内海新聞のブログ

1996年創刊の我が国最初の電子新聞

2322:伊東市長の学歴詐称問題の深い闇

 なんか、静岡県伊東市の市長に当選した田久保真紀が「東洋大学卒業」といって選挙に出て実際は除籍されてクビになっていたということで「学歴詐称(がくれきさしょう)だ」と全国的な社会問題にされ辞職「する」「しない」……でおおもめしていましたが、この問題……実はかなりやばい話があるので……読者の経営者、ビジネスマン、これから会社に就職考える学生には話しておきます。

そもそも、東京都の小池百合子知事も「エジプトのカイロ大学卒業が本当か?」で長期間もめていましたね。

■実はけっこう多い
 私は高専中退した後19歳で会社を創業し取締役になったのですが、最初の名刺が「取締役 営業・技術担当部長」なので、付き合う相手はいきなり「相手会社の社長」「本部長」「事業部長」「取締役」でした。

名刺交換したらそうなる。

父は、早稲田出て上場企業の管理職になっていましたが、私の起業は賛成ではなかった。母もだった。

「あんた、ちゃんとした会社に入って経験積んでからそういうことしなさいよ。」って母に言われた。

これ……半分本当であり、半分間違っているけど。

ただ、若いのと「自分は18歳で大学に入らないけど、中学のクラスメートはすでに早慶や国公立大に進んでエリートサラリーマンや官僚になる」「でも、彼らは4年間学生で社会を知らない」

「自分は逆にその4年間で、多くの経営者、成功者に会って肌でビジネスと会社経営を学ぼう」

そう、決心しました。19歳だったけどその時「どういう人と会って」「コネをつくっていくか」考えたのです。

「世間の人は、こういう時は若いビジネスマンや近い人を相手に考える。でも、私からしたら経験豊かでベテランの長老みたいな偉い人につきあったほうがいい。なぜなら、彼らは先に死んでしまう。若い人や中堅は後からでも会える。でも、ベテランは先に会っておかないと次はない」

そういうことで「老社長」「ベテランの人」に会うことを常にしました。

幸い、同期は「学校の中」に日中いますが、私はフリーです。平日の朝から晩までいろいろな会社を訪問して、社長、役員、部長クラスと会えます。

彼らも「会社始めました」ってあいさつに来ると「え、19歳で会社やってんの?まあ、飯でも食うか」
って「頼もしいやつだ」って思ってくれるようです。自ら喫茶店やご飯に連れて行ってくれ20歳過ぎたら酒の場にも積極的に呼んでくれました。

たいていの会社って社長さんは「ひま」なんで、私と雑談していると「経営の苦労話」「こういう時はこうしたらいいのだよ」って勝手に語りかけてくれるのです。

私はそれを、自分の頭の中に「必死にメモ」していきました。

■異業種交流会
 起業に反対する家族のため父のコネはほぼ使えませんでした。イチから裸一貫で自分で人脈を築くところに放り投げられました。

「なんでも、見てやる」「やってみよう」
若いっていいよね。元気と勢いがある。

私は「どうやったら人脈を広げられるだろうか?」って考えました。

そうしたら「誰でも参加できる異業種交流会」というのが、東京では盛んにありました。

なので、試しに行ってみました。

あらゆるビジネスマン、起業家がパーティ形式でごはん食べたり、講演会を通して名刺交換をして仲良くするやつです。

でも「雑魚(ざこ)が集まる」場所でした。たいていの場合「マルチ商法」「怪しいビジネス」の人がけっこういて……

なので、その後は異業種交流会はやめて「勉強会」に出ることにしました。これは学者や経営者、評論家みたいな人が主催している「プライベート」「知っている人同士の集まり」です。

私の場合は、やっぱ……神様がそうするのですよ。

「ぜんぜん、ビジネスと関係ない」「学問や趣味の集まり」からそれはもたらされました。

たとえば、私は高専を中退したので、そのあと大企業の募集に何度か応募したことがあるのですが、リクルートフェアに行って、パナソニックの人事担当者に「私どうですか?」って話したら「学歴は?」「高専中退なんですが」

