内海新聞のブログ

1996年創刊の我が国最初の電子新聞

「まったり、ボケー」それが静岡県。人が死んでも県庁なにも知らなかった。仕事もしていない

熱海土石流災害で、静岡県の難波副知事が「自ら土石流現場で調査」をした。

これ、英雄……と私思っていたのだったが「違った」

静岡県は、私が過去に感じた本質

「まったり、ボケー」

そのものだった。

 

昨日(2021年7月16日)静岡県庁に問い合わせの電話をした。知りたかったことは

1.熱海土石流の問題の別荘地開発の現場で「いつ」「どれだけ」「土砂崩れ」が続いていたか?県として把握していないか?

静岡県には県内のあらゆる災害情報が報告・集約され、通常なら「いつ」「どこで」「だれが」レベルで履歴や検証などがされて、一覧や統計もあるかと思った。

ところが……なかった。

 

■たらい回しポカ1回目

静岡県地震防災センター」に聞いたら「県内の過去の土砂災害の記録はここにはない」と言われた。それで県庁の「危機対策課」を紹介してくれた。でも、かけ直したら「それは、森林保全課にあると思う」とたらい回し2回目となった。

■たらい回しポカ2回目

林保全課の担当者は

「うち、森林の許認可しかわからないので」

と、危機対策課の意図とまるで違う回答だった。

「別荘地開発の土砂崩れになると、砂防ダムの管理部門が知っているので」

……静岡県庁の各部署は横も縦も連携がない。どの部署に聞いても「誤った回答」を平気でしてくる。1日ボケーっと机に座って帰って給料せしめているだけの人たちだということがよくわかった。

 

自分は、NTTコム富士ゼロックスグループなどの一流企業の本社で働いていたし……高学歴なビジネスエリートの世界で仕事してきた。そのスキルからすると「こういうレベルの仕事力」だと、この人たちは民間ではまるで使い物にならない。

そんなレベルの公務員に静岡県民は高額な税金を払って「生活保護・食わせて」やっているわけか。ひどいね。

 

■たらい回しポカ3回目

林保全課の言い分では「あの地区は「砂防ダム」を作った担当が知っていると思うので」ということで今度は「河川砂防」の担当に回された。たらいまわし3回目。

でも、河川砂防の担当者が出てきたら「今、引き継ぎましたが、川に何か構造物でもつくりたいのですか?」と「トンデモ勘違い」なことを言ってきた。

「引継ぎするのに、問い合わせの質問がいつの間にか勝手に変更されている」

……民間ではありえない……仕事の無能ぶりだ。

 

私は

1.熱海土石流の問題の別荘地開発の現場で「いつ」「どれだけ」「土砂崩れ」が続いていたか?県として把握していないか?

 を聞きたかっただけだ。目的にいまだに到達しない。低料金の固定電話にしてよかった。数十分かかっている。

「こいつら、アホだな」とがっかりして、せっかくなので逢初川の砂防ダムがいつできたのか?聞いた

「えー、ちょっと調べます。待たされて。「平成11年(1999年)」につくられました。」

「それは?何か土石流災害があったからですか?」

「いえ、この地区が土石流の危険地域に指定されたのでそれがきっかけで作ったようです。」

「そうしたら、それまでの逢初川の源流は地点としてどこでしょうか?」

「わかりません」

「あのう、逢初川は2級河川ですから、静岡県の管理ですよね。たとえば、逢初川と今回、天野らが開発して埋めていた沢が逢初川に流れ込むなら、沢も逢初川と同じとみなすのか?どこまでが真の逢初川なのか?それを知りたいのですが」

「逢初川のどこが源流なのか?わかりません」

は?

