を見えているところから」「順に抜いていく」ように手順を組んでいました。
よく、オッちゃんとか「勢い任せ」で「バサバサ」「草むらに入り込んで」「むしりまくる」と思うんですが……あれ「危険」ですのでしないほうがいいです。
何が起きたか?
私は、草取りが進んでつい「もっと多く抜こう」と見えていない草むらの中に手を突っ込んで「複数の草を同時に抜こうと」「バシッと」引き抜きました。
その瞬間……「ビシ」って「ホチキスで肌を打ち付けたような」「硬い痛みが」走りました。
「いたーい」
その瞬間、目の前から「アシナガバチ」が飛び出しました。
「え?」……まだ自分がどうなったのか?わかっていません。
「え?まさか、ハチに刺されたの?」
「手袋貫通したよ」
痛みが続いている間、手袋をあわてて脱がすと「赤い穴」が指に開いている。
「えー、ハチに刺された」
とっさに脳裏にこだまするのは
「アナフィラキシーによるショック死」です。
「アシナガに刺されたの、生まれて初めてだよな?」
何度も自問自答しました。
「なんで、草むらの低いところにアシナガバチがいるんだよ?」
そう……アシナガバチは草の中にいて、休んでいたり、虫を食べていることが多いのです。
そこに、私が「やみくも」に「手を入れて」「草をむしったので」
ハチが「とっさに」「迎撃態勢をとり」「瞬間的に応戦」したわけですね。
いやあ、一撃必殺、軍隊の格闘技以上の瞬間技でした。
そして、いくら武道や格闘技を身につけた人でも「あっけなく」「死にます」
それが「ハチ」です。
ハチに刺された場合は「死にますので」マジで……なめてはいけません。
「またかよー」
「どうしよう、アナフィラキシーは出ないだろうと思いたい。でも、蚊ではないし、このまま放置でいいかも怪しい」
「大げさだけのようだが、病院ダッシュだな」
私はとっさに、痛む手をかばいながら身支度して、整形外科に駆け込みました。
■教訓2「整形外科あるいは皮膚科に駆け込んでただちに処置する」
受付で「どうされました」
「ハチに刺されました」
指を見せたら
「わかりました」
即座に外科医が診察に入りました。外科医は傷口をみて、抗生物質入りの軟膏をたっぷり穴に盛りました。そして看護師が「ぐるぐるまき」で手を包帯しました。
ハチの場合「抗生物質」「ステロイド剤」での傷口の処置は「適切」です。
こうした薬は「薬局では買えない」ので、医師の診察がいるわけです。
その点でも病院に行くのが適切なのです。
「アナフィラキシー、だいじょうぶでしょうか?」
「何時に刺されました?」
「20分ぐらい前です。」
「なら、だいじょうぶです。アナフィラキシーは15分ぐらいで起きるので。とりあえず入浴は避けて、あとは普段通りで生活してだいじょうぶです。これで処置も終わりでいいと思います。」
「ありがとうございます。ほんと助かりました。」
「命拾いした……」
私は、不自由な手で家に帰りました。ダイソーのビニールの手袋をしたので包帯を濡らしたり汚さず無事一晩過ごせました。
ただ、指を曲げると「ビビビ」って電撃的な痛みが出たりしますね。
神経毒なんだろうな。
■武田式で創傷治癒が早い
カッターのケガと違って、翌日には傷口はもう閉まりました。
これも、不思議に思っているのですが、自分、武田式やってから「蚊に刺されても」「腫れない」「かゆみもすぐ収まる」のです。
前回の、カッターでざっくり切った傷の治りも11日で完治した。早いと思うんです。
細胞の修復が高速に正常に行われている。
■電話相談で対応を聞いてみた
オリックスの生保についている「24時間電話健康相談サービス」に電話してみました。
「ハチに刺されて整形外科で処置を受けたのですが、このあと注意することありますか?」
看護師が答えました。
「そうですね。入浴はしないほうがいいですね。」
「なぜですか?」
「血行が良くなると、痛みが増幅されるからです。」
「ビニール手袋つけてシャワーを浴びるぐらいはいいですか?」
「それはいいです。」
「食事とか注意することありますか?」
「ないですね。」
なるほど。こういうときはアルコール飲んだり、血行よくする行為はダメだね。温泉やらサウナ、激しい運動とか……。
「今後、またハチに刺されたときは、どの診療科がいいのですか?」
「ハチは皮膚科なんですよね。だけど、実は皮膚科というのは外科の一部の扱いなんで整形外科でもいいですよ。どちらでも。」
「皮膚科って、外科なんですか?」
「そうなんですよね。医学的には」
「アナフィラキシーの対応もあるので内科でもいいですよ。」
「ほう、そうですか。」
「とにかく、アナフィラキシーの兆候出たら、即座に119番して救急車呼んでください。」
「自分でその場で手当てする場合、薬は何がいいですか?」
「虫刺されの軟膏でもいいです。」
「アンモニアは?」
「おしっこですか?だめですよ。それにアンモニア水も今は手に入りづらいと思いますので。家庭用の虫刺されの軟膏でいいかと思います。ムヒとかでも」
※昔はアンモニアをかけるって民間療法であったけど「ウソ」だった。トンデモ昭和の知識だな。
なるほど。また勉強になった。無料で24時間あらゆる相談に乗ってくれる……ホントいいサービスだ。
■ハチのアナフィラキシーをなぜ私が恐れていたか?