そうしたら、人事部長と課長らは顔を見合わせて
「うーん、うちは高卒はとったことないんだよ」
ってあっさり断られました。

「そうか、名前だけでも大卒っているんだね?どんなに優秀なプログラマーやSEになっていても。でもパナソニックの創業者の松下幸之助は中卒なのにな。」

ちょっと悔しかったかな。

え?くだらない話しようか?実はパナソニックのあと、三菱電機とパイオニアカロッツェリアのカーナビのマップを開発しているインクリメントPと、富士ゼロックスの子会社だった富士ゼロックスシステムサービスは応対した課長・マネージャーは
「今すぐどうぞ」
だった。三菱電機だと戦闘機のアビオニクスをやる感じだった。

で、軍事はしたくなかったので三菱電機はやめて、カーナビとゼロックスとどちらにしようか?と迷った。

どっちも楽しそうだったのだけど、ゼロックスはその場で課長と話して
「おたくのシステム、私が全部直してあげますよ」
って言ったら
「あ、いいね、じゃあもう決まり。いちおう入社試験と面接受けてね。来週会社見学来てよ。」
でとんとん拍子で決まった。

ということで「大卒の肩書はいるんだな」なんだけど、いくら高専入っても、受験勉強は全然していないので、受験界ではアウト。

なので指導教授に話したら
「だったら、放送大学行けばいいよ。君なら余裕で大卒とれるよ。」
って言われたので放送大学入ったわけ。

「これなら、働きながら大卒とれる」
でも……これも大変だったよ。なぜなら、あれ?Fランとかじゃないから「ちゃんと勉強しないと」「卒業ができない」ので。

放送大学は無試験だから入るのはFランだけど、ちゃんと単位とって「大卒」になれるのは「全学生の5%」程度。あとは「脱落」「消滅」するんで。

完全自助努力の勉強だから……ということで、私も途中で「なまけて」「卒業に10年費やした」

それでも卒業したから「放送大学、産業と技術専攻卒業」「教養学士」の立派な卒業証書をちゃんともらったよ。あれでも国立大学なんで(私大にはされているけどね)

放送大学は千葉の舞浜のホテルのバンケット借りて大臣の祝辞がある立派な卒業式と立食パーティもあったよ。

■人脈は「ビジネスと関係ない」ほうから生まれることが多い
 さて、大卒もとって経営者もする日々、あと会社業をやめて再度サラリーマンの世界に戻った時期もあるけど「人脈づくり」は日々続く。

放送大学の卒業研究で「地方自治体の合理的な経営」をテーマにして、経済学を勉強している最中に「E.F.シューマッハー」の「スモール=イズ=ビューティフル」を知り、その日本版の訳者の小島慶三先生にたどりつく。

私は小島先生に手紙を書いて本の感想や自分の気持ちを伝えた。

小島先生は当時、参議院議員なのだが議員会館から私に直接電話してこられた。「手紙読みました。私の勉強会に来てください。秘書に言っておきます。」

小島先生は私に献金を求めるのではなく、自分の著書を売りつけるのでなく「自分の著書を」「数十冊」「逆に送ってきた」。驚いた。

そして私は小島塾という先生が主宰する政治・経済の勉強会に参加することになった。毎月、内幸町の日本プレスセンタービルの会議室でやる。上のレストランのアラスカのケータリングでサンドイッチとコーヒーつきだった。

そこにきていたのは上場企業の社長とか、大学の教授……本も出したり新聞に記事出していたり、テレビに出ているような人たちばかりだった。

小島先生の人脈だ。たとえば東京新聞編集委員リビアカダフィー大佐に日本で初めて単独インタビューを成功した最首公司さんとか、上智や一橋の教え子も出世してみんな社長とかしているので、参加者メンバー、その一人で講演会が独立してやれるぐらいのメンツばっかり。

私はその人たちの中で毎月、講師の大学の教授や高級官僚の話を聞いて質問、議論、討論していた。

最初の「変な人が集まる」「異業種交流会」から一気に人間づきあいのステージがアップしたのね。

でも、それはビジネスの欲望と全然関係ない「勉強と趣味」から生まれたのである。

■人間は「何を趣味にして勉強するか?」で運命も人生も決まる
 これ、言っておきたいね。

日本だってそうでしょ。天皇家、公家……どういう趣味や勉強をしているかな?

