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TBSドラマ「日本沈没」見てて嫌なこと

TBSドラマの日曜劇場「日本沈没」……政府が裏で根回しして「これからくるぞ」って暗に国民に「事前の責任逃れ」「免罪」のためにやっている。ドラマ開始直後から地震が関東で頻発しているので視聴率が16%と高くなった。

TBSも小栗旬ら豪華キャストで予算もつぎこんでリアルなVFX災害シーンをふんだんに入れており、まるで映画なみのできになっている。

映画の災害想定、政府や役人の暗躍はどうでもいいのだが、一点、観ていて嫌になる部分がある。それは主人公の霞が関の官僚、小栗旬が、妻と幼い女の子と離婚になって、どちらかというと妻のほうが離婚したがって別れているという設定だ。

今の時代だとよくある、けど、この内容の場合、離婚する必要はない。単に妻と夫の気持ちいざこざとか溝とか、ようは「夫婦同士の好き嫌い」で離婚しているパターンだ。

犠牲になっているのは実の娘。まだ小学生前半だよね。完全に親のせいで娘がダメにされている。

 

この時点では「二人の問題だから」と勝手に思い込むんだよね。

実は、夫婦よりも娘の魂や心が「重大な損傷を受ける」ことに誰も、気づかないし、問題といわない。「離婚しちゃダメ」って夫婦両家の両親もいわない。「そんな人なら別れていいのよ、実家に戻りなさい」ってあおる「バカ親」多いからね。

こうやって、みんなで家庭を壊しているんだよ。

な?

 

この年の娘が、血のつながった父親たる小栗旬と引き離されて「いい」わけないよ。

どうなるか?教えとくと、この娘は将来20代~30代で突然ポンコツになる。

親が金でだまらせて大学行かせても「精神が壊れている」「その回路破損部分が突然露呈する」

どういう挙動になるかというと「ファザコン」「ずいぶん年が離れた男と暮らす」「お水や風俗に転落して、家族や親せきが目も当てられない人間になる」

……おれ、たくさんの壊れた家庭、夫婦をやってきたので、経験上ほぼ間違いないんだよ。

そういう娘に……したいのか?

 

まあ、このドラマで後日編で未来の小栗旬の娘の姿でもやったら面白いけどね。

小栗旬が離婚でやけになって、風俗店に行ったら落ちぶれた娘が嬢で出てきて「あっ」って「親子沈没」「夫婦沈没」

ってドラマができるかもしれない。

 

私は、常日頃「アル中や重度の精神病で手が付けられない以外」「浮気や経済的な理由とかで絶対離婚するな」と相談者にはアドバイスしている。

 

「DVがひどいから」……これは難しいんだけど、本来は「なぜDVするのか?」という大事なポイント、夫婦の精神の治療を精神科医、カウンセラー、行政がしないからおかしくなる。だって、恋愛して結婚する前は、別れようと思うぐらいDVがひどいわけではないと思う。だったら、最初から一緒にならない。お互いにDVをする「スイッチ」を入れていることがほとんどだ。その病理を直すしかないのだけど、みんながそこには目を向けない。逃げてしまう。

 

今の社会は弁護士がひどくて「離婚しましょう」ってあおるんだよね。

弁護士が「離婚なんかしちゃだめですよ」って説教しないといけないのに「カネが入るからどうぞ」ってやっちゃうでしょ?

裁判所もひどくて「訴訟されたら離婚させてしまう」という流れになっている。

 

正直、おれにはこのドラマが「日本沈没」以前に「家庭沈没」してるよな……って思うね。

 

それで、ドラマの中では妻は新しい男ができてそいつと九州に疎開すると。

で、小栗が「いい顔して」「幸せにね」なんて言っているけど……どうなのかな?

自分の娘が、変な男に妻ごととられていく目の前を現実に「いい顔」できるのかな?

