武田式がん免疫栄養食事療法で大事なのは「血糖スパイク」を作らないことです。
栄養だけでなく「消化器内科のプロセス」を理解した「食べる時間」「食べる回数」「食べ方」も注意が必要になります。
■日本人の食生活は「貧しかった」
今「日本食はヘルシー」とか「白米ご飯腹いっぱい」「どんぶりご飯」……が「正しい」「健康的」……という「医学的・栄養学的には笑いそうな間違い」が日本文化・日本の伝統……を鼓舞するために宣伝、観光のネタに使われます。
ウクライナから避難してきた人が日本で思うのは「ウクライナより実は食事がおいしい」んだそうです。
ところが……その彼(彼女)らが陥るのは「甘くておいしいけど体に悪い」食べ物ばかりで日本食が構成されている事実です。
だから私はウクライナの人に日本人が食べているものをマネすることを勧めたくありません。ウクライナ人のお子さんが日本のお菓子や回転ずしを好んで食べているのですがどんどん肥満……糖尿病になって行っています。悪いことなんです。
我々が今、日本食、日本の料理……として思い浮かべるもの「寿司」「天ぷら」「ラーメン」「うどん」「そば」「肉じゃが」「カレーライス」「白ご飯」……全部栄養学的に食事療法的には「悪い」内容ばかりです。
それが私に言われても……あなたに栄養学や免疫、消化器内科の知識がなければ「わからない」と思うんです。
「甘いし」「やわらかいし」「おいしい」……日本人の食生活の指向はこの3つになると思います。
実は世界的に見ても日本人は「甘党」です。糖、砂糖を好むのです。
なので、世間・大衆の料理、食品産業、外食産業……ほとんどのメニューが「砂糖」を入れてあります。
ウソではありません。今家にある食品、冷凍食品だろうが、お惣菜、スープの素……見てみると「砂糖」「糖」が入っていると思います。ファミレスのメニューは砂糖の量、塩分の量表示している場合もあるけど、見たら卒倒する内容がほとんどです。
カレールー、うどんのつゆ……、なべのつゆ……全部です。
さらに「食パン」も砂糖が大量に入っています。だから「ほんのり甘い」です。
それが「おいしさ」だと「勘違い」しています。
私は、がん治療に貢献する「免疫」「がんの成長に貧食される糖質」のための食事メニューを一生懸命、食材、栄養素、代謝や細胞での活用……メカニズムから検討して考えてきました。
第一に必要なポイントは
食材の「除外・選別」が大事なこと。
さらに、低糖質の食べ物やメニューを考えていくこと、食べ方……あらゆるポイントを詰め、自分の食事療法のスタイルを構築してきました。
ただ、一般人には「そんな複雑なことはわからない」「栄養学も、消化器内科もわからない」……そういう「無教養」「知能が低い」人が90%以上だと思います。
実は、医師ですら知っているようで知らないのです。これじゃ……どうしようもない。
その荒野の中を私は自分がフロンティアになって「医食同源」の思考で考えてきました。
私の願い、目標はこうです。
「一生糖尿病の薬は飲みたくない」「一生緑内障の目薬はしたくない」「がんになりたくない」「心筋梗塞や脳梗塞になりたくない」
そうなるための「日々の食事」です。
■古代の人、昔からの料理をバカにしてはいけない
研究の中で「昔から食べ続けられてきている」「古代の人の調理法」が……実は「無駄でもなく、栄養や薬理効果も考えられたうえで成立してきた」ことに気がつきました。
そうやって、世界の料理を見ていくと「日本人の食べ物」「食べ方」がいかに「間違っていた」か知るようになったのです。
「インド料理」「イタリア料理」「中国料理」「中南米の料理」……こうした古代からある国家の料理が実は「栄養面」「免疫面」にも「薬理効果を考えられて」作られている巧妙さを知りました。
だてにローマ帝国ではなかった。中国4000年の歴史ではなかった……わけです。
ところが、日本は江戸まで「貧しい・飢餓」が数百年続いていた国でした。幕府が困り果てて「さつまいも」を栽培奨励したほどです。
沖縄や宮古島に行った時にも「真実を知った」のですが、沖縄も宮古島も江戸までは「貧しい」「貧相」「栄養不足」な食生活でした。
「ゴーヤチャンプルー」はおいしいし、沖縄食ですが、あれも江戸までなかった。ゴーヤ自体が野菜として沖縄地区で栽培されたのが江戸ごろなのです。歴史は浅い。