あなたもそういうのまねしたら……いいんじゃないの?

ドンキやラウンドワン、フードコートしか行かない人間になるのか?

あるいは週末は図書館や美術館やクラシックコンサートを聴きに行く人間になるか?

学生時代、野球やるのとブラスバンドやオーケストラに所属して高度な音楽を演奏しているのではやっぱ「運命」「人生」の歩みが変わる。

その程度でも……人生も運命も変わる。

■人脈って「いい人」には「いい友達」「いい知り合い」が必ずいる
 若い人、これからビジネスしようとする人、芸術家でメジャーになりたい人……に教えておくね。

「友達も付き合う人も選びなさい」
「一流の人とつきあいなさい」
「見えなかったら、探しなさい」
「必ずある」
「そして、その仲間にいれてもらいなさい」
「一人のレベル高い人と仲良くなってみなさい」
「その人の友達、知り合い、やっぱりその人と同じレベルの高い人がいる」
「そして、その人と今度は自分が知り合いになれる」
「一流の人と付き合うと、一流の枠組み、案件が流れ込んでくる」
「誰でもできる。でも、ほとんどの人は、知らないのがいけないんだね。」
「レベルの低い人、アホとつきあうと、自分もレベルが下がり、アホになる」
「バカは、バカ同士で集まり、バカなことしかしない」
「レベルの高い人、一流の人は、一流同士で集まり、一流のことをしていく」

