内海新聞のブログ

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店に税金で給付金を出して助けるのは間違い

去年、コロナが一時的、一過性の流行感染症として断言できたなら苦境にあえぐ店や個人に「給付金」「補償金」を出したのは、しかたなかったのかもしれない。でも、私はその時も「もとから財政が破綻している日本が、どこからそんなお金をただで業者に渡すのだろうか」「それって、コロナが終わったら天文学的な増税が増えるだけだから、本当は受け取るべきではないのでは?」と思った。

 

そして、去年から、居酒屋など給付金もらっている。だが「もとから売り上げのない店が1日6万円逆にもらえて、おかしい」という声もみられた。

 

今回、緊急事態宣言を出しても、デパートやモールなどが営業を認められたのは、医学的な判断ではなく、自公政権の圧力団体のひとつの「百貨店協会」が猛反発したからだそうだ。

 

つまり、イオンモールにせよ、自公政権への圧力は強いし、飲食業もチェーン店なども同じく自公政権に圧力が強く言える。

安倍も菅も悪いが、もっと悪いのは「カネカネ」の物欲商売人たちだろう。

だから、菅のところには「店をやらせろ」「オリンピックは無理やりやれ」

と言っている連中がいるわけだ。庶民ではない。

企業・商売人たち。

彼らの言う通り、店を開けてバーゲンする。居酒屋は自分勝手に酒を出して深夜営業をする。結局、どこも人が集まってぺちゃくちゃしゃべって感染する。「2人以上集まって会話したら感染する」のがこの病気だ

その基本がわかっていないタコが多いね。タコじゃなくてイカかな?

 

百貨店協会は自分たちで店をあけて、一方ではクラスターを増産する。

これじゃ、いくらたっても事態は改善しない。

 

まあ、知能が高いインテリ、セレブは家から出ずにひたすら通販でしのでいる。

それが正解だろう。

 

私が、去年、業者に給付金を出すので「変だな」と思ったのは、そもそも、飲食店にせよ自営業である。自分で店を張るというのは、サラリーマンや公務員でない道を自分で選んだのだから、そもそも「激しい競争」「自分で自分の身を守るのは当たり前」な世界だ。それが自営業だ。

 

私は、社長業をやる人には「ロレックスの金無垢ぐらいはもっておきなさい」とアドバイスしている。  

 

 いざ、現金が会社の金庫になくなったとき、即座に質店で換金できるぐらいの資産を持っておくべきだよと。

そういうのが、企業をやる人間の「当たり前の危機管理」である。

それは、今回のコロナも言い訳にならないんだよ。わかる?

なに?お上に、行政に「カネ出して」とせがむんだろ?

自営業というのは、そういう甘えでやるものではない。

コロナで世界が変わった、マーケットが変わった……だったら、店を即座にたたんで清算する。自己破産する。嫌なら任意整理する……いろいろ金融テクニックはあるので、弁護士なり税理士に相談してやればいいだけだ。

そして、次の形態のビジネスを考えてやる。それが正しい商売人としての姿だ。

それすらもちゃんとしないで、赤ちゃんみたいに、いや、赤ちゃんより悪質だが「カネくれー」はおかしい。

 

だから、自営業やフリーランスをするなら「自分の資金繰り」「長期的なビジネス計画や見通し」ぐらい、自分でエクセルの表にでもして持っておけよな。

それが「経営管理」の基本だよ。それすらできない、できていない、その場限りの経営者が多いわけだ。それは、資本主義の自由競争社会では「単なる不勉強な負け組」なだけ。厳しい民間の商業の世界では当たり前のことだ。

 

あなたはどう思う?そして、甘えん坊の去年からの業者たちは、まだ未練がましく店を惰性で続けたり、やまぬ雨はない……とアホみたいな幻想を抱いている。

この事態の収束には、去年の時点で、医学者は「最低2年」、東大医学部の人は「50年ぐらいかかるだろうね」と言っていた。

なので、自分からすると、去年の5月で「閉店・清算」するのがベストだった。