内海新聞のブログ

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2114:ハチに2回目以降刺された場合の注意

 アシナガバチにまた刺されました。以前刺された場所からいなくなったと思ったのに、なんと巣を作っていました。どうりで。

「信じられない……」
再度、整形外科にダッシュ。また抗生物質を塗られて包帯ぐるぐる巻き。
「2回目ですが?」
「今度もアナフィラキシー15分以内で起きないのでだいじょうぶでしょう。」

ほっとしました。痛みもないし。当日作業していたら包帯が取れたけど「もういいか」ってそのまま家事をしていました。

ところが2日後の夕方「刺された傷口がぷっくりふくれあがって」「かゆい」、なんか、手の広い範囲が「ちくちく」するし、かゆい。

「おかしいな」と思っていたら、その夜には「指が腫れあがってパンパン」です。曲げるだけで痛い。皮膚がつっぱって痛い。

「どうなってるの?」電話相談のアドバイスだと「皮膚科がいい」とのことなので、今度は皮膚科に駆け込みました。

アナフィラキシーは数日後に出る
 皮膚科専門医に、日誌でつけている刺された経過を細かく説明しました。「●月●日●時●分、1回目刺されて……」

皮膚科医は
「とりあえず、服脱いで、上半身見せてください」
そして、背中や全体を観察しました。
「蕁麻疹出ていないので、命に関わるレベルではないです。実はアシナガバチは2回目のほうがアレルギー反応出るのです。しかも数日してから。なので、ステロイド軟こうと、飲み薬を出すのでそれで2週間様子見てください。」

「全治2週間」……えー。

そうなのか……これ、まずいね。刺された時点では「だいじょうぶ」と思っても、2日後から出てくるのでは……

災害時やアウトドア、サバイバル生活で刺された場合……皮膚科やっていないので、ステロイドないしな。

ちなみに、薬局のステロイド軟こうは、皮膚科で出すものより「はるかに弱い」ので「効かない」です。

ちゃんと皮膚科で処方してもらう必要があります。

■ハチのアレルギー検査
 皮膚科医は言いました。
「せっかくですので、この際にハチの抗体検査しますか?アシナガ、スズメ、ミツバチ3つ選べますけど」
「あー、それなら全部お願いします。」
「採血するので3日後に結果を伝えますので起こし下さい」

これ、300点ぐらいなんでそんなに高い検査ではないですね。みなさんも、やっておいた方がいいと思います。抗体陽性の場合は、今後刺されたら死ぬ可能性あることがわかるので……。

ステロイドの塗り方
 薬局に行って、薬をもらいました。
「塗るのは、かゆいところ、痛いところ、広範囲にたっぷりお願いします。1日2回。2週間。さらに飲み薬でもかゆみ止め出すので1日2回までかゆい場合は飲んでいいです。」
「そうしたら、塗ったら家事できないですね」
「塗ることで、ステロイドが肌から下に浸透しますので。なるべく落とさないように……。」
「それなら、ビニール手袋しておきます。かゆくなくなったら、終わっていいですか?」
「いえ、かゆみが止まっても2週間は毎日必ず塗ってください。治ったようになってぶり返す方がいますので。」
「わかりました。」
「2週間塗って、それでも治らないようなら再度皮膚科を受診してください。」
「ちなみに、前回もかゆみ止めの軟膏もらったけど、あれもステロイド入っていたようですが、同じですか?」
「いえ、今回のほうが強力です。」

けっこう、重症じゃん……何これ。

■ハチの巣撤去しようとしたが
 さて、家に戻って、アシナガバチの巣を撤去しようと棒でつついたのだけど「落ちない」

「どういうこと?」
いくらつついても「ブラーン」って揺れるだけです。

「うわ、耐震補強してやがる(笑)」

そう、巣を吊り下げる根っこの部分、妙に固めているようで……落ちない。

以前は、簡単に棒でぶっとんだのに、ハチも「学習」した模様です。

「これ、人間の住宅にも使えるかもな」

それにしても、まいったなあ。なんか攻撃した自分を認識したようで、以前と違ってパトロールして逆にこっちを狙ってくるよ。

ということで皆さんもご注意ください。
(内海君:小市民)