これが人生、人間の本質なの。

私は50年生きたけど、これが本質だと思っている。実際そうなので。

だから、私の人脈は「レベル高い人」「一流」しかいない。

芸術家も「本当にできる人」「芸術性が高く」「ちゃんとした人」しかつきあわない。本筋の本筋系しかみないし、観ない、聴かない。

京都にいたときは京大生のサークルに入って京大の学生と院生、教授たちとつきあう。

京大は同志社立命館と違って「一般市民に大変オープン」な大学だ。図書館も学生サークルも一般市民も気軽に入れて利用できる。

別に特殊なことを私はしたのでない「自分の心」「思考」がどこにあるか?だけなのである。

でも、君はしないだろ?思いつきもしない。だからダメなんだね。伸びない。

これだけ、すでにノウハウを教えたのだから「はっと気づいて」「今すぐ行動」することだね。

仕事できない、バカほど「意思決定が遅い」

私の経験上、できる人間ほど「意思決定が超早い」「すぐお金を払う」「すぐ実践をしだす」

■そうしたら出てくる「学歴詐称」みたいな人
 こういう日々のなか、私は、ある勉強会づたいで内閣調査室の人の勉強会に行くようになった。

彼は、政財界の人や有名人の会合を知っていて、私にその話をしてくれた。

で、たまたま異業種交流会で公に有名な会を紹介してくれた。「主宰のAは京大卒なんだけど、変なオッちゃんですけど気を付けてください」

と言われた。

行ってみたら、たしかに有名人をひっぱって「あれやろう」「これやろう」ってビジネスしていた。

しかもそいつは、●●総研というビジネスマンの神様といわれるシンクタンクの幹部だった。

だから、私もてっきり「高学歴のまともな人」だと信じていた。
だけど、ある時から「こいつおかしいな」って思い出した。

ひとつは、参加者の女性への扱いがセクハラぽいこと。「女好き」って聞かされていたけど品がない。

次に、私への態度だった。講演会やセミナーで私が質問すると「私の発言をさえぎる」ことが何度もあった。

エチケット違反だ。

通常、こういう講演会、勉強会において、発言者の話を途中でさえぎったり、挙手を無視したりする「意地悪」はときたま起きる。

主宰が「やばい人」の場合……多い。ちゃんとした人は「会場の場の状況」「なるべく多くの人に」「きちんと話してもらいたい」と配慮する。

今もマスコミの記者会見で「あの新聞社の記者は締め出す」とかやるようだが、フェアではない。

トランプやバイデンだろうが記者会見は「かなり激しい」記者も「都合が悪いことをダイレクトに聞いて突っ込んでくる」「頭にくる質問」してくる記者も多いけど、トランプもバイデンも「平気でいなす」「切り返す」だけの「頭脳」「知性」「品格」だけはある。

これはEUの指導者もだ。日本だけ「ワーワー」「感情的に怒鳴る」「答えない」「逃げる」政治家、首長が多い気がする。

真にできる人は「いかなる反対意見」も「受け止めて」「即座に切り返して」「へたすると逆に勝つ」だけの頭脳をもっている。

なので、そういう場で「その人のレベル」「本質」を見抜くことができる。

たとえば、自民党森山真弓さんは、東大出て女性初めての霞が関の高級官僚になった日本女性の星みたいな人だが、そうだった。

彼女は、自分が講演してまぎれていた共産党バリバリの活動家に「鋭い」「質問」されても「即座に」「切り返して」「相手をだまらせて」しまうのだった。

それぐらい「できる人」は違う。

私はその姿を見てきているので……「こいつタコ」「こいつはいい」ってわかる。

だから、私に接すると「ウソやっている奴」「維新」「堀江」「ひろゆき」が「逃げだす」のは……そのためである。こわいのだ。自分がばれるから。

ということで、私はこの異業種交流会のオッちゃんが「京大卒」だという学歴を自分で言っていることが「本当なのかな?」って思い出した。

その疑問を、内閣調査室の人に言った。
「いやあ、あいつね、京大卒って言っているんだけど、私が京都大学の学生じゃないと知らない喫茶店の名前言ったんだけど知らなかったんだよね。」

「え?」

「そこ、知らないともぐりなんだよ。京大生なら絶対知ってるんで。」

「ということは?」

「ウソかもしれない」

「あやしいっすね」

■さらに実際に詐称の詐欺師に直面
 いやあ、経営者人生やっていて色々あった。あるとき「経営コンサルタント」という人に会ってその人とビジネスの話になった。

肩書は「税理士関係の団体にいた」と「有能な経営コンサルタント」「本も出している」と……一見……まともそうなんだよな。

でも……付き合いだすと「あれ?」ってなる。

まず、私がおかしいなと思ったのは「FAXで丁寧な文章でお礼状」書いてくるのだが……その「文面」「誤字脱字」「ていねい言葉の使い方が間違っている」ことだった。

私よりはるかに年上の「老練」な方なので……。

次に「東大卒の連中が集まってビジネスするんで一緒にやりませんか?」

って言われて、彼の事務所に行ったら「元東大出身という」「おじいさん」がやってきてて、さらに「現役の東大生」……こちらは本物がいた。

でも私がふに落ちなかったのは、そのおじいさん「ママチャリ」で事務所に来ていたことだった。

ミーティングして「やろうかな?」って思って、事務所の帰り道「現役の東大生」と雑談しながら帰る。

「君たち、このネタやるの?」
「いやあ、だめですよ。」
「え?だってあのオッちゃん元東大って言っていたし。」
「うそですよ。東大の人は、あんな風貌やしゃべりしませんよ。」

そう、彼らは正しかった。

「自称、元東大」でやっている詐欺オッちゃんだったのだ。
で、そのコンサルタントも出身元の公益団体に電話して聞いたら
「●●さん、確かに居たんですけど……いろいろあって、いません」