国土地理院の地図では砂防ダムの数十メートル上に印はあるようですが」

「わからないです」

「では、誰がわかるのですか?わからないのなら、質問変えましょう。逢初川の上流で開発をしていいか?わかりませんか?」

「えー、それでしたら、河川の担当に回します」

 

■たらい回しポカ4回目

河川の担当者が出た。また「質問が勝手に変えられている」

「えー、前の部署から川に何か構造物を作りたいと?」

「いや、そうじゃないって。うーん、質問を簡単にします。逢初川の上に住宅を作りたい。できますか?」

「えー、逢初川は2級河川なので、川原とかに民間の方が勝手に建物建てたり、占有して使うことは、公共のためなら可能でも、民間ではほぼ無理ですね」

「では、逆に土石流現場は逢初川と一体化された沢が流れ込んでいる。この場合沢を埋める行為も逢初川をいじるのと同じことになる。どこまでが逢初川かという区切りがないと、上流のどこまでもが開発できないことになる。その区分けを知りたいのですが」

「えー、それがわからないです」

許認可をする静岡県が、判断の基準、いいのか、悪いのかを答えられない。

「わからない?どこも?」

「あとは、熱海の場合、熱海土木事務所に聞いてもらうしか」

……そこで、私の電話がなんということか……回線不良で「ブチ」っと切れてしまった。あーあ。今までのたらい回し……なんだったのか?

 

■たらい回しポカ5回目で真実が……

気を取り直して熱海の土木事務所に聞いた。この時期に悪いと思ったけど。担当者の人が出てくれた。

「あのう、熱海伊豆山の土石流の現場の逢初川の源流はどこになっているか?まず、それを知りたいのですが?」

「おそらくですが、砂防ダムの上数十メートルのその部分だと思います」

「そうだとして、上の沢は逢初川に流れ込むならその源流を勝手に埋めたり、汚したりしていいのでしょうか?」

「それが、わからないんですよね。調べてみます。」

「では、あの逢初川の源流の土石流現場では別荘地開発をしているのですが、そこで過去何度も土砂崩れの災害が起きている。2016年ごろ上のタンクで作業員が死んでいる。その記録を知りたいのですが。」

「別荘地ってどこでしたけ?」

現場の件土木事務所が……知らない……

「ルネ熱海伊豆山っていうやつ」

「あ、あそこですね。それがですね、あの現場で何があったか、静岡県では把握していないのですよ」

「ちょ、ちょっと、現場の土木事務所でわからない」……て。

「実はですね、平成18年(2006年)に県の土木開発行為の許認可のほとんどが市町村に移管されたのです。それで、実際は各市町村でやっているので、県には許認可の資料などがほとんどないんですよ」

「なるほど、それでは事件について過去のことも全部知っているのは熱海市なのですね?」

私はようやく「解」を知った。

このとおり、過去何があったのか?静岡県は一切知らないのだ。

つまり、こういうことだ。

難波副知事は部下に聞いても「資料ないです」「わかりません」となったので、自ら現場に出向いて自分で調査する羽目になったのである。

まるで使えない部下たちに、難波副知事も「くそっ」って自分で仕事するしかなかったのである。

うわーっ。静岡県ダメだね。こりゃ。川勝何やってたの?口だけパフォーマンス?

 

■見えたこと

実は、私がこの事件の分析で作成している「タイムライン」で、何が起きたか?わかった。「平成18年」天野らが突然、熱海市に別荘地の開発を活発に始めていたのである。

f:id:u23news:20210717080620j:plain

青い線の平成18年(2006年)開発許可が県から熱海市に移ると天野が活発に動いている

天野は平成18年に、突然熱海市に「アタック」を繰り返すようになる。それに伴って熱海市が「必死に行政指導」「防戦」の攻防を繰り返す。それは……県からの熱海市への許認可移管があったからである。

なので、今回の土石流災害の事件の過去、現場で何が起きて、どうなったか?はすべて熱海市が知っており、熱海の市議会議員のほうが現場での対天野のことを一番知っていることになる。

なので、裏返すなら熱海市には天野への許認可、指導、取り締まりが手ぬるかった結果、13名の熱海市民が天野と麦島らの引き起こした土石流で死に、130棟の家が使い物にならなくなり、今もホテル暮らしの被災者が500名、断水も変わらず……という責任もあるということだ。

自衛隊も警察も消防も海保も警察犬も捜索犬も……エセ同和に及び腰で間抜けな行政の犠牲となった。ご愁傷様しかいえないよ。

熱海市民がこれを機に、団結して、市議を使って、市役所・市民一帯で「同和野郎」を街から追放しないと……また殺されるよ。

天野二三男、麦島善光。逃げてないで、マスコミの記者会見しろよ。