それまでの沖縄、宮古島の食事は「見るも無残」「貧相」「やばい」食生活だったのです。
だまされている人が……多い「沖縄は昔から健康長寿だった」わけではないのです。
「江戸前の寿司」なんて、毎日、毎週食べるものではない。月1回がいいとこ。カルトな体に悪い食事です。
そして、保存食の塩蔵品に頼り高血圧で死んでしまう人も多かった。
さらに、江戸後期から欧米諸国からもたらされた「料理」「食べ物」はことごとく健康に悪いものばかりでした。「カステラ」「天ぷら」「牛肉」「フライ」「揚げ物」……
でもそれらの料理は「甘くて」「油でおいしい」と錯覚して「麻薬のように習慣になる」食べ物ばかりでした。
そして、日本人はカロリーボーン、発がん、循環器病ボーン……の病んだ国民の食生活が明治以降続いてきました。
■肉じゃがが健康にいい……なんてバカもいい加減にしろ
海軍で軍人の栄養のためにつくられた「肉じゃが」が栄養にいい……アホもいいところでした。肉じゃがは栄養面ではよくないです。
ジャガイモを甘く煮る。糖質ボーン。ニンジン、タマネギを煮ればそれだけで本来は十分甘い糖分が出ているのに、プラス砂糖やみりんをぶちこんでいる……
甘いからおいしい。でもジャガイモの糖質もプラスし結果として「糖質過多な料理」になっている。明治・帝国海軍の栄養士もそこまで考えられなかった。
だって、船の食材は枯渇して貧相だから。そのやりくりでやったから。
肉も体に悪い豚肉です。鳥ささみならまだしも……豚肉も毎日食べるような肉ではないです。
■日本のカレーライスは食べると栄養面まずい理由
最近、日本のカレーライスがおいしいし、インドを超えたと。インドが抗議したと。
そうですね。インドのほうが正しい。
日本のカレーライスもまた「クソ日本食」の典型です。
たしかにカレー粉自体は逆にいいんだけど。調理法が完全に終わってる。
とろみをつけるために、小麦粉やかたくり粉、甘くするために砂糖、そして具が悪い。インド人は牛肉を絶対食べないし、使うのは鳥のササミだけです。皮もモモ肉も使わない。脂が多いことを知っているから除外する。
でも、日本のカレーのだいご味は「角切り牛肉」「脂トロトロのチャーシュー角煮」ですよね。私も大好きでしたよ。
そして……それが「アウト」だったわけ(笑)
この日本のカレーって、もともとイギリスのカレーなんです。イギリスはインドを植民地にしてインドの文化や食材を巻き上げていたけど……本質は理解できなかった。アーユルベーダ。
だからカレーもテキトーな作り方、間違った作り方で広めた。それを日本がまねしてしまった。
そもそも、日本のカレーレシピの定番は「牛肉か豚肉、さらにジャガイモ、ニンジン、タマネギ……」これ全部「NG」です。
そもそもインドのカレーはジャガイモもニンジンも使いません。
なぜなら、ジャガイモやニンジンには糖質が多いからです。なのに、日本のカレーはルーが糖質ボーン、ジャガイモ、ニンジン、タマネギの糖質でダブルでボーン。
油脂も悪いものを使ってる。カレールーなんてパーム油ばかり。安く上げるため。
糖質だらけになってしまう。これでは不健康なんです。さらに白米でトリプルパンチ。
ということで、日本のカレールーでつくったカレーを毎日食べると健康でなく「不健康」になります。読者で日本のカレーを良かれと思って食べていたら「コレステロールが上がって大変」なことになりました。
■和食はからだにいいもウソ
和食は体にいい?栄養ある?ないです。
旅館とかホテルの和食……体によくないです。味だけ、食べた感だけ。
栄養面ではダメ。
野菜がない。少ししかない。漬物……栄養士は漬物を勧めません。塩分が多い。
梅干しも勧めてくれないです。「1個が限界、だけど塩気を付けてください」と言われます。
昔の大名御前、割烹で「複数のあらゆる皿」が出る豪華料理なら和食も少しは栄養があるけどほとんどの場合、みなさんが「よかれ」で作っている和食は……栄養ないです。
それを信じている。イメージで。この動画を見たら「日本人の食事」「中国人の食事」の「栄養価の違い」が歴然としていることを目の当たりにするでしょう。
日本と中国の定番お家ごはんはどう違う?1日三食を比較してみた!
