内海新聞のブログ

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2281:循環器内科のホンネと上皇陛下の病状について

 循環器内科って心臓だけかと思っていたら全身の血管の病気にも対応しているんですね。
 先週、愛媛県では心臓外科・内科の両方を大学病院なみの体制で手術やカテーテルを行っている、よつば循環器科クリニックのセミナーを受けてきました。
https://yotsuba-heart.jp/
いちおう調べたけど、愛媛県では心臓バイパス手術は「県立中央」「松山赤十字」「愛媛大」の3つぐらいしか頼めそうなところがないと思っていましたが、こちらのよつばも心臓バイパス手術やっているみたいで年間50件前後しているようです(でもなぜか心臓バイパス手術のページが削除されているのでやめたのかもしれない)。

カルー(Caloo)は総合病院とかの統計なので、よつばはクリニックという形で個人病院になっているのでカウントされていなかったみたいです。
 入院施設もあるんですね。

循環器内科と心臓血管外科の医師らの説明を聞いて、またいろいろ知ることができました。実は前回、愛媛大医学部の第2内科の循環器内科のトップの鈴木教授の話も聞いたので「だぶるかな」と思ったら、案外違っていて、今回の方がより細かく「循環器内科は何をしているか?」「心臓血管外科は何をしているか?」ということが具体的にわかりました。

そのなかで、皆さんにすぐ役立つポイントを共有しておきます。

■循環器内科・心臓血管外科のゴールは「心不全で死ぬ」
 え?と思うでしょ?これがホンネです。循環器内科は心臓が止まらないように必死にPCIなどで治療はしていますが、これが真実です。

「心臓疾患のゴールは心不全

「医師らがやっているのは、心不全になるまでの時間をいかに伸ばすか?」
ということです。

愛媛県は全国でワーストの心臓疾患で死ぬ県
 愛媛県はえばれなくて「心臓疾患で死ぬ人が全国で第2位」の県です。

その理由は
「単純に検査を受けていない無知なアホが多すぎ」
とのことでした。

そのため、県、愛大などで「心臓の検査受けましょう」って一生懸命PRしています。おかげで、検診率は上がったようです。

ということは……私もくらいそうになった「入院カテーテル検査」「PCI行くよ」のコースになる人が多発しているということですね。

循環器内科……大儲かり。

カテーテル検査とPCIで1人の患者でトータル最低100万円ぐらいかかる。
https://www.tmch.or.jp/hosp/examination/hospitalization/expenses.html
3割負担で30万円ぐらいかかるコースなのね。

ちなみに年間どれぐらい今、循環器内科がPCIやっているか?

病院名 カテーテル検査数 PCIの数 合計 売上(単純計算)
---------------------------------------------
松山日赤    746件    321件 1291件 12.9億円
県立中央    449件    298件  747件 7.4億円
徳島赤十字        927件     9.3億円
済生会今治    200件    142件  342件  3.4億円
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病院としては実は循環器内科の心臓カテーテル検査やPCIは「稼ぎ頭」なんです。

■実はハートチームは「幻想」
 今の総合病院、大学病院にせよ「ハートチーム」って言い方をして「循環器内科と心臓血管外科の垣根をなくし」「内科・外科がタッグ組んで患者を救います」って……ことばだけは歯の浮いたかっこいいことを言っていますけど……実際は「仲悪いんだよ」

心臓外科と循環器内科が「犬猿の仲」というのは裏でよく言われています。

患者の自分からしたら「内輪もめはやめてよ」「患者だけ取り残されている」という状態ですけど。

客の患者のほうからしたら「レストランの客の目の前でコックと店員が言い争ってケンカしているのなんか見たくない」わけですので。

でも、どうしてそうなるか?は……この数字を見たらわかると思います。

今の心臓疾患の処理プロセスはこうなっています。
「まず循環器内科が窓口で、検査と、なるべくバイパス手術にしないでいいPCIでステント入れて片づけてしまう」

「なので、今は狭心症心筋梗塞は基本PCIでとりあえず済んで延命できちゃうが、どのみちまた詰まる。ステントがもう入れられないほどの数や場所になったらバイパス手術(CABG)」
という感じになっているようです。