なるほど「税理士関係の団体にいって現役でもいたのだけど、その後リタイアしたか?ポカしてやめて、昔の肩書でごまかして、詐欺ぽいことしているのか?」
と理解した。

いやあ、こういうのって……表面だけの話ではわからないんだよ。だから、いかに早いうちに「やばいやつ」を「見分けて」「よけられるか」が大事になる。

ということで……「一流の人」とつきあえば「友達も知人も一流」なので「あんま変なことには」「ならない」わけね。

これ……社会で生きていく上ではすごく大事な「護身術」なので。

もちろん、私はこの人から「逃げた」

■次は実際に学歴詐称していた社長に遭遇
 ある時、私はITベンチャー企業で働いていた。そこの社長は「都内の名門六大学卒」と経歴を出していた。

たまたま、別の会社で失敗して「浪人」している「元社長」が一緒に働いていた。彼は自分がもともと経営者なので「その辺のサラリーマンとは」「一味」「ふた味」「でき」が違う。

そりゃそうだ。社長やる人間なんて「サラリーマン世界でも優秀」でないと「できない」

ということで、社長業の大事なところは「取引先の相手がまともな人間か?」「暴力団関係者でないか?」「見抜く」ことである。

それができないと「取引で失敗」「くらう」「とんでもない事件に巻き込まれる」はめになる。

私の知り合いの社長で「暴力団に誘拐されてしまった」人、何人もいる。
もちろんちゃんとした会社やっているのだよ。

取引先や、つきあうキーマン……見抜けないと……そうなる。

そういうことくらうんだから……会社やるってことは。

だから、社長やるというのは「甘い気持ち」ではやってはいけない。

社長や経営者になるには
「海千山千」「たいていの人が【心折れました】なんて言わない」「粘り強さ」「獣のような嗅覚」「ウソを見抜く論理的思考」がいる。

彼にはそれがあった。「当たり前の」「与信調査」を彼は「本能的」にしていた。

社長は金まわりもいい。私らによくおごる。だけど「どういう人なのか?」「えたいが知れない」面があった。

以前、会社を一回つぶして、社名を変えてやり直しているようだし。

だけど彼と飲んでいるときに、私に言った。
「あの人、学歴詐称しているよ」
「え?ほんとですか?」
「俺が、会社の電話とっていたら市役所から問い合わせがあって、健康保険のことできいてきて社長の名前が違うんだよな。おかしいなと思ったらあいつ本当は●●って名前なんだよ」

「それ、名前も偽名?」

「ということさ。大学も六大学じゃないよ。Fランのアホ大学だった。」

「うわー、それは……そんなことしている人がいるんだ」

いるんだよなあ。ビジネス界……けっこういるんで。

だから、うちらも会社と付き合う場合「相手の経営者」「素性」「学歴」「過去」全部あらう。探偵以上だな。

そこまでしないと……やられる。マジで。

ということで、私の人物鑑定は、そういうやつを「遠隔で見抜く」ことができる驚異的な……ものになっている。会わなくてもわかるので。助かる。

おかげで、全国の社長からの「相手先の幹部はどういう人間か?」「人材採用する場合だいじょうぶか?」のリクエストにこたえて好評。

で、この社長もっとやばいことしていた。それは……ある大手企業に出向してその大手企業の部長の名刺までつくらせてビジネスをしていたのだった。

「うわー、学歴詐称、名前詐称、さらにロンダリングして別の大企業の名刺つくらせてそちらでも詐称……」

でも君たちは「名刺に」「●●大企業 ●●事業部 部長」って書かれていて、その会社のロゴが刷られていたら「信じる」よな。

でも、それすら「ウソ」「詐称」があるということなのだよ。

こんなの、その辺のビジネス本に書いてあるわけないだろ。
MBAの講座でやるか?