私は20代のころ中国の家庭に10日ほど滞在して中国人家庭の手作り料理を毎日食べましたが、驚いたのは「皿数が多い」「野菜がメイン」だったことです。
この動画でも中国の女性は「白米バカ食い」していないです。炭水化物はお椀1つ少し。中国の標準的な家庭ではメインでは野菜料理を複数で多く食べているのです。
悔しいけど、中国人女性がスリムで美人が多いのは……食事なんだよな。
生まれたときから栄養面で強い中国料理を食べ続けているから。
中国というと肉料理オンパレードと思いがちですけど、確かに肉は食べるけど多くないです。魚介のほうが多いかもしれないし、野菜がやっぱり多い。
中国料理にはハーブがふんだんに使われ、さらにハーブから抽出する「お茶」をガバガバ飲んでいます。あれじゃ健康なはずだ。
また中国人は牛乳より、無調整豆乳を好むのでそこでもちゃんと栄養をとっています。
日本人の「食事内容」がいかに野菜少なくて、貧相で、糖質が多くても栄養はないことに……気づくと思います。
それを健康だと信じて食べている。学食や社食でも出す……犯罪みたいなものです。
私は中国は戦争面では嫌いですけど、こうした文化や食生活では「日本負けてるよ」と毎度思います。くやしいけど。
■寿司がダメな理由
日本料理でダメなメニューのひとつが「寿司」です。
「健康でヘルシー」と世界で食べるようにはなったけど、栄養学的には「アウト」です。回転ずし……私も月に何度か行っていましたが……ダメだこりゃになりました。もうびた一文……行ってません。
寿司をスーパーで買って食べることも……しなくなりました。
寿司がダメだと言われたのは、プロの管理栄養士からでした。
「なぜです?」
「寿司飯に糖質が多いんだよ」
実は、寿司を私は作ったことがないです。食べるだけです。ウソだろうと思って寿司飯のレシピを見ました。30グラムとか……恐ろしい量の砂糖をぶち込んで寿司飯は作られます。
じゃないと「甘酢にならない」からですね。
つまり、寿司飯をベースにした料理は「糖質過多」なのです。最初から。
なぜなら、白米自体が玄米からのビタミンを除外した「糖質の塊」なので、そこに砂糖をぶち込んで甘くしたら「ゲロ甘」な料理になるからです。
ちなみに寿司の「具」は悪くないです。魚の刺身は逆に推奨です。
なので、うちではどうしたかというと、マグロやハマチ、青物刺身を買ってきて、酢飯でなくご飯に乗せてオリーブオイルと醤油、レモンなどで味付けした「海鮮丼」にして食べるようにしています。家庭菜園でとるイタリアンパセリ、ネギを切って載せています。
これだと、栄養的、健康的には逆に良くなります。
■野菜が毎度どうしても必要な理由
一般人、私も含めた「都市型サラリーマン」の人、家に家庭菜園を持てないアパートやマンション暮らし……みたいな人たちにとって「日々の毎度の食事に野菜を入れる」ことは至難の業です。
私は農村に来る前、バリバリのハイセンスの東京人でした。
日本で最も豊かで教育文化レベルが高い自治体の一つである武蔵野市に生まれ育ち、渋谷区・原宿に10年近く住み、文化人・インテリがベッドタウンで愛用し人気も高い杉並区にも長年住みました。高円寺・阿佐ヶ谷……
日本で最高、最強のファッション・カルチャー文化、女の子が舞い上がる「おしゃれタウン」の「原宿」「代官山」「恵比寿」「広尾」「代々木」「渋谷」が「散歩する庭」でした。
スーツとワイシャツは伊勢丹や三越のオーダーや青山のセレクトショップ、靴は本皮底のプレーントゥをはいて、腕にはカルティエの時計をきちんとしていました。ネクタイはイタリアかフランス製。