つまり心臓外科の売り上げを循環器内科が「パクパク食べてしまう」のです。

PCIがここまで一般化する前は「バイパス手術」が第一だったのですが、今は逆転しているわけです。

ということで、心臓外科の仕事は自然に減ってしまう。

私が自分が心臓バイパス手術をする場合「どこにすべきか」調査したとき驚いたのは、心臓バイパス手術の技量を示す指標として「年間の手術件数」が「修練施設」という高いレベルの病院になっていないといけないのだけど、目安として「年間50件以上バイパス手術をしている」ことにありました。

愛媛県の場合、心臓バイパス手術で実績ある病院は上位でだいたい以下です。
病院名  心臓バイパス手術件数 売上(単純計算)
松山赤十字病院        228件 6.8億円
愛媛県立中央病院    180件 5.4億円
済生会松山病院        118件 3.5億円
愛媛大学医学部附属病院    108件 3.2億円
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ちなみに心臓バイパス手術の「売上」は1件で300万円ぐらいです。

ちなみに、私は愛媛県での医療のトップは「愛媛大病院」と思っていたのでなんで手術件数が松山赤十字なんかに抜かれているのか?読者の医師らに聞いてみたら

「大学病院は、労働組合もあって、長時間のバイパス手術をしまくるとブラック労働で残業代とかもめるので、遠慮して数がおのずと少なくなるのではないか」

という「アホみたいな論理」の話を聞きました。

読者は知っておくといいのですが、日本のどの県でも「医療の中心や底辺のレベルを支えているのは」「天皇陛下のつくった日赤病院、済生会病院」だということです。

皇室が嫌いな左翼、日本共産党も「日赤病院」「済生会病院」には「頭下げてありがとう」というしかないと思います。

だから、私も思うのですが、ひろゆきなんかひどいでしょ、皇室をバカにした発言を何度もしているし、世の中の人も「天皇」を「週刊誌で噂をしては楽しんだり」するけど……秋篠宮もいじめられるけどね。

現場をみたらどうですか?左翼の連中が日赤や済生会ほどの医療活動していますか?していないよ。

かといって、民間の医療法人がどこまで日赤や済生会ほどの仕事をしているか?それもしていないんだよね。

徳洲会あるけど。やっぱ民間は「儲けが第一」なんであんましないんだよね。

脱線したけど最低5時間、7時間とかかかる心臓バイパス手術やっても売上的にはPCIの循環器内科に負けてしまう。これが実態。

「すごい、リスクもあり大変な手術なのに病院の収益はさほど良くない」
これが……心臓バイパス手術が全体的に「少なくなっている」実態です。

実は……世界的にも「PCIで済ませて、心臓バイパス手術はいらない」という風潮なんだそうです。

でも、日本の心臓外科の手術レベルは「世界でもトップクラス」らしくて……その貴重な外科医らを減らすことが……いいのか……私も「国家の安全保障」として「守るべきでは?」と思います。

PCIは90分程度、入院1泊2日、悪くて2泊。バイパス手術は14日ぐらいは軽く入院になります。

■とにかく日本全国で心臓カテーテル検査とPCIが「しなくてもいいのに安易に推進されてしまっている」
コスパフォみたら患者にとっても病院にとっても「PCIがんがんやれ」になる。

ということで、あなたもこれから遭遇すると思いますけど、循環器内科受診したら「心電図がおかしいようなので」「入院して心臓カテーテル検査しましょう」って……すぐ誘導されるから。

