私が思うのは「豊田章男は創業者のマインドを無視して大失敗し、ここで手を打たないとトヨタも終わる」ということだ。
どういうことか?それは、今の段階で「ハイエースEV(せめてハイブリッド)」「三菱ミニキャブミーブのような商用EVバン」を出さない、出せていないことである。
くだらんウーブンシティの道楽をしている暇があったら、本業の車屋としての仕事をすべきだった。
だが「5年で壊れるんだから、テキトーにつくってリコールで逃げればいい」という創業者だったら「激怒」「まったく許せない」「思考や思想の過ちと逸脱」が結果としては、毎年の怒涛の「リコール祭り」を演出し、EV化、FCVの展開も遅れすぎた。
ダイハツやスズキを傘下にしておきながら、EVハイゼット、EVエブリーの早急な開発指示や発売・展開もやらなかった。
全国に展開しているトヨタディーラーにEVステーション、FCVステーションを作るだけでも、十分EVやFCV普及ができた。
それはそんなにカネがかかるだろうか?ウーブンシティの投資額なんかよりずっとメリットがあり、トヨタの企業価値を高めたと思う。
明らかな章男の「経営判断ミス」である。自我自尊の「裸の王様」経営になった。
日本電産の永守と変わらない。
ウーブンシティに金をつぎ込んでいる暇があったら「トヨタEVステーションの大量展開と充実」「FCVステーションの全国網羅」をすべきだった。
それらの電力も、それこそ環境を破壊しないよう配慮したメガソーラー発電所、あるいはトヨタ関連施設での太陽光発電所を大規模に構築し「スマートグリッド」を直に演出すべきだった。
※太陽光発電→蓄電→EV or 水素製造→FCV自動車が現在の最高、最強の科学的な道である。このラインを全部とればいいだけだった。章男の眼力のなさを指摘しておく。
私は名古屋に行った時トヨタ産業技術館を見に行った。今のトヨタの「看板方式の悪評」「リコール祭り」と縁遠く、創業者の精神、マインドはたいしたものだった。
技術者としての「いいものをきちんと作る」という精神。しかも「絶対に安全だと認めない限り商品にして出さない」という創業者の不屈の精神が、戦後、途上国に逆戻りした日本の工業技術と産業の復興の原動力となり、欧米市場で認められていった。
トヨタの正規ディーラーで、新車で買ってエンジンルームを開いて驚いたのは「恐ろしいほど日産やホンダと違って【手が入れやすい】整理されてメンテナンス性に優れたシステム配置をしていることだった。
でも、いっぽうで、ボディのリベットうちはお粗末で、溶接個所のサビが新車から2年もしないで続出した。こんなことは70年近く自動車を製造していたらわかるレベルの「対策を考えないといけない」ポイントであり、溶接の仕方、防錆の手法……考えて講じていないといけない。
でも「5年で壊れるんだから、テキトーにつくってリコールで逃げればいい」。ごまかしが露呈するころには「次の新車に買い替えさせればいい」こういう「クズ」のマインドで経営・商売をする。
技術者、モノづくりをする人間として「恥」な手抜きを平気でやる。
そして、トヨタディーラーの営業に「顧客クレーム」を押し付け、自分はレースのゲームをして「クルマ好き」だとアピールする。
アホか?本当に車が好きだったら、溶接がサビない、洗練された溶接ポイントの加工、防錆を徹底して「ボディの下も上も、廃車までピカピカ」でいられる「エンジンルームや下回り」を作れと思う。
「クルマは使い捨て」それが豊田章男のマインド。
これこそ、最高の環境破壊だろう。1つの自動車を伊藤かずえの日産シーマみたいに乗り続けていられる……そういういい車を作らなくなった。
豊田創業者の「マインド」は章男で死んだ。
そして、EVの世界でトヨタは負けることが必至だ。それがハイエースEVを出せず、軽バンEVすら出せていないトヨタの「証明」である。