今は「全身ワークマン」ですけど(笑)
私の家は原宿の表参道交差点の裏でした。毎朝表参道を関東の田舎から朝5時始発の在来線で乗ってくるお上りさんの女の子たちがいない、がらんどうで静かで空気がきれいな表参道を歩く日々でした。
竹下通りからブラームスの小道を歩くのが好きで東郷神社。クリスティの紅茶の店、花泥棒のベトナムコーヒーの店、AQUAやジゼルなどの女の子があこがれるananに載るような一流の美容室のウィンドウを眺めるのが日課でした。
明治神宮を歩いて北参道から代々木に抜け新宿サザンテラスに行くことも多かったです。
明治通りや表参道を毎日歩いて過ごす日々。パレフランスビルのオーバカナルやレストランひらまつが勢いがあった時期で、表参道にはいたるところにパリのカフェを模倣したオープンカフェがありました。
スターバックスが銀座に続いて原宿に開店した時もすぐ行ったし、H&Mやフォーエバー21がオープンしたら初日に行っていたかな。
渋谷の東横のれん街に夕方歩いて昼間は高い弁当とか総菜も半額で買える有利な生活をしていました。渋谷のタワーレコードもよく通いました。
中国料理だと南国酒家とか福禄寿飯店通っていた。
ラーメン屋だと原宿にもあった北海道ラーメンの「味源」や「じゃんがらラーメン」とか良く行きました。
でも……野菜はほんと食べなかった。サラダちょこっと。
一人暮らしだと野菜は高いし、品数もとれません。結果として「うどん」「そば」「スパゲッティ」「寿司」「定食」「丼もの」を回転して食べる毎日です。
あるいはホテルでランチやディナーコースを食べているだけ。
ケーキや、クッキーも、パンケーキも大好きです。あの辺いたら、そういう日本でトップクラスのハイレベルな店がゴロゴロある。
かと思うと、家でチップスターを1筒。丸ごとバリバリ食べてお腹いっぱいにしていることすらありました。柿ピーを食べている……。冬はアルファベットチョコレート買って食べている……。カントリーマームもうまかったな(笑)
全部が「糖質だらけ」の世界でした。
そうやって、私の体には「糖質」が蓄積され老化が促進されました。36歳ごろから体調が悪くなり出し、40代で糖尿病を発症。8年の闘病生活が続いています。
お金があって、都会生活、アーバンライフを満喫する……そういうことになる。
誰が……粗食なオートミールやら全粒粉、甘くもおいしくもない、野菜しかない、揚げ物、フライ、天ぷら、寿司と肉料理を食べない生活を……好むでしょうか。
毎度の食事で野菜が大量にいるのは「糖質をゆっくり吸収させる」「食物繊維」がいるからです。
野菜による食物繊維が食事・消化に必要な理由は
「ビタミン供給」「腸内老廃物の発がん物質の除去」「糖質スパイクを起こさせない」という3つの大事な効果があります。
だから「ビタミン剤飲めばいい」というような単純思考ではダメなのです。「トータルの巧妙な消化器内科のプロセス」があるからです。
同様に「カロリーメイトやソイジョイ」で済ませている人もアウトです。
「食べて消化する」ことは「ただおいしいものを食べた」だけでなく「人体を維持するための大事な作業」がいっぱい詰まっているのです。
都会人、サラリーマンのあなたが毎日の食事で、絶望的な「ごはん」「うどん」「そば」「ラーメン」「スパゲッティ」「サンドイッチや総菜パン」だけの食事で……それでも抵抗して逃げるいい方法は「常に野菜の皿を1~2皿」別にオーダーして食べることです。