私、妻と
「これ、病院、絶対稼いでいるよな。保険会社の営業みたいにホワイドボードに売ったら花丸とか並べて」

「はい、PCIいっちょあがり」の「ピン」裏で立てて「今月は目標達成おめでとう」とか拍手してるわな。

でも「カモ」にされる、われわれ患者はたまったものじゃないですけどね。

■PCIと心臓バイパス手術はどっちがいいか?
 ある心臓外科医は「貧乏人はPCI、金持ちは心臓バイパス手術選ぶ」
と。
★世界の心臓外科医がAHAのガイドライン改定に噛み付いた! 狭心症の治療が変わる? PCI vs CABGの誰も言えなかった真実を語る 【心臓外科医 Q & A】

www.youtube.com

これ、物議かもしていたようですけど、ある面ホンネです。

実は、世間では「PCIでステント入れた人は一体どれぐらい長生きできたか?」報道もしないし、病院や厚労省も「公表」していないです。

これは、心臓バイパスもなんですが「だいたい●年」とかいう程度です。

実態はどうか?

PCIでステント入れるのは「安くて、早くて、楽」なんですが「実はあまり長持ちしない」ことがわかっています。

どうしてか?それは「ステント入れる結果になった病理」を患者が理解していないからです。

なぜステントを入れて血管を拡張しないといけないのですか?
「それは、血管にプラークや血種ができて狭くなって血流がなくなり、心臓や脳が酸素不足で死ぬからです」

「金属のステントを入れて広げれば」「血管の広さが戻り、酸素が心臓や脳に今まで通りいくからだいじょうぶになる」

だけど、金属のステントは「人体にとっては異物」です。なので、血管は前も書きましたが「生きている筋肉のチューブ」なので「異物を探知したら」「防御に入る」のです。

それはどうなるか?血管内に置かれたステントの金属メッシュを「血管細胞が」「包み込んで」「解体しよう」とするのです。

人体ってすごいんですよ。あなたが、指にとげ刺さりました。以前、私は整形外科で処置してもらったときに、整形外科医に聞きました。

「先生、このとげ、抜かなかったり抜けなかったらどうなりますか?どんどんもぐって死にますか?」

「いや、逆だよ。自然に皮膚がターンオーバーして押し出して出てくるよ」

……なるほど……人体は「異物を入れたら」「外に出そうとする」……ホメオスタシス(人体のバランスを正常に戻そうとする機能)がここで完璧に動作する。

同じことが血管内でも毎日起きている。

なので、せっかく医師が最新の技術で血管内に据え付けた金属ステントは「異物」扱いとなって「炎症」を逆に起こす。

これをさせないために、強制的に「血液が凝固してステントを包み込まないように」「薬を飲ませる」のです。

だから、PCIをしてステントを体の血管に入れてしまうと「一生薬を飲む」ことになる。

なぜなら、ステントを取り外さない限り……炎症は起き続けるので。

でも、一度入れたステントは生涯取り外せません。

そしてステントを入れた人は「根本の原因は何も治っていない」ので「またどこか詰まる」「またステント入れる」だけの生活が続きます。

私はその病理を知って「いやだよ」「私の血管は、自然に元のやわらかさや再生能力を維持したい」と強く思いました。

なので、PCIをしないで済む方法を編み出したのです。それが武田式食事療法の「循環器オプション」と「運動療法」でした。

そして、私は循環器内科専門医らの「嘲笑」を受けながら「自己責任でやってみます」とやりました。

結果は血管のプラークや狭窄は「消失しだし」ました。日々の食生活と運動、スタチンだけで治しているのです。

でも、私のようなチャレンジをしている人は「同じ狭心症の患者の10%もいない」とAIには言われました。

ほとんどの人はPCI、CABGをすることになります。

でも、PCIで入れたステントの血管が「そのままでいられる」のはいいとこ5~6年。これが本当の話なのに、患者には「いわない」「教えない」のです。

では、CABGで心臓バイパス手術をしたら「こっちのほうが長い」と世間ではいうし、心臓血管外科の医師も「強く自慢」します。

上皇陛下の心臓バイパス手術の結果は?
で、今回、上皇陛下がいいケーススタディになった。陛下は2012年、78歳の時に狭心症で心臓バイパス手術を日本で最高峰の順天堂大の天野医師によって受けられました。