やらないよ。だから「大学の経営学」と「現場の経営学」は「全然違うし」「学校でやった程度の知識じゃ」「つかえねーよ」

「MBAバカ」って、現場で言われてしまうのは……そういうことだな。

■大学に学歴詐称をしているやつを問い合わせたのだが
 さて、ここからが、今回の伊東市長田久保真紀、小池百合子の問題がいかにヤバいことなのか?いうわ。

でも、これ……いうとな「学歴詐称」って「罪にも問われず」「堂々と簡単にできてしまう」という実態があるんで悪用されると嫌なんだけど、みなさんが「これ以上」「ひっかからない」ためにも教訓として言っておくよ。

私は、その六大学に電話したの。大学事務局にね。
「あの、おたくの大学を出たという●●という人がいるんですが、そちらを卒業したのか?教えていただけますか。」

別に隠すことでもないしね。大学を出たというのは公的な話じゃないのか??

大学当局の人は
「少々お待ちください。」

ずいぶん時間、待たされた。
「あの、その件ですが、個人情報なので●●さんが、うちの大学に在籍していたのか、卒業したのか、すべてについてお答えすることができません。」

「あの、●●が、おたくの大学に在籍していたことがあるのか?それだけでも教えてもらえないのですか?」

「残念ですが、一切できません。」

わかった?これが答えよ。噴き出すわね。

つまり「学歴詐称は」「ものすごく簡単にできて」「誰も真偽を調査できない」
「できるのは警察ぐらい」

まいったな。一般人じゃ誰もできない。マスコミの連中が大学に電話しても「ノーコメント」で終わりなの。

ということは、小池百合子が「カイロ大学卒業」って自分で言い張っても「誰もほんとかどうか」「わからない」「あなたの知らない世界」で終わる。

今回の伊東市の田久保か。彼女の「東洋大学卒業」も「自称」で「とおる」

だって「検証できない」だもん。

こういうやばい構図をマスコミは「一切報道しない」よね。あまりにもまずい構図なんで。

なので、その辺にいるキンクマハムスターが
「おっほん、私は、学芸大附属小学校、中学校を出て、灘高を出て、東京大学法学部首席卒業で大学院に行って博士号とりました」

と抜かして、名刺にそう書いても
「それが、本当かどうか?一般人には調べようがない」
のだった。

■選挙の際は「卒業証明書」の提出を義務付ければ??
 単純にこれすればいいだけだろ……って思うんだけど。総務省選挙管理委員会で決めたら、再発防止の防御策は終わるんじゃないのかな??

なんで?しろって言い出す議員、議会……ないのかな???

■どうやって学歴詐称のウソ野郎を見抜くか?
あ、もちろん「間接情報」でウソか見破れるかもしれない。
「え?キンクマさん、東大何年に出たの?」
「2024年です」
「ふーん、指導教官の名前は?」
ジャンガリアン太郎教授です」
「おい、2024年にそんな教授いないぞ」

ま、基本的すなおな素朴な質問で「ウソがばれる」ことは多い。

内閣調査室の人がやったように
「京大生なら絶対知っている喫茶店の名前いえない」
という「ささいな」「質問」で「ばれる」ことも多い。

あと「学歴の年表」で「つじつまがあわない」ことでもばれることが多い。

「おい、学芸大附属中学何年に出たの?」
「2020年です」

「東大出たの2024年だから、小学校6年、中学3年、高校3年たしたら合わないけど」

「うぅ、ウソがばれたですぅ」

ということで「客観的な数字」を「聞き出して」「並べて整理」すると
ばれることもけっこうある。

今回だってそうだよね。

伊東市長の田久保、みんなでこう聞けばよかった
「田久保さん、東洋大学卒業式、誰がその日、講演しましたか?」
「どういう内容でしたか?」
「一緒にいた同級生の方の人がいたら名前言ってみてください」