 

だいたいこのドラマの小栗旬の妻は「バカ女」そのものだ。夫を捨てて一緒になろうとする男は、足骨折するマヌケを起こして2カ月車いす生活で……最初から「夫婦も子供も」守れていない。

妻の役が誰か知らないが……「男を見る目がない」女の典型例だね。

必死こいて命かけて娘と元妻の安否を確認に来た小栗旬に「ごめんなさい」っていって

戻るべきだね。

 

俺は、そう思ったよ。あの妻はダメだね。多分、このドラマ、最後は小栗旬が杏と再婚するんじゃないかな……って思ったりもするけどね。

それか、夫婦直ってハッピーエンド……か?

どうなるかは……お楽しみに。

 

母子家庭で娘がいる場合、再婚側の男性が娘を犯したりエッチ強要する例が多い。

そうなるのがわかってるので「離婚するな」って俺が言うわけ。

ポンコツでも今の旦那をうまく操縦して、無事娘が結婚するまで……いることが……家庭と自分を破壊しないで済む……一番コスト的にも安くて簡単な方法だ。

そういう……いい方をしないと「わからない」人がすごく増えたよね。人間がポンコツになってる。

 

ただ、ドラマでも描かれるんだけど、小栗旬自体の「だんなの在り方」にも問題があってね、やっぱ「これじゃ、女心が離れるわな」と思うシーンがあった。

それは、元妻と娘の安否を探しに無理やり東京から神奈川の奥地まで新聞記者のいずれ彼女になりそうな杏と行こうとするシーンで、道なき道を歩いていく間、杏が途中でコケて足をケガする場面がある。でも、小栗はいたわりもしない。そして、小栗だけ歩いて行って杏が後ろでついていけないのにフォローもないという……「あー、典型的な優しくない男」やってるな……という場面だね。

 

脚本家がうまく描いたのかもしれない。

 

ということで、世間の男性のほとんどが、デートや夫婦生活で失敗しているのは「ふだんの何気ないやさしさ」が「演出できない」ことがほとんどなんだよ。

 

女性が「気分悪い」と訴えたとき、どれだけ男側が瞬間的に気づいてケアや声掛けして「同じスピード」で歩めるか……が大事なんだね。

 

たとえば、私は「もてない男性がデートで美女とデートして結婚できる」指導もしているのだが、デートして自分だけ歩いて行ってしまう……それだとダメで

 

欧米の男性はどうしているのか知らないが、もうちょっと「フォロー」が必要だね。

 

レストランでも入るときは、店員が出迎えたら、彼女が先頭で、男性が後ろからエスコートするのだけど、店員が出てこない店に入る場合は、男性が先に入って、女性を後から招き入れるという……そういうさりげない……演出って大事だからね。

 

ただ、最近の日本の女性はそういう「エスコートルール」も知らない人多すぎて、なんか自分がツカツカレストランに入っていくということも多いね。

 

お互いある面「人間的にぶきっちょ」な人が増えすぎたんだね。

だから、離婚が多いんだよ。

 

男の側も「自分が働いてくわせているんだから、だいじょうぶだろ」って思い込みが多く、女性からすると「私は育児と家事で精いっぱいなのよ」とお互いに「自分が正しい」になっている。

 

それが結果的に「不倫」を生み出す。

妻が亭主に「あなた、なんでトイレの電気切ってないのよ」って「なじる」

この一言で、男は「なんだこのババア、うるせいな」って内心思って

不倫に走るようになる。

 

面白いけど、恐ろしい世界だね。

なので、女性は「小言ババー」になった時点で「自分がダメにしている」と自覚しないと。言わないことだね。

 

男性も、女性をジェントルマンとしてエスコートしてデートや日常生活で「いたわる」という心づかいを忘れたらダメだということだね。

 

ということで、多分、小栗らが私の人物鑑定と指導をうけて夫婦をやっていたら、あのドラマの離婚夫婦はなくなり「家庭沈没」はなく「日本沈没」もなくなっていただろうと思った。

 

個々の家庭の崩壊は、国家の崩壊……これ覚えておいてほしい。