天野さんのコメントでも「陛下のバイパスした血管は死ぬまでだいじょうぶ」とありました。

実は天野さん的には陛下の心臓バイパス手術の難易度は「普通の患者程度で難易度が高いものではなかった」とのことでした。なので、天野さん的には勝算は十分にあった。

そして陛下も91歳。13年経過して「心筋虚血」が発見され東大病院で入院検査を受けられています。

これはどういうことかというと「陛下の場合、寿命で心臓の筋肉が全体的に弱ってしまっている」ことらしいです。

この年齢だと新たなバイパス手術は難しいでしょう。PCIもできるところならするだろうけど、心臓は「筋肉」です。

筋肉が弱る病理を、あなたも知っておいてください。
「加齢によってエストロゲンホルモン、テストステロンホルモンが老人はもうない。コエンザイムQ10のような補酵素もない。つまり自動的に筋肉はやせ細り、人体全体も骨も筋肉も皮膚も衰えて、最後は心臓の筋肉も止まることになる(心不全)、免疫もない」

あなたが人生方程式でこの命題を解ければ……解は……わかると思います。

それでも陛下は91歳ですので。我々よりすごいことです。ほとんどの日本国民は前回書いた通り70代前で死に出す。

つまり、心臓バイパス手術の方が「たしかに伸びる」のですけど「すごいわけでもない」「永久でもない」

PCIの2倍ぐらい。2倍といっても「どのみち心不全が待っている」

これが、冒頭の循環器内科の医師らがいう「心臓疾患のゴールは心不全」なのです。

上皇陛下のケースでいうと13年もった。でも永久ではないということです。なぜならバイパスした血管も自分の「静脈」「動脈」の血管を「移植」しただけです。

心臓病の病理を覚えておくといいです。

「加齢によって、不摂生な食事と、運動不足によって、血管と心筋が弱ったり血流不足を起こして死ぬ」

これが、ほとんどの循環器内科の病気の根底にあるかな。

なので私が開発した「人生方程式」でこの命題を解くとこうなる。
「加齢を押し戻し、摂生ある食事と、運動することによって、血管と心筋が弱くならず血流不足も起こさず死なない」

どうですか?あなたは自分の心臓や血管を守るのは「循環器内科のクリニック」「PCI」「CABG」だと思っていますよね。

実は、そのレベルに行っても、医師らの結論は「最後は心不全」なんです。

このデスロードから急ブレーキして戻り、映画「カイジ」の平均台から落ちないようにする方法は、武田式の食事療法を「貫徹」していく生活スタイルだということです。

あとは、いくら医師や病院にすがり、最先端の医療を探し求めても「ない」です。

みなさんがバカにしていた武田式食事療法こそが「青い鳥」だったのです。

■武田式は大幅に値上げする予定
どうですか?有料ですがやりませんか?やる強い意志のある人は
u23news@yahoo.co.jp
までメールください。まだ扉を開いておきます。

これだけ「やるといいのに」と私が書いても「やります」って志願する人がいないのは驚きです。

私も呆れたので、今回の武田式の応募がなかったら「さらなる値上げ」をします。
よかったね。前回、受講者になってやっている生徒さん。
もっと上がるんで……。今の値段の5倍にする予定です。それぐらいの価値があるので。

安いうちに必死にやっておくことです。いずれ、私の意思、考え、意図……本当に知るときがきて感謝することになると思う。

「バカ多いね」という状況に私も残念に思うけど、しょうがない。その人たちは死ぬ。それでひろゆきや堀江やら井川の動画をみて「いいね」とか言っている。藤原直哉や原口の動画を見て「すごい」とか言っている。コヤッキー信じても、あなたは助からないし、助けてもくれない。

私は死んでいくあなたがた人類の阿鼻叫喚の地獄を見届けるまで生きることになっています。つらい役目です。

だから少しでもノアの箱舟に乗せたかったのだが。前と一緒だね。
(内海君:小市民)