内海新聞のブログ

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凶悪犯人は更生するのか?

読者からこの私が何気なく書いた記事が大変よかったという声が多く寄せられました。

u23news.hatenablog.com

なるほど。くだらない社会の解説記事より、私がみなさんに本当に伝えたい、人生の本質や真実をサクっと書いた方がいいみたいですね。

 

今日は、ちょっとハードルが高い話だけど、あなた方にとって大事な話ですね。

 

以前、法務省から委託されている保護司の方と話しました。

少年犯罪で少年院から出てきた人を定期的にフォローして、真人間に戻す作業です。

ボランティアです。なんで、こんなリスクも高くて大変な仕事をただでやらせているのでしょうか?

 

日本政府は、きつくて大変な行政の仕事をボランティアにさせます。ブラックです。

自分たちは税金で宴会して女遊びしているのに。

 

それで、彼の話だと「犯罪を犯して刑務所から出所した人が、真人間になるのは50%、50%だね」と。

 

つまり、10人のうち5人は、反省したり真人間になるようですが、あとの半分はまた犯罪を繰り返すというのです。

 

これには、前科ついた人を温かく受け入れて「がんばろう」とみてあげられない社会もあるでしょうし、本人の問題もあるでしょう。

 

私が人生相談や、数々の凶悪殺人事件などを観ていて理解したのは

「子供や少年時代に、親からの愛情をきちんともらえなかった子が、将来凶悪殺人犯人なる」ということです。

 

なので、社会に、地域に、周囲の人に「大事にされなかった」子がなります。

 

因果応報。これは、社会やコミュニティが個人に対して行うこともあてはまります。

 

虐待を受けた子は、将来、虐待をしない大人になろうと決意する子もいれば、自分が大人になって虐待をする人になる場合も多々あると思います。

 

なので、いかに、幼少期、青年までの家庭教育、学校教育が大事か。それも公文や塾やら、学力でなく「一人の人間」として育てる作業が、今の日本社会にはごそっと抜けていると思います。

 

たとえば、幼少期、少女時代に、離婚で夫婦仲が悪く、父親と切り離されたような女の子は14歳ごろから「グレ」はじめ、不良少女や売春をしだします。

運よく、そうならなくても、20代、30代で「体内に埋め込まれた時限爆弾」が爆発しておかしくなり、風俗嬢や売春などをしだす子も多いです。

 

これは、私が実際にそうやって壊れた女性をいっぱいカウンセリングしてきたので、痛感しています。

 

なので、夫婦の方には「子供がいたら離婚は絶対しないでください」と言っています。

本人らは金で解決した、せいせいした……でも、子供は壊れました。

子供を、愛する子供を大事にしたかったら、どんな局面でも離婚しないことです。

 

なので、京アニの大殺人事件を起こした青葉も、生い立ちとか育ちを見ていると、ひどい目にあいましたね。親からの愛情を受けられなかった。そうやって育った子はいくらお金でだまらせても無理です。

 

他のここ数年の大量殺人とか、変な事件を起こした青年……調べれば「成長過程」にかなり問題がある。

 

お金持ち、地主の子。熱海の土石流の天野もそういう子ですよ。

 

それで、そういう人は社会で更生教育して直るか?そもそも、直す以前に大量の人を殺しているので……その必要性が議論されちゃいそうです。

人の人権を破壊した人に人権を与えるべきなのか……これは、市民で議論したほうがいいと思う。

池袋暴走の飯塚とか。

 

そのうえで「更生する」場合ですけど、今の法務省のやり方ではダメだと思います。

原因は、その子が育ったプロセスがゆがんでいたり、おかしいので

そこから治すしかないんです。

 

どういうことか?

たとえば、凄惨な大量殺人をする人は「愛情がもらえなかった」人が圧倒的に多いんです。

だから、そういう人を直すには「愛情を与える」ことです。

 

母親の愛情をもらっていない人は、母親の愛情を何かしら与えていくことです。

父親の愛情をもらっていない人は、父親の愛情を何かしら与えていくことです。

 

今までもらっていなかった愛情を与えていくと、治っていきます。

ご飯と一緒なんですよ。愛情がもらえていない人は、怒りっぽくなり、凶暴になります。

 

でも、そこから大変ですね。愛を知ると、自分の善、生き方に気づきますからね。

すごく苦しむことになる。

 

それをどう解決するか?一生苦しむ。なかにはそれで自殺してしまう人も出てしまうかもしれない。

 

それだけ、悪いことをしてしまったということを自覚するわけですからね。

 

……これが、本来刑務所でやるべき更生教育なんだけど、やってるのかな?