理想なのはレストランで「ふだん2人で食べるシーザーサラダ」を自分一人で1皿食べてから料理を食べることです。
しかも、最初に「野菜を全部食べてから」「麺やご飯を食べだす」ことです。これだけでも小麦粉やコメの糖質はゆっくり小腸から血液に吸収されます。
それが必要なのです。それができないと、血液には、溶けた吸収されたうどんやコメの「糖」が大量に染み出します。
その糖は「高血糖」を生み出し人体の毛細血管を破壊します。そうすると人体の細胞……特に細胞分裂が早く、デリケートな部位「皮膚」「目」「粘膜」が「損傷」「栄養不足」「老廃物の回収不能」に陥り「細胞が死んで」いくのです。
そして死んだ細胞が「復活もしない」状態にもなるのです。これが……実は糖尿病でもあり、動脈硬化でもあり、発がん状態……でもあるのです。
大部分の人は「この細胞の中で起きている現象」をイメージできません。
高血糖と低血糖が血管内で「振幅が激しい」ほど「血管や細胞の損傷」が大きくなるのです。だから、「なるべく振幅が大きくならない」……高血糖にしない工夫が……都度の食事で必要になります。
だから、いかに「食べた糖」を「少しずつ血液に溶かし込む」かが大事になります。
それをするいい方法は「糖質を何かでくるんで食べていく」ことです。
つまり、「野菜」「油」でご飯や麺を包んで食べて行けば……いいわけです。
■マイクロ糖尿病にあなたも毎日なっている
今、医学的にわかっているのは、世間で糖尿病と診断された「糖尿病患者」以外の健康なはずの人も実は「日々の食事で高血糖状態をつくってしまい」「血糖スパイクによるストレス損傷が常時血管に起きていると」「いずれ糖尿病にもなるし、発がん、循環器病で死んでしまう」という「乾いた真実」です。
そうなんです。私さんざん言っているのは自分が糖尿病だから「血糖スパイクがない食事法」をしないといけないというのでなく、健全なはずのその辺にいる人も「日々の食事で血糖スパイクがない食べ方をしていないと」「ある日、発がんし、循環器の病気で死んでしまう」ということなんです。
わかりました?大事な話をしました。
この血糖スパイクが体内で起きると「食べた後眠くなる」んです。経験ありませんか?
つまり、会社でお昼食べて2時間ぐらいして(午後3時ぐらい)デスクで眠気が襲う場合は「体内で血糖スパイクが起きている」「マイクロ糖尿病になっている」ということです。
それが10年、20年……続くと「本当の糖尿病」になって、私を笑えない体になります。
わかった?ほとんどの人が「午後眠くなる」はずです。
だって食べているものが「間違っている」からです。食べる時間も、食べ方も……メニューで選んでいる食材も医学的に間違った食べ方をしているから。
誰も自分の目の前で食べている食事の本質を理解していない……のです。
「お腹すいたからあるものを食べる」
だけでしょ?
「お腹すく前に、体にいいものを選んでそれだけ食べる」人は少ないです。
それができる人は「オフィス街、コンビニ、スーパー、社食……食べる場所がない」ことに気づくからです。
■朝食抜き、1日1食、2食の健康法がまるでダメな理由
私の知り合いには、みなさんよりエッジに「健康法」を説いて、やっている人もいます。指導者や本を書いている人もいるぐらいです。
その中には「断食」「ファスティング」「1日1食」「1日2食」で通している人もいます。結論から言うと「全部アウト」です。
言いづらいんだけど、ダメなんです。
何がダメか?