みなさんは「ハチなんて」「痛いのが強いので終わりだろ」って……思っているよね。
これから、野外、アウトドア、キャンプ、畑仕事、山菜取り、墓掃除や墓参りで……山や草むらに行く人いるんだろうけど。
痛いより「アナフィラキシーの」「アレルギー反応でのショック死」のほうがモロ怖いんだな。
自分はそっちが大変だと知っているので「過剰なようで即座に病院ダッシュ」したのさ。間違っていたかな?いや……危機管理上は正しかったと思う。
以下を読んで、なおさら……。
長野の皮膚科のこの解説が「こわすぎる」
★蜂刺されによるアナフィラキシーへの対応!(堀こどもクリニック)
http://horikodomo-clinic.jp/information/82/
なんと営林署の職員の人が毎年のように「1~2名」「アシナガバチに刺されて」「アナフィラキシーショック」で「死んでいるのだと」知らなかった。
■アシナガはそれでも「益虫」なんだな
えー。あのアシナガバチ……人死んじゃうんだね。スズメバチももっと怖いけど。アシナガって気軽にいるから(笑)
うちも、庭中ぶんぶん毎日飛び回ってるよ(汗)軒下やソーラーパネルの裏とか巣を作りたがるね。
ちなみにアシナガって「害虫」ではなく「益虫」なんだよ。野菜を食べる芋虫とかモロ食べてくれるから。なんでうちでは、アシナガはよけて逃げるだけにしている。巣はハチがいないとき撤去するけどね。
ちなみに、巣も1年で「終了」になるので……あんま神経質にしなくてもいいのだけど。その辺がスズメバチと違う。
で、大事なポイントあるんだね
1.ハチは素早く動く相手を「刺す」。ゆっくり動く相手はあんま刺さない。
2.刺傷歴のある方で、刺されて30分以内に刺傷部の局所反応以外に、全身のかゆみや蕁麻疹、息苦しさ、めまいやふらつきなど何らかの全身症状を起こしたことのある方は、抗体検査を受け、エピペンの携帯や刺傷時の対処について十分な指導を受けて下さい。
……これ大事だよね。「エピペン」って営林署の人は携帯を義務付けられているようだけど、そりゃ、山の中で刺されたら救急車来る前に死んじゃうからね。
なので、実は「ハチ」に刺されたら、そこで「だいじょうぶ」としないで、私のように「過敏なようだけど」「とっさに」「皮膚科か整形外科など」に「駆け込む」ことなんだよ。
3.刺されたら15分ぐらい、その人の状態、自分の体調を安静にして「確認」して、なんかまずそうなら、ためらわず119番よぶ。
4.山や森に行く時には 肌の露出を避け、長袖、長ズボンや靴下の着用を忘れずに。
でもさ、ハチ「針」平気で貫通してくるんで……防護も「よろい」必要だよ。機動隊みたいなかっこうしないと(爆笑)
「特にスズメバチは黒い色に攻撃性を見せることが多いので、なるべく白やそれに近い明るい服装にしましょう。」
黒い服好きな人、ダメだってことだね。やっぱ人生は「白や明るい色」がいいよ。
「蜂が寄ってきやすい花柄やヒラヒラした服も避けましょう。」
でも「花柄」「花みたいな明るい色」だと「花だと勘違いしてくるぞ」
「空き缶の残液を餌にしているスズメバチが缶の縁にとまったり、中に入り込んだりすることもあり、気づかずに口唇等を刺されることがあります。」
……これ、あるんだ?やっぱうかつに、缶ジュースや缶ビール、水筒あけっぱなしで野外に置いたらまずいね。
「放置された空き缶に触れたり、休憩時に飲みかけの空き缶を置き放しにしないよう。」
「ヘアスプレーや香水など化粧品には警報フェロモンの成分が含まれているため、野外の活動ではなるべく使用を控えましょう。」
女の人とか、若い人……「無臭」でいたほうがいいぜ。
「蜂は動きの遅い物や静止している物は判別しにくく、手や枝を振ったり体を左右にひねる動作に敏感に反応します。」
これ大事だよね。敏感に動かないほうがいいわけ。のそっと、ゆらりと自分は動いて逃げる。
「また蜂の目は前方や上方はよく見えますが下方は見えにくいので、近くに蜂が寄ってきたらかがんで姿勢を低くし、なるべく静かにゆっくりとその場を離れましょう。」
腰を下げてやりすごしながら、退却……大事だね。
覚えておくといいよ。これから災害時、あなたも野外に放り出されるから。
刺されても……その時病院はやってないんで。
アナフィラキシー起こしたら、処置できず即死するから。
ほんと……こわいんだ。
(内海君:小市民)