この程度でも「ばれる」よね。

マスコミの記者も……そういう、頭のいい質問で相手のウソを見破る「頭」ないようだ。

ダメだね。俺の方がよっぽど記者やれるけどな。

というか、マスコミの連中が俺に代筆頼んでくるぐらいなんで。

内海新聞自分でやってるけどな。

ま、皆さんは、私ほどの視点も思考もできないし、レベルもないんで

今日も学歴詐称野郎の群れにだまされまくっていると思う。

学歴ロンダリングも多い
 学歴ロンダリングというのは、詐称まではいかないんだけど「それ」「本当にいい学歴とはいえないよね」という話。

「世間では言うのも恥ずかしいFランの出身だけど」
「上乗せして、有名大学を出たことにする」

ことで「東大卒」と「世間で肩書に使う」手口な。

これも多いよね。

たとえば、テレビに出ている教授とか「慶應大学大学院卒」って
いうことで「慶應大卒」って本にも、テレビでも言っている人がいた。

それ自体は本当だけど、もともとの出身大学は日大なんだよ。

それ聞いて、うちの知り合いは慶應大学がすごく多いんで、みんな怒っていて
「なんだよ、それ、慶應大学出て、慶應の大学院出たなら言ってもいいけどさ」
「日大でて慶應の院にもぐりこんで慶應出たことにしているのはアウトだろ」

そうなんだよな。これ「東大卒」もいるんだよ。

こうやって「自分の不利な学歴を」「デコレーション」して周囲をだまくらかす手法を「学歴ロンダリング」という。

実は知り合いの京大の院生が「食えない」ので「学歴ロンダリングのための予備校」の講師をしているというのだが

「有名国立大学、私大の大学院に入って、出れば有名大卒になれる」とやって「客」を集めているわけ。

■調べてみた
 で、私もこれ面白いなと思って「そんなことできるのかな?」って調べてみた。
出た大学はへぼくても「東大、京大、阪大」入れるかな?

どう思う?「難しいよ」って思うよね???

ところがだな。私は、東大、京大、阪大の「大学院の」「入試問題」をチェックしてみた。

すると「え?」ってなった。

関西の大学は「学生が来ないので」「なんでもこい」って感じなんだよな。

私は阪大や京大の「理系」「医学専攻科」の大学院の入試問題をみた。
すると課題は
分子生物学の教科書を読んだレベル」で書けば通る
内容だった。

これだったら、イチから勉強した人間でも他専攻の人間でも入る余地がある。

ところが、東大の理系の大学院の入試問題は
「明らかに、その専攻の学部生を一度しっかり経験して専攻内容を理解していないと解くのが到底ムリな問題」
だった。

つまり、東大の大学院に入るのは「やっぱり難しい」のだが、逆に同じようにレベルが高いはずの「阪大」「京大」は「意外とゆるい」のだった。

それに天下の医学部でもレベル高い「順天堂」なんかは、他専攻の他学部の人間でも(極端な話文学部や経済学部の人間でも)医学部に入ることができる。

なので「タイトルはすごいんだけど」「入る門は意外とゆるい」大学があって、そういうところ狙ったら「入れちゃう」ので、結果として「阪大院卒」「京大院卒」「順天堂大院卒」って肩書が得られる。

京都大学に誰でも入れる方法
くだらない話だけど、誰でも?京都大学の学生になれるの?知ってる?

これね、なれるんだよ。

実は京都大学には「科目履修生」という制度があって、一般人も簡単な試験やレポートで「京都大学の学生」の身分が得られる。

これ、何に便利かというと、あの有名な「吉田寮」「熊野寮」に入る資格を得られるの。京大の学生寮は「京都大学の学生とその家族」が条件なので、最低ラインの学生身分を「科目履修生」でとってしまうと入れる。

大学生の身分なので……通学定期……とれるかもな。いろいろメリットあるかもね。

いやあ、吉田寮はつぶされたみたいだけど、熊野寮は健在なので月2~3万円程度で暮らせるし、夫婦なら奥さんも同居できるし、子供も入れるのかな??

京都大学で入りやすい学部はあるの?
ププ。あと、もっとくだらない話しておくと、あの最難関で難しいと言われる京都大学農学部は「まあまあアホでも入れる」ので。
「京大卒」でえばりたければ「農学部」行くといいぞ。

で、わかっただろ?頭いいやつは、私がここまで書くと
「玉川徹、京大農学部だったよな」
で、わかるでしょ?レベル……そういうこと。
でも世間の人は「京大卒だすごーい」って
だまされる……。
(内海君:小市民)