それは、やっぱり「1日3食、規則正しく食べましょう」が王道であり、いくらいじっても……ダメなんです。
すなおに時間を決めて1日3食、抜かずに食べて行く……ストイックさ……のほうが大事なのです。
私と管理栄養士の議論を書いておきます。
私「1日3食?世の中1食や2食、断食もいますけど」
栄養士「間違いです。ダメなのです」
私「なぜですか?」
栄養士「血糖スパイクは食事の回数を減らすことで、一度に食べるカロリーや量は増えることがほとんどで、かえって振幅が激しくなるのです。」
私「だったら、1日の摂取カロリーを3回どころでなく、5回、10回……チョコ食いにしたらどうですか?タイムスライスして」
栄養士「理論上は1日の摂取カロリーを40回に分割して少しずつ食べたら血糖値は上がらないです。でも、そうしたら何分おきに食べるのですか?」
私「1日、起きて活動している時間が16時間として3回で5時間おきぐらい。40回だと24分ごとに食べないといけません。それじゃ常に食べていないと生活ができない。本末転倒です。」
栄養士「でしょ?だから、何度もいうけど、1日3回できちんと食べて、その食べ物が消化して腸にいくまで4時間ぐらいかかるわけだから、そのインターバルで食べたほうがいいわけなんですよ」
私「胃が開く時間に次の食事をとる。でも2回や1回だと、空きすぎてかえって食べすぎたり、一度でとる糖の量が増えてしまい血糖スパイクの振幅が激しくなってしまって意味がないわけですね」
栄養士「そういうことです」
……どうですか?あっけなく、断食だとか、1食、2食でいい……はNGだって。医学的、消化器内科や循環器の医学からして……自明なんですね。
■ジュースやスムージーもダメ
あと「ジュースやスムージーならいい」も間違いで、「バリバリ野菜や果物を食べることで食物繊維をとり、そしゃくによって脳が胃に胃酸やインシュリンの放出を促す伝達経路を機能させる」プロセスがいるわけです。
人間が思いついた程度の「小手先の健康法」「逃げの手法」はダメなんですよ。
「食べる」「歯でそしゃくする」……人類生まれてから続くこのプロセス……いるんで。無駄もない完璧なシステム、プログラミングの上で成立している。
それを無視して人間が自己流、勝手にやっても……ダメなんです。
自然を知り、自然の中にいる人間・生命の呼吸を知る。そして、その流れの中に自分を浸し、一体になって生きていく……それが大事だということ。
現代科学、医学でもその本質に歯向かおうとしても「やっぱり勝てない」んです。
だから、いくら医学が発達しても、ビタミン注射、サプリだけで人体は維持できない。
きちんと栄養豊か、バランスよく「3食食べる」ことで……人体のシステムは機能する。
■間食、スナック菓子つい……がダメな理由
なので、糖尿病治療でもそうですが「3食をカロリー分きちんと食べる」でも「間食はしない」ことが大事になる。
実際、やるとわかるんですが「3食の食事をきちんとお腹が『もうけっこうです』と体で反応するレベルでよくかんで、野菜から食べ、穀物を後に食べるとそのあとお腹がすかなくなる」
自動的に間食する必要性がなくなるんです。
でも、仕事や残業で夕食が開くと……危険になる。体内の糖質が不足するので脳が「糖をくれ」とオーダーしだす。
すると無意識にスナックや、甘いものを食べようとする。
■タクシーやトラックの運転手の死亡事故が多い原因
また、タクシー運転手やトラックの運転手の人など「常時座って長時間ストレスにさらされる人」は「油濃い」「フライ、天ぷら、揚げ物」を食べたくなるのは「糖質と脂を欲する脳の指令」が出やすいからです。
なので、デスクワーク、運転手の人はどうしても「甘いジュース」「揚げ物」を好んで食べる傾向があり、この蓄積で「循環器の病気」になってしまう。
それが「運転中の脳梗塞」「心臓発作」で突然死する。そのまま自動車が暴走して店や人をひき殺す……こういう「社会構造」ができています。
気づいた人……いますか?
家と会社を往復するだけで体を動かさない、デスクワークサラリーマン……実は、中高年で死にやすい。
■中高年主婦のくも膜下出血が多い理由
あと、主婦でも家で、スナック菓子、甘いスイーツを食べている女性も中高年で「循環器で死にやすい」脳梗塞、くも膜下出血で倒れる主婦が多いのは……そういうことです。
いくら、エステ通って、薬物を顔や肌にぬりたくって、リフトアップの手術をしてごまかしても「内面がきれいでなければ」ダメなんです。
ボロがすぐ出るし、死んでしまう。
それを私は知っているので、この武田式がん免疫栄養食事療法は「体の根幹を本質的に直して」「あらゆる病気を予防、ブロック」「治療の促進」ができると……見込んで研究開発しました。
(内海君:小市民)